[CML 016891] ◆〔お知らせ〕◆まもなく『南西諸島派兵阻止情報』の発信をはじめます!〜『南西諸島派兵阻止情報』編集部〜

加賀谷いそみ qzf01055 at nifty.ne.jp
2012年 5月 8日 (火) 14:37:24 JST


〜転載歓迎〜

〔お知らせ〕  まもなく『南西諸島派兵阻止情報』の発信をはじめます!

                             『南西諸島派兵阻止情報』編集部
                                               2012年5月8日

みなさんへ
  「南西諸島」とは九州南部から台湾に連なる弧状の列島の総称で、鹿児島県の
大隈・トカラ・奄美、沖縄県の沖縄・先島(宮古・八重山)の島じまから成り、
太平洋と東シナ海を分けています。

 沖縄島に在日米軍基地の74%(占有面積比)が集中していることや自衛隊も
同島に駐留していることはかなり知られていますが、防衛省・自衛隊がいま、南
西諸島を丸ごと軍事化=要塞化しようとしていることはまだ余り知られていませ
ん。

 その動きは2010年10月17日に閣議決定された「新たな防衛大綱」
(「平成23年度以降に係る防衛計画の大綱」)によって本格化しました。「新
防衛大綱」は「島嶼部における対応能力の強化」としてこう記しています。  
 〈自衛隊配備の空白地域となっている島嶼部について、必要最小限の部隊を新
たに配置するとともに、部隊が活動を行う際の拠点、機動力、輸送能力及び実効
的な対処能力を整備することにより、島嶼部への攻撃に対する対応や周辺海空域
の安全確保に関する能力を強化する。〉
  ここに記されている「島嶼部」が南西諸島であることは同諸島が「新防衛大綱」
で図示されていることからも明らかです。そしてこのような「対応能力の強化」
が中国を強く意識したものであることは「新防衛大綱」が中国の軍事的動向を
「地域・国際社会の懸念事項」と非常に強い調子で記していることから疑いの余
地がありません。

 この「南西諸島の防衛強化」は今年1月8日米オバマ大統領が発表した米国の
「新国防戦略」にぴったり整合しています。「新国防戦略」は中東と朝鮮半島で
同時に勝利するという二正面作戦を放棄し、「中国の台頭は米国の経済・安全保
障に潜在的影響を及ぼす」と明言しつつ、アジア・太平洋地域一正面の戦略に転
換しました。
 冷戦終結後、自衛隊は旧ソ連を「仮想敵国」とする戦力の北方シフトを中国や
朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)をにらむ西方シフトに転換しました。
それが現在進行中の「南西諸島の防衛強化」に発展させられたのですが、それに
ついて先の日米首脳会談直前に日米で同時発表された在日米軍再編見直しの「中
間報告」(日米安全保障協議委員会、2プラス2、2012年4月27日)はこ
うのべています。
 〈(両国の外交・防衛)閣僚は、日米同盟の抑止力が、動的防衛力の発展及び
南西諸島を含む地域における防衛態勢の強化といった日本の取組によって強化さ
れることを強調した。〉

 現在防衛省・自衛隊が進めている南西諸島への派兵計画は、

 ◆鹿児島県西之表市の馬毛島(まげしま)に米空母艦載機の離着陸訓練(いわ
ゆる「タッチ・アンド・ゴー」、FCLP)用の飛行場を整備すること。そのた
めに同島に自衛隊施設を建設すること 

 ◆宮古島市と石垣市に陸上自衛隊の「初動対処部隊」を配置すること 

 ◆与那国島に陸上自衛隊の「沿岸監視部隊」を配置すること(それ以外に「必
要に応じ」航空自衛隊が「移動警戒隊」〔移動式警戒管制レーダーを装備〕を展
開する)などです。

 むろんそれ以外にも宮古・下地島(しもじじま)空港(民間)の軍事利用など
水面下の動きがあります。つい先日「北朝鮮」による「人工衛星打ち上げ」を口
実に沖縄にパトリオット迎撃ミサイルPAC3が大量に配備されましたが、それ
が南西諸島派兵のための「地ならし」であったことはいうまでもありません。

 『南西諸島派兵阻止情報』は防衛省・自衛隊の上記のような動きとそれらを阻止
する活動を続けている各島住民の活動を紹介し、適宜、島じまの人びとのアピー
ルや報告を伝えます。
 本『情報』を発信するのは反戦・反軍の市民運動をともにしてきた複数のスタ
ッフです。沖縄・鹿児島の現場から寄せられる情報を中心に正確な情報を収集し
整理し編集していくつもりです。気の長い活動になるでしょうが、南西諸島への
派兵を阻止することにいくらかでも貢献できるなら幸いです。

                  (文責・井上澄夫〔米空軍嘉手納飛行場・一坪反戦地主〕)



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