[CML 023616] Re: 汚染水漏洩に関する数値の考察【暫定版】

くすのき cxm00507 at nifty.com
2013年 4月 11日 (木) 01:06:04 JST


くすのきです。

"T.kazu" さん汚染水漏洩に関する数値の考察【暫定版】、理解に役立ちました。
ありがとうございます。

そこで、ご存知の方、お教えください。

1日400トンもの汚染水を処理することができず、どんどん溜まってゆくという
情況で、東電も打つ手ない状態らしいのですが、RO膜(逆浸透膜)の使用はしていない
のでしょうか?
水素爆発直後、冷却水の汚染除去これを使っている図面を新聞で見た記憶がある
のですが、これが今は機能していないのですか?

RO膜(逆浸透膜)というと難しくなりますが、自衛隊がファルージャで駐留した際、
海水を純水にする装置です。あれくらいの規模であれば、1日500トン程度の
水処理は可能だと思いますが、東電はどうしてこれを用いないのでしょうか。
ファルージャでは、膜を透過した純水が飲用ほかに利用できますが、福島では
膜を透過しない放射性物質を蓄積し、透過した水は冷却用に再利用できます。

理科が不得意な方には、ガーゼでりんごのジュースを作る場面を想像してください。
ガーゼが膜で、りんごカスが放射性物質で、ジュースが純水です。

現場が高放射能区域であることは理解できますが、30キロ離れた場所で組み立て
鉛で遮蔽して現場に搬入、消防車のようなポンプくみ上げ装置で、RO装置に接続し
できた純水を冷却水にすればいいのではないのか、と思うのですがこれができない
のはなぜなのか、どなたかご存知ありませんか?

副産物は、高濃度に汚染されたRO膜です。汚染水は高濃度ですから、徐々に目詰まり
をはじめ、処理能力が落ちて行きますので、膜の交換をします。この汚染膜が大量に
出ますので、廃棄RO膜の遮蔽保管が次の問題にはなります。
しかし貯水槽よりも体積ははるかに少なくてすみます。

以上




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