[CML 015722] 吉本隆明 死す

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2012年 3月 16日 (金) 15:14:20 JST


■【吉本隆明氏死去】 戦後思想に圧倒的な影響 時代と格闘したカリスマ 若者を引きつけた吉本思想
(共同通信 2012年3月16日 10:29)
http://www.47news.jp/47topics/e/226748.php

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 文学、思想、宗教を深く掘り下げ、戦後の思想に大きな影響を与え続けた評論家で詩人の吉本隆明(よしもと・
たかあき)氏が16日午前2時13分、肺炎のため東京都文京区の日本医科大付属病院で死去した。87歳。東京
都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。 喪主は長女多子(さわこ、漫画家ハルノ宵子=よいこ)さん。

 今年1月に肺炎で入院し、闘病していた。 次女は作家よしもとばななさん。  1947年東京工大卒。中小企業に
勤めるが組合活動で失職。詩作を重ね、「固有時との対話」「転位のための十篇」などで時代を捉える骨太の思想
と文体が注目された。戦中戦後の文学者らの戦争責任を追及し、共産党員らがそれまでの主張を変えた転向の
問題で評論家花田清輝(はなだ・きよてる)氏と論争した。

 既成の左翼運動を徹底して批判。「自立の思想」「大衆の原像」という理念は60年安保闘争や全共闘運動で若
者たちの理論的な支柱となった。詩人の谷川雁(たにがわ・がん)氏らと雑誌「試行」を刊行し「言語にとって美とは
なにか」を連載。国家や家族を本質的に探究した「共同幻想論」や「心的現象論序説」で独自の領域を切り開き、
「戦後思想の巨人」と呼ばれた。
(以下、略)
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以下、吉本隆明死す、の報を聞いて、ある人に宛てた雑駁な感想。

吉本隆明さんが亡くなられたのですね。享年87歳。
http://www.47news.jp/47topics/e/226748.php

わが家にも吉本隆明の本はたくさんあります。

なかでも『言語にとって美とはなにか』と『共同幻想論』は繰り返し、繰り返し読みました。わかったようでわからなか
ったからです。しかし、わからないなりに吉本の思想性の「核」は正しい、と思ってきました。批判すべき点もたくさん
あるのですが・・・

『海燕』誌上で、だったでしょうか? 吉本隆明と埴谷雄高の「コム・デ・ギャルソン」論争がもっとも記憶に残ってい
ます。

この頃から埴谷と大岡昇平の交流も深まっていくのですね。逆に吉本は若い人はともかくとしてかつての知識人、
文学者の仲間からは孤立していったように見えます。

文芸評論家の加藤典洋は吉本に肩入れしていましたが、私は埴谷の指摘の方に正しさを感じていました。


東本高志@大分
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