[CML 020874] <テント日誌 11/3(土)――経産省前テントひろば 420日目>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2012年 11月 8日 (木) 06:33:42 JST


<テント日誌 11/3(土)――経産省前テントひろば 420日目>
    原発作業員の声を聞け! 使い捨てをするな!

 今日は11月3日、文化の日である。この日は統計的に天候が安定していて晴天が5割を超える「晴れ」の得意日だそうだ。今年も、天気に恵まれ、朝から晴天である。ただ、頬に当たる風は冷たく、季節は確実に冬に向かっているようだ。
 お昼過ぎに、招かれざる客がスピーカーを大音量に鳴らしやってきた。通り過ぎただけだったようだが、「オイ!こじき!そこは国有地だろう!不法占拠はヤメロ!」なかなかのダミ声である。
霞ヶ関の官僚どもには「高い給料ばかり、貰ってんじゃないぞ!」たまには的を射た事も言うようである。2回ってきたが、木枯らしと共に走り去っていった。
 今日の東京新聞の朝刊の「こちら特報部」に、東京電力福島第一原発の事故の収束作業現場で働く作業員からの告発が特集されていた。下請けの建設会社に今年1月に正社員として入社したのだが、今月1日に解雇を言い渡され、これを不当として団体交渉に踏み切ったそうだ。
 男性はフリーター全般労組を頼って東電グループ企業2社を相手に解雇撤回を求め団体交渉を申し入れた。両社ともまともな対応すらせず、まさに「使い捨て」の扱いを受けている状態である。また下請け労働者の給料のピンハネがまかり通ているそうだ。男性が団体交渉で追求しても「雇用関係にない」の一言で切り捨てられているのが現状のようである。
 テントによく訪れる福島県双葉郡富岡町の自宅から水戸市に避難されている木田さんお薦めの布施祐仁さん著作の「ルポ イチエフ」に詳細な記述があるが、原発現地下請け作業員の窮状は凄まじく、文字通り命を削りながらの作業を強いられている様である。
 人間を使い捨てにする電力会社、や下請け企業。しかし、事故を起こした福島原発の収束作業は彼ら現場の作業員なしではできないのである。現地の作業員達と連帯して行動していきたい。
 夜、久しぶりにテントを訪れたという女性がふかし芋の差し入れを持ってきてくれた。早速みんなでご相伴に預かる。芋の話から戦時中の食糧難の話へと進み、北海道の友人はかぼちゃばかり食べさせられたので、今ではかぼちゃは見るのも嫌だ。とか、さつま芋ならまだいい方で、芋のつるを貰ってきてそれをすり潰して粉にし、水を入れ丸めて団子にし、それを焼いて食べたそうだ。老年や若者が一緒に昔話に花を咲かせていた。
 帰りに、歌を歌います。と言って先ほどの女性が、すくっと立ち、アカペラでカンツウオーネを2曲披露してくれた。私の目の前で、声量豊かに歌ってくれた。こんなに身近な場所で本場(?)の歌が聞けるとは、感謝、感謝。
              (S・S) 



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