[CML 015476] Re: 橋下大阪市長の[ベーシックインカム]は北朝鮮の[食糧配給制度]と同じ国民支配の道具となる!

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2012年 3月 5日 (月) 11:32:40 JST


山崎さん。あなたのCML 015457の小沢評価発言について少しばかりの異議を述べておきます。

山崎さん wrote:
小沢氏は最初から橋下氏を否定すると反発が大きいので[自分が以前から主張している統治機構の変革を主張していて
同じだ]と一致点を述べているだけです。/小沢一郎氏は橋下氏を一見[持ち上げている]ように見えますが、[橋下大阪
市長は小泉元首相のように国民を惹きつける力がある]と皮肉っていますので、彼を本当に評価しているとは思えません。

しかし、朝日新聞2012年2月24日付けの小沢氏インタビュー記事を読む限り、「小沢一郎氏は橋下氏を一見[持ち上げ
ている]」だけのようには見えません。

小沢氏は同インタビューに答えて次のように言っています。

<――このところ大阪市の橋下徹市長がすごい勢いです。
「彼は小泉(純一郎元首相)的な大衆を引きつける力と、小泉氏にはない理念的なものの考え方を持っている。かなり
の人物だと思う」

――橋下市長率いる大阪維新の会の「船中八策」は。
「見せてもらったが、『決定でき、責任を負う民主主義・統治機構』『自立する個人、自立する地域、自立する国家』とい
う主張は全く同感。我が意を得たりだ。旧体制を壊して新しい仕組みをつくらないと本当の改革ができないという考え
も全くその通りだ」>
http://blog.livedoor.jp/ail01u9j10taw/archives/3300768.html

小沢氏は橋下氏を単に「小泉(純一郎元首相)的な大衆を引きつける力」があると評価しているばかりでなく、「小泉氏に
はない理念的なものの考え方を持っている。かなりの人物だと思う」とまで褒めちぎっています。どう読んでも「小泉(純一
郎元首相)的な大衆を引きつける力」があるという言葉を「皮肉」の言葉のように受けとめることはできませんし、また「一
見[持ち上げている]」だけのようにも読めません。あなたの小沢発言解釈はひいきの引き倒しというほかありません。

上記の小沢発言の解釈については浅井基文さんの次のような解釈が正鵠を射ていると思います。

「彼が「国内政治の改革」ということで意味したことは、「意思決定がすんなりと行えるような政治の枠組み」(p.157)を
作ることであり、かつ、それに尽きていたのです。「つまり、彼の政治改革論の最大の眼目は、速やかに意思決定が
行える政治制度を作り出すことにある。そのためには、主義主張が似通い、従って政権交代も行い易い二大政党制
が適当だということ」(p.159)だったのです。そして、それを実現するための選挙制度としては小選挙区制導入が是非
とも必要でした。

今回のインタビューで、「細川政権で小選挙区制を決めたのは政権交代可能な政治体制をつくることでした。それが
失敗だったという指摘があります。」という問いかけに対して、小沢は、「それは全くの間違いだね。中選挙区制は日
本人的なぬるま湯の仕組みだが、対照的に小選挙区制は一番政権交代のしやすいシステムだ。自分たちの代表を
一人選んで自分の意思表示をきちんとするという意味で、その目標と意義は全然変わっていない。」と答えています。
「中選挙区制=ぬるま湯」の発言は、1992年12月号の『文藝春秋』で彼がすでに口にしている言葉であり、今回もそ
の言葉を繰り返しているということは、小沢の考え方が20年来一貫していることを示しています。」つまり、小沢にとっ
て重要なことは迅速な意思決定メカニズムの構築であり、「民主主義はいかにあるべきか」ということではないのです。

(略)このように見てくると、小沢が橋下の「『決定でき責任を負う民主主義・統治機構』…という主張は全く同感。我が
意を得たりだ」と述べた意味が明らかになります。つまり、ポイントは「決定でき責任を負う」点にあるのであり、「民主
主義」はお飾りにすぎないのです。橋下のこれまでの言動から判断すれば、橋下における認識も大同小異と見て大
過ないでしょう。」(「橋下徹と小沢一郎の『民主主義』」浅井基文 2012年2月26日) 

http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2012/429.html

山崎さん wrote:
また橋下氏の[首相公選制]に関して憲法上[天皇制]と矛盾すると否定的な意見を述べています。/憲法9条を全面否
定する橋下氏とは相容れないとおもいます。

「橋下氏の[首相公選制]に関して憲法上[天皇制]と矛盾すると否定的な意見を述べて」いるからといって、「憲法9条を
全面否定する橋下氏とは相容れない」という論理は成立しません。両者は主題の相異なる命題です。

憲法9条の問題に則していえば、たしかに「あたいの胸が小さいのも」「オレの頭の毛が薄いのも」「全ては憲法9条が原
因」( http://akb.cx/Tv9 )という橋下氏と小沢氏の憲法9条観は異なっているかもしれませんが、あなたにすでに指摘した
ことがあるのですが、小沢氏もで現行の憲法9条(1項、2項)にあらたに下記の第3項を加えることを主張している歴とし
た憲法9条改正論者です。

現行憲法第9条:
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇
又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
……………………………
小沢試案:
第9条
一 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は
武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
二 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
三 前二項の規定は、第三国の武力攻撃に対する日本国の自衛権の行使とそのための戦力の保持を妨げるもの
ではない。
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/6822172.html
http://www.ozawa-ichiro.jp/policy/04.htm

また、「天皇制」の問題についていえば、小沢氏は上記の自身のブログにおいて「天皇は日本国の元首だ」と明言して
いる明確な「天皇元首」論者でもあります。この「天皇元首」論が「象徴天皇制」を規定している現行日本国憲法の理念
といかに乖離する価値観であるか、論じるまでもないでしょう。小沢氏が橋下氏の「首相公選制」論に異議を唱えている
のは彼が「天皇元首」論者であるからです。この「天皇元首」論が民主主義の価値観とまったく相容れない価値観である
論じるまでもないことでしょう。


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/

-----Original Message----- 
From: 山崎康彦
Sent: Sunday, March 04, 2012 7:38 PM
To: 市民のML
Subject: [CML 015457] Re: 【YYNews】■ 橋下大阪市長の[ベーシックインカム]は北朝鮮の[食糧配給制度]と同じ国民支配の道具となる!

萩谷さま

ご連絡ありがとうございます。

小沢氏は最初から橋下氏を否定すると反発が大きいので[自分が以前から
主張している統治機構の変革を主張していて同じだ]と一致点を述べている
だけです。

小沢一郎氏は橋下氏を一見[持ち上げている]ように見えますが、
[橋下大阪市長は小泉元首相のように国民を惹きつける力がある]と皮肉って
いますので、彼を本当に評価しているとは思えません。

また橋下氏の[首相公選制]に関して憲法上[天皇制]と矛盾すると
否定的な意見を述べています。

憲法9条を全面否定する橋下氏とは相容れないとおもいます。

山崎康彦 



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