[CML 023508] ●「異議あり!安倍内閣〜市民の声明」への賛同の呼びかけ●

加賀谷いそみ qzf01055 at nifty.ne.jp
2013年 4月 5日 (金) 00:44:31 JST


【拡散歓迎】

●「異議あり!安倍内閣〜市民の声明」への賛同の呼びかけ

安倍首相は格差拡大につながる新自由主義経済政策を復活する一方、集団的自衛
権の行使を解釈改憲で認め、立憲主義を破壊し、基本的人権を制限し、憲法9条
を改悪する自民党改憲案の実現を図ろうとしています。その手始めが改憲を容易
にする96条の変更であることは明白です。

また、原発再稼働や日米同盟強化をはじめ、教育統制や教科書検定見直しなど、
いわゆる「安倍カラー」を押し出す準備を着々と進めています。夏の参院選はま
さに分水嶺となります。

そこで、被爆地ナガサキの市民有志が実行委員会をつくり、イラク開戦から10
年となる3月20日に集会を開催して安倍政権の外交・安保政策の危険性を明ら
かにするとともに、「市民の声明」を発表し県内外に賛同を募ることにしました。

「異議あり!安倍内閣」の声を広げようと呼びかけています。5月3日憲法記念
日頃までに集約し声明と賛同者名を安倍首相および国会議員に届ける予定です。
多くの皆様の賛同をお願いいたします。

趣旨に賛同いただける方は、名前・連絡先(できればメールも)、名前の公表の
可否を実行委員会事務局へ送ってください。

この声明には、澤地久枝さん(作家)、前田哲男さん(ジャーナリスト)、本島
等さん(元長崎市長)、横山宏章さん(北九州市立大学教授)、伊藤千尋さん
(ジャーナリスト)、内田雅敏さん(弁護士)、常石敬一さん(神奈川大学教
授)、川崎哲さん(ピースボート共同代表)、鶴文乃さん(作家)、呉東正彦さ
ん(弁護士)、寺井一弘さん(弁護士・日本弁護士連合会元事務総長)等々、著
名な学識者、文化人などの皆様にも賛同いただいています。

【記入フォーム】

名前
名前の公表
連絡先(住所・電話・FAX・メールなど)

可 ・ 不可

※賛同いただいた方の個人情報はこの目的以外には使用いたしません。

【送付先】

「異議あり!」戦争への道を突き進む安倍内閣を許さないナガサキ集会実行委員
会

共同代表:元山寿恵子、高實康稔、舟越耿一、川原重信

連 絡 先:〒850-0031長崎市桜町9-6
TEL=095-823-7281 FAX=095-825-8837
E-mail=ngs-heiwa@vesta.ocn.ne.jp

声明文は次のとおり

◆「異議あり!安倍内閣」 戦争への道を許さないナガサキ市民の声明

昨年12月の第46回衆院選挙の結果、国防軍創設を叫ぶ自民党が大勝利し、核
武装を唱える維新の会も大躍進をしました。これによって衆議院は憲法「改正」
に賛成する議員が3分の2を超える勢力となり、第2次安倍内閣が成立しました。

安倍内閣は、当面、アベノミクスと称する強欲資本主義の再生に専念しながら、
7月の参議院選挙に勝って、その勢いで一気に憲法「改正」に突き進むことをも
くろんでいるきわめて危険な内閣です。

すでに安倍内閣は、憲法「改正」の要件を定める96条の「改正」を提起してい
ます。それは衆参各議院の過半数があれば改憲の発議ができ、国民投票で「有効
投票の過半数」の賛成があれば「改正」成立とみなすなど、驚くほどハードルを
低くするものです。

他方、安倍内閣は憲法9条を「改正」する地ならしも始めています。それは現行
憲法のもとで「集団的自衛権の行使」を認めようとしていることです。

集団的自衛権とは、密接な関係にある国が攻撃を受けたとき、自国への攻撃とみ
なして共同で反撃する権利です。日本政府は、これまで、憲法9条があるから
「行使できない」との立場を貫いてきました。このため小泉政権がイラク戦争に
自衛隊を派遣したときも、給水など後方支援業務しか行いませんでした。しかし、
安倍総理は、戦後日本が堅持してきたこの方針を転換し、自衛隊の海外での武力
行使に道を開こうとしているのです。

元外務省国際情報局長で日米関係に詳しい孫崎享氏は、「憲法改正と集団的自衛
権行使の狙いは、自衛隊を米国の軍事戦略上自由に使える“傭兵”にすることで
あり、イランとの戦争などで使用することが予想される」と指摘しています。安
倍総理は、集団的自衛権行使を認める理由として、尖閣諸島をめぐる中国との対
立などをあげていますが、本当の狙いは米国の下請けとして海外で戦争するため
だといえます。自民党の改憲草案で「国防軍は…国際的に協調して行われる活動
…を行うことができる」としているのは、まさにこのことを指しています。

安倍総理は、憲法「改正」と集団的自衛権の解釈見直しによって日本を戦争でき
る国に変えようとしているのです。

日本が、アメリカとともに他国を攻撃すればミサイルなどで沖縄、佐世保などの
自衛隊、米軍基地の町が反撃される恐れがあります。戦争で死亡する自衛隊員が
増えれば次に想定されるのは、自衛隊員を確保するための徴兵制導入です。

安倍内閣は、夏の参議院選挙で勝利するため、いまは国民が求める景気回復に力
を入れています。しかし、参院選で圧勝し、衆参のねじれを解消すれば一気に集
団的自衛権の行使を容認し、憲法「改正」に突き進むことは確実です。このよう
な見通しに立って私たちは、「異議あり!安倍内閣」、この声を日本全国にとど
ろかせたいと考えています。

被爆地・長崎から、安倍内閣にノーを突きつけ、戦争への道を変える平和の動き
を強めていくことを宣言します。合言葉は、小田実が残した「憲法9条は今が
旬!」です。

2013年3月20日

「異議あり!」戦争への道を突き進む安倍内閣を許さないナガサキ集会

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※岡まさはる記念長崎平和資料館とは・・・
http://www.d3.dion.ne.jp/~okakinen/
http://www.d3.dion.ne.jp/~okakinen/setumei.html
戦争や原爆の悲惨さはいつまでも深く胸に刻み、これを風化させてはなりません。
しかし、悲惨な結果を招いた原因が、残虐の限りをつくした日本のアジア侵略に
あったこともしっかりと心に刻む必要があります。(「設立の趣旨」から)

木村 幸雄
yu-kimura at nifty.com 



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