[CML 014615] Re: イマドキ裁判官は、江戸時代のお代官サマ!?

Maeda Akira maeda at zokei.ac.jp
2012年 1月 27日 (金) 15:57:25 JST


前田 朗です。
1月27日


増田さん

ご苦労様です。楽しめるお話でした(笑)。

少々補足。


1)屋外の撮影

霞が関の東京地裁・高裁のある「裁判所」は、屋外の路上から裁判所を撮影する
のも禁止です。

勝手に素早く撮影してしまえば警備員に気づかれることはありませんが、もし気
づけば、走ってきて「撮影禁止」と叫びます。

裁判所前で、判決言い渡しを待っている時や、判決報告の時は、報道陣もいるた
めか、さして規制はしません。

一段落してから、みんなで記念撮影しようとすると、警備員が飛んできます。

警備員があれほど激しく禁止するのは、裁判所(東京高裁所長や東京地裁所長)
からかなり強い命令が出ているということです。

これらは「庁舎管理権」に基づくものと考えられています。


2)裁判所の設計図・平面図

東京高裁・東京地裁の設計図・平面図も秘密でした。

1980年代前半、これをめぐって議論をしたことがあります。

傍聴人も歩ける通路と、裁判官や書記官などしか歩けない通路の「二重構造」の
特殊な設計です。

頭にきたので、「資料日本国憲法全5巻」(三省堂、1985年)第5巻の巻末
資料に、某所で入手した平面図を全部掲載しました。これで議論は決着 (笑)。


3)法廷の撮影

以前は法廷メモさえ禁止でしたが、レペタ訴訟のおかげでメモは解禁になりました。

私のところの学生は法廷でスケッチしてきます。

しかし、法廷の写真は禁止です。

こちらは、「庁舎管理権」と「法廷指揮権(秩序維持)」が根拠のようです。

以前は、「関係者の肖像権」などと言ったこともありましたが、無人の法廷まで
禁止しているのですから、理由になっていません。

もっとも、書記官や廷吏の中には、多少の撮影は見逃してくれる人もいます。

もめている事件だと、非常に厳しくなります。

全体として、強圧的な禁止をしているのは、単なる権威主義と考えるべきでしょう。

ある意味で、裁判に「権威」は必要です。国家権力の司法作用ですから。

裁判所が憲法と法令を正しく解釈・適用し、人民の権利を守っていれば、自ずと
「権威」が備わります。

憲法を破壊し、デタラメな裁判を強行する裁判官は、撮影禁止のように傍聴人に
厳しく当たることによって「権威」が生じると錯覚しているのでしょ う。哀れ
な人間です。

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もっとも、開廷中でなくても撮影禁止は、外国でもあります。

ヘルシンキ地裁では、見学の際に撮影お断りと言われましたし、ジュネーヴ地裁
ではカメラを持って中に入ったら、職員に注意されました。アトランタ 地裁で
も、撮影は駄目と言われました。

刑事法研究者によって撮影された法廷の写真はたくさんあるので、研究者の見学
などでは撮影が許可されることが多いようです。

一般の傍聴人に禁止するのは、日本だけではないようです。
















> 皆様
>
>  こんにちは。増田です。これはBCCでお送りします。重複・長文、ご容赦を!
>
>  
>
>  以下、件名に対して千葉の吉川ひろしさんからの返信です。転載許可を得ましたので、御紹介します。こんな『裁判所』が日本では『人権救済』機関なのですから・・・
>
>  
>
>  それから、ある方が笑いながら、「増田さん、裁判官をヤジっちゃいけませんよ」と言われましたが、私は裁判官に「質問」しただけですから〜っ!(笑)・・・
>
>  
>
> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>
> 増田さん、皆様へ
>
>  吉川ひろしです。増田さんのメールを読んで大笑いました。
> 「お笑い裁判官」あるいは「吉本も真っ青!、これがお笑い裁判所だ」っていうタイトルで演劇をやりたいですね。
>
>
>  私も、15年ぐらい前でしょうか・・・裁判を傍聴するのにやや早く法廷に着いたので誰もいない開廷前の法廷を記念に写真を撮りました。、たまたまそれを見た警備員が「緊急」に仲間を5人ぐらい呼んで、その人たちに取り囲まれました。そして別室に連行されて「撮ったフイルムを出せ」(当時はデジカメではない)というから、「フイルムを出したら法廷以外のそれまで撮った写真が全部ダメになるので出せない」と言ったところ、「それでも出せ」と恫喝してきました。
>
>  
>
>  私は「貴重な写真もあるし、それについては損害賠償を請求する」と言ったら、「それじゃ現像してから法廷部分だけを切り取って送ってこい」というではありませんか。私は「そもそも、何故、誰もいな法廷の写真を撮っただけで連行されて、身分証明まで出さなくてはいけないのか?」と聞いたら、警備員は「壁に写真撮影は管理規則で禁止と紙に書いてある。」と言いました。しかし、そんな、紙は見ていないし、誰もいない法廷までも何故禁止なのか「お紙」説明ではわかりませんでした。私は、もう面倒くさくなり「分かった」と言って、「釈放」されました。
>
>
>  その後、写真などは送りませんでしたが現在まで、裁判所は何も言ってきません。また、それとは別に、成田空港反対闘争の裁判を傍聴した時には、裁判官がある傍聴人に対して「そいつは笑った!!!退廷だ!!!」と言って裁判の途中でクスクスと笑った人を退廷させました。
> ※裁判官が「淫靡」なことを頭の中で考えていて、それを「見透かされた」と勘違いして思わず「退廷」と叫んだのかもしれませんが・・・。
>
>
>  それに抗議する傍聴者の数人が退廷させられましたが、私は、最後まで傍聴したかったので、歯を見せないように「能面」の顔をしていました。これって「お笑いだ」よね。
>
>
>  先般、ニュージーランドの裁判所を傍聴しましたが、休憩中に法廷の中をビデオや写真を撮らせてくれました。書記官などもピースで応じてくれました。日本だってテレビなど静止画で撮らせているのに、一般傍聴者はダメなんておかしいよね。(マスコミも何とか言ってよ!)
>
>  
>
> ≪お知らせ≫
> 「現代版・大江戸お笑い裁判官物語」全国裁判所で上映中!!!
> 入場料:無料 
> 但し、視聴者は笑う、泣く、怒るなどの感情表現は一切御法度なり。
> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
> 吉川ひろし(Greens Japan)
> Mr.Hiroshi Yoshikawa
> 754-24 Takada
> Kashiwa City Chiba Japan
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> TEL/FAX 04-7144-0073
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