[CML 020464] IMF・世銀年次総会東京に対するLatinoDadの声明(転載)

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2012年 10月 16日 (火) 03:38:21 JST


紅林進です。

ラテンアメリカの「債務と開発」のNGOネットワークである「LatinoDad」が
IMF・世銀年次総会東京に対するについて分析と要望をまとめた声明を
出しました。

PARC(アジア太平洋資料センター)の会員MLより転載させていただきます。


(以下転載)

 IMF・世銀年次総会東京に対するLatinoDadの声明
2012年10月15日                       北沢洋子

IMF/世銀の年次総会に対して、ラテンアメリカの「債務と開発」のNGOネット
ワークである「LatinoDad」がIMF・世銀総会について分析と要望をまとめた。
EUのEuroDad,アフリカのAfroDadと連携している。

我々は、IMF・世銀の年次総会に対して、以下のように現在の状況を分析する。
1.国際的な経済・金融危機が、先進国の財政状況を悪化させている。グロー
バルな需要の縮小が起こり、途上国のGDPに影響を与えている。
2.金融資本や多国籍企業に対する規制や監督が全くない。したがって、彼らは、
グローバル・レベルで資源を枯渇させ、価格を投機し、環境を破壊している。
3.今日、実施されている財政緊縮調整政策は、多くのセクター、特に女性を苦し
めている。一方、緊縮政策は、自身の投機行為の結果破産した金融セクターを
優遇している。
4.IMF・世銀の経済成長政策は、外国資本の導入、自由貿易、労働市場の規制
緩和、人権侵害でもってのみ達成される。
5.IMFは、G20から新しい資金と新しい機能を与えられた。IMFに対する中国、
ブラジル、コロンビアなどから供与された追加資金は4,500億ドルに上った。
さらにIMFの加盟国に対する2国間、多国間の金融、財政、通貨政策に対する
監督は強まった。
6.新たなIMFの資金や機能は、自ら経済、貿易、通貨政策を実行している国
の自立を妨げる。
7.各国の金融セクター、および世界規模での金融状態についてのIMFの戦略は、
各国の経済、貿易、資本規制などの政策を脅かす。
8.IMFのすべての戦略は、金融セクターの投機行為をコントロールするものでなく、
また製造業セクターを活発化しない。
9.社会運動や社会組織は、金融改革が、これまでの権利を侵害するなと要求する。

 したがって、以下のような要求を掲げる。
* IMFは、金融資本、先物取引、デリバティブなどの規制を行なった上で、銀行
と企業に対するより効力のある監督を行う。さらに、環境と人権が生産的、かつ
持続可能な経済の基礎をなすことを認識する。
* 各国がマクロ経済で資金を自由に使えるようにするために、国際通貨システム
を確立する。
* 脱税をなくし、生産的、かつ持続可能な経済に資金を振り向けることが出来る
ような国際金融取引税を普遍化する。
* 外国資本や多国籍企業に対する優遇措置を止め、すべての国が自身の開発
を遂行できるようにする。
* 市民社会が参加し、監査する債務の監査を実施する。
* 汚い債務を帳消しにする。そして、債権者から自立した、さらに人間の必要と
権利を尊重する国際機関によって、公的債務の解決が公正に図られる。
* 極端なグローバル流動性と戦うために、各国が資本規制をする自由を与える。
* 秘密記名預金、資金洗浄、不正資金の移動、2重課税の不正適用などをなくす。
税情報の自動的適用と法律の普遍化。
* 一次産品の先物取引き市場、ならびに通常の一次産品取引き市場での投機を
禁止する。穀物価格の証券化を禁止。
* 公正な財政政策を普遍化する。財政政策が男女に異なった影響を与えること
に注意し、同時に、進歩的、再分配する目的を持つべきである。
* 金融システムの決定権や執行を再分配し、かつ分権化する。現在の危機の
解決のため、ならびに公共財を推進するために、資金の監査、規制、執行をする。
* 各地域で行われている政策を包括化する。および国連がモニターするグロー
バルな調整と監督についての新しい提案を行う。
 我々は、世界の男性、女性の権利を尊重する正義を求める。金融の力に対する
規制を要求する。そして、公共財と人間と自然の持続可能性の実現を信じている、
ことを宣言する。
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