[CML 019603] ■「同世代のノンポリ・モンスター、橋下徹について」:ドキメンタリー映画監督・想田和弘さん

M.nakata gukoh_nt at yahoo.co.jp
2012年 9月 2日 (日) 13:24:16 JST


M.nakata です。重複おゆるしください。
メールをいつも送らせていただきありがとうございます。
     
(以下転送拡散歓迎)
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  ■「同世代のノンポリ・モンスター、橋下徹について」:アメリカ在住・映画監督の想田和弘さん。
  ●人間について、毎回様々な角度から、ドキメンタリー映像に取り上げられている、
   監督の鋭い考察です。一読お薦めです。 香山リカさんとはやはり、数段ちがいます。
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  以前に、映画作品「選挙」を偶然ネットで流された映像を視聴して、想田さんの名前をはじめて知りました。
  
  日本の、優秀な国家官僚によって考案練り上げられた、『日本の公職選挙選挙法』スタイルを映像に取り上げ(笑)、
  ●結果、ドキメンタリー部門・世界で鑑賞され、ドイツ映画祭で、、まじめな風刺に大爆笑!!。
  グランプリを受賞しました。
  
  特にドイツの聴衆は、日本国民と、この選挙スタイルが真面目に、なぜこんなばかげたスタイルが、
  「先進国日本」で、実行され続けてているのか?、、と不思議で、不思議で、
  喜劇としか思えなかったらしいです。
  
  ●まさに「井の中の蛙」。情報統制の日本国の実態。 
  
  ●脚本・演出:「国家官僚・マスメデイア・広告会社・財界・米国」のこの情報統制スクラムに操られる日本国民。
  ●「ノンポリ・モンスター橋下徹」(ビッグイベント)を、権力の虚像のコントロールと、
  日本国民は、何時気づくのでしょうか〜、、、、、、、
  
 *『教育基本条例撤回を求める堺アピール』の今日のメールから、想田さんの下記情報ブログを知りました。

  (貼り付け開始)
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「同世代のノンポリ・モンスター、橋下徹について」:想田和弘さん
(映画監督の想田和弘さんのブログ「観察映画の周辺Blog by Kazuhiro Soda」から、想田さんのご承諾を得て転載させて頂きました)


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「同世代のノンポリ・モンスター、橋下徹について」 
Posted by Kazuhiro SODA at 8/30/2012 
http://documentary-campaign.blogspot.jp/2012/08/blog-post_30.html?showComment=1346370938536

●参議院廃止、議員定数半減、首相公選制…。自分が日本を独裁するための制度を具体的に提案してきた人間は、たぶん橋下くんが初めてでしょう。それはあまりに突拍子もない、普通はあり得ない野望だし、本人はタレント出身だと軽く見られてるから、日本国民の大半が無防備だという皮肉。

●まあ、普通は「そんなバカな。考え過ぎです」という反応なのでしょう。「橋下みたいな劇薬を使いこなせないと」っていう人も多いようです。でも劇薬飲んでるうちに死んでしまいかねないですよ。劇薬なんか使わずに、自然療法でゆっくり治していけばいいじゃないですか。僕の言うことが杞憂ならいいんですが。

●でも、日本に一時帰国して約1か月。マスコミの論調を眺めていると、橋下政権を誕生させようというのが規定路線のように見えます。ファシズム政権が誕生する過程というのは、こういうもんなんだなあと、絵巻物のごとく眺めている自分がいます。

★橋下の強みは、たぶんみんなから低能に見られていることにあるんですね。タレント出身の政治家に何ができるっていう蔑視が、有権者の中にも、プロの政治家の間にも、どこかある。だから彼が権力を握ることを警戒しない。むしろ橋下を利用してやろうというスケベ心を出す。これが最大の落とし穴です。

●橋下は僕より1つ上。1969年生まれ。同世代です。だからよく分かるんですよ、彼のああいう、政治思想の真空状態で育った感じは。政治の歴史の積み重ねなんて興味ゼロ。もともと恐ろしいくらいノンポリ=荒々しい主流の価値観を無自覚に吸収した人間だと思います。同世代が生んだモンスターですね。

●で、僕らの世代くらいはノンポリが非常に多いんです。先の戦争は実感として遠い昔の話だし、生まれたときには学生運動も終わってる。安定的経済成長の中、主流の価値観から脱落せずにせっせと立身出世すれば明るい未来が待っているものだと誤解して育った世代です。橋下くんはその典型に思えます。

●ノンポリ=政治的でない、と誤解されがちですけど、ノンポリであることは主流の価値観を肯定してるわけですから、極めて政治的なんです。ただそれに無自覚なんですね。原発が乱立しようが公害で海や川が汚れようが、自分は困らないので全然オーケー。それがノンポリであり橋下です。 

●でも、大人として成熟していく過程で、いろんな体験をしたり人に出会ったりして価値観にも修正を加え自らの政治性にも自覚的になっていく人もいるんです。僕もそうでしたし、今でも現在進行形です。でも、橋下クンにはそういう形跡がみられない。ノンポリのまま政治家になっちゃたんですね。

★橋下が無節操に、自分に得があるならどことでも組もうとするのは、ノンポリだからでしょう。そしてノンポリであることが既成の政治にノーを突き付けることだと、本人も有権者も誤解している。でもそれは子供に政権とらせてみようっていうのと同義です。

●自らの政治性に無自覚という意味での橋下的ノンポリの困った点は、自分の価値観や政治性を相対化できていない点です。社会の主流の政治的立場を無批判に吸収して育っただけなので、それになじまない人間が世の中にいることが理解できません。だからこそ独善的で不寛容で非論理的になります。

●橋下がノンポリなら、なぜ君が代や日の丸を強制するんだという疑問があるかもしれません。でも、彼が右翼思想に基づいて強制しているとは思えません。あれはたぶん「えー、国歌は斉唱するもんでしょ」というノンポリ的な常識論で「なんとなく強制」しているのです。しかも踏み絵としては丁度いいので。

●ノンポリ的な常識論の厄介さは、自分が政治的な立場を他人に強制しているという自覚すらない点です。「だって当たり前でしょ」「逆になんで歌わないの?」で済ませてしまうので、議論にもなりません。自らの政治性に無自覚なので、他者に守るべき政治的・思想的立場があることすら想像できません。

●橋下くんが「君が代問題は思想良心の自由の問題ではない」と言うのは、たぶん本心なんだと思います。彼にとってはどうでもいい問題なんで、不起立にこだわる気持ちも分からないんだと思います。でも同時に「上司の命令なのに立たないのはおかしい」っていう常識論は振りかざす。ノンポリだから。

(ツイートをまとめました) 
Posted by Kazuhiro SODA at 8/30/2012 

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