[CML 019653] 【南西諸島派兵阻止情報】第16号 2012・9・5 「与那国」続報、ほか

加賀谷いそみ qzf01055 at nifty.ne.jp
2012年 9月 5日 (水) 14:24:59 JST


〜転載歓迎〜

【南西諸島派兵阻止情報】 第16号  2012・9・5 
「与那国」続報、ほか  

〔「与那国」派兵関連・続報〕

〔解説〕外間町長が自衛隊に対し「駐屯地」設置に向けた「測量や土質調査のた
めの土地の使用」を許可する一方、自衛隊誘致に反対する与那国改革会議は町長
に住民投票条例案制定を直接請求しました。
 関連する記事と9月4日付琉球新報社説「与那国住民投票 島の再生・発展に
英知を」を紹介します。また本16号末尾にも八重山からの「緊急アピール」を
添付します。
                                   
(編集部)

◆防衛局の土地使用を許可 自衛隊配備候補地調査  民意無視と反発の声
 9・3 八重山毎日
 政府が計画している与那国町への陸上自衛隊沿岸監視部隊配備で、沖縄防衛局
(真部朗局長)が現地での測量や土質調査のため、土地の使用許可を町に申請し、
8月23日付で外間守吉町長が許可していたことが分かった。自衛隊の配備について
は、現在、住民投票を求め条例制定請求手続きを行っている段階で、誘致反対派
からは「このような状況の中で、町長が許可書を出すということはいかがなもの
か」と非難の声があがっている。……
http://www.y-mainichi.co.jp/news/20798/

◆与那国改革会議、住民投票条例案制定を請求  
自衛隊誘致の賛否問う 外間町長、議会提案へ  9・4 八重山毎日
 【与那国】与那国町への陸上自衛隊沿岸監視部隊配備に反対する与那国改革会
議(崎原正吉議長)は3日午前、自衛隊誘致の賛否を問う住民投票条例の制定に向け、
町選挙管理委員会から返却された544人分の署名とともに条例案制定請求書を外間
守吉町長に手渡した。外間町長は請求を受理した日から20日以内に町議会を招集
し、提案しなければならない。
 7日には議会運営委員会を開き、会期日程を決定するが、20日には台湾花蓮市と
の姉妹都市提携30周年記念のため外間町長を含む交流団が台湾を訪問する予定で、
日程の調整が難航しそうだ。……
http://www.y-mainichi.co.jp/news/20806/

◆与那国改革会議、住民投票条例の制定を請求  9・4 沖縄タイムス
 【与那国】与那国町への自衛隊基地建設の是非を問う住民投票の実施を目指す
「与那国改革会議」(崎原正吉議長)メンバーら7人が3日、外間守吉町長に住
民投票条例の制定を直接請求し、町民544人分の署名簿と条例案を提出した。
外間町長は投票実施に前向きだが、条例成立の可否を判断する町議会(前西原武
三議長)は、自衛隊誘致に賛成する町議が多数を占めるため、否決される公算が
大きい。……
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-04_38543

◆与那国住民投票 島の再生・発展に英知を2012年9月4日 琉球新報・社説
        
 与那国町への自衛隊配備の是非をめぐる論議は新たな段階に進んだ。住民投票
の実施を求める与那国改革会議が3日、外間守吉町長に544人分の署名を手渡
し、住民投票条例の制定を直接請求した。……
 配備推進派は、同町への自衛隊配備は2009年町長選で争点となり、外間町
長が勝利したことで決着済みという立場だ。しかし町長選は自衛隊配備だけでは
なく、観光や農漁業の振興、福祉の在り方など多様な争点で争われた。その結果
をもって問題を解決済みとするのは無理がある。何よりも今日、自衛隊配備をめ
ぐり島が分断されている現実が「決着済み」でないことを雄弁に語っている。
 尖閣問題をめぐる領土ナショナリズムの高まりを考慮すると、与那国島への自
衛隊配備が中国や台湾との間に無用な緊張やあつれきを生まないか懸念する。軍
隊が住民を巻き込み、犠牲を拡大させた沖縄戦の経験に照らしても、与那国の軍
事要塞(ようさい)化は賛同できない。
 島の平穏な暮らし、先祖伝来の自然や文化を守るために何をなすべきか、長期
展望に立った議論こそ必要ではないか。自衛隊は地域振興を目的に離島に駐屯す
るわけではない。そうと知りつつ地域振興に役立つとする根拠は何か。それは一
時的しのぎではなく、数十年先まで島の平和と安定、住民の幸福を真に見据えた
ものなのか。
 自衛隊に頼らず島の未来を切り開くという場合、従来言われてきた「国境の島」
としての交流・発展の可能性のほか、子どもからお年寄りまで安心して住める島
の環境を具体的にどう整えていくのか。
 住民投票は「対立」を「融和」へ、「過疎化」を「活性化」へ転換する千載一
遇の好機にもなり得るはずだ。外間町長と町議会議員には全町民の代表として、
島の再生・発展へ向けた住民の論議を、公平公正に後押ししてほしい。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-196488-storytopic-11.html

▼その他の記事について
  今夏は在日米軍再編、とりわけ「島嶼防衛」や南西諸島派兵などをめぐり、い
くつもの重大な出来事がありました。それらを一つずつ取り上げていきます。今
号ではCSISの報告書と防衛省による水陸両用強襲車導入などに触れます。
(編集部)

●〔「オキナワ」を弄ぶ、米政府系シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSI
S)作成の報告書〕

〔解説〕
 在沖海兵隊のグアム移転をめぐり、国防総省が米議会に提出した政府系シンク
タンク・戦略国際問題研究所(CSIS)の報告書が、普天間飛行場移設につい
て「現行計画より有望な案はない」と名護市辺野古への移設を最善とする一方、
普天間の機能を那覇空港第2滑走路や米軍伊江島補助飛行場に移す代替案も検討
すべきだと提言していたことが分かりました。
 「オキナワ」を自分の持ち駒のように弄ぶ、このように傲慢な姿勢に憤激せざ
るを得ません(編集部)

◆普天間移設 那覇、伊江島を提言  7・28 琉球新報
 【米ワシントン27日=松堂秀樹本紙特派員】在沖海兵隊のグアム移転をめぐ
り、国防総省が米議会に提出した第三者による評価報告書が、米軍普天間飛行場
移設について「現行計画より有望な案はない」と名護市辺野古への移設を最善と
する一方、普天間の機能を那覇空港や米軍伊江島補助飛行場に移す代替案も検討
すべきだと提言していたことが分かった。……
.http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120728-00000010-ryu-oki
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-194571-storytopic-3.html

◆普天間移設、現行計画を支持 米第三者機関が「最善」 7・28 朝日 . 
 米国防総省が米議会に提出したアジア・太平洋地域の米軍展開に関する第三者
機関の評価報告書の内容が27日、分かった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾
市)の移設問題について、日米両政府が進める現行計画と他の選択肢を比較した
うえで、現行計画が最善と結論づけている。…… 
http://www.asahi.com/politics/update/0728/TKY201207280176.html

●〔日本政府もオスプレイの訓練拠点を伊江島(伊江村)と粟国(あぐに)島
(粟国村)に分散することを検討か〕

〔解説〕沖縄の離島を弄ぶ発想は日本政府も身につけています。それは次の記事
に如実に露呈しています。(編集部)

◆オスプレイ 離島分散 政府、伊江・粟国で検討  8・2 産経
 米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが米軍普天間飛行場(沖縄県
宜野湾(ぎのわん)市)に配備されることに伴い、政府がオスプレイの訓練拠点
について沖縄本島に近い離島への分散を検討していることが1日、分かった。伊
江島(伊江村)と粟国(あぐに)島(粟国村)が浮上している。住宅地がある普
天間周辺の危険性を低減させる必要があるうえ、普天間飛行場の同県名護市辺野
古への移設には最短で5年かかるためだ。……
http://sankei.jp.msn.com/politics/politics.htm

●〔防衛省が陸上自衛隊に水陸両用強襲車導入の方針〕

〔解説〕防衛大綱に基づく「島嶼防衛」強化のため防衛省は、「島を占領しよう
とする敵の攻撃を防ぎ、島が奪われれば奪還する」装備として米海兵隊が使用し
ている水陸両用強襲車を米国から購入する方針を打ち出しました。8・28付琉
球新報社説はこう主張しています。
〈在沖海兵隊の水陸両用車は、キャンプ・シュワブの海岸などで頻繁に訓練し、
国道を横切るなど基地外も通行している。地域住民にとって威圧感が大きい装備
だ。
 イラク戦争にも投入され、ファルージャの反米勢力の大量殺りくにも加わった。
バリケードの破壊や市街戦での歩兵の盾、前線への物資輸送にも用いられている。
 こうした攻撃性の強い兵器の導入が、国会での議論もなく、自衛隊制服組と防
衛官僚が主導し、なし崩し的に進むことがあってはならない。繰り返すが、専守
防衛を逸脱している。〉
  この「攻撃性の強い兵器の導入」は南西諸島を念頭に置いています。人口の少
ない離島なら戦場にしてもかまわないという軍隊のおごりが透けてみえます。
(編集部)

■水陸両用車、陸自に配備へ 南西諸島の防衛強化  8・26 日経
 防衛省・自衛隊は沖縄県の南西諸島など離島の防衛能力を強化する。陸上走行
と水上航行が可能で、部隊の上陸作戦に使う水陸両用強襲車AAV7を米国から
購入し、陸上自衛隊に配備する。2013年度予算の概算要求に4両分約30億円を計
上する方針だ。島しょ部など領土を守る能力を高めることで、海洋進出を進める
中国をにらんだ抑止力の向上を狙う。
 購入するAAV7は米海兵隊の主力装備。13年度から導入するが、当面は作戦
遂行時の能力や費用対効果を調べる研究用に使う。防衛省幹部は「条件が合えば
14年度以降も当然、追加配備していきたい」と期待する。配備先は南西諸島防衛
の中心を担う西部方面隊になるとみられる。……
<http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS26012_W2A820C1PE8000/>

■陸自に水陸両用車=南西諸島の防衛強化−防衛省要求  8・27 時事
 防衛省は、陸上自衛隊に水陸両用車を導入する方針を固めた。2013年度予
算の概算要求に4両分の調達費など約30億円を盛り込む。同省幹部が27日明
らかにした。南西諸島の防衛を強化するのが目的で、尖閣諸島周辺などへの海洋
進出を活発化させる中国をけん制する狙いがある。……
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012082700811

■水陸両用車導入 専守防衛を捨てるのか 8月28日 琉球新報・社説
 憲法の平和理念と国是の専守防衛をかなぐり捨てるような動きが続いている。
自衛隊に攻撃的装備を導入する計画が突然浮上した。
 防衛省は2013年度予算で、米海兵隊による「殴り込み攻撃」の主軸を担う
水陸両用車を陸上自衛隊に導入する方針を固めた。
 海洋進出を強める中国をにらみ、南西諸島防衛に向けた「動的防衛力」を強め
る狙いがある。自衛隊の攻撃力向上につなげる思惑もうかがえる。
 島しょ防衛の中核と位置付ける陸自西部方面隊普通科連隊(長崎県佐世保市)
への配備が想定されている。新年度の予算編成を前に、尖閣、竹島をめぐる中国、
韓国との対立を政治利用して、装備拡充を図る危うい動きだ。……
 確認しておこう。重機関銃などを備えた水陸両用車は、沖合の強襲揚陸艦や海
岸線の基地から出発して敵を攻撃、撃退する装備だ。海岸から上陸し、凹凸のあ
る地形でも戦車のように移動する。
 在沖海兵隊の水陸両用車は、キャンプ・シュワブの海岸などで頻繁に訓練し、
国道を横切るなど基地外も通行している。地域住民にとって威圧感が大きい装備
だ。
 イラク戦争にも投入され、ファルージャの反米勢力の大量殺りくにも加わった。
バリケードの破壊や市街戦での歩兵の盾、前線への物資輸送にも用いられている。
 こうした攻撃性の強い兵器の導入が、国会での議論もなく、自衛隊制服組と防
衛官僚が主導し、なし崩し的に進むことがあってはならない。繰り返すが、専守
防衛を逸脱している。
 野田政権になってから、平和憲法の理念を軽視する事態が相次いでいる。
 政府は武器輸出三原則を緩和する動きを見せ、原子力基本法改正では「安全保
障に資する」と、軍事転用の可能性を示唆した。
 さらに首相は集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈をめぐり、「議論すべきだ」
と発言している。
 水陸両用車の導入はこうした危険な流れの一環と見ていい。非民主的で国民不
在も甚だしい。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-196210-storytopic-11.html

■水陸両用強襲車って、どういう車?  9・4 読売
http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qapolitics/20120904-OYT8T00346.htm

■■【緊急アピール】 沖縄・八重山からあなたへ
               ※ 転載・転送など拡散にご協力ください。

 与那国への自衛隊配備反対  八重山に基地はいらない!
 意見広告運動にご協力ください!

 与那国町への陸上自衛隊配備に反対する意見広告運動が始まりました。呼びか
けたのは八重山地区労働組合協議会や「いしがき女性9条の会」などで構成する
「与那国自衛隊配備反対意見広告実行委員会」(共同代表・黒島健、藤井幸子、
波照間忠)です。

【意見広告の趣旨】は次のとおりです。
 〈私たちは、与那国町への自衛隊配備に反対します。政府は、地元与那国、八
重山住民の意思を踏まえ、与那国町への自衛隊配備計画を中止・撤回することを
求めます。〉

 与那国島(与那国町)へは防衛省によって陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備に向
けた事務所がすでに設置され、職員が常駐しています。また、沖縄県の知事公室
長ら幹部が同じ陸上自衛隊沿岸監視隊派遣隊が駐屯する北海道の礼文島を視察し
ていたこともわかりました。さらに8月26日に静岡県の東富士演習場で行なわ
れた陸上自衛隊の国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」は、初めて
「離島防衛」を想定したものでした。
 これらのことだけでも、政府・防衛省や県が与那国への自衛隊配備を着々と進
めていることがわかります。
 そして、与那国に自衛隊が配備されれば、竹富町の波照間(はてるま)島にあ
る、現在使われていない空港や、現在の石垣空港あるいは建設中の新石垣空港を
自衛隊機が利用するといった事態も考えられます。防衛省が石垣島に自衛隊配備
を計画中であることも報道されています。
 このままでは八重山は一大軍事拠点になってしまいます。

 沖縄ではアジア・太平洋戦争の末期、史上最大規模の地上戦があり、住民の4
人に1人が亡くなりました。しかし、軍隊のいなかった慶良間(けらま)諸島の
前島では戦闘は起きず、「集団自決」の悲劇も起きませんでした。軍隊のいると
ころは攻撃され、戦争に巻き込まれます。
 八重山は以前から台湾との交流が盛んです。頻繁にクルーズ船が寄港し、いつ
も数百人が石垣島で観光や買い物をしています。また、与那国は30年も前から
台湾の花蓮と友好姉妹都市になっていて、台湾への修学旅行も行なわれています。
隣国と友好を深めることで、八重山は戦後ずっと平和でした。
 しかし、このところの尖閣諸島をめぐる緊張は中国や台湾を刺激し、野田首相
が自衛隊派遣を口にするなど実力行使への道を開きかねない情勢です。「南西諸
島の防衛」が声高に語られ、その中で八重山への自衛隊配備が進められています。

 そんな今だからなおのこと、私は与那国への自衛隊配備は絶対に許せません。
八重山に住み、八重山を愛する者として、戦争はいや、平和がいい、と意思表示
できる意見広告という場が得られたことがとてもうれしいです。
 全国のみなさんも、この意見広告運動に賛同して与那国の反対運動を応援して
ください。申し込みの期限が9月9日と、とても迫っているので、至急ご賛同い
ただければうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

                             沖縄・八重山郡竹富町在住 田中むつみ
                                            2012年8月29日

                                     記

【掲載紙】 八重山毎日新聞・八重山日報
【掲載の時期】  9月中旬
【申込締め切り】  9月9日

◆賛同金 団体1口=5000円 個人1口=500円
         ※ いずれも何口でも可
         ※   氏名の掲載を希望しない方は実行委員会までご一報ください。

◆送金先
 銀行名:ゆうちょ銀行
 記 号:17010
 番 号:12543391
 名 義:意見広告実行委員会

他金融機関からのゆうちょ銀行への振り込み
 店  名:七〇八
 店  番:708
 預金種目:普通預金
 口座番号:1254339
 名  義:意見広告実行委員会

主催:与那国自衛隊配備反対意見広告実行委員会
連絡先:八重山地区労働組合協議会事務所内実行委員会 
 電話 0980・82・5707  FAX 0980・82・0170





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