[CML 014276] <テント日誌 1/10(火)>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2012年 1月 13日 (金) 00:47:08 JST


<テント日誌 1/10(火)>
  テントのエネルギー、テントの機能、そしてテントの運営
    ―― 経産省前テントひろば 122日目 ――

 年明けの穏やかな天気、とはいうものの凛とした寒さも感じられるそんなテントの前では大阪から上京されてきた山本清子さん等が踊っていた。ペア(二人組)での舞踏である。
 山本さんは4回目の上京との事で、既にその踊る姿を見た人も多いと思う。テント前ではミニコンサートなどが催されることがあるがそんな一つである。

 「舞踏の時間というのは、吹く風に身をさらしているような時間だ。見ていて捉えどころのないものと出会う感覚。言葉で説明つかない経験。踊り手のくりだす身体の動きに意味はない…ただそのつながりのなかに醸しだされる何か…。エネルギーの渦を体験している時間。舞踏の不可思議さというのは,エネルギーの磁場が日常の感覚を越えていずこかへ運びさっていってくれる其の不思議性にあるように思える。」(私的BUTOU論の試み きよこ)

 山本清子さんの出しているパンフから引用させていただいたが、テント前広場で踊られるのを見ながら想像してはいた。彼女の表出感覚はこんなところにあるのかと思う。私たちがテント前にやってくる、そこで黙々と座り込む行動の原初のエネルギーにはこれと通底するところがあるように思う。言葉では説明のつかない怒り、言葉ではとらえどこのない感覚(意識)、つまりは表出感覚というものが行動の奥にあり、それがテントを支える力になっているのではないか。このことが原発と根源で向かい合っているところがあるのだ。
 山本さんが何度も上京される根にあるものと私たちの行動はそこでつながっている。原子力というエネルギーよりも身体の原初のエネルギーが欲しい。それが私たちの欲する現在であり、未来である。原発の存在とそれと抗いたい私たちの無意識を含めた深い根がそこにはあるのだと思える。

 年末年始の特別態勢も終わり、テント内に張り出されているカレンダーにはいくつも予定が記されている。うれしいことは各地で小さいがはじめてのデモが行われていることである。例えば1月15日(日)にはあきる野(あきる野市)で脱原発の初めてのデモが行われる。
 今回の脱原発で初めてデモや集会が持たれたという地域は少なくないと思う。裾野の広がりはあり、お互いに反響しあえるものである。1月14日(土)・15日(日)には脱原発世界会議がパシフィコ横浜で開かれるが、各地での催しものも多い。テントが各地の運動の交流の機能を果たしてくれることを私たちは願っているが、テントとの連絡をして欲しいと思う。相互連絡など媒介役をしたい。

 今日は東電前アクションの人たちの行動がなされた。東電の国有化等いろいろのことが報じられてはいるが、東電の無責任さと傲慢さは変わったようにみえない。時間の中でことが過ぎて行くのではなく、東電を解体し、電力業界を変えることは脱原発運動が要求していることだが、これを粘り強く展開している東電前アクションの行動に共感している多くの人がいる。
 夕方には東電アクションに参加する人が顔を出し、東電前に出掛けて行った。原発再稼働→原発保持に固執する電力業界に対する異議申し立てが今年は重要になると思う。

 テントはどのように運営されているのかはテントを訪れる人にも、外からテントトを注目しておられ方にも興味はあろう。そのテントの運営委員会が開かれた。簡単な紹介をして置きたい。
 テントの運営はテント運営委員会でなされている。そした、また、テント全体会議も存在し、これがテントの運営の全体的な方向を決めて行くことになっている。テント運営委員会とテント全体会議はテントの運営や維持を決めては行くが、テントの基本方針と最低限の事柄(ルールなど)を決める面がある。テントの基本方針はテント前広場を原発存続の是非を討議する国民的広場として維持して行くことであり、またルールとはテント維持のための必要事である。
 これらを決める組織と言っても誰でもが参加出来る開かれた組織である。諸個人の自由な行動を尊重し、テント広場の保持に必要な最小限の機能を果たそうとするものである。特別に考えられたというよりは自然になってきたものと言える。

 ここでは今年の脱原発運動の動きが報告され、その中でのテントの方向が議論された。同時にテントの日常的な運営(泊りこみ態勢など)が議論された。これについては長くなるので端折るが、泊りこみ態勢ではやはり防寒対策のことが議論となり下記のようなお願いをすることが決められた。また、簡単なことだが現在のところ三つ在るテントについては第一テント、第二テント、第三テントと呼ぶことで統一した。これらはテントの受付で住所やメールアドレスなどを書いて頂いた方に報告したいがその準備はしている。テント日誌なども含めていずれ届けられるようになると思う。

 上記の通りヒートテックスの防寒着、あるいは防寒にふさわしいものがあればお送り願うことにした。 千代田区霞が関1−3−1経産省前テント広場に。
なお、1月20日(金)19時からテント全体会議がたんぽぽ舎のスペースで開かれる。参加自由です。問い合わせ等は070−6473−1947テント受付まで。                
                                                  (M/O)


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