[CML 017208] IK原発重要情報(136)

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2012年 5月 22日 (火) 21:58:19 JST


        IK原発重要情報(136) [2012年5月22日]

  私たちは、原発についての情報と脱原発の国民投票をめざす市民運動についての情報を発信しています。よろしく、お願いいたします。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許しください。転送・転載は自由です。)

弁護士 市川守弘、弁護士  河内謙策

連絡先  [1月1日より新住所です。御注意ください。]
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号
河内謙策法律事務所内(電話03-6914-3844、FAX03-6914-3884)
Email: kenkawauchi at nifty.com

脱原発の国民投票をめざす会
http://2010ken.la.coocan.jp/datsu-genpatsu/index.html

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             福井県内の情勢の評価について

 皆様御存知のように、昨日、福井県原子力安全専門委員会が開催されました。種々の情報を総合すると、昨日の原子力安全専門委員会での再稼動承認→福井県議会の全員協議会での再稼動同意→福井県知事の再稼動同意表明→今週の金曜日にも再稼動についての野田首相らの最終決定、という陰謀は挫折したようです。
 不明の点は多いのですが、私は、毎日新聞、福井新聞、佐藤正雄県議会議員のブログ、の記事等を総合的に考え、共通の記事は事実と認め、共通でない事実は、何がありうるかを考察するという手法で判断しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120522-00000270-mailo-l18
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34812.html
http://blog.goo.ne.jp/mmasaosato

  まず、昨日の原子力安全専門委員会での再稼動承認がなされなかったことは間違いありません。また、現時点で、原子力安全専門委員会の次回予定はたっていません。だから、上記陰謀が挫折したことは間違いないのです。不明なのは、一体どういう討議がなされたか、ということです。これの正確な評価がないかぎり、今後の予想が難しいのです。
 大飯原発周辺斜面の安定性について議論になったということは分かります。大飯原発周辺斜面の安定性について、原子力安全専門委員から、関西電力に対し「みなさんがよく分かっていない、ということが今日分かった」という厳しい批判が出たことも分かりましたが、その批判の内容が分からない限り、どれくらい原子力安全専門委員が本腰で今後、この問題を追及するかが分からないのです。
よく世間で言われるように、批判が鋭いかどうか、と、自分の確信が何かは別なのです。
 これが杞憂でないことは、関西電力の「基準地震動での制御棒の挿入時間は1.88秒」という説明についての突っ込みがなされていないことからも明らかです。
 また、福井新聞のいう「議論のとりまとめの方向性が確認された」という記事も重要です。
 以上の分析と大飯原発の再稼動が国策として進められていること、福井の原発推進派の執念はすさまじいものがあることを考えれば、今回の陰謀は挫折したものの、依然として、原子力安全専門委員会の承認→県議会全員協議会での同意に賛同する旨の決議→福井県知事の同意→野田首相らの再稼動についての最終決定、という危機は去っていない、近日中に必ず原子力安全専門委員会での承認を再び強行するに違いない、と評価されるのです。
 したがって、当初の陰謀が粉砕されたと喜んで私たちの闘いを弱めるのでなしに、さらに大きな飛躍が求められているのだと思います。このチャンスに、さらに福井県に対する闘いの輪を広げましょう。県知事に対する要請メール等を送っていない人は、急いでください。

 福井新聞が、おおい町長が5月中の判断は難しいと発言したことを報じています。しかし、おおい町長は、これまで誠実に発言してきていないこと、町議会の決議に対し町長が異なる判断することは
基本的にできないことを考えれば、このニュースの価値は乏しいといえます。このおおい町長の発言を前提に、私たちの行動を考えることはできません。私たちは、おおい町長の判断にとらわれることなく、県知事、県議会議員、原子力安全専門委員に要請を集中すべきなのです。おおい町長がまだ判断していないのなら、おおい町長にも要請を続けなければならないと考えるのは、力の入れ具合を間違えていると思います。私たちの乏しい力(戦術を考える上では、敵と見方のリアルな認識を前提にしてください)をどこに集中するかは、前例にとらわれず、素直に考えれば明らかではないでしょうか。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34825.html

 福井新聞が、共同通信がおこなった大飯原発再稼動についての20自治体を対象としたアンケートでは、再稼動に前向きなのは美浜町と高浜町だけだ、と報道しています。外部から見ていると、福井新聞も大飯原発の再稼動騒動に巻き込まれ、少し今までのような鋭さが弱まっているのではないかと思われていただけに、このような記事が掲載される意味は大きいと思います。
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/main/579919.html

 大阪市の橋下市長が大飯原発の期間限定の再稼動に言及したことに関連して、官房長官が「臨時的稼動は念頭においていない」という否定発言をしたことを紹介しています。
 橋下市長が期間限定の再稼動と言い出したときには、また、いつもの政治家の病気がでたか、と思いました。日本の政治家の多数には、自分の主張が相手の拒否にあったときに、相手を更に追及するのではなく、自らの主張を一段と下げて「自分の物分りのよさ」を示して自分の支持を拡大しようという病気があるからです。また、本当に野田政権が橋下案を呑んだときの脱原発運動の混乱を思い、ぞっとしたのです。
 だから、官房長官が否定して良かったというのが本音です。橋下首長には、上記に私が指摘した日本の政治家の病気のことは勉強してほしいと思います。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34818.html

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                       以上






 
 



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