[CML 017164] 映画「真実はどこに? —WHOとIAEA 放射能汚染を巡って—」上映会

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2012年 5月 20日 (日) 20:05:35 JST


みなさまへ    (BCCにて重複失礼)松元

パリのコリンさんから、WHOのIAEAからの独立を提唱しているミッシェル・フェ 
ルネックス博士の講演、およびウラディミール・チェルトコフ監 督作品の記録 
映画「真実はどこに? —WHOとIAEA 放射能汚染を巡って—」上映会の案内がき 
ていますので紹介させていただきます。

=====以下、転送======

おはようございます。コリン@パリです。

ジュ ネーブ放射線防護国際フォーラムに参加したスイスの医学博士ミッシェ 
ル・フェルネックス(83歳)が23日,東京講演を行なう予定で(下記添付をご参 
照下 さい)、ウラディミール・チェルトコフ監督のドキュメンタリー映画<真 
実はどこに?>〔原題:核論争〕を日本語字幕付きで上映します。この映画は 
たいへん 重要なドキュメンタリーで、国際機関がいかにチェルノブイリの現状 
の認識を妨げているか、放射能内部被曝の現状を認めないのか、明らかにされて 
います。今 回のジュネーブ国際フォーラム(5月12-13日)でも、発表したヤブ 
ロコフ、ガリーナ・バンダジェフスカヤ、ユーリ・バンダジェフスキーによっ 
て、内部被曝の悪影響が時間と共に縮小するどころか、26年過ぎた今日になって 
も、今なお増大する一方であることが明らかにされました。

私達は、この映画の重要性を認め、パリ,東京の知人,友人とで日本語版を作成 
しました。フェルネックスの来日スケジュールは、調整を私が行ない、 広島, 
京都、さいたま市、郡山,福島の後,東京で最後に講演されます。同氏の論考 
は、次の『現代思想』に掲載予定です。
皆様、お時間を繰り上げて、ぜひ、講演とこの映画を御覧頂きたく思います。
よろしくお願い致します。
コリン


■<真実はどこに? —WHOとIAEA 放射能汚染を巡って—>

(原題:Contreverses nucléaires 核論争)
ウラディミール・チェルトコフ監督
撮影・編集・音響:エマヌエラ・アンドレオリ、ロマーノ・カヴァッゾニ
フェルダ・フィルム、2004年、51分
<Contreverses nucléaires>, Wladimir Tchertkoff


 この映画は、2001年のキエフでのチェルノブイリ事故の医学的影響に関する国 
際会議の全容を追いながら、現に進行している現地の放射線による 健康被害を 
明らかにし、原子力ロビーと結びついた国際機関の公的な表明と、独立した科学 
者,医者たちの相反する表明の論争点を明らかにしつつ、い かにチェルノブイ 
リの実態が隠蔽されているかを暴露している。

この会議を牛耳る国際機関の主役達の内部被曝を全く認めない破廉恥な態度は, 
衝撃的でさえある。被害の実情を明らかにしようとするゴンチャロー ヴァ、ヤ 
ブロコフ、バスビーをはじめ、現場で実態を知る女医たちも、会議で、また場内 
で、公的表明を繰り返し批判するが、彼らの意見は排除され る。国際原子力ロ 
ビーの強大さ、またこの公的な国際会議の性格と実態を浮き上がらせる。バンダ 
ジェフスキーの貴重な研究や、それが元に無実の罪を 着せられたバンダジェフ 
スキー自身の当時の裁判の模様も貴重だ。冒頭から登場するミッシェル・フェル 
ネクスは、当時からの状況をつぶさに知り、ベ ラルーシの科学者たちと親交を 
深め、WHOの独立を訴える運動を起こした提唱者のひとりでもある。またユーリ 
とガリーナ・バンダジェフスキーの科 学的発見をした当時の会話、ワシーリ・ 
ネステレンコのベルラド研究所の活動も紹介される稀有なドキュメンタリー映画 
である。
コリン・コバヤシ
日本語版制作 <ECHO-ECHANGES France>/りんご野 
連絡先:ECHO-ECHANGES France echoechanges at wanadoo.fr
りんご野 info at ringono.com


●監督のことば

 この映画は、豊かで技術的にも進歩した西洋文明の最中で、計画的、科学的な 
犯罪が、重要な責任の元に、一般的無関心と情報なしの状況のなかで 25年も継 
続していることを証明している。
 原子力ロビーと公共医療は、チェルノブイリによって汚染された土地の広大な 
実験場で新たな病状を示している身体を、数百万の人間モルモットとし て、承 
知の上で、葬り去ろうとしている。

 映画は、国連の二つの組織[WHO, IAEA]の間にある権益を巡る争いがあること 
を明らかにする。この二つの組織は、汚染された住民の健康維持のためにチェル 
ノブイリ事故の影響を管理する 直接の責任を有する組織なのである。1959年 
に、世界保健機関WHOと国際原子力機関IAEAの間で署名された合意書によると、 
WHOは IAEAの同意がなければ、原子力分野で自由に活動することができないので 
ある。IAEAは、医者ではなく、物理学者で構成されており、その主目 的は、世 
界に原子力発電所を発展させることである。そしてこの機関はまた、国連の安保 
保障理事会に直属する唯一の機関である。IAEA はWHOにその専制を押しつけてい 
るが、WHOの役割はその憲章第一条に謳われているように、世界中の民衆を最も 
よい健康状態に導くことにある。二つの国 際機関は、現在まで、チェルノブイ 
リの惨事の結果は、事故初期に、消防士と、強い放射線によるガンによって亡く 
なった人200人、甲状腺がんが 2000名、という数字しか公表しないのである。

 逆に、国連人道介助事務所は、コフィ・アナンの意見に同意しており、事務所 
は犠牲者を900万人と見積り、チェルノブイリの悲劇は始まったばか りだと表明 
する。

 これらの出来事とこうした矛盾は、2001年6月、WHOの後援を受けて開催された 
キエフでの<チェルノブイリの惨事の医学的影響に関する国際 会議>で、明ら 
かになった。この会議の討議は全て録画された。議論が沸騰するなかで、カメラ 
は国連の原子力推進派機関の職員たちの怒りを録音し た。この惨劇の衛生上の 
影響が明らかにされることによって、脅威を感じた当局者たちは、放射線汚染の 
重大さを否定し、それらを確認する研究者や医 者たちの論考の刊行を妨害し 
た。独立した研究者たちが勇気を持って提出した放射線防護のデータと勧告は、 
尊大さと傲慢さによって遠ざけられた。そ れらを議論することも拒んだのである。

 この会議の重要さは、最終決議の採決にある。その勧告は放射線防護の分野に 
おける政府の決定の基盤となるのである。WHOと IAEAによって維持されたライン 
に従って、最終決議の記述者たちは、公的なテーゼとは矛盾する科学的な新しい 
データを書き加えることをしなかった。その データは、セシウム137による内部 
被曝によって、徐々に体内システムと必須臓器が破壊されていくことを明らかに 
しているのである。

 一人の物理学者と一人の医師が,危機にさらされた民衆を幇助しない犯罪を、 
はっきりと勇気を持って批判した。そのひとり、ワッシーリ・ネステレ ンコは 
自分のキャリアを台無しにしてしまったが、汚染された村々で、自立した闘いを 
続ける。もうひとり、ユーリ・バンダジェフスキーは、会議の翌 日に、牢獄に 
ぶち込まれた。軍事裁判所で、8年の収容所収監の判決を受けた。アムネス 
ティ・インターナショナルは、良心の囚人であると判定した。 フランスの一つ 
の県とパリを含む12都市が名誉市民の称号を与えた。国際科学界は、いく人かの 
科学者を除くと、この二人の科学者と対話することを 拒否したのである。
2011年11月、ウラディミール・チェルトコフ


追記:ユーリ・バンダジェフスキーは、2005年に、複数のNGOの活躍のおかげ 
で、2005年に解放された。自国から追放され、数年の間、ヨー ロッパの複数の 
国を徘徊しながら、自分の錨を下ろせる港を求め、さまよった。自分の研究を継 
続するために、この科学者はウクライナのキエフに落ち 着き、そこで、ヨー 
ロッパ議会緑の党の支援の元に、<エコロジーと健康>分析・調整センターを設 
立,登録して、欧州連合からの経済支援を待ちなが ら、チェルノブイリの社会 
的,衛生的影響への対策を行なうはずである。

 アカデミー会員ワッシーリ・ネステレンコは2008年8月25日に、ミンスク当局 
との二年に及ぶ闘いに疲れて、亡くなった。ミンスク当局は、サ ハロフの支援 
の元に1990年に設立された放射線防護独立研究所ベルラドを閉鎖することができ 
なかった。この研究所はチェルノブイリの惨劇で汚染 した10万人以上の子供た 
ちを守るために活動した。彼の息子アレクセイは、世界でも唯一のこの研究所を 
引き継ぎ、この原発事故の教訓を学び取り、 20年以上の経験の元に証明された 
放射線防護の方法を確立し、福島の事故によって被害を被った日本の住民にその 
方法を伝えようとしている。


(以上、転載終わり)

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