[CML 017175] IK原発重要情報(134)

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2012年 5月 21日 (月) 16:09:46 JST


      IK原発重要情報(134) [2012年5月21日]

  私たちは、原発についての情報と脱原発の国民投票をめざす市民運動についての情報を発信しています。よろしく、お願いいたします。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許しください。転送・転載は自由です。)

弁護士 市川守弘、弁護士  河内謙策

連絡先  [1月1日より新住所です。御注意ください。]
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号
河内謙策法律事務所内(電話03-6914-3844、FAX03-6914-3884)
Email: kenkawauchi at nifty.com

脱原発の国民投票をめざす会
http://2010ken.la.coocan.jp/datsu-genpatsu/index.html

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          福井県議会議員への要望書

 「IK原発重要情報(133)」でお知らせしたように、最悪の場合には、今週末に、野田首相らの大飯原発再稼動の最終決定がなされる可能性があります。
 私(河内)は、いたたまれない気持ちから、福井県議会議員35名に対し、以下のような要望書をメールと郵便で送りました。いつもの悪文ですが、参考になる点があれば、ご利用ください。
 それから、年寄りの特権を利用して昔話を一つ。
 私が民衆運動に参加したのは1960年代後半のことでしたが、そのころ、私が配布していた署名用紙のことで、先輩活動家に呼びつけられました。署名用紙に私の名前が書いてないではないか、と批判されたのです。その先輩活動家が言うには、「民衆運動には運動の腐敗と幹部の堕落がつきものだ。それを防止するには、自分は実践しないで、命令や呼びかけだけする幹部をつくらないことだ。だから、署名やカンパや抗議文のときには、かならず、まず自分の名前を書くようにしなさい」ということでした。
 私は、今でも、この忠告は有効だと思っています。

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        要  望  書

福井県議会議員 各位 殿
                2012年5月20日
                弁護士 河内謙策

 私は、東京で弁護士をしている河内謙策と申します。
 私は、新聞で、福井県議会が大飯原発3、4号機の再稼動問題を審議されるということを知りました。このような重要問題を審議される皆様方の御苦労は如何かと推察いたしますが、慎重の審議のうえ、今の時点で、大飯原発の再稼動に同意することはできないという御判断を賜りたく存じます。
 私の以下の拙い意見を皆様方の審議の一助としていただきたく、なにとぞ、よろしく申し上げます。

1 私は、何よりも、皆様方が慎重の上にも慎重を重ね、徹底的に討論をしていただくようお願いいたします。
  先日のおおい町議会の決議につき多くの国民が唖然としたのは、その結論以上に、秘密で運営がなされ、重大な問題にかかわらず、実質的な討議が十分になされなかったということでした。この誤りを繰り返さないでいただきたいと思います。
  全国民が皆様方に注目しています。福井県議会の討議のあり方が、今後の各地の県議会の模範となるよう、御努力いただきたいと思います。

2 私は、以下の4点の理由から、今の時点での大飯原発3、4号機の再稼動に福井県議会が同意すべきでないと思料いたします。

	私は、今の時点で県議会が再稼動に同意の意見を表明することは、福井県民を裏切ることになると思います。
   朝日新聞の4月21日、22日の世論調査で、福井県民の再稼動賛成36%、反対43%という数字が出たことはご存知と思います。また、この間行われたおおい町と小浜市の住民説明会では、圧倒的多数の市民が不安・反対を表明しております。また、越前市議会が再稼動反対の意見書を採択していることも忘れるべきではありません。
   県議会議員といえども、自分勝手に意見を表明することができるものではありません。県政の重要問題については、県民の意見を軽視することは出来ないのです。それが憲法の定める住民自治の原則です。そうでなければ、県議会は県民を裏切るものとして、きびしい批判を受けることになるでしょう。

	大飯原発3、4号機の安全性は確認されていません。
斑目原子力安全委員会委員長も安全だと言明していません。それなのに、野田首相ら4人の政治家が「おおむね安全」と言っているに過ぎません。
   ですから、県議会が県民の生命と安全を守る立場から毅然とした姿勢を貫いていただきたいのです。
    私が特に重大と考えるのは、天正地震の津波の調査がまだ終わっていないこと、いわゆる活断層の三連動の場合に制御棒の挿入が2.2秒以内に収まることが保安院の場ですら確認されていないこと、大飯原発裏山の斜面が崩壊する危険があること、です。大飯原発の裏山の斜面の問題については、1、2号機の裏山の斜面が危ないことは関西電力も認め、2014年度から工事が始まることになりました。このような重大な問題を関西電力は嘘をついていたのです。3、4号機の裏山の斜面は、1、2号機の裏山の斜面以上に切り立っているので、3、4号機の裏山の斜面は、1、2号機の裏山の斜面と異なるという議論は成り立たないと思います。

	大飯原発の再稼動につき、多くの関西の市民や自治体の首長が反対していることはご存知のとおりです。それなのに、福井県だけが賛成して再稼動という事態になれば、福井のイメージダウンは必至です。福井が関西や、日本の多くの国民を敵に回す必要は何もないのです。 
 
	福井は、歴史の古い土地柄です。先祖伝来の土地を放射能で汚すことになれば、御先祖様になんとお詫びすればよいのでしょう。また、アメリカ大統領府が明言しているとおり、放射能は完全に害がなくなるには100万年かかります。放射能被害が発生すれば、100万年後にいたるまで、子子孫孫の生命・財産を脅かすのです。再稼動に賛成されれば、皆さんの責任は、100万年後まで解除されないのです。  
 
  以上、私見を述べさせていただきました。私の失礼を御寛容いただきたいと思います。
  皆様方が熟慮に熟慮を重ねて、日本の歴史に残る結論を出されるよう、心から期待いたします。

[連絡先]
  東京都豊島区南大塚3-4-4-203
     河内謙策法律事務所
(TEL03-6914-3844、FAX03-6914-3884)
     (Email:kenkawauchi at nifty.com)

         弁護士 河内謙策
                               
                       以上   
         
     
 
 



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