[CML 019825] 甲状腺嚢胞の発生比率の比較

泥憲和 n.doro at himesou.jp
2012年 9月 14日 (金) 16:24:18 JST


田島さま

 おおせに従って、CMLに登録致しました。
 これで田島さまは私信でなく公開で私の文章を批判できることになりました。
 私もいろいろと勉強したいと思いますので、なにとぞ宜しくお願い致します。

 ↓まず、発端となったメールです。

>重要論文: 福島の子どもたちの発生比率 拡散お願いします
>
> 深川市立病院関係者からの、重要情報です。
> 甲状腺嚢胞の発生比率の比較です。
> 長崎、チェルノブイリの子どもたちと福島の子どもたちの発生比率です。
> 呼吸機能障害についても述べています。
>
> http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou131Matsuzaki-opinion.pdf ←★
> 大拡散願います!この医師がつぶされないために、急いで。
> 医師の書いた論文です。福島県の甲状腺異常の数字が異常であることを書いています。 
> 
>
> 読めば、医師でなくても危機的状況がわかります。

*****
 そして私の意見です。
 田島さまのおかげで、うっかりミスの箇所を訂正することができました。
↓
 深川病院の松崎先生は、長崎の調査で結節を持っている子どもの割合は0.8%だったのに、福島の子どもで結節をもっている子どもの割合は35.1%だったと警告しておられます。
 しかし、先生の所論は、山下俊一氏の長崎における調査結果の【誤読】にもとづいていると思われます。
 松崎先生の「意見書」を不用意に拡散すると、被災地の子どもたちが無用の不安を抱きかねないので、一言申し述べておきたいと思います。

 それというのは、福島県のデータは「5mm以下の結節を含んだ調査結果」であるのに対して、長崎のデータは「5mm未満の結節を除外した調査結果」だからです。
 松崎先生は、長崎の調査報告書の以下の箇所を、読み飛ばしておられるのでしょうか。 



>Nodules more than 5 mm in diameter were considered to be "positive".
 (直径5mm以上の結節があれば"陽性"と見なす。)

 直径5mm未満は"陰性"だということで、長崎県調査のデータに上がっていないのです。 


 福島県でも、「5.1mm以上の結節や20.1mm以上ののう胞を認めたもの」だけを数えるなら、その割合は0.5%です。
 0.8%と0.5%ですから統計のゆらぎの範囲内ですね。
 つまり二つの調査は、同じ結果を示しているということになります。
 「現在時点においては、福島の子どもに何ら異常は見られない」というのが、長崎のデータと比較した結論になるはずです。

 私の言っていることは、文書は正しく読みましょうと言うことであって、医学的知識など必要のない、当たり前のことです。
 医学博士でも当たり前のことができていないのは、「福島には何事かが起きているはず」という心理的なバイアス(思いこみ)があるせいではないのでしょうか。

↑ここまで

 では、宜しくお願いします。 



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