[CML 014275] IK原発重要情報(66)

河内謙策 kenkawauchi at nifty.com
2012年 1月 12日 (木) 22:21:12 JST


          IK原発重要情報(66)[2012年1月12日]

  私たちは、原発についての情報と脱原発の国民投票をめざす市民運動についての情報を発信しています。よろしく、お願いいたします。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許しください。転送・転載は自由です。)

弁護士 市川守弘、弁護士  河内謙策

連絡先  [1月1日より新住所です。御注意ください。]
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号 河内謙策法律事務所(電話03-6914-3844、FAX03-6914-3884)
Email: kenkawauchi at nifty.com

脱原発の国民投票をめざす会
http://2010ken.la.coocan.jp/datsu-genpatsu/index.html

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  4号機問題 巨大地震 JNES ストレステスト批判会

 年末から年始にかけてのセシウム線量急上昇問題については、厚いベールに遮られて、いまだ真相が見えてきません。避難を呼びかけるサイトもありますが、私たちは、そこまでの確信にはいたっていません。
http://minnie111.blog40.fc2.com/?cx=partner-pub-6583485948050604%3A9nrcucvb1k4&cof=FORID%3A10&ie=Shift_JIS&q=%A3%B4%B9%E6%B5%A1%A1%A1%C8%F2%C6%F1&sa=%B8%A1%BA%F7&siteurl=minnie111.blog40.fc2.com%2F
 1月1日の地震により4号機の配管が破断した、との情報も入っていますが、それにしては4号機の作業が旧に復するスピードが速いような気もします。
http://blogs.yahoo.co.jp/kmasa924/28786180.html
 そういうことで、現時点では、私たちは、今後もこの重要な問題を考え続けていく、原子炉の状態のウォッチを続けていく、ということしかできません。申し訳ありません。
 小出先生の見解も珍しく歯切れが悪いと思います。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65784723.html
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65784904.html

  私たちは南海トラフ巨大地震や南海トラフ巨大地震に連動して内陸部にも地震が展開する超巨大地震が発生する可能性を考慮するならば、原発は廃炉にするしかないと訴えています。これは本当に重要な問題です。たとえば柏崎刈羽原発は、この超巨大地震説に立てば、ストレステストを実施するまでもなく廃炉にすべきことになると思います。
 『週刊文春』1月19日号は、「M8M9大地震戦慄の真実」の特集を組んでいます。一読をお勧めします。この特集では、若狭湾沖地震にも論及しています。私は、保安院で進められている「意見聴取会」での関西電力の発言を聞いて、びっくりしたことを思い出しました。彼らは、天正大地震を否定し、「現在、若狭湾の(大地震の痕跡や活断層についての)海底調査を進めている、この調査結果がまとまるのは1年かかる。だから(!)ストレスの結果に基づき運転再開をしたい」と言ったのです(言葉は不正確かもしれません)。海底調査の結果を含めて原発の安全を検討するのでなく、海底調査の結果を待たないで運転再開を口にする異常さ、それを異常とも思わない神経、本当にぞっとしました。

 ストレステストの結果について審理をすすめている「意見聴取会」の岡本委員、山口委員、阿部委員が三菱重工あるいは三菱重工系の企業から寄付をもらっていたことについては、既にお知らせしたとおりです。今日は、保安院と共同で(実際は“丸投げ”とも言われる)審理にあたっている、原子力安全基盤機構の問題について注目していただきたいと思います。
(原子力安全基盤機構JNES(ジェーネス)のサイトは
http://www.jnes.go.jp/ 
 昨年の12月9日、総務省「政策評価・独立行政法人評価委員会」(岡素之委員長)より、JNESについて厳しい批判がなされました。そこでは、「原子力事業者等の出身者を多数採用しており、検査の中立性、公正性に疑念が生じている」と明確に指摘され、「検査対象を、出身元とかかわりのない施設に限」り、「国民の信頼を確保するための措置を講ずる」ようにと勧告されていました。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/52180.html
http://www.soumu.go.jp/main_content/000138072.pdf
 これだけでも大問題なのに、原子力安全基盤機構が、検査対象者の事業者の作成した原案を丸写しにした検査手順書を基に検査していることが明るみにでたのです。
http://www.mainichi.jp/select/wadai/news/20120111ddm001040005000c.html
 かねてから、「原子力ムラ」の腐敗について話には聞いていましたが、こんなひどいとは…、こんなでたらめとは…、私の「想定外」でした。こんな腐敗・でたらめに基づくストレステストの審査・原発の運転再開は絶対に許されない、という声を、急速に大きくしていく必要があると思います。

 昨日(1月11日)、eシフトやFoE Japan などの主催によるセミナー「欧州ストレステスト批判と日本の現状~原発運転再開問題をめぐって~」が、東京しごとセンターで開催されました。
同セミナーでは、欧州議会議員のレベッカ・ハームス氏、国立ウィーン自然資源応用生命科学大学上席研究員のゲオルギ・カスチエフ氏、プラント技術者の会の川井康郎氏が、講演・問題提起を行いました。参加者が少なくて残念でしたが、欧州との連帯を実感させる、非常にすばらしい集いでした。(同様の集会は大阪、松山でも開催されています。京都新聞の以下の記事も参考にしてください。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120111000021

 レベッカ・ハームス氏とゲオルギ・カスチエフ氏の話のうち私の印象に残った点を記載します。(なお、川井氏のレジメは、日本のストレステストの問題点について、非常に整理された明解なものでした。)
 レベッカ・ハームス氏:私は2007年に来日し広島・長崎の集会に参加した。そこで日本の平和運動がなぜ原発に反対しないのか、集会直前の柏崎刈羽原発事故をなぜ大きな問題にしないのか、疑問に思いました;福島の現実は、まるで核戦争後の世界のように見えます;ヨーロッパでは、国民の大多数が原発に反対しており、
政府が原子力政策を進めることが困難になっています;ドイツでは風力発電が大きく前進しています;このストレステストを信じてはいけない。ストレステストは絶対に原発の安全を保障しない。むしろ次の大事故を保障するものだ。
 ゲオルギ・カスチエフ氏:ストレステストは、政治家が原発を動かすための言い訳でしかない;欧州では、包括的にリスクを評価すると言われるが、実際は限定的だ。災害、設備やシステムの品質や劣化、事故防止対策、大型航空機の墜落、テロなどを対象外にしている;欧州では調査期間が短い、日本はもっと短い。これでは新しい調査、データは不可能になり、原発は安全という結論しか出てこない;欧州では基準が無く、ほとんどの部分が「工学的判断」ということになっている;欧州では専門家の独立性がない;欧州では、透明性、公開性が不十分だ;3月11日の前に、福島原発にストレステストを実施していたら、問題ない、という答えが返ってきていただろう:IAEAは原子力推進派の代理人だ。彼らは安全評価の面でも能力が無い。その証拠に、3.11以後、何もしなかったではないか。外国の機関を招待するというのであれば、WHOなどを招待したほうが良い。

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                         以上


 
 












 
 



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