[CML 023487] 4/14「護憲結集」討論集会への「政党参加」要請後の経過(その機

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2013年 4月 3日 (水) 23:24:55 JST


メーリング・リスト参加の皆様へ
 3/28付け当実行委員会からのメール『4/14「護憲結集」討論集会「賛同」と
「政党参加」に関するお願い』に関するその後の経過報告として、『「政党参加」要
請後の経過(その機法戞,送りします。
神戸での一市民集会での出来事ですが、来る7月参院選とその後に遭遇せざるを得な
い憲法をめぐる「戦後最大の政治局面」の推移にも、少なからぬ影響をもたらすので
はないかと考え、長文のメールで恐縮ですがその後の経過をお送りします。是非お読
み頂き、4/14「護憲結集」討論集会」へのご参加と共に、ML上でも建設的な論議を
深めながら、ご一緒に考えて頂きたいと切望しております。
 
 ■押19、緑の党からの代表参加の申し入れを受けて、準備会で協議を重ね、82人
の賛同が得られた3/23に護憲政党4党(日本共産党・社会民主党・新社会党・緑の
党)の中央本部・兵庫県地方本部宛に、4/14「護憲結集」討論集会への参加のお願
いをお送りしました。この要請文は3/28付けメールに掲載し既に配信しておりま
す。 尚、要請先を前記4党としたのは、時間的制約と兵庫地域でこれまでの市民活
動と何らかの関わりがあった護憲政党は、この4党だったからです。
 ◆回答のメドとした3月末の29日20時25分に、実行委員会代表宅にFAXが届きまし
た。日本共産党中央委員会からの『「集会」には参加しません』という返信でした。
「不参加回答」には、急なお願いなので都合がおありのことと思いましたが、その理
由については、私たちの心情とは全く違った理解がなされており失望しました。3/
31朝、賛同人からの電話で『しんぶん赤旗』に「不参加回答」が掲載されていること
を知らされました。夕方になって赤旗を入手し、まず目に飛び込んできた『「4・14
神戸集会」建設的な意見交換とは無縁 共産党 実行委に不参加の回答』の見出し
と、【政治・総合】欄4頁の4段・囲み記事とを見たとき、最初はおどろき、戸惑い
ましたが、やがて情けなくなってしまいました。
 、3/31夜、108名 となった賛同者にメール・FAXを入れ、今後の対応につき
意見をお願いしたところ、送信直後から翌4/1夕刻までに16通のメールと2通の
電話による返信を頂きました。いろんな意見が寄せられる中で、回答理由の中で指摘
されているような、「政党が正規の機関で決定した総括や方針を、公開討論で変えさ
せよう」、「政党への不当な介入、干渉」しようなどの意図を、私たちは持ってはい
ないことは、どうしても明らかにしたいと思い、大急ぎでもう一度当方からの返信の
文書を作成し、4/2午後中央委員会あてにメール発信しました。(添付文書機
 ぁ同時に、2月のビラ作成の時点では護憲政党の参加を想定していなかったた
め、4/14集会案内ビラの記載内容に不備(政党参加の記載が無い)等もあるため、
この際中央委員会の誤解をまねくに到った記載については修正の上、案内ビラ改訂版
も同封しました。(添付文書供
 ァ当方からの文書には全く触れていないにもかかわらず、「不参加回答」の中で
強調されている広原さんのブログ【『リベラル21』2013/01/28“開かれた選挙総
括”を行い、革新政党の旧いイメージを払拭し、広範な護憲勢力を再結集しなければ
ならない、革新政党の不振と衰退は目を覆うばかりだ(6)〜関西から(90)〜広原
盛明)】は、参考までに添付します。(添付文書掘
 Α∪峇記事が出て以降本日4/3までに賛同人については、一人の辞退と五人の
申し出があり、現在合計人数は112名となり、大きな励ましを頂いております。4
/14集会への政党参加の状況は、社民党が服部良一さん(前衆議院議員)・新社会党
は松枝佳宏さん(委員長)・緑の党日本は長谷川羽衣子さん(共同代表)が出席予定
と連絡を頂いております。共産党からも何とか出席を頂きたく、「思想・信条・党派
の違いを超えて、憲法改悪反対の国民的多数派の結集、改憲派を圧倒する世論形成に
全力を尽く」すために、本集会の趣旨である「今私たちには何をすべきなのかの開か
れた議論」に参加し提言もして下さる事を、心から願っています。
 А△海Δ靴浸毀韻隆蠅い鯑呂韻詈法の一つとして、4/14集会の賛同人を更に増
やし、集会会場を満杯にすることは極めて重要と思っております。どうぞお力添えを
下さい。
  4・14とめとよう壊憲!護憲結集!討論集会実行委員会 代表 佐藤 三郎

<付資料機
 日本共産党中央委員会 様                 2013/4/2
         「4/14止めよう壊憲!護憲結集!討論集会」
                      実行委員会代表  佐藤 三郎
                          
      参加要請に対するご回答 ありがとうございました
 
 まず貴党の「不参加との回答とその理由」とされる内容を何度も読み直し、大変残
念に思うとともに、貴党に本討論集会の目的や趣旨への大きな誤解を与えてしまって
いることに初めて気付き、呆然としていました。 3月31日付け「しんぶん赤旗」の
紙面にても、「建設的な意見交換とは無縁」とのタイトル付きで「回答」が公開され
ていることも知り、再度文書をお送りする次第です。
  
 私たちは、昨年末の総選挙での自民党の圧勝と改憲を目指す安倍内閣の誕生、そし
て護憲政党の議席減を目の当たりにし、憲法が壊される戦後最大の危機に直面し、そ
れを阻止するためには我々には何が出来るのか、何をすべきなのかを、憲法を守りた
いという思いを共有する党派を超えた人たちの知恵を持ち寄りって、非常事態打開の
芽を探りたいと焦りにも似た危機感に突き動かされて、この集会を企画しました。
 
 回答で指摘されているような、「政党が正規の機関で決定した総括や方針を、公開
討論で変えさせよう」とか、「政党への不当な介入、干渉」をしようなどは、私たち
主催者側も、もちろん賛同者になってくださった皆さんも、なんら念頭に置いてはお
りません。  
 
 また、貴党の回答では、講師のブログなどでの発言内容を問題視され、その『「広
原提言」を受けて、広原氏を「講師」に、政党代表と「忌憚のない意見交換」は、…
建設的な意見交換の場になりえない』とされています。
 しかし、広原さんのブログの発言は、革新・護憲勢力再生への広原さんご自身のご
意見を表明されたものであり、広原さんを講師に迎えたからといって、その集会が広
原さんのご意見を肯定する人のみの集まりではありませんし、ましてや「討論集会」
として様々な意見交換を主目的とした集会において、特定政党の自主的活動への介入
などの意思があるはずもなく、そもそもそんな可能性すらもありません。
 むしろ、講師・政党・市民が、異なる意見も含めた建設的な討論こそが主催者側の
希望であり、本集会に賛同してくださった多くの方々も、なによりも思想・信条・党
派の違いを超えて、開かれた討論が今大事である、との本集会の趣旨にご理解を頂き
賛同してくださっています。
 
 集会案内などでの講師発言の紹介の仕方が、講師の他の場面での発言を前提とした
集会であるとの誤解を、貴党に与えたのであれば、それはあくまで講師紹介が目的で
あったことをご理解頂きたいと願うとともに、今後配布する案内ビラ等の文面の必要
な訂正もさせて頂きたいと思います。
 
 「思想・信条・党派の違いを超えて、憲法改悪反対の国民的多数派の結集、改憲派
を圧倒する世論形成に全力を尽く」されている貴党に置かれましては、その目標達成
に、「今私たちには何をすべきなのかの開かれた議論を」という本集会の趣旨を、ど
うかご理解頂き、貴党からの参加・提言も頂ければと心より願うものです。
  
<付資料供
 〜今こそ、みんなの知恵を結集しよう〜
       止めよう壊憲! 護憲結集! 討論集会

と き 2013年4月14日(日) 13時30分〜16時30分
ところ 神戸市勤労会館 405/406号室
(JR・阪神・阪急「三宮駅」東南5分)
問題提起  広原 盛明 さん (元京都府立大学学長)
護憲政党からの発言 (共産党・社民党・新社会党・緑の党
質疑、フロアー討論             参加要請中) 資料代 700円
                                
 ご存知のように、昨年末の総選挙で自民党が圧勝し、他の憲法改正を目指す政党を
合わせると、実に議席の3/4に近い348議席が改憲派で占められる結果となりまし
た。7月の参議院選で改憲派が2/3以上の議席を獲得すれば、憲法の改変がすぐさ
ま現実のものとなります。
 自民党が昨年示した憲法改正案は、戦後の国民主権・平和・人権尊重をうたった現
憲法のありかたを根底から変えて、「憲法は、国家権力を拘束・制限する」という立
憲主義(憲法の本質)を否定し、憲法を国民統制の道具に作り変えてしまおうとする
「壊憲」そのものです。
 1928年の選挙では、2.6%の得票だったナチスが、30年には18.3%に。その時16も
の政党が乱立し、失業・生活苦・混乱する政治に不満を募らせた国民は、ヒットラー
の演説に引き寄せられました。33年3月の選挙の43.9%で全権を掌握したヒットラー
は、わずか3年で92.2%を得票、後は戦争と破滅への道へとなだれ込みました。この
30年代のドイツ情勢が今の日本と重なり、鳥肌の立つ思いがします。

 「このままでは大変なことに…」と思いながら、「どうしたらよいか…」「時間が
ない…」「結局あかんのでは…」と一人で悩んでいる人は少なくありません。参院選
までもう数か月、またその後には憲法を守る正念場となる国民投票を迎えるでしょ
う。今こそ、護憲・平和・生活擁護で一致する、思想・信条・党派の違いを超えた
人々が、これまでの運動の課題にも率直に向き合い、未来志向の協働でこの危機を乗
り越えることが求められています。そのために、私たちは何をすべきで、何が求めら
れているのかを、皆さんと知恵を出し合い、開かれた討論の中から探る、そんな討論
集会を開催します。講師には、広原盛明さんを迎え、主題への問題提起をして頂く予
定です。 この討論集会にぜひご参加下さい。
 
〔講師紹介〕 広原盛明さん
 元京都府立大学学長。都市計画・まちづくり研究者。 2003年に幅広い市民でつく
る「市民ネット」と「民主市政の会」との共同推薦で京都市長選に立候補、174847票
(得票率40.5%)を獲得するも、保守系現職に惜敗した。

〔主催〕4・14とめよう壊憲!護憲結集! 討論集会実行委員会
問い合わせ 憲法の改悪に反対する元教職員ひょうごネットワーク(佐藤 三郎)
 Tel/Fax  078-733-3560 Eメール minami2satou at kxa.biglobe.ne.jp    

〔資料〕 /字にみる2012年 総選挙結果
社民党は前回301万票の過半数152万票を失い、共産党も前回494万票の1/4に当たる
125万票
を失ったことは少数政党とはいえ両党が革新政党の中心的存在であるだけに、日本の
革新勢力にとっては大きな痛手であることは間違いない。
 その結果、社民党得票数は301万票(4.3%)から142万票(2.4%)へ、議席数は7
→2(比例4→1、小選挙区3→1)へと激減し、共産党もまた494万票(7.0%)から369
万票(6.2%)へ、議席数は9→8(比例9→8、小選挙区0→0)へと後退した。この数
字の意味するところは深刻だ。一言で言って、社民党は“解党的惨敗”、共産党はそ
の一歩手前だと言ってよい。…(広原ブログより)
 
〔資料〕◆  _縄の集会にみた革新結束力  1/9朝日「声」欄より
 「千葉県松戸市から沖縄に転居して2ヶ月余り。昨年12月23日に宜野湾市で開かれ
た県民集会に初めて参加した。大変新鮮な光景だった。…壇上に共産、社民、沖縄社
会大衆党の国会議員4人が勢ぞろいし、互いに他党議員の名を挙げて健闘をたたえ合
い、固く手を結んで共闘を誓い合った。…沖縄の革新勢力が基地撤去の粘り強い闘い
を続け、かつて名護市長選で勝利したことなど、国会での議席数だけでは計れない大
きな力を発揮しているのは共同、共闘の力にほかならない。中央の共産、社民党がこ
の沖縄の姿を全国に広げることを望みたい。(鬼原悟:無職、那覇市59歳)」

賛同 / 佐藤三郎(憲法の改悪に反対する元教職員ひょうごネットワーク共同代
表) 赤松 竜(神戸市) 粟原富夫(神戸市議) 池田 清(松蔭女子大学) 石
川豊子(西宮市) 石塚 健(元教職員ひょうごネット共同代表) 李敬宰(高槻む
くげの会) 石田加代(神戸市) 市村善之(神戸市) 井上 力(元神戸市議)
井上由紀子(神戸市) 色平哲郎(内科医・長野県) 岩野政樹(尼崎市) 岩村義
雄(神戸国際キリスト教会牧師) 太田光征(「平和への結集」を目ざす市民の風代
表) 大西誠司(北神戸9条の会) 大野貞枝(芦屋市) 大橋真司(静岡市) 恩
田怜(元神戸市議) 梶原義行(神戸市) 片岡 隆(芦屋9条の会) 加納花枝
(I女性会議ひょうご) 河内謙策(弁護士アピールを支持する市民の会) 川辺比
呂子(明石市) 北上哲仁(川西市議) 木下達雄(平和憲法を広げる兵庫県民会
議・阪神代表) 木村 修(マブイ・シネコープ代表) 黒田達雄(長田9条の会・
建築士) 小林るみ子(神戸市議) 下司正彦(憲法を生かす須磨区の会) 紅林
進(東京都) 神戸YWCA平和活動部 小谷美智子(神戸市) 小寺山三左子(芦屋
市) 小寺山康雄(ポポロ) 後藤玲子(弁護士) 酒井 一(尼崎市議) 櫻井幡
雄(すまはまの会) 櫻井智志(川崎市・社会思想史研究者) 佐野修吉(神戸市)
 嶋谷数博(高砂市) 市民社会フォーラム 塩谷裕子(吹田市) 下薗紀一郎(福
岡市) 新原三恵子(神戸市) 菅野逸雄(加古川市) 菅野 博(加古川市) 陶
山喜代子(守口市) 高島 仟(元神戸交通労働組合委員長) 高田富三(神戸再生
フォーラム) 高橋精巧(神戸市) 高橋秀典(日朝ネット) 竹田雅博(神戸市)
 竹山清明(京都橘大学) 田坂富士雄(神戸市) 田中和恵(千葉市) 田中慶子
(千葉市) 田中敏夫(神戸市) 田原利継(和歌山市)チェイス洋子(西宮市)
坪谷令子(明石市) 寺尾光身(埼玉県) 寺沢京子(神戸YWCA平和活動部代表)
出口俊一(兵庫県震災復興研究センター) 東條健司(多井畑9条の会) 中島 淳
(神戸芝居カーニバル実行委員会事務局長) 中島秀男(憲法を生かす会・垂水)
中田作成(新しい神戸をつくる市民の会) 永岡浩一(神戸市) 長瀬春代(箕面
市) 南條恵津子(西宮市) 中山弘樹(組合役員・東京) 難波希美子(大阪府能
勢町) 野村修身(東京都) 萩尾健太(弁護士・東京) 羽柴 修(弁護士・9条
の心ネット代表) 浜田守彦(ブログ「ひこばば」主宰) 原 和美(9プラス25
改憲阻止市民の会世話人代表) 半澤惠子(伊丹市) 東本高志(ブログみずき〜
「草の根通信」の志を継いで〜主宰・大分県) 久木義雄(浦安市) 飛田雄一(神
戸学生青年センター館長) 広畑貞昭(尼崎市) 古田裕子(川西市) 古谷 仁
(元宝塚市議) 「平和への結集」を目ざす市民の風 前川繁代(金沢市) 前田純
一(堺市) 前田辰一(芦屋市議) 増田 紘(多聞/神陵台9条の会) 松尾満子
(育児おばあ) 松上辰之(尼崎市) 松原秀臣(名古屋市) 三原啓史(音楽9条
の会・池田市) 村井雅清(被災地NGO恊働センター代表)  村岡到(参院選選挙
協力を望む会・東京都) 村上真平(農民/三重県) 室田正則(姫路市) 毛利正
道(弁護士・長野県) 守田基師子(話し方コンサルタント) 森村啓一(高槻市)
 森本克則(神戸市) 谷中進吾(神戸市) 柳田勘次(元兵庫県総評副議長) 山
崎 貢(憲法を生かす北区の会) 矢野 宏(新聞うずみ火代表・大阪市) 山田吉
則(大津市) 山本智映(松江市) 吉岡治子(神戸市) 吉田 収(米国) 吉田
俊弘(憲法を生かす会・灘) よつや薫(西宮市議) 若嶋秀明(明石市)    
      〔計112 4/3 現在〕
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
賛同のお願い (下記の用紙でFAX または E‐メール等で お寄せください)
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「とめよう壊憲!護憲結集!」討論集会実行委委員会の取り組みに賛同します。
お名前       (個人、団体いずれでも) 公表 可 不可
おところ                                 
 連絡先 TEL・FAX                        
     E−Mail                          
あて先 Tel/Fax 078-733-3560 Eメール minami2satou at kxa.biglobe.ne.jp
                         (佐藤 三郎)

<付資料掘
『リベラル21』 革新政党の不振と衰退は目を覆うばかりだ(6)
〜関西から(90) 2013.01.28     広原盛明(都市計画・まちづくり研究
者)
 “開かれた総選挙総括”を行い、革新政党の旧いイメージを払拭し、
           広範な護憲勢力を再結集しなければならない、

率直に言って、2013年参院選において革新勢力が改憲発議を阻止するために必要な
121改選議席の1/3(41議席)を獲得することはもはや絶望に近くなった。自民・公
明・維新各党と民主党内の改憲勢力を合わせると、議席数の2/3はおろか3/4を突破す
るかもしれない勢いだからだ。とすれば、革新勢力は参院選はもとより参院選後の新
しい政治情勢を考慮に入れた新たな“護憲戦略”を組み直さなければならない。
 
参院選後の「新しい政治情勢」とはなにか。それは、日本国憲法第96条第1項の規定
によって憲法改正の是非を問う“国民投票”に政治決戦の舞台が移るということであ
り、有権者の過半数の支持を得られなければ憲法9条が否定されると言うことだ。中
曽根元首相の言う「戦後体制の総決算」の時期がまさに目前に迫っているいま、革新
政党の取るべき道は広範な護憲勢力の再結集によって改憲阻止に立ち上ること以外に
選択肢は残されていない。

 私は憲法9条を守ってきた政治勢力の構造は、(1)護憲を党是とする社民党や共
産党などの「革新政党」、(2)これら革新政党を支持する「革新勢力」、(3)革
新政党を支持しないが、憲法9条を否定することには反対する「護憲勢力」の3重構造
で構成されていると理解している。しかし、革新政党はせいぜい革新勢力の範囲でし
か政治活動・選挙活動を展開せず(できず)、広範な護憲勢力を結集する戦略を打ち
出せなかった。僅かに「9条の会」が護憲勢力の一部を迎え入れただけだ。
 個々の革新政党の活動が限界にきていることはすでに述べた。またこのような活動
を続ける限り革新政党は消滅の道をたどる他はなく、憲法改正を阻止し得ないことも
明らかになった。ある読者はこの状況を実に的確なコメントで指摘している(2013年
1月15日の拙稿に対して)。

 「このままいけば、次回の参院選で社民党は消滅、共産党は去年の衆院選における
社民党並みの水準まで後退する可能性がある。おそらく共産党もそれはよくわかって
いるが、支持者や党員を落胆させたくないために前回の総選挙と直近の参院選を比較
したに違いない。共産党の退潮は政策上の優位さを生かし切れずに、メディアの意図
的排除と「維新」、「みんな」、「未来」への誘導、若い世代への浸透不足、リベラ
ル革新の共同作戦の欠如、活動家の老齢化、一部を除く立候補者の力量不足などに
よって生じたもので、その構図が変わらなければ次回参院選でも同じことが起こるで
あろう。支配者側は革新の退潮をよくわかっているので、民主党の失敗の間隙をつい
て、ここぞとばかりにさまざまな潮流(「維新」の極右主義、「みんな」の改良主義
など)を動員して、改憲をゴールにした戦後民主主義体制の根本的改廃への総攻撃を
かけてきている。
 
 ならば、革新政党は革新勢力はもとより広範な護憲勢力に働きかけて“護憲戦略”
を再構築するしかない。そのためのまず第一歩として考えられるのは、今回の選挙総
括と次期参院選挙方針を党内だけでなく国民に対して“開かれた形”で行うことだ。
具体的には、(1)公開討論会形式にして革新政党の選挙総括や参院選挙方針の問題
点を有権者の間で広く議論する、(2)「外部第三者委員会」といった形で党外に選
挙総括を依頼し、党独自の総括と対置させながら公開討論で問題点を探り出す、
(3)社民党・共産党やその他の政治団体が合同討論会を組織し護憲戦略のデザイン
について討議するなど、とにかくあらゆる形を追求してみることだ。
 
 だがその場合の議論の原点は、あくまでも「国民投票において改憲を阻止する」こ
とに置かれなければならないだろう。「革新政党の再生のために何をするか」ではな
く、「改憲阻止のために革新政党は何をしなければならないか」ということを議論の
中心に据えなければならない。共産党に関して言えば、党の「成長・発展目標」より
も「護憲勢力の再構築」を上位に位置づけることが要求される。要するに個々の革新
政党の眼を通して政治情勢・選挙情勢を見るのではなく、護憲勢力全体の眼から現下
の危機的状況に立ち向かうと言う姿勢を貫くことが求められているのである。
 
私は、社民党や共産党が消費税・原発・TPP問題などに関して国民生活を守る政策を
掲げながら選挙戦で敗れたのは、一言で言って“政党としての存在感”が無かった
(無くなった)からだと考えている。政党は政策を基軸に組織される政治集団である
が、正しい政策を掲げれば自動的に有権者に支持されるというほど政治情勢は甘いも
のではない。国民に「いいことは言うが何もできない」と思われている革新政党は、
選挙戦で勝利することもできないし、政権を獲得することもできない。

 革新政党の“存在感”や“リアリティ”はどこからどのようにして生まれるのか。
それは政策が国民の要求や期待に応えるものであると同時に、政党が政策を実現でき
るだけの力量(実行力)を備えていること、あるいはその可能性があることを国民・
有権者が認めたときのことだ。社民党や共産党がいくら改憲反対を唱えても、それが
個別政党の動きにとどまる限り国民は信用しない。「言うだけで何もできない」こと
がわかっているからだ。
 
とすれば、革新政党が存在感を示すには、国民・有権者に対して改憲を阻止できる政
治的枠組みを示さなければならない。そして改憲阻止の国民投票に勝利できる体制を
つくらなくてはならない。私個人としては個別政党の枠を超えた「護憲民主政府」
(仮称)の樹立以外に方法はないと考えているが、当面は「準備委員会」や「検討委
員会」のレベルでとにかく議論をスタートさせて改憲阻止の世論をつくり、広範な護
憲勢力の期待に応えていくことが重要だ。

  「敵を知り己を知らば百戦危うからず」(孫子の兵法)という言葉があるが、も
はや事態はその域を超えている。率直にいえば、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
というのが実情に近い。社民党や共産党が果たして「身を捨てる」ほどの決意と覚悟
を示すのか、それともこのままずるずると後退して消








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