[CML 020615] 『飛礫別冊3』(天皇の沖縄訪問に反対 琉球再併合40年を撃つ)を発行

吉田 宗弘 mnhryoshi at yahoo.co.jp
2012年 10月 23日 (火) 16:27:06 JST


つぶて書房の吉田です。
このたび、『飛礫別冊3』(特集:天皇の沖縄訪問に反対する―琉球再併合40年を撃つ)を発行しましたので案内します。

■「発行にあたって」より
 「沖縄県は戦前、戦中戦後、十分すぎるくらい国に尽くしてきた。もう勘弁してくださいと心から国民全体に訴えたい」
 これは9月9日、「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」(一〇万一千人参加。宮古大会一五〇〇人、八重山大会五〇〇人)での主催者、実行委員会共同代表、翁長雄志・那覇市長のあいさつである。
 日本国家とヤマトンチュに対するこの訴えは、危険極まりない欠陥機オスプレイによって沖縄民衆が生命の危機に叩き込まれるだろう恐怖からだけではない。琉球処分後百数十年、あたかも植民地に対するごとく一貫して沖縄人民を無視し隷従を強いてきたヤマトゥ国家に対する怒りや悔しさの表明なのだ。沖縄ゆえの無視と隷属、つまり軍事植民地としてヤマトゥ国家に併合されてきた無残な現実に憤りを感じているのである。日米同盟を至上の価値としてきた自民党政権、野田佳彦民主党政権ばかりか、併合という国家犯罪に無自覚・無関心な、私たちヤマトンチュに対する批判でもある。
 沖縄民衆は大会後ただちにオスプレイ配備絶対阻止・普天間基地全面閉鎖の行動に入った。歴史的な決着をかけた行動に踏み込んだのだ。それは辺野古新基地建設、高江ヘリバット建設、与那国島自衛隊配備などの強行を阻止する全面対決の第一弾であり、全米軍基地閉鎖・撤去、日米安保破棄、自衛隊全部隊の沖縄撤退など軍事植民地解体の展望をも内包している。
 こうした最中、天皇明仁は「復帰四〇周年」記念行事である全国豊かな海づくり大会に出席するため11月、沖縄を訪問する。「日本再併合」を弾劾する沖縄で、いったい何を祝うというのか。政府・支配層や米国の政治とは関係がないごとく、政治とは別の存在としての天皇を演出し「親しみ」をアピールするに違いない。「敬愛」「有難さ」を沖縄民衆のなかにつくりだすというわけだ。それが総体として日本国家(安保体制と天皇制)の護持につながる、現政権の下支えになる、と考えている。
 とはいえ、これには、「復帰」以降、日本政府・支配層と沖縄の保守県政が天皇を「復帰行事」に出席させることで「沖縄の戦後を終わらせる」、つまり天皇と日本国家の戦争・戦後責任を消し去ることに腐心するも、失敗してきた歴史がある。加えてこの8月、沖縄の民衆は、沖縄戦で「戦争協力」を強制した日本国家(天皇)に、国家賠償を求める裁判を提起した。「軍官民共生共死の一体化」の「戦争協力」強制を不法行為(戦争犯罪)として弾劾するのだ。
 天皇と日本の支配階級は、決して許していない戦争・戦後責任に口をつぐんだまま沖縄の民衆に天皇の「親しみ」を演出できるのか。
 琉球諸島の米日軍事植民地化=天皇制日本への沖縄併合を許さない闘いには、沖縄人民の自決権獲得の強い意思が内在している。このことを踏まえた連帯が、私たちヤマトゥの労働者人民にいまほど必要なときはない。

■目次

特集 天皇の沖縄訪問に反対する
−琉球再併合40年を撃つ

・発行にあたって          
              『飛礫』編集委員会   
・米日軍事基地の永遠化を拒否する
             崎原 盛秀(ハルサー〔農民〕)
・「復帰? チャンナギレー!」  
             仲里 効(映像・文化批評家)
・琉球弧の自決権樹立!日米安保60年・「復帰」40年を撃つ!
	5・15を問う沖縄行動 
	          まよなかしんや(5・15を問う沖縄行動実行委員会)
・追体験・宮古島1945〜1972  
	宮古における復帰運動と今に続く軍事化に抗する道 
	      清水 早子(宮古在住)
・沖縄−ヤマト再併合40年
	反天皇・反安保・反原発の視点から 
	      菅 孝行(評論家・劇作家)
・天皇の「海づくり大会」出席と日本再併合40年  
        吉田 宗弘(反戦反天皇制労働者ネットワーク)
・沖縄靖国神社合祀取消裁判の背景      
	絡め取られた沖縄・日本   
	      石原 昌家(沖縄国際大学名誉教授)
・「島ぐるみ闘争」と「戦闘協力者」認定の共時性  
	占領批判の沈静化と援護政策の関連性について 
	      鳥山 淳(沖縄国際大学教員)
・「21世紀の国防」と安保・沖縄  
        池田 五律(戦争に協力しない!させない!練馬アクション)
・なぜ、野田政権は辺野古に固執するのか 
        安次富 浩
       (海上ヘリ基地反対・平和と名護市政民主化を求める協議会共同代表)
・バンタ ドゥナンチマ カティラリヌン!!
	私たちは与那国島を捨てられない!   
	      山口 京子(与那国島の明るい未来を願うイソバの会)
・沖縄戦を語り継ぐ アイヌ兵士と真栄平住民との交流 
              安仁屋政昭(1フィート運動運営委員)
・南北の塔と弟子豊治さん        
        仲吉 喜行(糸満市真栄平在住)
・「南北之塔」前で南と北を結ぶイチャルパ(供養祭)
        まよなかしんや(アイヌ民族と連帯する沖縄の会)
・尖閣諸島(釣魚諸島)問題で危機を煽る日本の軍事冒険主義
        加藤 智久(退職教員)


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