[CML 017027] 5/19(土)国際連帯税フォーラム設立2周年記念講演:水野和夫さん「21世紀利子革命後の資本主義の本質、膨張しない豊かさへ」

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2012年 5月 14日 (月) 17:37:45 JST


紅林進です。

今週末5月19日(土)に青山学院大学で開催されます、国際連帯税
フォーラム設立2周年総会の記念講演として開催されますエコノミスト
の水野和夫さん(内閣官房審議官)による 「21世紀利子革命後の
資本主義の本質、膨張しない豊かさへ」と題する講演会のご案内を
転載させていただきます。

なおこの国際連帯税フォーラム設立2周年記念講演とは全くの別件
ですが、5月19日(土)、20日(日)の両日は、この記念講演の会場
である同じ青山学院の「青山学院アスタジオB1Fホール」
http://www.aoyamagakuin.jp/practice/redevelopment/project03.html
(記念講演の会場の青山キャンパスからは少し離れたところにある)
で、「東ティモール独立10周年記念フェスタ in Tokyo 」も開催されます。
 http://tl10thjp.info/info/event/post_6.html




(以下転載)

みなさま、こんにちは、オルタモンドの田中徹二です。 

フランスの大統領選挙やギリシャ総選挙、そしてドイツ最大州のノルトライン・
ヴェストファーレン州議会選挙の結果は、金融取引税推進派からすれば明ら
かに前進です(多分に欧州の成長政策のための資金として金融取引税という
方向性には問題あり)。一方、消費税以外(例えば資産課税としての金融取
引税など)を考えるキャパシティーが我が国の政府・財務省にはまったくなく、
これをどう打破していくか。

ともあれ、今週19日に開催する国際連帯税フォーラム総会後に、記念講演
として水野和夫さん(内閣官房審議官)が講演します。水野さんと言えば、
元三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを務めた我が国を
代表するエコノミストの一人で、500年にわたる資本主義の歴史を歴史的
かつグローバルに分析することで定評があります。

水野さんの所論は、現在の資本主義の危機的事象である2001年の9.11
(米国同時多発テロ)、08年の9.15(リーマン・ショック)、昨年の3.11(東京
電力福島第1原子力発電所)は水面下で一本の糸につながっている、と
述べています。日本だけでなく先進国共通の出口の見えないデフレ、
中産階級の没落など、確かに資本主義が大きな歴史的転換点にある
ことは事実です。私たちはどのような未来社会(並びに未来経済)を構想
すべきでしょうか。

ぜひ水野さんの講演をお聞きくださり、よりよい未来をともに考えていき
たいと思います。ご参加くださるようお願いします。以下、ご案内です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               ◆国際連帯税フォーラム設立2周年記念◆
         記念講演: 水野和夫さん(内閣官房審議官)
    「21世紀利子革命後の資本主義の本質、膨張しない豊かさへ」
───────────────────────────────────────
 ◎日 時:2012年5月19日(土)14:00~16:30(13:30開場)
 ◎場 所:青山学院大学 11号館3階1134教室 
              (東京メトロ「表参道駅」B1出口より徒歩約5分)
      地図⇒http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
 ◎参加費(資料代):500円
 ◎参加申し込み先:
   「記念講演参加希望」とお書きの上、お名前、ご所属(あれば)を明記
して下記までにお送り下さい。
   ・E メール: acist.japan at gmail.com  FAX: 03-3834-2406
 ○12:30~13:20 国際連帯税フォーラム第2回総会
  ⇒同会場で行いますので、こちらにもご参加ください(希望者は「総会にも
参加」とお書きください)
 ……………………………………………………………………………

国際連帯税フォーラムが昨年6月、10のNGOや労働組合で設立してから1年
がたち、この間今年3月には野田首相に「国際連帯税に関する提言書」を
手交するなど、少なくない成果を挙げることができました。

一方、世界を見ますと、昨年11月のG20カンヌ・サミットで「開発のための資金
調達源としての金融取引税」がはじめて議論されました。さらに欧州において
は金融取引税が「研究・検討」の段階から、まさに「実施」の段階へと進んで
きました。

こうした状況の中で第2回総会を開催しますが、今回著名なエコノミストであり
内閣官房審議官も務める水野和夫さんを講師に迎え、「21世紀利子革命後
の資本主義の本質、膨張しない豊かさへ」をテーマとして記念講演を行って
いただきます。

講演の時間を質疑応答も含め、120分も(ぜいたくに)取ってあります。資本
主義500年の歴史を含む超長期の歴史的視点から今日の諸問題を解明する
水野和夫さんのお話しをじっくり聞き、明日の活動の糧にしていきましょう。

★水野さんの最新の主張を要約してみます(日経新聞・やさしい経済学「危機・
先人に学ぶ カール・シュミット」より ただし「政治的的なもの」の部分は省略)。

*1990年代以降日本が経験し、今日欧米先進国にも広がりつつある超低金利、
 すなわち利潤率の歴史的低下という現象ついて、それがなぜ起きるのか、を
 追求すれば近代の本質に迫ることができる。

*その解は「空間革命」にある。近代資本主義の空間とは「市場」であり、日独
 は貿易を中心とする実物市場で資本を最も蓄積、英米は金融市場で成功した。
 しかし、資本を過剰に蒐集した結果、10年国債利回りが2%を下回る利子率
 革命という事態に至っている(これはゼロ成長となったことを意味する)。

*この間、2001年の9.11(米国同時多発テロ)、08年の9.15(リーマン・ショック)、
 昨年の3.11(東京電力福島第1原子力発電所)、さらに10年以降のユーロソブ
 リン問題という一連の未曾有の事件が起きたが、それらは水面下で一本の糸
 につながっている。すなわち、富やマネー、エネルギーそして領土(的なもの)
 を過剰なまでに蒐集したためである。

*かくして、21世紀は「脱テクノロジー・脱成長の時代」として生き抜くこと。日本
 の未来も、近代の延長線上にはない。これから求められるのは、自然と共存し、
 ゼロ成長でも持続していける社会である(『終わりなき危機 君はグローバリ
 ゼーションの真実を見たか』(日本経済新聞出版社)。

*今後の世界経済にとり余剰資本のコントロールはひじょうに重要。そのため
 には、トービン税のような、国際的な金融取引に課税する仕組みが望まれる
 (『超マクロ展望 世界経済の真実』集英社新書)。

<水野和夫さんプロフィール>
内閣府官房審議官(経済財政分析担当)。1953年生まれ。早稲田大学大学院
経済学研究科修士課程修了。三菱UFJモルガン・スタンレー証券、埼玉大学
大学院経済科学研究科客員教授を経る。

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