[CML 017000] 小出先生、ニューヨーク講演その他

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2012年 5月 14日 (月) 04:15:40 JST


みなさまへ    (BCCにて)松元

 私のパソコンが壊れたため、配信が滞ってしまったことをお詫びいたします。
一部の方には記録的な意味もあると思いますので、遅配便ですがお届けいたします。

永岡さんが配信している小出先生の「たね蒔きジャーナル」5月3日ニューヨークでの講演と5月2日、9日、10日分の転送です。

●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。http://hiroakikoide.wordpress.com/

 ======5月2日のお話======

永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、京都府は電力需給について意見交換して、関電は電力不足と言うものの、京都市の節電の時期などの説明があり、経済団体との意見で、こちらからは原発再稼働が求めています。

 そして、小出先生のお話、5/5に泊が定期点検で止まり、全部止まり「うれしい」、電気の一部が原発から来ているのが苦痛であり、泊が止まり原発ゼロになるのはうれしいのです。

 原発ゼロで、節電、電気料金の値上げで、節電はいいことであり、思うとおりに電気があることがおかしいと思わないといけない。しかし、国、電力会社は節電しないと足りないと脅しているが、それは嘘で、原発なしでも火力・水力があれば足りるので、脅かされる必要はないのです。そのことを心に止めてほしいと言うことです。 

 火力はほとんどを停止させており、それをきっちり運転できるようにしないといけないのです。火力再稼働には多額の金が要りますが、電力会社の経営が間違えており、原発が儲かるからとしてきた電力会社の責任なのです。

 近藤さん、計画停電を体験し、新鮮な時間であり、価値観を考えると、身の丈に合った日本とは何か、無駄な電気と時間を使っていたと思われ、近藤さんは節電をやったらいいと言われるのです。

 枝野氏、関電管内の電力不足が弱者を脅かすと言い、経済も混乱すると言うのですが、近藤さん、大阪の方がショック度は大きいが、大阪は自由にビジネスをやっており、価値判断を置いて、一度体験する必要があると言われました。

 電気料金、再稼働しないと上がると政府、電力会社が言うのは「本当にふざけた話」で、どの電源が高いか、電力会社の経営データから見たら原発が一番高く、電力会社が儲けるためにここまでなっており、火力の燃料費はいるものの、電力会社の放漫経営のためであり、消費者が損害賠償を求めるべきで、原発をやらないと電力料金は下がるのです。

 自然エネルギー買取りの費用は家庭の電気料金に上乗せされ、難しい問題で、火力と水力で足りるのですが、高い値段で買い取るのは今でなくてもいいが、いずれ自然エネルギー移行は要り、そのために我々が負わないといけないものはあるのです。自然エネルギーが増えたら電気料金は増えるのではなく、自然エネルギーも開発したら妥当になり、原発に投資した膨大な金を考えたら、妥当な価格になるのです。

 発送電分離などの改革が必要で、電力会社が何重にも守られ、原発で儲かってきた、大変に優遇されたのでこうなり、必要な電気を必要な方法で作ればいいのです。電気料金に原発のリスクも上乗せされ、マスコミを丸抱えする金もそれに入っているのです。そのままで、原発ゼロの日を迎えるのです。

 久々の小出先生のお話をお届けいたしました。
 
======5月3日、ニューヨークでのお話======

 永岡です、小出裕章先生が5月3日、ニューヨークで講演され、その模様が小出先生非公式まとめにアップされています。

http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/05/06/2012_may3/

 youtube版は、http://ggtms.com/p/koide.htmlに載っています。

 小出先生、胸が潰れそうと言われています。

 2時間全部の書き起こしは無理なので、例により、質疑のところを書き起こしいたします。

 小出先生、出来るなら帰らない方がいいと講演の最後に締めくくられました。

 そして質疑、一時帰国することについて、子供を連れて帰れるかについて、千葉の実家の人で、子供を連れて里帰りできないとの質問に、切実な質問で、汚染地帯に住んでいると受ける質問で、逃げるべきかについて、「すみませんが分からない」、被曝したらどれだけ危険かは伝えられる、赤ん坊が20ミリシーベルトに住むとガンで死ぬ危険があることは伝えられるが、それを避けるための判断は小出先生のものではなく一人一人の判断である。汚染地帯に国は人を住まわせているが、働いて仕事を捨てて逃げられるか、母親と子供だけ逃げろと言う人もいるが、家族が崩壊してしまう。小さな子供に父親は必要で、どちらが正しいか、分からない。放射能と被曝は恐ろしいから全員に逃げてほしい。国家にそれをやる義務があるのに、人々は途方に暮れている。小出先生、どうすべきか伝えられないのです。出来るなら小さい子供は連れてこない方がいいが、小さい子供を祖父母に合わせるのも必要で、答えられないと言うことでした。

 海洋汚染で、海産物が食べられるかについて、汚染規模について、必ず汚染する。空気中に放射能が出て、地球はつながっている。日本だけでなくアメリカも汚れた。チェルノブイリで地球被曝し、海の汚染は全国に広がる。汚染が顕著になるのは、大気圏内だと全部汚されているが、太平洋に拡散してアメリカに拡散し、汚染は薄まるものの、どこまで薄まるか良くわからない。福島では漁業をしない。日本近海はかなりの汚染になるのです。

 福島4号機、爆発してプールが宙吊りで危険。東電は破壊された建物を柱を立てているのに崩れた。耐震補強をしたものの、これが崩れたらダメなのでやったが、猛烈な被曝なのでうまく出来ない。きっちり補強できているか不安で、大きな余震が起きないのを願い、東電も4号機のプールにあるものを移す作業をしており、4号機はオペレーションフロアはむき出しで、プールの底の燃料を移したいが、それでも来年にならないと出来ない。

 ニューヨークの人にとって、ニューヨークにある原発の損傷について、機械は古くなると壊れて、危険は増えるが、日本の原発も40年前後、圧力容器が脆くなり、古い原発は注意。アメリカの事故はスリーマイルで、運転から2か月後に事故が起こり、最新鋭に起こっている。チェルノブイリは運転開始2年後で事故になり、古いのは危険だが、新しいから安全ではない。全ての原発を止めないといけないのです。

 海外に住む日本人に出来ることについて、野田政権の再稼働を止めさせるため何が出来るかについて、小出先生、よく質問を受けるが、小出先生に聞かないでほしい。小出先生、40年間原発を止めないとと思いつつ、こうなった。それでも止められなかった。事故の前に止めたかったのに事故になった。小出先生の力は非力であり、どうしたらいいか分からない。(どうやったら止められるか)知っていたらやっている。しかし、今日もニューヨークにこれだけの人が来て、自分がこれを出来ると思うことをやったら、きっと止められるという趣旨のお話がありました。

 原発を止めた後のことについて、福島事故の後で、こんな事故が起きないでと思っていたが、事故なしでも原子力に問題があり、核分裂をさせたら放射能が出て、それを無毒化する力はない。人間は1942年に核分裂をマンハッタン計画でやったが、これをやったら大変な毒物を作ってしまうと気づき、しかし無毒化できない。70年間やって無毒化できない。絶望的に思う。100万年間どこかに隔離しないといけないが、100万年とは冗談ではない。アメリカも独立宣言から何年か、日本も文明開化から100数十年。何とかしないといけないのに、無毒化したいのに、絶望的で、しかし何とかやりたい。研究する若い人を育てたい。原子力に夢はなく、ごみの始末に意欲を燃やすのは難しい。小出先生、もう一度生きられるなら、放射能の無毒化のことをしたいが、若い人が来てくれるのか、不安なのです。

 汚染された地域をどうしたらいいかについて、小出先生、難しいが、日本は法治国家なのに、せめて放射線管理区域にしないといけないところは無人にすべきとのことなのです。日本の国土の何%かを放棄する、日本が破綻するが、そうすべきなのです。

 最後の質問、政治家の言うとおり、原発は他の国の抑止力になるかについて、小出先生失笑されて、日本は平和利用と言っていたのに、NHKが核を求めた日本と言う番組を作り、日本が原子力をやった本当の理由は核兵器が欲しかったからで、日本は戦争に負けて二流国、そのままでいたくない。日本も核兵器を持たないといけない。ドイツにその話を持ちかけたらドイツがびっくりして、そういう文章が出てきているのです。日本は核兵器を持つ能力を持ちたかったのです。小出先生、NHK放映の前から知っていたが、原子力をあきらめる=核兵器をあきらめる、であり、核兵器のために、原子力を持ちたい政治家がいるのは事実で、だから原子力はやめないといけないと思っているのです。

 会場は満員でした。小出先生のアメリカでのお話をお届けいたしました。

=======5月9日のお話=======

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんの案内で放送されました。トラ快勝で水野さんも近藤さんもご機嫌です(笑)。

 原発のニュース、家庭用電気料金を10.28%東電は引き上げで、柏崎再稼働も目指しているものの、枝野氏は規制庁の発足を条件にしています。

 計画的避難区域の川俣市で自殺した女性の遺族が東電に損害賠償を請求です。家を離れることに不安を持っての自殺で、7500万円の賠償を求めて提訴です。

 瓦礫、大阪府と大阪市は岩手の瓦礫を夢洲で処分し、9か所ある処分場で燃やして夢洲を最終処分場にしています。橋下氏は他にどこがあるか、夢洲のみを検討し、ゼオライトを敷き詰めて処理し、2年で18万トン処理します。


 そして、ひさびさに小出先生のお話、アメリカに行かれて、3・11以降データのある場所にいたいとしていたのが、アメリカに行って印象に残ったのは、小出先生アメリカが大嫌いで、しかしアメリカに行ったら、いるのは同じ人間、苦労して子育てしているのを見たのです。

 日本の放射能について、事故が起きて日本政府とマスコミの情報が、世界で出ている情報と乖離があり、世界は日本政府の情報を信じられず、本当はどうなのかと困っていたのです。アメリカの方が実態に近いものを伝えており、人類が初めて経験する事故で、建屋の爆発で不安になり、日本政府は大丈夫といっており、もちろんそんなことはなく不安で、アメリカは50マイル以内は逃げろとしており、世界の認識と日本の情報が違い、皆さんに重荷になったのです。

 シカゴでも小出先生お話をされて、シカゴは原子力にゆかりの場で、原子炉はもともと原爆材料のプルトニウムを作るところで、電気を作るものではなかったのです。人類初の原子炉が、シカゴ大学で動いたのです。そこで取り出されたプルトニウムは、おもちゃのような原子炉で、ようやく原子炉が動くことがわかり、実際はワシントン州のハンフォードでプルトニウムが作られたのです。

 原子力の歴史は戦争であり、小出先生一度は行きたかった。日本は福島事故に直面し、日本がどう原子力に関わったかを語り、原子力は放棄すべきと言ったのです。

 大阪府と大阪市が瓦礫を、夢洲で処分すること、「やってはいけない」、しかし環境省と最終調整に入り、焼却灰を直接埋め立てるのは全くいけない。セメントで固めた灰を埋めるのもダメ、放射能は発生した現場に閉じ込めるのが原則で、大阪に持ってくるのはやってはいけない。灰は放射能を濃縮しており、引き受け手はいけない。元の場所でお守りをしないといけないのです。

 今の案で、セメントで固めるのは高く、ゼオライトを敷いて灰を埋めると、効果はあるものの、セメントに固めたらそれも効果はあるが、やってはいけない。原理原則を考えて、それぞれの場所に焼却場を作ることを政府にやらせないといけないのです。

 維新の会が小出先生のところに来て話を聞いたのに、現地で焼けと言って、引き受けるなら放射能をばら撒かないフィルターを付けて、灰は現地に返せと言ったのにこの始末で、維新は小出先生のお話を聞いていたのに、何を聞いていたのか、なのです。近藤さん、小出先生の意見が通らなかったのは、維新の会をコントロールする人の意見であると言われて、小出先生も近藤さんに賛同されました。

 小出先生のお話をお届けいたしました。

======5月10日のお話=======

永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日は千葉猛さんの司会、毎日新聞大阪本社論説委員の二木一夫さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、電力需給、関電で19%他の不足と予測がまとまり、節電目標があり、関電管内は企業の電力制限令が必要か検討すると言うことです。政府は大飯が動けば不足はないと今頃言っています。二木さん、数字合わせは見事(再稼働したら合うと言うこと)、関電は大飯再稼働でも不足すると言っていたのに、揚水発電の量が政府の試算で増えて、今まで何%不足と発表のたびに数字が変わり、半ば脅しになった、国は再稼働したいことが透けて見えたと言われました。数字が小出しに出て、変わると不信感が出るのです。需給のための再稼働だと、安全性が忘れられているのです。


 そして、小出先生のお話、リスナーの質問が殺到しており、神奈川の方より、原発再稼働の理由に、再稼働しなくても使用済み燃料があり危険でと言い、これについて、何を言っているのか分からないが、膨大な使用済み燃料があり処理不能で困っている、「すぐにやめるべき」、原発を続けると、さらに毒物が増えるからやってはいけないのです。廃棄物処理は不明で、トイレのないマンションと言われていたのです。

 千葉のリスナーより、清掃会社にいて、環境庁の除染を受講して、閾値とあり、100ミリシーベルト以下だと健康に関係ないと言い、頭が混乱した。大したことないのなら除染はいらないと思うのですが、これについて、国は放射線被曝が低線量なら大したことはないと思わせたくてやっているものであり、放射線にはどんなに微量でも危険であり、100ミリシーベルト以下でも危険で、何とか除染で被曝を減らさないといけない。被曝したら危険と覚悟しないといけないのです。閾値はけしからんと小出先生言われて、100ミリならガンや白血病が増えるのです。二木さん、除染は講習会でいいかについて、本当はいけない。放射線従事者になり、年間20ミリの被曝になり、放射線の性質、被曝を避ける方法を教えないといけない。時間がないから質問なしは言語道断なのです。

 大阪のリスナーより、ウクライナの政府機関より、チェルノブイリ30km圏内を永遠に立ち居入り禁止で、ここの放射線量についての質問で、小出先生分からないが、チェルノブイリだと1平方メートル60万ベクレルを避難させており、1万平方キロになる。その1/10であり、160〜200万ベクレルの汚染と思われるのです。しかし1000平方キロでも東京より大きく、チェルノブイリだと無人にされたのです。福島の1万平方キロは、福島の東半分、栃木、宮城、東京の一部が管理区域で、2万平方キロで、日本政府はそこを無人に出来ないからと住まわせているのです。26年前の事故でもその状況で、改めて発表する意図は、少なくとも1万平方キロは無人になり、1000平方キロは永遠=残りの9000には戻すが、相当大変(ライフラインなし、被曝あり、故郷と思っていた人は死んでいる)、戻りたいと思う人はいないと思われるのです。

 今日はリスナーの質問特集をお届けいたしました。


(以上、小出先生の遅配便でした)


パレスチナ連帯・札幌
松元保昭  



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