[CML 021068] 【報告】第579日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★

青柳 行信 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2012年 11月 19日 (月) 07:26:18 JST


青柳行信です。11月 19日。

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第579日目報告☆
    呼びかけ人賛同者 11月18日現在 総数2653名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
★さよなら原発! 福岡
  http://bye-nukes.com/fukuoka 
   
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★ 
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
お疲れさまです。
昨朝 ご連絡した、12・9キャンドルのチラシ、どなたかが都合してくれました。
11月22日(木)の『市民運動と私たちの権利』と
12月9日(日)の『脱原発キャンドル・ウォーク』両方とも
『主権在民』の上映会で配布してもらいました。
先日、テントでお借りした、森住卓さんと武藤類子さんの本を読んだばかりでした。
武藤さんの話しは、生活感があって、とてもわかり易いものでした。

あんくるトム工房
武藤 類子さんの話し  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2149

 上映会、トーク・セッションの後の 玄海町の脱原発を目指す会にも
参加しましたが、ポイントが定まらず、なんとなく捉えどころがないものでした。

★ 鍬野保雄 さんから:
みなさまへ
昨日、福岡市で開かれた講演“フクシマの真実と内部被曝”小野俊一さん(小野・出来田内科医院院長)の講演が、早速youtubeにUPされています。
http://www.youtube.com/watch?v=CzNWBb9gc8E&feature=em-uploademail

小野氏は東大卒業後、東電福島第2で7年間働いた経験があり、その後、熊大医学部に入って医師になった方です。福島大事故の真実は私たちの想像を超える被害をもたらしているこ
とや北九州市でのがれき焼却による放射線の大気中の数値が上がって来ていることも紹介されています。残念ながら山口県の数値は紹介されていませんが、八幡区の数値よりも高く
なっているそうです。
これから雨の降り初めには注意が必要とか、キノコは食べないようにと言われています。私は庭先に出来たシイタケを食べていますので、ちょっと心配です。私たちのそばにまで放
射能汚染はひそやかに広がり続けているのかも知れません。

またヒロシマに原爆が落とされた年の9月6日にGHQは「放射線により苦しむものはいなくなった」と報じ、以後放射線内部被曝の真実を公表させないようにして来たし、それは今日ま
でIAEAやICRPにもつながり、国や地方自治体の見解につながっております。
小野氏の講演内容は私たちに、想像以上に被曝が広範囲に広がっていること、その内部被曝がいかに深刻なことであるか、そして北九州市の瓦礫焼却を止めなければならないことを
明らかに示しています。
もしご覧になって良かったらご友人知人にも転送されてください。

★NoboruN( 脱原発・放射能汚染を考える吹田の会)さんから:
青柳さま
いつも貴重な情報をありがとうございます
「脱原発・放射能汚染を考える吹田の会」のチラシNo.39ができました。
11月11日の、東京での「100万人大占拠」、大阪での「関電本社1万人大包囲」行動は、 
日比谷公園の使用不許可など露骨な妨害を撥ね退けて成功しました。

大阪では関電本社前の抗議行動に約1500人もの参加がありました。
東京、北九州、名古屋など全国で行動がおこなわれました。
毎週金曜日の関電前抗議行動も300人から500人の参加で粘り強くおこなわれています。 
ぜひ参加下さい。来週23日は休日で行動も休みです。

野田首相の「自滅的解散」にせかされて、橋下維新の会は石原氏を頂点とする
「超保守政党」になりました。橋下氏は「2030年原発全廃」を公約から外し、
「まず(再稼働の)ルールの構築」に書き換えました。原発市民投票の拒否、
大飯原発の再稼働の承認など、橋下氏のこれまでの行動から言えば、これは変質
したと言うより本音に戻ったと言うべきでしょう。
脱原発投票難民と言われるように、総選挙での選択子はきわめて狭いですが、
その中でも「脱原発=原発ゼロ」の声をあげ続けたいと思います。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
今朝は、フクシマの福島民友から、記事が少ないです、
1.集団申し立てへ説明会 伊達の勧奨地点指定外2地区(11/18 09:35)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/1118/news4.html
・・・・・・まだらに指定地域が設定される中で、放置された人たちの動きです。伊達市−福島第一から北西に60キロに位置。
2.「「甲状腺がん疑い」1人 県の18歳以下1次検査」(11/18 09:50
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/1118/news7.html
・・・・昨日東京新聞のきじにもありました。
他紙では、
3.原発事故でイノシシ急増か=狩猟者大幅減、出荷制限も影響−農業被害1億円余・福島」時事通信11月19日02:00
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012111800077
・・・・放射線で汚染されているので、肉として利用もできない・・・。汚染された山にも猟に入りたくない・・・。
4.「20日に運営組織発足 福島医大の放射線医療新センター」福島民報11/18 08:01 
⇒http://www.minpo.jp/news/detail/201211184930
原発立地地域での動き
5.「柏崎市、刈羽村は現職当選 ともに原発再稼働容認」 西日本11月18日 23:46
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/334811

いま届いた西日本新聞紙面では、3面に5.の記事があり、見出しは次のように変わっています、
5’.「原発地元でダブル選挙 柏崎市は慎重派 刈羽市は推進派」
30面社会欄に、2.と同様の記事があります、
6.「甲状腺福島調査一人『がん疑い』」
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/334727
きょうはこれだけ、少ないです。

★ 満田夏花さん(FoE Japan)さんから:
「大飯原発の即時停止を〜国は安全審査の「手引き」を守るべき」という
趣旨の国会議員署名を呼びかけています。プラス、火曜日の大飯原発に関
する院内集会の呼びかけ議員も募集中です。(衆議院の場合、元議員)

週末、議員たちは地元に帰っています。ぜひ、みなさまからも呼びかけて
ください!
呼びかけ文書を別添します。
または下記からダウンロードできます。
https://dl.dropbox.com/u/23151586/121116_ohi_giin_shomei.pdf

現在、呼びかけに参加して下さっている国会議員は下記のとおりです。い
つもありがたいですね。応援していきましょう!

橋本べん、福島みずほ、服部良一、平山誠、谷岡郁子、井上哲士、阿部知子、
三宅雪子、川田龍平、吉田忠智、山内徳信、横峯良郎、山崎誠、田城郁、
重野安正、平智之、姫井由美子、岡本英子

下記呼びかけ文を貼り付けます。
----------------------
2012年11月  日
国会議員  ___________ 様

大飯原発の即時停止を〜国は安全審査の「手引き」を守るべき

 ̄‘盻顕颪慮討咾け議員に加わってください
国会議員署名の呼びかけに加わってください

<趣旨>
現在、原子力規制委員会のもとで、大飯原発の断層調査が進められていま
す。11月4日の有識者による評価会合では、座長役をつとめた島崎委員
により「12万〜13万年前以降にズレが生じたことが確認された。活断層に
よるものだと考えても矛盾はないが、地滑りだという指摘もあった」とい
うまとめが行われました。第2回評価会合では、関西電力により、「地す
べりということもありうる」という主張が展開されましたが、活断層であ
るという指摘を否定する証拠は何も指摘されませんでした。

平成22年12月20日「発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手
引き」では、下記のように記されています。
1.3 耐震設計上考慮する活断層の認定
(1)耐震設計上考慮する活断層の認定については、調査結果の精度や信
頼性を考慮し安全側の判断を行うこと。・・・(略)
(2)後期更新世以降の累積的な地殻変動が否定できず、適切な地殻変動
モデルによっても、断層運動が原因であることが否定できない場合には、
これらの原因となる耐震設計上考慮する活断層を適切に想定すること。
これに従えば、調査対象の調査対象は活断層とみなすべきです。
断層の真上に非常用取水路(耐震Sクラスの重要施設)が通っており、同
「手引き」に従えば、大飯原発の運転はただちに停止すべきです。
原発の運転を継続したまま、調査に時間をかけることは、本末転倒です。
多くの人々の生命がかかっていることをまず、最優先に考えるべきです。

 ̄‘盻顕颪粒催
このような趣旨から、かねてより大飯原発の敷地内の活断層の問題に警鐘
を鳴らしてきた渡辺満久・東洋大教授および只野靖を招いて、下記緊急院
内集会を行います。ぜひ、「呼びかけ議員」に加わってください。

【緊急院内集会】
大飯原発の即時停止を〜国は安全審査の「手引き」を守るべき
日時:2012年11月20日(火)17:00〜18:30
場所:参議院議員会館講堂
内容: ・大飯原発活断層調査について
       ・「手引き」の持つ法的な意味
 ゲスト・スピーカー:渡辺満久さん(東洋大学教授)
                    只野靖さん(弁護士)
主催:福島老朽原発を考える会、原発を考える品川の女たち、FoE Japan
協力:グリーン・アクション、美浜の会

∧姪困旅餡餤聴署名の呼びかけ議員に加わってください。
(別紙をご参照ください)

(別紙)
2012年11月  日
内閣総理大臣 野田佳彦 様
経済産業大臣 枝野幸男 様
原子力規制委員会委員長 田中俊一様
原子力規制委員会委員長代理 島崎邦彦 様
関西電力株式会社 取締役社長 八木  誠 様

大飯原発の即時停止を求める要請書(案)

11月4日の大飯断層調査団の評価会合において、渡辺満久・東洋大教授
は、大飯原発の重要施設を横切る活断層が存在することが確認されたと発
言しました。原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理は、「12万〜13
万年前以降に動いたことが確認さた。ズレの原因は、活断層によると考え
ても矛盾はないが、地滑りの可能性もある」と議論をまとめました。

これにより、これまで関電と国が繰り返してきた「12〜13万年前以降
に動いていない」ため活断層ではないという主張は、根底から覆りました。
ズレの原因について、関西電力は一転して、「地すべりの可能性」を主張
しはじめていますが、調査団の専門家は誰一人そのような判断を示してい
ません。「断層活動によると否定できない限り」活断層と認めるべきとい
う国の「発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手引き」に従
えば、F−6及び指摘された破砕帯は活断層だと判断すべきです。
さらに、その直上には、大飯原発の重要施設(非常用取水路)があるため、
原発の運転は認められません。

周辺住民および多くの人々の命がかかっています。
国が定めた「手引き」に従い、大飯原発を直ちに停止することを要請します。
以 上

呼びかけ議員(16日18時現在):
橋本べん、福島みずほ、服部良一、平山誠、谷岡郁子、井上哲士、阿部知子、
三宅雪子、川田龍平、吉田忠智、山内徳信、横峯良郎、山崎誠、田城郁、
重野安正、平智之、姫井由美子、岡本英子

※提出を11月20日(火)に予定していますが、情勢により前後することが
あります。
※締切:11月19日(月)
問い合わせ先:満田夏花/FoE Japan 携帯:090-6142-1807
国際環境NGO FoE Japan  〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-22-203
  Tel: 03-6907-7217  Fax: 03-6907-7219
FAX:03-6907-7219  下記の□にチェックをつけ、ご連絡ください。

□11月20日の緊急集会の呼びかけ議員に加わります
□緊急要請の呼びかけ議員に加わります

国会議員名_________________ 
参議院・衆議院 党派_______

電話________FAX________ 

★ 内富 さんから:
 「バイバイ原発・京都」ブログを更新いたしました!
【12・2 脱原発学習会@使い捨て時代を考える会】「電気料金値上げについて考える」
http://d.hatena.ne.jp/byebyegenpatsukyoto/20121117/1353151926

【11・27緑のたねまきシンポジウム】 京都発 『脱原発と総選挙』
http://d.hatena.ne.jp/byebyegenpatsukyoto/20121117/1353151402

【こどもの命・未来守ろう 脱原発総選挙 脱原発の候補者を選ぼう!】11・23(金)関電京都へ 午後5時から7時
http://d.hatena.ne.jp/byebyegenpatsukyoto/20121117/1353151146

【福島原発告訴団・関西?よりのお知らせ】関西支部で集約した告訴人は1680人、全国での集約は13626人
http://d.hatena.ne.jp/byebyegenpatsukyoto/20121117/1353148083 		 	   		  

★ 松元 さんから:
みなさまへ    
先月末、ジュネーブの国連人権理事会に福島の惨状を訴えに行った「ふくしま集
団疎開裁判」の弁護団柳原敏夫さんの報告を紹介させていただきます。 重たい
メッセージです。

ガザも戦争ですが、日本も戦争です。嘘と誤魔化しから子どもと未来を守り自然
を回復する戦争です。昨年4月にガザで殺害されたイタリアの活動家 ヴィットリ
オ・ アッリゴーニのシンボルメッセージが「人間になるために」でした。奇し
くも以下の柳原敏夫さんのメッセージも「人間になるために」です。いま世界
の民衆は、同じ境遇にあるようです。

■ふくしま集団疎開裁判ブログ
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/

======以下、転載=====

◆ジュネーブ報告記(1)人間になるために(弁護団 柳原敏夫)

以下は、10月28日〜11月1日、ジュネーブの国連人権理事会に、福島の惨
状を伝えに行った疎開裁判の弁護団の柳原敏夫の報告の一部です。
さしあたり、4回に分けてアップします。

   ***************************

   人間になるために(ジュネーブ報告記)
                      ふくしま集団疎開裁判 弁護団
 柳原敏夫

8.世界中の皆さんへ
私達を守ってくださ い。助けてください。
子どもの健康を守っ てください
これ以上、放射能被 ばくをさせないで下さい
日本政府がやらない 移住を助けて下さい
世界の常識で我々を 救って下さい
私達を直接調査して 下さい、本当の姿を見る ために
子供達は我慢の限界 です
                  井戸川克隆 双葉町長

*1、はじめに*
な ぜ国連に行ったのか。3.11以来、福島の人々、とりわけ子どもたちは前
代未聞の危険な状態に置かれ、なおかつ愚劣極まりない非人間的な 扱いを受
け、このままでは奴隷か生きる屍(しかばね)と変わらない存在に貶められてし
まうから。そこから抜け出し、人間となるために。


◆ジュネーブ報告記(2)個人的な感想―ドブネズミの涙―(弁護団 柳原敏夫)

今 回、スイス・ジュネーブの国連人権理事会に福島の惨状を訴えることを決め
たものの、双葉町長の井戸川さんと共に行くメンバーが最後ま で決まらなかっ
た。 「あなたが行くべきだ」という妻の声に背中を押されて私が行くことに
なった。パスポートのなかった井戸川さんが途中で迷子になった り、誘拐され
ないために もボディーガードが必要だった。

5日外泊したのは親父 <http://song-deborah.com/zizi/>の介護以来初めてのこ
とで、家族のおかげで彼の命はつながった。帰国して、彼を 「ベンジャミン・
バトン」のラストシーンのように、2度目の育児を30年ぶりにするような気持ち
で、命に対する感情に 襲われながら接することができる気がした。

1917 年、新潟県佐渡島に生まれた今年95歳の親父は、戦前、生来の人柄
と大陸での生活のおかげでお人好しの極限形態みたいだったのが終戦 前夜の
1ヶ月余りで突 然変異を起こし人格が豹変した。それまで特に何も考えない極
楽トンボが、1ヶ月で、誰が何と言うとぜったい撤回しない不動の確信を 持っ
た反戦平和主義者に 変貌してしまった。それまで、満州鉄道の下っ端職員とは
いえ、植民地生活の特権の端くれを享受していた彼は、終戦前夜に至っても、大
本営発表をうのみにして避難もしなかったふつうの市民だった。

しかし、8 月9日、ソ連参戦の報と同時に現地招集されて事態が一変した。ろ
くな装備もないズサンな軍隊としてソ連兵と向かい合う羽目となり、偶 然にも
命を落とさず終 戦1週間後に武装解除を迎えたが、今度はソ連兵に捕まってシ
ベリア抑留になるまいと、ドブネズミのように満州平野を逃げ回る羽目と なっ
た。昼間は草原に身 を隠し、夜間に行動して、1ヶ月後に中国撫順市に辿り着
いた。彼は自分が奇跡的に生き延びたことを、この1ヶ月の体験で知った、そこ
で見た、未だ語ること もできない、満州開拓民の家族たちの命が無惨に奪われ
ていく光景と共にまざまざと知った。さらに、彼は次の真実を知った――自分は、
戦争推進者たちが逃げ のびるための「盾(たて)」として召集され、ソ連兵と
の戦闘の最前線に立たされたのだ。自分はただの兵士ではないのだ、いけにえに
さ れたのだ!

おそらくこのとき、彼はそれまでの自分の無知を 恥じ、「無知の涙」を流し
た。それまで行儀よくしつけられ、学 校で社会で大本営発表をうのみに する羊
のようにマインドコントロールされた自分の タガが外れて、満州の荒野でドブ
ネズミになってみて、初めて見えてきたものがあった。このとき彼は人間になっ
たのだ。それが、戦争と 平和に対する彼のその後の態度を決した。彼は終生こ
の認識を手放そうとしなかった。

今回、スイス・ジュネーブの国連に行くときに思い出されたのがこのことだっ
た。つまり、福島に生まれた人たちもこ れと同じ目に遭っているのではないのか。 

◆ジュネーブ報告記(3)3.11以後―天地がひっくり返った―(弁護団 柳原敏夫)

3.11 の原発事故は、私にとって自分があと百年どころか、千年生き永らえ
たとしても二度と体験できないと思えた未曾有の事故だった。しかし、当 時、
この認識を回 りの人々と共有することは困難だった。というのは、この惨害は
原発周辺以外は目に見えず、臭いもせず、痛みも感じない、要するに私たちの
日常感覚に頼る限 りぜったい理解できないものだから。ひとたび日常感覚に
頼ってしまったら、3.11以後の光景も3.11以前と何も変わらない、つま
り事 故はなかったも同 然に見えるから。

し かし、たとえ放射能の異常を日常感覚で理解することが困難でも、日常感覚
で理解可能な異常事態が1つだけあった――政府・原子力ムラ・御 用学者・御用
マスコミの対応ぶりである。それまで羊のように大人しく飼いなされていた私た
ち市民もさすがに「福島県の学校の安全基準を20倍 にアップする」「健康に直
ちに影響はない」「国の定めた基準値以下だから心配ない」‥‥に天と地がひっく
り返る位思い切り翻弄された。天 と地がひっくり返 る極限形態が戦争である。
普段なら殺人という凶悪犯罪が戦争では英雄行為と賛美される。普段なら不登
校、辞職といった離脱(逃走)行為が 戦争では死刑に処 せられる重大犯罪とさ
れる。この意味で、3.11以後、私たちは戦争状態にある、福島原発から放出
された大量の放射性物質から発射される 放射線の絶え間の ない攻撃という意味
での核戦争の中に。

ふくしま集団疎開裁判が起こされた郡山市に 何度か通ううちに、郡山市が事実
上戒厳令状態にあることを知った。ここに住む以上、人々は、正直に、思ったま
まのことを言うことはできな い。
それは福島県の殆どの市町村も同様である。
のみならず、日本全体も、事実上、戒厳令状 態にあることが判明した。世界で
は、いま、福島の子どもたちの救済を求める様々な声が上げられている。ノーベ
ル平和賞を受賞した医師の国 際的団体「核戦争防止国際医師会議
<http://www.ippnw.org/>」 は、昨年と本年の8月に、くり返し、以下のように
述べ、年間1ミリシーベルトを超える地域に住む子どもたちの避難の必要性を表
明した。

    「国際的に最善といえ る水準の放射線防護策を実施するには、いっそうの
    避難が必要です。私たちはそれ以外 に方法はないと考えます。」(11.8.23
    原文 <http://peaceandhealthblog.com/2011/08/23/ippnw-pm-kan-
    fukushima/>)
    「一般公衆の医療行為以外での付加的な被ばくの許容線量は、すべ ての放
    射性核種に対する外部被ばくと内部被ばくの両方を含めて、合計年間1ミリ
    シーベルトに 戻されるべきです。これは特に子どもと妊婦にとって重要で
    あり、一刻も早く実施されるべきです。」(11.8.23原文
    <http://peaceandhealthblog.com/2011/08/23/ippnw-pm-kan-fukushima/>)
    「子どもや子どもを出 産できる年齢の女性の場合には1ミリシーベルトを
    超えることが予想されるときには、彼らが移住を選択する場合に健康ケア、
    住居、雇 用、教育支援および補償が公正かつ一貫した形で受けられるよう
    にしなければならない。」(12.8.29 原文
    <http://fukushimasymposium.files.wordpress.com/2012/08
    /20120829_ippnw_recommendations_fukushima.pdf>)

しかし、いったい日本の医師たちのどの団体 から、これと同様の避難の必要性
を表明した声明がなされただろうか。
「教え子を再び戦場に送るな」から戦後をス タートにした日本の教師たちと教
育者たちのいったいどの団体から、同様の、子どもたちの避難の必要性を表明し
た声明がなされただろうか。
これまで、憲法9条を守れと叫ぶ平和主義者 や文化人たちのいったいどの団体
から、子どもたちの避難の必要性を表明した声明がなされただろうか。
この異常極まりない事態はいったい何に由来 するのか。
それは、いま、日本が再び、ある種の戦争状 態に突入したからで、日本全体が
見えない戒厳令状態にあり、多くの専門家、知識人、文化人たちが、「命を守
る」のではなく「祖国防衛」(経済復興)の側に 回ってしまったからにほかな
らない。

であれば、戒厳令のない場所で、福島の惨状 を訴えよう。これを試みない理由
はない。それ以後、この認識を共有できる人をひそかに求めていた。そこで出
会ったのが双葉町長の井戸川さんだった。10月30日の本 番2週間前、それまで
一度しか会ったことのない私に、彼は「ジュネーブに行きたい」と言い出した。
福島の惨状、福島の真実を世界に伝える という伝道者としての決意がそれを言
わせたのだ。それは冒頭に紹介した彼の原稿
<http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/11/blog-post_8579.html>に現れて
いた。

2012年11月16日金曜日
◆ジュネーブ報告記(4)人間になるために―ぼくに炎の戦車を―(弁護団 柳原敏夫)

これまでに何度も述べた通り(8.24官邸前スピーチ「なぜ福島の子ども達の集団
疎開は検討すらされないのか」
<http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/08/blog-post_25.html>な ど)、日
本政府 くらいチェルノブイリ事故から学び尽くした者はいない。彼らの
SPEEDIの情報隠しも、避難地域拡大防止のためにソ連政府が行 なった情
報隠しから学んだ成果の実行にすぎない。

チェルノブイリ事故でソ連政府がタブーにし た最大のものが2つあって、その
1つが子ど もたちの被ばくデータである(「ネットワークでつくる放射能汚染
地図 <http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0515.html>」のプロデューサー
七沢潔「原発事故を問う――チェルノブイリ からもんじゅへ」137頁)。日本
政府もソ連政府の忠実な教え子として、子どもたちの集団避難をタブーと決めた。

なぜ、そのような決断をしたのか――ベトナ ム戦争の米軍による枯葉剤散布で最
も深刻な 被害が出たのは子どもだったように、長期にわたる低線量被ばくによ
る最 大の被害は子どもに出るから。子どもたちの被ばくに関するデータが明ら
かになると、原発事故で子どもたちがどれほど深刻な、どれ ほど悲惨な被害を
受ける か、これが人々の前に明らかになる(チュルノブイリ事故で多重先天障
害 を負った子どもたちの写真
<http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/Chernobyl-child.jpg>参 照)。なおかつ、
深刻な被ばくから子どもたちを救うために集団避難を実施するとどれくらい大規
模なプロジェクトになるか、これも 人々の前に明らかになる。 その結果、誰も
が、二度と、決して、原発事故はあってはならないと、深く確信するようにな
る。そして、二度とこのような悲惨な事 故を起こさないために、二 度と、決し
て、原発は稼動してはならない、廃炉にするしかないと、深く確信するようにな
る。多くの人々がこの不動の確信を持つに 至ること、それをソ連政府 も日本政
府も最も怖れた。だから、必死になって子どもたちの被ばくデータを隠すことを
決めた。

真実は――ふくしまの子どもたちは、原発推 進者たちが今後とも原発推進をやり
続けるた めに、「原発事故が起きてもたいしたことはない、問題ない。」と言
い続 けるための「盾(たて)」として使われたのだ。子どもたちは福島県立医
大のただの患者ではない、原発推進者たちの最大の犠牲者、 否、彼らが生きの
びるため のいけにえにされたのだ!

これ以上考えられないほど理不尽極まりない 不正義に対して、はっきりノー!
という声を 上げる者がいるぞを世界に示すのが今回のスイス・ジュネーブの国
連行きの目的だった。
だが、国連はIAEAのような国際原子力ム ラの牙城ではないのか?しかし、
我々が行っ たのは国連の人権理事会である。それは人類普遍の原理である人権
を鏡として問題を明らかにする場である。

人権を定めた憲法の基本書(例えば宮沢俊義 「憲法供廖碧[С愾棺検法砲魄貪
でも手に したことがある人なら、もともと近代憲法の出現が世界史の奇跡であ
るこ とを知るはずである。なぜなら、それまでの法律は我々市民に対し「〜し
てはならない」と命じるものであったのに対し、近代憲法に おいて初めて、市
民ではな く、国家に対し、お前は「〜してはならない」と命じ、しかも、我々
市民の生命・自由・人権を奪ってはならないと命じたからであ る。このとき天
と地がひっくり返ったのである。それは世界史の奇跡と呼ぶほかない(国家主義
者たちはこの事実を隠そう、隠そうと 必死だが)。

その近代憲法が定めた人権の本質が「抵抗 権」である。それは「個人の尊厳か
ら出発する 限り、どうしても抵抗権を認めない訳にはいかない。抵抗権を認め
ないこ とは、国家権力に対する絶対的服従を求めることであり、奴隷の人民を
作ろうとすること」(宮沢俊義「憲法供廝隠沓格如砲世らで ある。

しかし「抵抗権」とはさかのぼれば、生命そ のものを鏡にして得られた理念で
ある。なぜ なら、自然界では生命体も含めてすべての物理現象に押し寄せるエ
ントロ ピー増大の法則が存在するが、生命とは、この「無秩序に向かうエント
ロピー増大の法則にたえず抵抗して、生命体の秩序を維持する あり方」(福岡
伸一氏が命 名した「動的平衡」〔生物と無生物のあいだ
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%A8%E7%84%A1%E7%94
%9F%E7%89%A9%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A0>〕 164頁〜)のことで
あり、この意味で抵抗とは生命そのものの営みである。私たちの「生きたい!」
という渇望と行動が「抵抗」そ のものなのである。「生き たい!」という渇
望・行動が止まない限り、「抵抗」が止むこともない。逆に「抵抗」をやめたと
き、それは生きる屍である。生きる 屍はなく、生きた人間とな るために抵抗が
不可欠なのである。「命を守る」私たちの取組みこそ人権理事会で取り上げる議
題として最もふさわしい。

18世紀に世界史の奇跡として出現した近代憲法(ヴァージニア憲法3条
<http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2011/12/blog-post_16.html>やフランス
人権宣言など、これらは改めて声に出して読みあげ る価値がある)は、人類普
遍の原理として300年後の「命を守る」私たちの取組みに尽きることのない勇
気と激励を鼓舞してくれ る。その人権宣言を詩(うた)にしたのが、同じ18
世紀の詩人ウィリアム・/ブレイクである。彼の/預言詩『ミルトン』(Milton)
の序もまた世界史の奇跡のように、私たちに無限 の勇気と激励を与えてくれ
る。以下はその21世紀版である。

And did those feet in ancient time,
Walk upon Fukushimas mountains green:
And was the holy Lamb of God,
On Fukushima pleasant pastures seen!

古代 あの足が
ふくしまの山の草地を歩いたというのか
神の聖なる子羊が
ふくしまの心地よい牧草地にいたなどと

And did the Countenance Divine,
Shine forth upon our clouded hills?
And was Jerusalem builded here,
Among these dark Satanic Mills?

神々しい顔が
雲に覆われた丘の上で輝き
ここに エルサレムが 建っていたというのか
こんな闇のサタンの工場のあいだに

Bring me my Bow of burning gold:
Bring me my Arrows of desire:
Bring me my Spear: O clouds unfold!
Bring me my Chariot of fire!

ぼくに燃える黄金の弓を
希望の矢を
槍を  ああ 立ちこめる雲よ 消えろ
ぼくに炎の戦車を 

I will not cease from Mental Fight,
Nor shall my Sword sleep in my hand,

精神の闘いから ぼくは一歩も退かない、この手のなかでぼくの剣を決して眠らせておかない

Till we have built Jerusalem,In Japanese green and pleasant Land.

心地よいみどりのニホンの大地に
エルサレムを打ち建てる日まで(12.11.15 柳原敏夫)
(ジュネーブ報告記 転載おわり)

○−−−−−集会等のお知らせ−−−−−○ 

● さよなら原発!福岡集会実行委員会 ●  
日 時:11月21日(水)18時30分〜21:00
場 所:福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)
   http://jinken.city.fukuoka.jp/shisetsu/access.html
   福岡市博多区下川端町3番1号
   博多リバレイン リバレインオフィス10階
☆11・11集会の振り返り・今後の活動
☆12・9 脱原発キャンドル・ウォークとりくみ

● 原発労災・梅田隆亮さん第4回口頭弁論 ●
日 時:12月26日(水)
場 所:福岡地方裁判所 (福岡市中央区城内1-1赤坂駅から徒歩5分)
    裁判開始:14:30 (301号大法廷)
支援カンパ: 郵便振替口座 01700−1−125911 
加入者名: 原発労働裁判・梅田さんを支える会
銀行振込:ゆうちょ銀行 一七九店(179)当座0125911

○−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−○ 
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           午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設)
     ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
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