[CML 016879] 大阪・難波の橋下・大阪維新の会の「家庭教育支援条例」案逐条批判等

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2012年 5月 7日 (月) 09:39:15 JST


大阪維新の会の大阪市議会議員団が同市議会に近日提出予定の「家庭教育支援条例」案にはその案文のあまりにもの
トンデモ性ゆえに広範な層の人々、団体からこれまでの橋下ポピュリズム批判、大阪市教育基本条例案批判の枠を大幅
に超越する批判が続出(いわゆる炎上)し、そのあまりの批判の裾の拡がりにさすがのあの難波の稀代のオポチュニスト
(ご都合主義者)の橋下さんもその火消しに躍起になっている模様です。

■橋下市長、火消しに躍起 大阪維新の条例案(東京新聞/共同 2012年5月4日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012050401001415.html

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 橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会大阪市議団が議会提出する方針の条例案の発達障害をめぐる規定に当事者ら
が強く反発、橋下市長が短文投稿サイト「ツイッター」で火消しに躍起となっている。 

 条例案は「家庭教育支援条例案」。原案で「発達障害、虐待等の予防・防止」の章を設け「乳幼児期の愛着形成の不足
が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因」と明記。「虐待、非行、不登校、引きこもりに深く関与して
いる」などの文言も並んだ。

 NPO法人「発達障害をもつ大人の会」(大阪市)の広野ゆい代表は「発達障害と虐待などが同列に扱われ、人権侵害だ」
と指摘した。
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その問題の「家庭教育支援条例」案をわかりやすく逐条的に批判しているブログ記事があります。大変わかりやすい解説
になっていますし、批判も鋭利です。ご参照ください。

■大阪維新の会のエセ科学的「家庭教育支援条例(案)」逐条批判(BLOGOS 松永英明 2012年5月3日)
http://blogos.com/article/38257/

上記の逐条批判にも同条例案の黒幕的存在として「高橋史朗」の名前が登場しますが、その高橋を含むさらなる黒幕の
黒幕陣を列記しているのが「kojitakenの日記」ブログです。下記記事も大変参考になります。ご参照ください。

■「育て方が悪いから発達障害になる」という大阪のトンデモ条例案(kojitakenの日記 2012-05-04 )
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336100219
■「大阪県構想」?(kojitakenの日記 2012-05-04 )
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336114028
■安倍晋三が会長を務める「親学推進議連」に鳩山由紀夫(笑)と渡部恒三(笑)の名が(kojitakenの日記 2012-05-04 )
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336112203
■橋下「大阪維新の会」トンデモ教育支援条例案の黒幕は安倍晋三のブレーン「高橋史朗」(kojitakenの日記 2012-05-04 )
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336107608
■「大阪deルイセンコ」 - 「文化大革命」ばかりか「スターリニズム」にも急接近する橋下徹(笑)(kojitakenの日記 2012-05-04 )
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120504/1336103074

さらに大阪と同様の事態は東京においても進行している模様です。

■次回教育再生会議に乙武、高橋氏ら(産経新聞 2012.4.4)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120404/tky12040422580008-n1.htm

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「破壊的な教育改革」を掲げる東京都の石原慎太郎知事が設置した「教育再生・東京円卓会議」の第3回会合が11日、
都庁で開かれる。

今回は石原知事、猪瀬直樹副知事のほか、作家の乙武洋匡氏、教育学者で明星大教授の高橋史朗氏、弁護士で
大阪府立和泉高校長の中原徹氏。将来を担う人材育成や今後の学校教育などについて議論する。

会議の模様は後日、動画がユーチューブの「東京都チャンネル」で見られるほか、会議録が都のホームページに掲
載される。
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■家庭教育や教育委員会制度めぐり議論 教育再生円卓会議開催(産経新聞 2012.4.11)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120411/tky12041120500012-n1.htm

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石原慎太郎知事が設置した「教育再生・東京円卓会議」の第3回会合が11日、東京都庁で開かれ、家庭教育の重
要性や体罰の考え方、教育委員会制度のあり方など、幅広い議論が交わされた。出席者は石原知事、猪瀬直樹副
知事、作家の乙武洋匡氏、教育学者で明星大教授の高橋史朗氏、弁護士で大阪府立和泉高校長の中原徹氏。

会議終了後、杉並区の小学校で教諭として勤務したこともある乙武氏は「教育改革が進まないのは、だれかが路線
を決め、責任を持って進めていくシステムがないからだ。教育委員会というブラックボックスで議論され、うやむやに進
んでいる」と指摘。高橋氏は親の役割や家庭のあるべき姿を考える超党派の「『親学』推進議員連盟」が発足したこと
に触れ、都として家庭教育支援条例の制定を訴えた。

中原氏は教職員組合について、「必要だが、イデオロギーに偏っているような文化を改善していかなければならない」
とした。また、日本人が自信や誇りを持つためには近現代史の把握が必要として、都が都立高で日本史を必修化し、
独自テキスト「江戸から東京へ」を導入したような取り組みを大阪でも取り入れたいと述べた。
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■教育再生・東京円卓会議:乙武さんら、教委改革など議論 /東京(毎日新聞 2012年04月13日)
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20120412ddlk13100159000c.html

なお、上記東京円卓会議のネット中継録画と議事録は下記にアップされています。

■教育再生・東京円卓会議(東京都)
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/kyouikusaisei/index.html

■東京円卓会議第3回会議議事録
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/kyouikusaisei/pdf/kaigiroku_3.pdf

また、その動きは戦前の日本のアジアへの侵略戦争を美化、正当視しようとする次のような歴史解釈歪曲勢力の
動きとも連動しているようです。

■日本の開戦「安全保障の必要から」 都の教科書が引用 マッカーサー証言(東京新聞 2012年5月4日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012050490070726.html

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東京都教育委員会が、独自に作った歴史教科書「江戸から東京へ」の改訂版で、日本が太平洋戦争を起こした
のは侵略ではなく安全上の必要だったとする連合国軍のマッカーサー元最高司令官の証言が引用された。朝鮮
戦争後の東西冷戦を踏まえた発言だが、教科書では背景に触れず、証言だけを紹介。侵略戦争か、自衛のため
の戦争か、両論がある中で、専門家からは背景の説明なく引用することに疑問の声が上がっている。

マッカーサーは一九五一年に米国議会の軍事外交合同委員会で、資源のない日本がアジアからの原料供給を
断ち切られたら大量の失業者が発生すると恐れて戦争に突入したと説明し「安全保障の必要に迫られてのことだ
った」と述べた。東西冷戦を象徴する朝鮮戦争が起きた後で、旧ソ連の共産主義の脅威の前に、中国や朝鮮半
島での共産主義の拡大抑制に日本が戦前その役割を果たしたと再評価する内容だった。 

教科書では、改訂にあたって特集「日本はなぜ戦争を始めたのか?」を新設。その中で、背景の説明や情勢分
析など一切なく発言だけを取り上げている。都教委は都民から「戦争の歴史をしっかり学習させてほしい」との意
見を受け、「戦争の見方の一つとして紹介した」としている。

二〇一三年度から高校で使用される検定済み教科書でも、この証言は取り上げられていない。当初、脚注で記
載した出版社もあったが、説明が不十分で誤解の恐れがあるとの検定意見が付き削除した。

都の独自教科書は、都立高校の教師らが執筆。検定の必要がなく、検定教科書にもない記述に、都議会では、
「従来の自虐史観と異なる見方」と歓迎する向きがある一方、「侵略戦争の美化」と批判する意見も出ている。

山田朗明治大教授(日本近現代史)は「当時の人の考え方を知る必要はあるが、知った上で戦争から時間が
たった今ならどう評価するかが肝心なこと。当時の証言を紹介するなら、当時の感覚、時代背景の説明が必要で、
あえて証言だけを載せるのは現代的な観点からするとおかしい。歴史全体にかかわる評価については、検定教
科書に任せ、行政は介入しない方がいい」と話している。

<都の独自教科書> 都が2012年度からの都立高校での日本史必修化のため10年度に初版を発行、11年
度に改訂した。江戸、東京を中心に近現代史を学ぶ独自科目「江戸から東京へ」で使うほか、ほかの日本史で
副読本として活用する。毎年、1年生全員に配る。改訂版はA4判210ページで、640円で一般販売もしている。
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どういう意味でも橋下・大阪維新の会の「家庭教育支援条例」制定の動きはあまりにも危険すぎる動きといわな
ければならないでしょう。等閑視することはできません。


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
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