[CML 016004] <テント日誌3/25(日)>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2012年 3月 28日 (水) 08:32:04 JST


<テント日誌3/25(日)――経産省前テントひろば197日目>
 経産省前4日間連続抗議行動と「東電管内原発ゼロ前夜祭」

  今日は、東電管内の原発が全機が止まる記念すべき日の前夜祭。前日には、「再稼働を許さないさようなら原発1000万人アクション」が東京・日比谷、柏崎刈谷原発がある新潟、泊原発がある北海道で同時開催された。デモ参加人数は主催者発表で、日比谷が9000人、新潟600人、北海道1500人、あいにくの天気だったが、再稼働に反対する多くの人達が抗議の意思を表すために、デモに参加された。
 今日も前日に引き続き、全国各地で原発の再稼働反対を訴える集会・デモの開催が予定されている。東京は朝から良い天気。東京では、二日続けてのデモとなるが、大飯原発のインチキストレスと安全委員会による不当な「妥当」という見解に抗議の意思を明確に示すためにも多くの人に参加してもらいたい。
 私は、テントひろば主催で金曜日から始まった「4日間連続抗議行動」の3日目が、16時から経産省前で行われる予定になっていたために、デモには参加せず、宿泊当番の準備をして霞ヶ関へ向かった。16時に経産省前に着くと、すでに15名くらいの方が集まっていて、ちょうど集会が始まるところだった。司会のYさんの話では、東京の集会とほぼ同時刻に大飯原発の前でも経産省前テントひろば、たんぽぽ舎のメンバーも参加している抗議集会が開催されているという。
 前日の「再稼働を許さないさようなら原発1000万人アクション」に引き続いて、全国各地で再稼働に反対をする声が上がり、抗議行動が連動して行われている事を実感する。  集会の冒頭に、司会のYさんからこの日の朝日新聞の朝刊に掲載された「大飯原発の地元の福井県で原発の安全性を審議する福井県原子力安全専門委員会の委員12人のうち、4人が2006〜10年度に関西電力の関連団体から計790万円、1人が電力会社と原発メーカーから計700万円の寄付を受けていた」というニュース(http://www.asahi.com/national/update/0325/OSK201203240241.html?ref=rss&utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
 )が紹介された。記事によると、金銭を受け取った5人の委員はいずれも安全性評価への寄付の影響を否定しているとの事だが、(「そりゃ、そうだろ。泥棒は、私は泥棒ですとは言わない。」)大飯原発3、4号機の再稼働について福井県は、県原子力委に助言を求める見通しらしい。
私から言わせてもらえば、「大飯も伊方も最初から『再稼働ありき』の出来レース。全くインチキのストレステストを無責任な安全委員会を使って『妥当』と評価させ、業界とズブスブな地元の安全委員会に追認させた上で地元了承をとり、最終的に政府が『政治判断』というマジカルワードを使って再稼働するというシナリオ。
おそらく、大飯・伊方以外の原発も全く同じ構造で再稼働させる気なのでしょう。」地元住民の方々は、自分達の安全を無視して再稼働の話が進められるこのような状況をどのように受け止められるのでしょうか?福島第一の事故があったにも関わらず、利権を守るために国民の安全を無視する形で産官業学が一体となって、なりふり構わず、再稼働しようとしている事に、我々国民は怒り、今こそ反対の声を上げるべきだと思う。
 この日の霞ヶ関界隈は日曜日という事もあり、人通りは少なく、経産省の建物も灯りがついている部屋は、数えるほどしか無かったが、それでも、抗議に集まった約20人の市民が、順番にマイクを握り、休日出勤している経産省の官僚に対し、それぞれの言葉で、原発の再稼働を止めるように訴えた。彼らの心に我々の声が届き、今までのやり方を見直し、原発を止めるために行動を起こしてもらう事を切に期待をしたい。 抗議行動に合わせて、テントには多くの方が来て下さり、抗議集会の後は、第1テント、第2テントの中で、それぞれ遅くまで話に花が咲いていた。私は第2テントの話の輪の中に加わった。
 その中で、TPPと法律改正の話から、大店法の話と小規模小売業の話になり、福島出身のTさんが、「国や自治体が助成をして、地域のシャッター通りに福島から避難してきた自営業者の人に住んでもらい、商売をしてもらえば、活性化にもつながると思う」という話をしていた。縦割で仕事をする役人だけでは決して出てこない素晴らしいアイディア。なんとか、このような良いアイディアを実現出来ないかと思う。立場が違う人達が色々な事について、真面目に話をすることで、良いアイディアが生まれる。様々な人が集まり、忌憚なく意見を交換出来る場所という「テント」の良さを実感した。

 11時にお開きになり、見張り番のローテーションを決め、この日もKさんと一緒に深夜の時間帯の見張り番を担当する。お彼岸を過ぎてもまだまだ夜の寒さは厳しい。3時までの見張り番を終え4時間ほど睡眠して、朝7時に目が覚める。テントの外に出ると、テント入口のところのポールに「脱原発まで後1機」という小さなメッセージが張られていた。25日の深夜23時59分に東電管内で唯一稼働していた柏崎刈谷6号機が定期点検のため、運転を停止したという事だ。1年かけてやっとここまで来た。現在稼働している原子力発電所は、全54機中、北海道泊原発3号機のみ。
 泊原発も5月5日に停止の予定という事。原発全機停止を実現し、同時に、国民の安全を無視して進められようとしている大飯原発・伊方原発の再稼働へ向けての実態を多くの人達に知ってもらい、国民の手で再稼働を阻止し、本来取り組むべき、福島への賠償、子供達を放射能から守る施策を一刻も早く実現出来るよう、これからも声を上げていきたい。                                     (Toku-san)


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