[CML 015586] 【毎日新聞・福井地方版】東日本大震災1年:見つめ直す原発のあるまちで/1 反対派と推進派 二項対立、克服を求めて /福井

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2012年 3月 9日 (金) 03:59:11 JST


こうした取り組みは極めて貴重であると思います。全国各地でこうした議論の場を実現できないものでしょうか?
【毎日新聞・福井地方版】東日本大震災1年:見つめ直す原発のあるまちで/1 反対派と推進派 二項対立、克服を求めて /福井http://mainichi.jp/area/fukui/news/20120308ddlk18040664000c.html
 「なぜ反対派の人たちは原発の担当大臣らと直接、話をしないのか」
 「推進派はなぜ、原発の危険性について本音で思っていることを言わないのか」
 昨年10月、福井大の一室。“原発推進派”の電力会社元幹部ら3人と、“反対派”の市民団体代表ら3人が同じ机を囲み、意見をぶつけ合った。1泊2日で計10時間以上。数人の学生だけが傍聴する異例の試みだった。
 この討論会を実現したのは、大阪市で鉄工建材会社を経営する傍ら、福井大大学院生として原子力分野の情報発信のあり方を研究する米津澄孝さん(61)=大野市出身。「反対派は政治家に門前払いされ、推進派は原発で飯を食っているから本音を言えない部分がある。互いの立場や事情を知らなければ、議論は進まない」と話す。
 準備は約2年前に始めた。「原子力分野では賛成派と反対派の議論の場がほとんどない」と感じたためだ。電力会社元幹部や市民団体代表らと何度もメールのやりとりをして趣旨を伝え、ようやく参加の意向が得られた。
 そんな時、福島第1原発事故が起きた。
 せっかくの計画が頓挫したと思った。「推進側の人は話しにくくなったんじゃないか」。だが、なぜ事故が起きたのかを考えると、賛成、反対の二項対立も原因の一つと思えてならない。昨年5月、討論会開催を伝えると、予想に反して元幹部から「約束通り必ず行く」と返事が来た。
 討論会は、怒鳴り合いになるどころか、互いの言い分をしっかり聞く雰囲気だった。夜は酒を酌み交わし、議論を続けた。電力会社の元幹部は、原発の下請け作業員が高い量の放射線を浴びているという労働実態を聞かされ、驚きのあまり深いため息をついた。
 討論会は好評だった。米津さんも「反対派と推進派は立場は違うが、時間をかければかなりの部分で考えがかみ合うはず」と手応えを感じた。
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 越前市で昨秋始まった勉強会「原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会」の事務局には、立地自治体の議員や脱原発を訴える市民団体代表など推進と反対の両者が名を連ねる。
 市民団体「サヨナラ原発福井ネットワーク」の山崎隆敏代表(63)もその一人だ。福島事故の前から原発の危険性を訴え続けたが、事故は起きてしまった。「反対派だけで集まっても、『推進派は何も分かっていない』という反応しかできず、先へ進めない」と考え、参加を決めた。「同じ土俵の上で話し合いたい」と議論の深まりに期待している。
 これまで「原子力ムラ」「原発反対派」とレッテルを貼り合い、互いに交わろうとしなかった反対派と推進派。福島の事故を契機に、県内で議論の場が生まれ始めている。【柳楽未来】=つづく
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 福井には原発が14基ある。福島第1原発事故は、この事実を改めて私たちに突きつけた。あれから人々は何を思い、どう行動したのか。原発のまちを歩いた。
毎日新聞 2012年3月8日 地方版 		 	   		  


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