[CML 020747] <テント日誌 10/28(日)――経産前省テントひろば 414日目> 

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2012年 10月 31日 (水) 21:52:54 JST


<テント日誌 10/28(日)――経産前省テントひろば 414日目> 
        規制庁の拡散シミュレーションについて 
       〜テントの徹夜談議〜

10月28日(日) 晴のち雨 雨降りしきる夜長の徹夜談義
 しっとりと雨が降る夜、テントの中では飛び込んできた渕上村長を交えて熱い会話が夜を徹して続いた。
 テントの当番制についての討論に続いて、私は平和のピアニスト池邊さんとクラシック音楽談義、同じ時期に大阪の直ぐ隣街に住んでいられたことや共通の知合いが居たことなど、大阪の音大ローカルな話がはずんだ、原発に反対する運動のあり方も議論した。大声のために仮眠していた人も起こされて合流し更に話が進む。
 規制庁の拡散シミュレーションや防災訓練、テントの秩序、ルールとマナー、在宅親ケア、親のおくり方、などなどと。ルールについては、人に迷惑をかけるから守るべきでルールがあるから守るべきなのではない、人権を守るべきなのも憲法があるからではない、などなどと議論が尽きなかった。

規制庁の拡散シミュレーションについて
 規制庁が10月24日に発表した各原発からの拡散シミュレーション結果の図がテレビでも新聞でも大々的に報道された。
 http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/20121024.html (5、6番目のファイル)
 が、これは信用できない。年間で捉えて季節別・月別・日変化などを考慮しないのでは到達距離を過小評価する。このことを確認したくて、規制庁の防災課に電話してみてそればかりでは無いことが分かった。地形を考慮していないプルーム式を使うことに目をつぶるとしても、風向風速のデータの使い方がおかしい。
 特定の方向への到達距離を求めるために、毎時の気象データ(風向、風速、大気安定度、降雨量)を使用するが、風向をその特定方向に一定としておきながら、風速と大気安定度と降雨量のみ毎時の値を使用して計算している。風向・風速のベクトルを分離してしまってとても説得力がない架空の計算を基本にして推定しているのだ。
 案の定という訳ではないが、29日には6原発の拡散予測の誤りを規制庁が発表した。規制されるべき北陸電力からの指摘で判明したそうだ。
 http://www.nsr.go.jp/kaiken/20121029haihusiryo.html
  各原発で事故が起こった場合にどれだけの地域に影響するかを推定するための計算であるが、次のことをきっちり確認する必要がある。
1 原発からの放射性物質の発生量をどれだけと仮定するか
2 どのようなモデルで拡散(と到達)をシミュレートするか
3 その結果をどう評価するか、どれだけの量がどれだけの頻度で到達したら到達したと見なすか
 以上の観点から、今回の拡散予測結果は全く信用できない。どうも、防災指針で30km圏まで考慮すれば良いと決めつけたいがためのシミュレーションのようだ。枝野経産相が本年4月2日に参院予算委員会で述べた「日本全国に福島(原発)の事故は直接、間接の影響を及ぼしている。そういう意味では『日本全国』が地元だ」を忘れてはいけない。
 拡散シミュレーションの専門家の追及を期待したい。

なお、原子力災害対策指針に関する緊急署名が集められ、
個人署名3227筆、呼びかけ・賛同団体:182団体で、30日に提出され、
今も追加署名を募集している、是非ご協力を(締切11月初旬)。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/1030-6668.html 
   (K.M)



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