[CML 015998] IK原発重要情報(88)

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2012年 3月 27日 (火) 22:22:11 JST


     IK原発重要情報(88) [2012年3月27日]

  私たちは、原発についての情報と脱原発の国民投票をめざす市民運動についての情報を発信しています。よろしく、お願いいたします。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許しください。転送・転載は自由です。)

弁護士 市川守弘、弁護士  河内謙策

連絡先  [1月1日より新住所です。御注意ください。]
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号 河内謙策法律事務所(電話03-6914-3844、FAX03-6914-3884)
Email: kenkawauchi at nifty.com

脱原発の国民投票をめざす会
http://2010ken.la.coocan.jp/datsu-genpatsu/index.html

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福井県民の集会 政府交渉 各自治体 住民説明会 伊方

 既に御存知のように、政府は、大飯原発3、4号機及び伊方原発3号機の運転再開をめざして「4月決戦」に乗り出しました。これに対する反発・抗議が急速に広まっています。

 福井では、原発反対県民会議などにより、25日、「大飯原発3、4号機『再稼動』に慎重な判断を求める市民集会」が開かれ、700人の人々が参加しました。小浜市明通寺の中嶌哲演氏が断食に入っています。氏の身体も心配です。
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20120326ddlk18040251000c.html
http://www1.city.obama.fukui.jp/category/page.asp?Page=96

私が把握している福井・関西の自治体関係の状況は、次のとおりです。
3月22日 小浜市が安全協定改定の意見書
  19日 福井越前市議会が「拙速な再稼動に反対する意見
      書」
  16日 滋賀大津市議会が「福島原発事故の原因究明等が
      なされない中での再稼動を認めないことを求め
      る意見書」
  23日 滋賀県議会が「福島原発事故の原因究明等がなさ       
      れていない中で、再稼動を認めない意見書」
     (以下のサイトの3月23日の記事参照。
     http://nonukesiga.exblog.jp/

  23日 京都府議会が、福島事故の原因究明が先との「原 
     子力政策に関する意見書」
  25日 関西広域連合が国に対して「原子力発電所の安全
     確保に関する申し入れ」をすることを決める
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819A91E0E7E2E3E48DE0E7E2E1E0E2E3E09391EAE2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5

 もう一つの重大ニュースです。保安院は、小浜市で、住民の参加した説明会をやることを約束しました。これは、この後で述べる、本日の政府交渉でも、事実間違いないと確認されました。これは、住民説明会の前例ができたということです。その際、住民運動団体がストレートに保安院に言うよりも、自治体の首長から要請する形をとるほうがベターのようです。「俺の町でも、私の町でも、村でも」という形で広がることが望まれます。ただ気をつけなければならないのは、早くやる、ということです。4月2日に枝野が福井入りをすると言われています。政府は、反対運動が広まらないうちに決着をつけようとしているのです。

毎日新聞が「前のめりは不信を招く」という立派な社説を
発表しました。
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20120325k0000m070091000c.html

 本日、フクロウの会、国際環境NGO FoE Japan などが主催する、「3.27政府交渉」がおこなわれたので、私(河内)
が参加してきました。政府からは、保安院と原子力安全委員会の官僚が出席しました。
 詳細については、後日、正式発表がなされるでしょうから、
私が気づいた点のみを摘示します。
 原子力安全委員会は、「ストレステスト一次評価では安全性の確認はできない」「原子力安全委員会として安全性を判断していない」という従来の態度に変化は無い、ということを確認しました。
 保安院は、地元合意が必要な地元の範囲は、いまだ決まっていない、地元に説明するだけでなく同意(!)が必要である、と述べました。大飯原発で言えば、福井県知事が同意しない場合は、原発の再稼動はしない、ということです。これは重要です。
 原子炉の制御棒の挿入時間が大問題になっています。地震が発生しても、すぐに制御棒が挿入されません。一定の時間がかかります。これが遅れれば炉心溶融にいたります。ところが、従来確認されていた制御棒の挿入時間2.16秒が、原子力安全委員会の審査の段階で、1.88秒と評価されている書面が提出されていたことが判明したのです。これは、評価基準値が2.2秒なので、活断層の3連動が問題になった場合に
備えて、ひそかに安全評価を引き下げる陰謀が進行している(3連動が問題になっても、全体として2.2秒におさえるためには、従来の2.16秒を繰り下げる必要があるのです)としか考えられません。(この問題は、新しい問題なので、「美浜の会ニュース」116号を参考にしてください。
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news116/news116top.pdf
 今日の交渉では、1.88秒については、保安院は審査検討を行っていないことが確認されました。今後、この問題は大きな問題になるでしょう。またストレステストでは評価されていない活断層の3連動についての保安院の見解が、3月28日の地震・津波に関する意見聴取会で表明されることが明らかになりました。

 伊方原発3号機の1次ストレステストについての審査書が、保安院から原子力安全委員会に提出されました。今後、どうなるかはっきりしない点もありますが、「不透明だから安心」という訳にはいきません。「今まで遅れていた運動を取り戻すチャンスだ」と考えるべきではないでしょうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120327-00000231-mailo-l38

 大飯原発、伊方原発だけでなく、今、各地の原発をめぐって様々な動きが展開されています。
 私が目に付いた柏崎原発の動き、女川原発の動きのサイトの記事を引用します。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120325ddlk15040033000c.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120325-00000012-mailo-l04

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                      以上




 
  



 
 



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