[CML 014339] 国連平和への権利宣言草案修正案公開/ピース・ゾーン規定が盛り込まれる!!

Maeda Akira maeda at zokei.ac.jp
2012年 1月 15日 (日) 14:10:48 JST


前田 朗です。

1月15日



2月に開催される国連人権理事会諮問委員会に提出された平和への権利に関する
報告書が公開されました。

Progress report on the right of peoples to peace (A/HRC/AC/8/2)

http://www2.ohchr.org/english/bodies/hrcouncil/advisorycommittee/session8/documentation.htm



国連人権理事会は10年ほど平和への権利に関する議論を続けてきました。
2006年にNGOのスペイン国際人 権法協会が国際キャンペーンを発進さな
せ、議論が具体化してきました。2010年、人権理事会は、それまでの議論を
踏まえて、諮問委員会 に検討を依頼し、平和への権利宣言草案を作成するよう
要請しました。2011年、諮問委員会は平和への権利宣言草案を公表し、議論
を呼び かけてきました。今回、草案修正案が公表されました。2月20〜24
日ジュネーヴの国連欧州本部で開催される諮問委員会で審議され、6月 に予定
されている国連人権理事会に提出される予定です。



公表された修正案は、全12条。平和への権利:原則(1条)、人間の安全保障
(2条)、軍縮(3条)、平和教 育・訓練(4条)、軍務の良心的拒否(5
条)、民間軍事警備会社(6条)、抑圧への抵抗・反対(7条9、平和維持(8
条)、発展(9 条)、環境(10条)、被害者や被害にさらされやすい人の権
利(11条)、義務と履行(13条)です。



驚いたのは、第3条3項に「ピース・ゾーン及び非核兵器ゾーンの設置・促進」
規定がはいったことです。



ここ数年、人権理事会や諮問委員会の審議に際してピース・ゾーンについて発言
してきたのは、もちろん私です。 第1に、日本における無防備地域宣言運動の
紹介をしました。第2に、オーランド諸島(フィンランド)のピース・ゾーンに
ついて発言しまし た。私の記憶では、諮問委員、政府、NGOを含めて、ピー
ス・ゾーンについての発言は他にはありません。

草案のとりまとめ・作成者はドイツのヴォルフガング・ハインツ委員です。昨年
8月の諮問委員会の際に、スペイ ン国際人権法協会と国際人権活動日本委員
会、国際民主法律家協会・日本国際法律家協会が共催で開催した「専門家セミ
ナー」にもハインツ委 員が参加したので、ピース・ゾーンのことを一言伝えて
おいたのが良かったのか。たぶん、オーランド諸島を念頭に置いているのだろう
と思い ます。



また、非核地帯については、スイスのクリストフ・バルビーが強調していたの
と、日本国際法律家協会の笹本潤さ ん(弁護士)が東アジアにおける非核地帯
の設置について発言していました。

欣喜雀躍!!!!!!



2月20日が楽しみです。



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