[CML 020443] 最強無敵の東本流・書評術3箇条 Re: 「孫崎享『戦後史の正体』にかぶれる読者の見識を疑う」

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2012年 10月 14日 (日) 17:53:31 JST


前田 朗です。
10月14日


東本さん

いつもご苦労様。意気軒昂で大変結構なことです。

東本流・書評術3箇条をまとめてみましたので、ご笑覧ください。

第1条	読まずに書評する。――本を読まずに「駄本」と決めつけて徹底的に酷評
する。一度や二度では飽き足らず、同じ本を何度も何度も、これでもかこれでも
かとけなし、足蹴にし、引きずりおろすことで、素晴らしき自分を再発見し、己
の才能に歓喜し、自己満悦に浸る。

第2条	他人の書評に便乗する。――他人の論評、噂、ごみ情報をかき集めて横流
しし、これに便乗する。それらを巧みに加工し、組み合わせることによって、多
面的な観点と、豊かな分析を演出する。自分で読んでいないので、具体的な紹介
も、適切な批判もできないため、ひたすら他人の判断にすがりつく。

第3条	テキトーに殴り書きする。――何しろ、読んでいないので、読後感ではな
く、テキトーな読「前」感を殴り書きする。読んでないのに?と質問されると、
書評とは読んで書くものとは限らないのだ、と開き直って、さらに次々と見事な
「無」読感を創作し、一般人の文才では到底まねのできない超越論的書評術の方
法論を発展させる。


----- Original Message -----
> 先に私は「孫崎享『戦後史の正体』にかぶれる読者の見識を疑う」という古寺
多見氏の孫崎批判の論攷をご紹介しましたが
>http://akb.cx/kx0 )、その古寺さんが孫崎氏の『日本の国境問題』は
「穏当至極の主張の本である」と評価しています。
> 
>     「同じ著者による下記の本(引用者注:『日本の国境問題』)を読ん
だ(略)。こちらは穏当至極の主張の本である(ネト
>     ウヨは怒り狂うに違いない内容だが)。思うのは、孫崎享は本書のよ
うに自分の守備範囲に著作をとどめておけば良
>     いのに、ということだ。それを、鳩山一郎や岸信介といった、改憲派
の「保守傍流」政治家たちに肩入れしつつ、妙な
>     思い込みに固執するあまり、イデオロギー的かつ米国陰謀論に凝り固
まったトンデモ本を出すから批判される*2。日
>     本近代史の研究者が書いた本(坂野潤治著『日本近代史』)を読んだ
直後に孫崎のトンデモ本を読んだ日には、あま
>     りの落差の大きさに目が眩んでしまう。困ったものである(笑)」
(「孫崎享の穏当な本『日本の国境問題』」2012-10-08)
>     http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20121008/1349664723
> 
> しかし、上記の古寺さんのコメントを読めば一目瞭然ですが、古寺さんの『戦
後史の正体』批判には変わりがありません。彼
> のその後の『戦後史の正体』批判の要点を3本ほどご紹介しておきます。
> 
> 
> 
>




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