[CML 015448] 【要請を!】安全委員会の外部「有識者」へFAX・メールを(大飯を動かすな!)

杉原浩司(Koji Sugihara) kojis at agate.plala.or.jp
2012年 3月 4日 (日) 15:58:32 JST


東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。

福島原発事故緊急会議の木村雅夫さんの呼びかけ(一部補足)を転送します。
安全委員会の外部「有識者」は、「原子力ムラ」の委員も含めて、検討会
の場で保安院への重要な質問・意見を出してきています。ただ、このまま
では、それらは単なるアリバイ作りに利用されただけで終わります。

外部委員であれ、勇気をもって責任を果たすべきです。「二次評価と併せ
て評価しない限り、この確認作業に責任を負えない」との意思表示をして
ほしい、とぜひ要請してください。短いものでも構いません。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

 …………………………………………………………………………………

木村(雅)です。

外部有識者(原子力安全委員会「発電用原子炉施設の安全性に関する総合
的評価検討会」) にも意見を言おうと話し合いました。
それで、有識者6人の連絡先を調べたところ、4人の連絡先が分かりまし
た。 (不明の2人は所属などから明らかに「ムラ」の人なので意見を出し
てもしょうがないでしょう。)
先程、添付の拙文を付けて送信しましたが、皆さんも、二次評価が終わる
までは確認・再稼動するな、ストレステスト審査書は保安院に差し戻せ、
と訴えるメールかFAXをお送りください。
送信先のうしろに、私の送信文例と、毎日新聞「ザ・特集(3月1日)」
(井野博満さんインタビュー)を付けました。

ご参考に、是非こちらにも意見を言おう!

 1 送信先(有識者名簿)

◆原子力安全委員会
「発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価検討会」外部有識者

◎可児 吉男
E-mail:kani.yoshio at tokai-u.jp
学校法人東海大学 東海大学工学部原子力工学科教授
高速炉の安全性、確率論的安全評価
http://kyousho.pr.tokai.ac.jp/index.php?p=s&yyg_shoc=060004&tsc_shoc=&cmp_sho_ku
bun_cd=100&yyg_bu_cd=2190&yyg_kyoinc=257410

◎五福 明夫
五福 明夫 教授(ゴフク アキオ)
E-mail:fukuchan at sys.okayama-u.ac.jp
電話:086-251-8022 、Fax :086-251-8024
国立大学法人岡山大学  大学院自然科学研究科産業創成工学専攻教授
マン・マシンインターフェース、原子力プラントの異常診断

◎杉本 純
吉田キャンパス 工学部1号館401号室
E-mail:sugimoto.jun.8u at kyoto-u.ac.jp
TEL/FAX 075-753-5824
国立大学法人京都大学 大学院工学研究科原子核工学専攻教授
原子炉システム安全工学、シビアアクシデント

●藤城 俊夫
財団法人高度情報科学技術研究機構参与、元日本原子力研究所大洗研究所長
原子炉安全工学、機械工学

●更田 豊志
独立行政法人日本原子力研究開発機構 安全研究センター副センター長
原子炉安全工学、核燃料工学

◎横堀 誠一
学校法人五島育英会
東京都市大学工学部原子力安全工学科教授
原子力に関する熱流体工学
原子力研究所 〒215-0013
神奈川県川崎市麻生区王禅寺971
 TEL:044-966-6131(代)
FAX:044-955-6071

 2 送信文例
原子力安全委員会 外部有識者 
○○大学工学部原子力安全工学科教授
○○様

突然のFAXをお許し願います。
○○と申します。

先日の原子力安全委員会「発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価
検討会」を傍聴しました。5日、7日と続けて同検討会があるそうですが、
今後の検討会の推移が心配になり、保安院の意見聴取会を傍聴してきた感
想を含めて、拙文を書いてみました。

何としても二次評価が終わるまでは総合的評価の確認をしないようにお願
いします。

大変お忙しいと存じますが、拙文と毎日新聞記事をご覧いただきたくお願
い申し上げます。 どうぞよろしくご検討をお願いします。

 ………………………………… 参考 …………………………………………

大飯原発3、4号機の総合的評価(ストレステスト)に疑問をもち、再稼
動に反対する理由

     2012年3月3日 福島原発事故緊急会議 木村雅夫

1 原子力安全委員会にも原子力安全・保安院にも原発の再稼動を論じる
資格はない
福島原発事故は地球上のすべての命を脅かしている。事故を起こした日
本の原発行政組織は責任をとるべき。原子力安全委員会も原子力安全・
保安院も本年3月に改組される。すぐに無くなる責任組織が原発の再稼
動を目論んではいけない。

2 原発再稼動の検討は時機尚早
 福島原発事故により、「原発安全神話」が間違いであること、政府や事
業者やメーカやメディアによる偽りで「神話」が作られてきたことが明らか
になった。日本の原発のあり方を国民的議論によって見直すべきである
にもかかわらず、また福島原発事故の原因追求と検証も終わっていない
(政府事故調は中間報告、民間事故調も報告が出たばかり、国会事故
調は始まったばかり)にもかかわらず、原発の再稼動を論じるのは時期
尚早である。

3 原発再稼動の決定過程と責任があいまい
 再稼動へのプロセスは、事業者報告に基づく保安院の総合的評価
(ストレステスト)審査−原子力安全委員会の確認―地元の合意―政
治的判断と説明されているが、保安院や原子力安全委員会で部分技
術的な評価をするだけ、地元は当面の利害で左右、政治家は技術的
課題を理解できない、のでは全く無責任な再稼動判断になってしまう。
昨年8月の泊原発の営業運転再開と同様に無責任な対応になること
を危惧する。

4 総合的評価(ストレステスト)の欺瞞と技術者の無責任
 菅首相の指示で開始されたストレステストが地震・津波などに限定し
たテストにもかかわらず総合的評価と呼ばれている。限定した検討・
評価を総合的評価と呼んで確認して、誰が技術的責任をとるのか。

5 二次評価をしないと危険
 斑目委員長も「一次評価だけでは安全性評価としては不十分」と発
言している。事業者から二次評価報告が出されず(保安院は昨年中
に提出を指示していた)、シビアアクシデントマネジメントの基本的考
え方の議論が始まったばかり(意見聴取会を2月末に開始)であるこ
とを考えれば、一次評価のみで再稼動を決定することは危険。

6 意見聴取会でもろもろの問題点が発覚
 ストレステスト意見聴取会のみならず技術的知見、地震・津波、高
経年化、建築物・構造などの意見聴取会で多くの問題点・課題が出
された。地震による配管破断、活断層の連動、活断層の調査不十分、
原子炉劣化調査の難しさ、非常時の要員確保・訓練・技術維持、想
定津波高さ、制御棒挿入性、機器強度、安全裕度の考え方、福島原
発事故を科学技術者がどう反省するか、IAEAレビューミッションの
should対応、などなどである。

7 保安院のまとめの問題
 問題・課題多数にもかかわらず、各意見聴取会の中間とりまとめに
はそれらのことが書かれない。多くの委員から問題点を明らかにする
まとめを要請されたが、保安院のまとめはいつも危険側。特に、ストレ
ステスト意見聴取会では、他の意見聴取会の問題点を共有化するこ
となく議論され、委員からの異論・質問に対して明確な回答もなく、委
員の同意もないまま保安院が審査書をまとめて提出してしまった。さ
らに市村課長は、審査書提出後の意見聴取会で委員から審査書提
出を抗議されそのことを安全委員会で報告すると約束しながら、それ
をしなかった。

8 福島第一原発でストレステストしたか? その結果は?
 ストレステストの有効性を確認し、福島原発の問題点を明らかにす
るために、福島第一原発にストレステストを適用してみることは当然
のことと思われる、コンピュータシミュレーションで実行可能なのだか
ら。意見聴取会で委員から要請されながら曖昧な回答で終わり、テ
ストの実施可否とその結果は明らかにされていない。

(注:東電は委員の指摘を受けて、津波対策に限定したおざなりの
ストレステストを実施した)

以上

 …………………………………………………………………………

★ザ・特集:ストレステストの問題点
原子力安全・保安院意見聴取会メンバー、井野博満・東大名誉教授に聞く
(3月1日、毎日新聞朝刊)
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2012/03/01/20120301ddm013040225000c.html



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