[CML 020852] 緑の党への期待

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2012年 11月 6日 (火) 23:18:44 JST


緑の党は今後の選挙で注目すべきアクターである。緑の党は政党として立ち上がった点が大きな特徴である。単純に脱原発を進めたいという考えならば既存の脱原発議員を応援する圧力団体となる選択肢もあった。政党として結成したところには脱原発を標榜する既成政党を否定する意義がある。 

電力産業の労働組合に支えられている政党や科学の発展を無自覚に肯定するイデオロギーを持つ政党では根本的な脱原発にはならないという思いがある。環境に軸足を置く緑の党は脱原発のみならず、開発優先の土建国家の根幹へのアンチテーゼとなる。 

それ故に最初から既成政党と共闘を進めることは緑の党にとって自己否定となる。消去法で既存の政党に投票していた不満層の票を奪うぐらいの勢いが欲しいところである。現実問題としても単独で議席を取れるくらいの力がなければ、他党は対等の相手として協議のテーブルにすらつかないだろう。この点において環境問題などに取り組んできた地方議会の無所属議員が緑の党に合流していることは大きな希望である。 

緑の党が政党として存在感を示すことは政党政治を活性化させる。往々にして民主党などと同一歩調をとりがちな社民党も、緑の党の存在で安易なすり寄りがしにくくなる。共産党も自分以外の政党をオール与党と批判する特権的立場を失うことになり、これまで以上に世論に敏感にならざるを得ない。 

何よりも有権者にとって選択肢ができる。共産党や社民党の支持者が皆、共産主義や社会民主主義を信奉している訳ではない。現体制への批判票として、極論すれば仕方なく革新政党に投票している人も少なくない。共産党や社民党の票が緑の党に流れたとしても、それは票の横取りではなく、正しい受け皿ができたという歓迎すべき結果になる。
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