[CML 019812] 【報告】第513日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★

青柳 行信 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2012年 9月 14日 (金) 06:57:51 JST


青柳行信です。9月 14日。

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第513日目報告☆
    呼びかけ人賛同者 9月13日現在 総数2525名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】9月12日1名。  
      上 泰歩
★ さよなら原発! 9・23福岡集会
http://bye-nukes.com/fukuoka 

★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★ 
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
暑い一日でした。
四王寺県民の森の写真展の準備で会場の下見に行ってきました。
9.23が近づいてきます。 忙しい毎日になりそうです。

あんくるトム工房
暑い1日     http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2048
山の音楽祭のご案内  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2047

★ 橋本左門 さんから:
  無核無兵・毎日一首
☆草の根のファッション如きに負けるまじ「敢然闘ふ」とマスコミ重鎮ら(左門 9・13ー48)
  ※(朝日新聞「原発とメディア」9・10参照) 

★ 匿名者 から:
2.3日前の朝日新聞に、日本の使用済み核燃料棒は、総計2万5千本ほどと、載っていました。
それで九電に、うかがいました。九州にはどれだけあるのと。 
その答は玄海原発の、使用済み燃料は2000体、880トン。
 川代原発の使用済み燃料は、950体、890トンだそうです。    
それで、九電に答えていただきたい。  
 日本中どこにも引き受け場所がなく、今保管している場所、
玄海と、川代にそのまま保管すると想定して、アメリカでは、こうしていますが、
100年でいかほどかかるのか? 1000年でいかほどかかるのか? 
九電以外の、 ほかの方でもよろしいです、教えてください。    
九電ではその昔、原発を始める前、会社内で、激しい反発があったようですが、
10万年の超猛毒を、子孫に残したい人々が 勝ったわけです。       
これこそ傲慢と横暴のたまものです。
 ではよろしく。   

★ ▼全国40ヶ所以上の金曜デモ▼
http://bit.ly/NrhWjk

【福岡県】福岡市・九州電力本店前(6時)
     北九州市・リバーウオーク北九州前(6時)
【佐賀県】佐賀市・県庁横(6時)
【長崎県】長崎市・市役所前(0時20分)
【熊本県】熊本市・下通サンロード(6時)
【大分県】大分市・旧パルコ前(6時)
【宮崎県】宮崎市・県庁前(6時)
【鹿児島県】鹿児島市・県庁前(6時)。同市・九電鹿児島営業所前(6時)。
      薩摩川内市・九電川内営業所前(6時)。霧島市・九電霧島営業所前(6時)。
      屋久島町・安房Aコープ前(6時)。奄美市・九電奄美営業所前(6時)

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脱原発関連イベント情報
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http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nuclear/nuclear_demo.html

■9.14(金) 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1160
18:00〜20:00 首相官邸前および永田町・霞が関一帯
首都圏反原発連合

■首相官邸「裏」からの抗議行動
9.14(金)18時15分〜19時45分
脱原発・再稼働反対・規制委員会人事撤回

■9.14(金)18:30〜19:40  経産省別館前行動
規制委員会人事案撤回!/大飯原発破砕帯調査を!
「活断層あっても運転可能に」に大抗議!
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-e4e3.html

■9.14(金)20:15〜21:00 中央合同庁舎4号館 原子力ムラ人事にノー!
野田内閣の暴挙に抗議!規制庁準備室前ヒューマンチェーン
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-e4e3.html

■9.16(日)シンポジウム「原子力ムラの責任を問う」
http://2011shinsai.info/node/2670
田原 牧さん(東京新聞特報部) 石丸小四郎さん(双葉地方原発反対同盟代表)
18:00開場 18:15開始 21:00終了
文京区民センター会議室3A 資料代:500円
再稼働反対!全国アクション

■9.17(月・祝) 原発も再処理もいらない! NO NUKES(東京)
http://2011shinsai.info/node/2750
集合 渋谷・宮下公園(宮下公園の原宿寄り)
署名集合:午後1時 集会集合:午後2時
デモ出発:午後2時30分(約45分ほどのコース)
再処理とめたい!首都圏市民の集い
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ウェブ更新情報
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http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/whatsnew/whatsnew_master.html

長崎の被爆者 西山進 さんから:
青柳行信様
 昨日、13日 北九州に送られてきた瓦礫が17日から焼却されるというので、市民が立ち上がり、「瓦礫の処理をやめるよう」北九州市役所に説明を申し入れるというので小倉
まで行ってきました。
 約150人の若い市民を中心に「金より命、瓦礫はいらない』とシュプレヒコールを挙げながら行進をつづけ、北九州市市役所玄関前に集まりました。
 やがて市役所の5階で市側と話し合いがあったようですが埒が明かず、憤懣の思いで、みんなは玄関前に降りてきました。交渉した代表の方がるる説明しましたが、瓦礫の焼却を
ストップされるまではいきませんでした。
 北九州市議会ではごみの焼却は全会一致で決まり、ゴーサインを出したようです。
 今、瓦礫の問題は使用済み燃料や汚染物質とともに問題になっています。
 どんな微量の放射能でも人体、とりわけ子どもたちに与える被害は思うだに恐ろしいことです。
 瓦礫の中に基準以下に入っていても、一般ごみと一緒に焼却し、洞海湾岸に埋め立てるというのですから、放射性物質が洞海湾に流れ込み、汚染される。考えるだに恐ろしいこと
です。

 内部被ばくというのは、呼吸や食べ物から放射能が体内に入るものです。
 何しろ10億分の1センチの核物質です。
 私たちはいたずらに怖がる必要はありませんが、正しく恐れて、それから遠ざかる以外に防ぎようはありません。

 市民の命を預かる行政はそのことを正しく市民に知らせるべきです。
 北九州市役所で働く現業の労働者は かって市民の生活を守ってかかんにたたかいました。
 その伝統を持つ市役所に働く職員の人たちは、微量とはいえ放射能を含む瓦礫を償却することを許してはならないと思います。真剣にに市民の命を考えてください。
 市民の代表といわれる議員は目を覚ましてください。声を上げる議員はいないのでしょうか、
 議員という特権がおいしくて抵抗しない性になったのでしょうか。松本清張さんが生きていたら決して許さなかったと思います。
 
 1945年8月9日、小倉の落とすはずの原爆が長崎に落とされたので私は長崎で被爆しました。
 もうこれ以上子供たちや、若いお母さんたちに核の苦しみを味わさせてはならないと思っています。
 北九州市は非核宣言都市です。自らのその規範に背かないでください。

 瓦礫は福島県内の人の住めなくなったところに保管し厳重に監視するのが最適です。化学者もそのように言っています。焼却などとんでもないと思います。
 北橋市長さん目をつぶらないで、市民の側に立って下さい。
 あなたの真価が問われるときだと思います。

★ 植田謙一(大地と子供の未来を考える会)さんから:
「大地と子どもの未来を考える会」や「脱原発大分ネットワーク」などの請願が、
9月14日(金)に県議会の委員会で審議されます。傍聴をお願いします。
  再稼働についての請願
保健福祉生活環境委員会
 福祉保健部の関連部分 9:30〜
 生活環境部の関連の部分 13:00〜?
給食への放射能対策を求める請願
保健福祉生活環境委員会(合議先)
 福祉保健部の関連部分 9:30〜
 生活環境部の関連部分 13:00〜
文教警察委員会(主管) 13:00〜
 ただし、生活環境委員会の審議終了後に、文教警察委員会での審議開始
大分県医療生協などが提出している、伊方原発再稼動中止を求める請願の審議は、
商工労働委員会 14日11:00から
ということです。

★ 山田(福岡県民医連)さんから:
 非核の政府を求める福岡県の会・第24回総会
とき  2012年9月29日(土)
会場  博多バスターミナル9階 大ホール
   福岡市博多区博多駅中央街2番1号 筺092-474-5280
   地図:http://tinyurl.com/9xu4sms

内容 :第一部 総会 午後1時30分〜2時30分

第二部 記念講演 (どなたでも一般参加できます。)
  午後2時30分〜4時30分
演題「原子力の平和利用と軍事利用の境界をめぐって
―核兵器も原発もない世界を目指して―」
講師:木村 朗先生(鹿児島大学教員)

※入場は無料です。

今回の総会には、鹿児島大学教員の木村朗先生を招聘し、核兵器と原発問題について
お話頂きます。
先生は、「原発導入の経緯とそのルーツとしての原爆開発のマンハッタン計画の関
係、あるいは現在の原発推進政策と隠された核武装路線との関係を考察することを通
じて、原子力(核)の平和利用と軍事利用の境界が曖昧でかつ危険なものであること
を明らかにしたい。そして、現在のNPT体制やIAEAの問題点、あるいはオバマ
政権の核政策の欺瞞性を問い、真の意味での平和を獲得するためには「戦争と核(核
兵器と原発)のない世界」を目指すしかないということも同時に明らかにしたい。」
と講演の趣旨を寄せられています。木村先生は、「さよなら原発!福岡1万人集会」
や今年の8月にも福岡の原発集会に参加され、講演活動を続けられています。

非核の会は核兵器のない政府をつくることを目指していますが、核兵器の問題ととも
に原発の問題も大いに学習し、これからの運動の力にしていきましょう。

多くの方のご参加をお願い致します。
主催 非核の政府を求める福岡県の会
連絡先 福岡市博多区博多駅前1-19-3 博多小松ビル2階 担当 山田
  電話 092-483-0431 FAX 092-483-0435

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
昨夜は、さよなら原発! 9・23福岡集会・実行委員会例会お疲れ様でした。動きの展開にあわせて内容の見直しもありではないか、と思いました。何より参加者に元気になって帰っ
てもらわないと。
さて、昨日から今朝にかけてネットでは、新たな動きも加わり事態が急展開しています。
この九州では、節電のことが記事に見えなくなったと思いきや、
1.「九電が家庭用電気代値上げへ 10%前後、13年4月実施目指す」西日本9月13日 21:52
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323903
記事「九電は、政府の許可が必要ない企業向け電気料金も値上げを検討している。家庭向けの値上げ幅は、6基の原発のうち来年度中に川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)
などが再稼働するとの前提で試算。」・・・・「九電の株価は12日に終値で465円まで下落していたが、料金値上げによる業績改善への期待が広がり、13日は終値で前日比
44円高の509円まで戻した。」
・・・・・・記事では、原発再稼働が前提との趣旨になっています。とんでもない。やはり、この間の九電体育館の返還問題など資産の整理や処分やその他の一連の動きは、この準
備の一環だったのです。
一方、政府の将来の原発政策の検討では、
2.「政府、核燃再処理事業継続へ 新戦略原案を修正」 西日本9月13日 11:48 
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323750
記事「青森県に施設が立地する使用済み核燃料の再処理事業を当面継続する方針としたことが13日、分かった」・・・・・・ずるずると後退していっています。前日の「青
森・・・・」はこのことだったようです。
3.「原発ゼロ、首相判断に エネ戦略、14日決定へ」 西日本9月13日 23:46
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323855
・・・・また、「原発0」という文言が入ることに対して、原発立地自治体や財界の反応も次々と、
4.「エネ政策「揺らぐな」と福井県知事 政府の新戦略決定けん制」福井新聞 9月13日(木)8時43分配信
⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000301-fukui-l18
5.「『原発ゼロ』戦略に反発拡大 立地自治体や関係国」 西日本9月13日 22:03
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323855
6.「原発ゼロ『承服できない』 経団連会長、首相に電話 西日本9月13日 18:48
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323842
7.「英が放射性廃棄物受け入れを要請 核燃サイクル見直しを懸念」 西日本9月13日 11:32
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323753
記事「・・・日本が原発の使用済み核燃料の再処理を委託している英国が、再処理後に日本に返還する放射性廃棄物の搬入をこれまで通り青森県内の施設で受け入れるよう野田政権
に要請したことが13日、分かった。フランス政府も同日中に同様の申し入れを実施する見通しだ。」・・・・・・・・海外からはこの他にもアメリカからも強い懸念の表明が伝え
られています。
この人はこの人で、
8.「規制委、政治から独立不十分」 委員長候補の田中氏 」西日本9月13日 12:14
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323765
記事「民主党内からの造反を恐れた野田佳彦首相が通常国会での同意手続きを避けたことに、田中氏が不満を漏らした形となった」
9.「福井県、核燃料税収が9割減少 11年度、原発停止で」 西日本9月13日 17:54
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323809
・・・・・原発マネーで、自治体もがんじがらめなんです。こうしたことも方針転換に強い反対の反応の動きにつながります。
原発事故の現場では、
10.「復興計画案を否決 富岡町議会、文言一部『抽象的』」福島民友9月13日
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/0913/news11.html
・・・・被災地の苦悩、福島第一原発から南へ10〜20キロ圏内の町です。議員の指摘が正当です。
11.「群馬県、分散設置案を撤回 指定廃棄物の最終処分場」 西日本9月13日 18:05
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323812
・・・・・群馬、栃木、宮城、茨城、千葉と広域に被災地があることを示しています。
12.「東電 自治体に初の損害賠償支払い」NHK9月13日 4時51分
記事「・・・・同じように請求しているほかの自治体については、『国が具体的な基準を示していない段階では公平な賠償ができない』と説明していて、支払いの見通しは依然とし
て立っていません。」
・・・・何もかも、加害者である東電の「さじ加減」でことがすすめられる異常さです。
こんなことも、
12.「坂本龍一さんの政治活動、山口市『配慮』要望へ」読売新聞 9月12日(水)21時30分配信
⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120912-00001088-yom-pol
記事「・・・・山口市は、市が設置した山口情報芸術センターの10周年記念祭総合芸術監督を務める音楽家の坂本龍一さん(60)が『脱原発』などの活動をしていることに対
し、今後、『配慮』を求めることを明らかにした。」
・・・・・陰に陽に、圧力はこうして行われるのですね。次に、その他の関連記事、
13.「IAEA、イラン非難決議を採択 中ロも一致 」西日本9月14日 01:59
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323933
14.「福島原発『サティアン』 自民・石原氏が発言 」西日本9月13日 22:19
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323895
・・・・お粗末な、・・・・この人もこの程度です。若い人に『サティアン』とわかりますかね。
15.「被爆者の採取血液一元管理へ 放影研、試料80万点」西日本9月13日 19:51
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/323854
・・・・活用されないのはすでになくなっている方には申し訳ないです。、治療もされないのに検体の採取に応じた人が大半でしょうから。

新聞紙面では、西日本新聞の昨日夕刊は二つの関連記事が、1面に2.の記事、8面に次のような見出し、ネットにはありません、
16.「『原発ゼロ』米が懸念 エネ省副長官『負の影響 最小化』」
きょうの朝刊では、1面トップに、1.の記事、すぐ横に次の見出し「関電も値上げ10%で調整」、と電力会社が横並びの動きをしていることを伝えてます。2面に3.の記事、3面
に13.と14.の記事、5面国際欄に、7.の記事、34面社会欄に15.の記事がありました。
・・・・読者は、フクシマの被災地のことが伝えられなくて、政府の政策決定の動きの評価が正しくできません。

★ 諸留(モロトメ)能興(ヨシオキ) さんから:
 <誰のための検査なか??モルモット扱いか?!>
 既にご覧になった方も多いでしょうが、長崎大学大学院教授・福島県立医科大学副学長・福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一や政府の対応がいかに犯罪的である
かを、フジテレビ「とくダネ」(9月12日放映)が、生々しく報道しています。
 この情報は、京都の[shimin_sokutei]グループの菊池様や、市民と科学者の内部被曝問題研究会(内部被曝研)被曝の皆様からの紹介です。

 今、福島の子供たちの甲状腺に何が起こっているのか?この子供や親たちに対し、山下俊一や、福島県や日本政府や、日本全国の医療界の対応が、如何に無茶苦茶な対応である
か!福島の子供たちへの放射線検査の現状を巡る、不気味な動向の生々しい実態を是非、視聴し、各自が再確認して下さい!

問題の映像は
フジテレビ(9月12日放映)「とくダネ」
前編 http://t.co/ax9wVjCq
後編 http://t.co/SY1Z8zmo

の、以上2本です。いづれもYou-Tubeの動画サイトで見れます
○すぐに削除されてしまいそうなので、早目にご覧ください

★ 松元 さんから:
みなさまへ    
内部被曝問題研究会のブログに、牟田おりえさんによるIndependent WHO主催
「ジュネーブ・フォーラム」の報告が掲載されていますの で、紹介いたします。
●報告のリンク先
http://www.acsir.org/news/news.php?Independent-24

=======以下、全文掲載======

■Independent WHO主催「ジュネーブ・フォーラム」の報告
  ――放射線防護に関する科学者と市民のフォーラム

『日本の科学者』(Vol.47 No.9 September 2012)より→PDFファイル
<http://acsir.org/upload_001.pdf>

*Independent **WHO*主催

「ジュネーブ・ フォーラム」の報告

  ――放射線防護に関する科学者と市民のフォーラム

牟田おりえ

2012 年5月12〜13日にジュネーブで Independent WHO(WHO独立を求める
会)主催の標題のフォーラム(副題は「チェルノブイリからフクシマまで」)が
開催された.チェルノブイリの放射能被害について の報告,ICRPのリスク・モ
デルと最近の研究結果との乖離などの発表を経て,参加者全員で「科学者・政治
家・市民:現在と未来への共通アク ション」が討 論され,最後に共通アクショ
ンが採択された.

キーワード:内部被曝(internal exposure to radiation),放射線防護
(radiation protection),WHO独立を求める会(Independent WHO),疫
学調査(epidemiological survey),原子力ロビー(nuclear lobby)

はじめに

 標記フォーラムにはヨーロッパ中から 200人余が集まり,日本からの報告者 4
人を含める 20人ほどの報告発表があった.「日本の汚染状況の全体像とチェル
ノブイリの衛生上の影響」「内部被曝に対する放射線防護」「政府当局による惨
劇の管理と 社会における影響」「市民社会:チェルノブイリとフクシマの後」
というテーマに分かれて行われた.

 2日目は参加者・発表者全員参加で,医療・政治・市民活動に分かれて,「現
在と未来への共通アクション」が 討論され,最後に6個の「共通アクション」が
採択された.

 休憩時間には,日本に寄付をしたいというドイツの市民団体の方,除染の専門
家として技術提供などの協力をし たいという オーストリアの専門家,3.11以前
は日本に関心がなかったが「フクシマ」というブログを立ち上げて日本の情報を
流しているというフラン スの若者などが日 本からの報告者のもとに集まり,
ヨーロッパの市民の関心の深さに感銘を受けた.以下に主催者とフォーラムの趣
旨,主要発表について,順に 報告する.

*1 **Independent **WHO(WHO独立を求める会)***

*(1)**フォーラム開催の理由*

 Independent WHOは,フォーラム開催の直接の理由として「フクシマの大惨
事」以後,日本の研究者や市民が原子力ロビーに属していない外国の専門家か
ら,情報や助言を 求めていることから,チェルノブイリとフクシマに関する知
と経験を共有し「公的機関のデータと実際の経験および原子力ロビーに属してい
な い研究者の理論的 モデルを比較する」^1 ^) ことをあげている.

 その背景には「半世紀にわたって,チェルノブイリやフクシマのような核の惨
事がもたらす健康被害が,核の平 和利用を世界に広めることを目的とする
IAEA^2 ^) やICRP^3 ^) を とおして各国政府・原子力産業界・国際機関に
よって隠蔽されてきた」ことがある.

 WHO^4 ^) はこの隠蔽の共犯者である.1959年に IAEAと結んだ協定による
と,WHOは IAEAの許可なく,原発事故で影響を受けた市民の救助や情報提
供・研究などをすることができない.その上,WHOは「放射能と健康」部門を
2年前に廃止してしまった.2011年5月に Independent WHOはWHOの事務局
長・チャン博士に会見を申し込み,この部門廃止という許しがたい事実を確認した.

*(2)**Independent**WHOの設立準備*

 Independent WHOは,複数の個人と NPO団体が設立したが,その中心人物の
一人ミシェル・フェルネックス博士(バーゼル大学医学部名誉教授)は,長年
WHOの専門委員として感染症研究に携わってきた.チェルノブイリ事故後,す
ぐに WHOが調査と救助に入ると思ったが,まったく動かないことを訝しく思
い,WHOと IAEAの協定を知ったという.

 ドキュメンタリー映画『真実はどこに?−WHOとIAEA放射能汚染をめぐって』
^5 ^) (2004) で,フェ ルネックス博士らと WHO,IAEAとの激しい議論が展
開されているが,この問題がフクシマに続き,ICRPのリスク・モデルが内部被曝
と外部被曝の違いを区別しないため に,汚染地域に住む人びとの発症率と死亡
率を否定することにつながっているという.

 Independent WHOの目的は,WHOが IAEAなどの原子力ロビーから完全に
独立し,憲章に掲げる,世界のすべての人びとが必要な情報を得るための援助が
できるようにすることである.2007 年から,メンバーや賛同者がジュネーブの
 WHO本部前で,週末を除く毎日 8時から 18時までヴィジー(Hippocratic
Vigil)と呼ばれる無言デモ(プラカードを前に下げて立つだけ)を続けている.

 フォーラム参加者は,11日の記者会見後に WHO本部前に移動して,ヴィジーに
参加した.私たちが首から下げたプラカードには「フクシマ WHOのもう一つ
の隠蔽チェルノブイリとまったく同じ」(Fukushima WHO COVER UP
just like Tchernobyl)と書かれていた.

*2 **チェルノブイリの被害についての報告*

 フォーラム 1日目冒頭に,ジュネーブ市のパガーニ前市長(6月に再選)が挨
拶したが,WHOが原発推進派であることが,ジュネーブ市がフォーラムを支援
する理由であ り,このような世界的連携によって原子力をなくし,地球を守り
たいと明言した.フォーラム主催者は,当初,市に助成金申請をしたが叶わ
ず,招待報告者は自 費での参加となった.しかし開催直前に市から助成金がお
りて,参加者の宿泊費は出るようになったという.

 チェルノブイリ事故から 26年後の被害状況について,ヤブロコフ,バンダ
ジェフスカヤ,バンダジェフスキーの各博士らが報告した.

*(1)**アレクセイ・ヤブロコフの報告*

 ヤブロコフ博士は,生物科学の専門家でロシア科学アカデミー顧問,そして
『チェルノブイリ―大惨事が人びと と環境におよ ぼした影響』(ニューヨーク
科学アカデミー刊,2009)の筆頭著者として知られる.フォーラムでは「チェル
ノブイリの生物医学的影響の 多様性」と題し て,次のように報告を始めた.

 チェルノブイリ大惨事の影響を明らかにするのは,異なる追加被曝を受けた地
域の人びとの健康の変化を比較 することに よって可能なこと,この比較方法は
ICRPや UNSCEAR(国連科学委員会)の方法よりずっと正確であること,彼らの方
法は実際の被曝を過小評価し,許しがたいほどの不正確な算出方法による平均化
された線量に基づいていることなど.

 そして,原発ロビーの専門家たちは,チェルノブイリの影響に関して,人体の
健康に対する影響は統計的に見 れば取るに足らない数値だと言ってきたが,数
年後に甲状腺がんを認め,その後白血病の発症率が増加していることも認めるに
至った.

 博士が特に注意を促した点は,チェルノブイリ事故による放射性物質の約 57%
が旧ソ連以外に降り,ヨーロッパと西アジアの人びとの健康に甚大な影響を与え
ていることである.

 子どもの死亡率が北欧・西欧諸国で同時に増加したことは,放射能汚染以外に
説明がつかない.ヨーロッパと トルコでは先 天性障害児の顕著な増加,ス
ウェーデンでは放射線量の高い地域で,他の地域に比べて,がんの発症率や死亡
率が増加していることも,放射性 物質の影響の例だ という.

 もう 1点は,放射能汚染による影響の現象として,1987年以降,ヨーロッパ各
国で女子の出生が統計的に顕著に減少していることだという.

*(2)**ガ リーナ・バンダジェフスカヤの報告*

 「チェルノブイリ原発事故後のベラルーシの子どもたちの健康状態」という報
告をしたバンダジェフスカヤ博 士は,小児科医・心臓病専門医で,ユーリ・バ
ンダジェフスキー夫人でもある.

 ベラルーシの被曝状況の最も重要な点は,被害の 70%が内部被曝によるものだ
と冒頭で報告した.26年たった今も,汚染地域に住む人びとの健康状態について
は「問題のまま,解決もされず,ほとんど知ら れることもないままです」と訴
えた.

 2000年以降 2011年まで, 18歳以下の子どもの数は減り続け,出生率は上昇し
ているのに,死亡率は 2008年の 13.8%から 2010年の 14.4%へ上昇しているとい
う. 2009年にはベラルーシの就学児童 100万人のうち健康な子どもは 26.7%と
いうデータを示した. 2010年に汚染度が最も高いゴメリ市とモギレフ地区の子
どもに多く見られるのが,内分泌系・循環器系の疾患と腫瘍だった.

 ミンスクの医療統計データによると, 2004年から 2011年にかけて,心血管疾
患を発症する子どもの数は 2倍以上に増加したという.過去 10年間の子どもの
心臓病のパターンに変化が見られ,先天性心臓奇形の子どもが増加している.心
臓病専門の小児科医が今心配しているのは,子どもの不整脈 の問題で,慢性化
し突然死に至るからである.

 汚染地域に住み続けている子どもには,目と視力関係の病気が 3倍に増えてい
る.博士は「 1国の政府がすべき最も重要な義務は,子どもと青少年の健康を守
ることです.これらの子どもたちが国の経済の可能性を決定し,その国の人口増
加能力がある かどうかを決めるのです」と締めくくった.

*(3)**ユーリ・バンダジェフスキーの報告*

 バンダジェフスキー博士は日本でもよく知られているが,フォーラムでは「ウ
クライナのイヴァンコフ地区の放射能汚染の土地における生命シ ステムのモデ
ル」と題して報告した.「長寿命体内放射能症候群( SLIR)」に,特に注意し
なければいけないという.

 セシウム 137が体内に入ると,複数の主要臓器と代謝システムに取り込まれ,
多大な影響を及ぼす.ゴメリ市立研究所の研究結果( 1990-99)によると,セシ
ウム 137の蓄積が 50Bq/kg以上になると,子どもたちにこの症候群の症状が現れる.

 当局がこの症候群を認めないために,汚染地域の住民には適切な医療が与えら
れていな いという.そのため,博士は「エコロジーと健康」というプロジェク
トを立ち上げ,国際社会に協力と援助を求めている.

 ど んなに少ない線量でも,セシウムが体内に取り込まれると健康に害を及ぼ
すので,体内に取り込まない方法を構築する.例として,汚染地図を作成 し更
新する, 住民と食物の放射線管理,安全な食物の供給と体内のセシウム除去の
ための食餌療法,集団的放射線防護の情報の提供,国際社会への情報提供,適
切な医療体制 の構築,放射線による心臓疾患の子どもの回復,安全な食物の生
産組織の構築などである.

 この発表の中で博士は,予定している医療施設の写真を示したが,工場の廃屋
のような 場所で,テーブルと流し台以外何もなく,いかに設備が不足している
か,こんな所で医療や研究ができると思うかと,激しく訴えたのが印象的だっ た.

*3 **放射線防護方法と疫学調査について*

 ベルラド放射線防護研究所長のアレクセイ・ネステレンコ博士(前掲のニュー
ヨーク科学アカデミー刊 『チェルノブ イリ』共著者)は,「ベルラド研究所の
放射線防護の実施要領とベラルーシにおける子どもたちの汚染地図」と題して,
高汚染地域に住む子どもた ちを被曝から 守るためのいくつかの取り組みを紹介
した.

 その一つは,あらゆるデータを集めて「放射線─エコロジー地図:人間と放射
能」を作 成し,最新のデータ( 2008〜 11年)を加えて,子どもたちのセシウ
ム 137による被曝を明らかにした.現在では 30万件以上の測定結果を集約して
いるという.

 ま た,ペクチンの服用と前後の WBC(ホールボディー・カウンター)測定に
よって,セシウムの蓄積を 3〜 4倍減らせることを証明したという.同時に放射
能に関する教育と,調理方法の伝達とならんで,最低年 2回の保養が子どもたち
の内部被曝による被害を軽減するのに必要だと強調した.

 ベ ルラド研究所の副所長ウラジーミル・バベンコ氏は,「チェルノブイリか
らフクシマ―放射線防護の実用ガイド」と題する報告の冒頭で「チェルノ ブイリ
とフク シマでは,同じ問題と失敗が見られ,人類は何も学んでこなかったこと
を示している」と悲観的だった.旧ソ連と日本では政治形態も自然も文化も 違
うが,まっ たく同じ失敗をしているという.

 放射線被害について知識のない日本人のために『自分と子どもを放射能から守
るには (日本語版特別編集)』^6 ^) を 2011年秋に出版した.

 ECRR(欧 州放射線リスク委員会)の科学担当委員のクリス・バズビー博士は
「市民のための小さい地域でのがん疫学」という報告の中で,疫学調査で病気と
汚染源との関 係が明らかになると,巨大企業が糾弾されたり閉鎖されたりする
ために,政府は調査を実施しないか,結果を公開しないため,市民による小規模
疫 学調査を提唱 している.その内容・選択の理由・方法論・実証例(イギリ
ス,ウェールズ,アイルランド,イラク)などを示した.

 筆者は,他の日本からの参加者とともに,休憩時間にバズビー博士から調査方
法の詳細 を伺い,福島でもぜひ実現するようにと助言をいただいた.

*4 **日本からの報告*

 日本から招待された報告者は 4人だったが,「汚染の拡散状況,事故後に現れ
た最初の兆候」を発表予定だった木村真三氏は当日欠席だった.松井英介氏は
「内部被曝による低線量に関する 日本の研究」について,丸森あや氏と岩田渉
氏は「フクシマ後の市民の独立した主体的行動」と題して,市民放射能測定所の
活動を紹介した.

  「放射能から子どもたちを守る福島ネットワーク」の地脇美和氏は, 2011年
3月 11日から福島県内で何が起こったかを市民の視点から詳細に報告した.政府
と県によって汚染の実態が隠され続けた結果,「子どもを被曝させてしまった,
自 分が無知だった」と後悔する母親の話,福島市が「避難は経済を縮小させる
から,除染でいく」と,子どもたちを避難させない方針であること,郡 山市の
市民と 子どもたちが「避難の権利」を求めて「ふくしま集団疎開裁判」を提訴
中であることなどについても報告した.

 発表後に集まってきた参加者には,涙を浮かべて励ます女性,汚染されていな
い食物 をと,自家製ジャムを日本人参加者全員にくださったフランス人農家の
方など,チェルノブイリ被害を経験しているヨーロッパの人びとの思いやり が
伝わった.

*5** 「福島の失われた時間」*

 第 1日目の発表はこの他「情報を市民が自分の手にすること」「放射線被曝は
なぜ過小評価されてきたのか」「広島/長崎後になぜ原子力が日本に導入された
か」 「ヨーロッパは放射能防護に 何をしているか?」などがあり,ミシェル・
フェ ルネックス博士の標題の発表で締めくくられた.

 博 士は,放射線によって引き起こされる「ゲノムの不安定性」による遺伝子
損傷が世代を経るごとに深刻化することに注意を喚起した.犠牲者は子ど もで
あり続け ること,チェルノブイリ後に増えた子どもの I型糖尿病その他の症例
をあげ,疫学的・医学的調査研究を小児科医・遺伝学者・疫学者が継続して行う
必要性を訴えた.

 博士は,ぜひこのことを日本の市民と科学者に訴えたいと,フォーラム直後に
自費で日 本に向かい,各地で講演会や交流会を行い,福島では市民の心配の声
に耳を傾け,医師との対話を行い,その真摯な対応に多くの人が励まされた.

*おわりに−成果をひろめるために*

 最 終日 に採択されたのは(1)WHOと IAEAの協定を改め, WHOが放射能と
健康に関して独立性を持つ,(2)ICRPの放射線防護に関する現在のモデルと,
国家によるその使用を告発する,(3)政府行政に放射能 被害者を援助させるた
めの法的措置を検討する,(4)信頼できる情報を広めるための国際ネットワー
クの構築などであった.

 原発事故による放射線被害の解明については,国際的連携が不可欠だと痛感し
たフォー ラム参加であった.フォーラムの Proceedingsは現在,各言語に翻訳
中で,筆者も翻訳作業を担当しているが,多くの方々に読んでいただきたいと思う.

<注および引用文献>
1)“ Why organize such a forum”,“ SCIENTIFIC AND CITIZEN FORUM ON
RADIOPROTECTION: FROM TCHERNOBYL TO FUKUSHIMA,Abstracts-Re'sume' +
Presentation and Programme”,pp.2-3.;ホームページ掲載,
http://independentwho.org/en/

2)IAEA:International Atomic Energy Agency(国際原子力機関)
3)ICRP:International Commission on Radiological Protection(国際放射線
     防護委員会. 1950年に発足)
4)WHO:World Health Organization(世界保健機関)
5)日本語版 DVDの購入問い合わせ先:市民と科学者の内部被曝問題研究会・医
     療部会(muta.orie at gmail.com)
6)辰巳雅子訳,今中哲二監修,世界文化社発行
 (むた・おりえ:岐阜 大学名誉教授,文学)



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● さよなら原発! 9・23福岡集会実行委員会 ●  
日 時: 9月13日(木)18時30分〜21:00
場 所:福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)研修室
   http://jinken.city.fukuoka.jp/shisetsu/access.html
   福岡市博多区下川端町3番1号
   博多リバレイン リバレインオフィス10階

● さよなら原発! 9・23福岡集会 ● 
日 時:9月23日(日)
    14:00 集会開始 15:00デモ出発(サウンドデモ)
場 所:福岡市・冷泉公園 
トーク・ゲストとして毎週金曜日でお馴染みの首相官邸前アクションの
主要メンバーであるミサオ・レッドウルフ(首都圏反原発連合)さん参加

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買わなくても、金属片(フライパンやスチール缶等)とスプーンさえあれば、サンバ
風な楽器に。

● 元原発労働者の梅田隆亮さんの労災認定を求める裁判 ●
    第3回口頭弁論期日
10月10日(水)14:30 福岡地方裁判所303号法廷。

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
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