[CML 014137] 市民と科学者の内部被曝問題研究会設立へ

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2012年 1月 8日 (日) 06:57:04 JST


みなさまへ   (BCCにて)松元

一筋の光明といえるニュースです。ヨーロッパ各国にも広がっている市民と科学者の本格的な連携が、日本でも生まれます。どんな市民にも参加可能な開かれた組織です。

新しく誕生する「市民と科学者の内部被曝問題研究会(略称:内部被曝研)」の「結成の呼びかけ」をお知らせします。圧倒的な市民のサポートでこの試みを支え育てたいと願い紹介させていただきます。

原発事故後10ヶ月にもなるのに政府、東電は責任をいっさいとろうとせず、市民に被ばくを強要する体制ばかりが進んでいます。食品、瓦礫、除染などで被ばくの可能性を過小評価する政府の施策によって、市民の不安は逆に深刻になりそれが全国に広がっています。その不安の根源は、低線量放射能による内部被ばくです。

政府と御用学者の被ばくリスクの評価は、外部被ばくだけを問題にし低線量被ばくを過小評価ないし無視しているICRP勧告を根拠にしています。日本の原爆被爆者を犠牲にし利用し、米国およびIAEAなどの国際核推進機構をバックにしたこの科学的にずさんな方法を市民と科学者が連携して批判し克服しなければ、いまや市民のいのちとくらしを守り抜くことはできない、ということが明らかになっています。

本会には、肥田舜太郎(氏のこの会への「思い」は下記リンクから読めます)、矢ヶ崎克馬、澤田昭二、松井英介氏らの専門家が名前を連ねています。矢ヶ崎克馬氏は昨年暮れ、「政治に支配されないまともな科学を立ち上げたい」と抱負を述べています。故高木仁三郎さんも喜んでいると思います。政治に支配されない市民を守る提言と勧告を期待したいと思います。

本会は、昨年12月にホームページを公開し、1月27日には日本記者クラブの記者会見で設立が公表されることになっています。また1月15日の「脱原発世界会議」(横浜)でも「内部被曝研」としての講演会とシンポジウムが企画されています。4月には、「市民と科学者:国際シンポジウム」が東京で開催される予定です。

=====以下転載=====

■市民と科学者の内部被曝問題研究会(略称:内部被曝研)
http://www.acsir.org/acsir.php

●結成のよびかけ
東日本大震災にさいして起こった東京電力福島第一原子力発電所事故は深刻な被害をもたらしています。広範な地域が汚染され、多くの人々が被曝していのちと暮らしを脅かされています。

原発事故による放射線被曝の主要なものは、呼吸や飲食を通しての内部被曝です。政府や政府に助言する専門家は、被曝影響の評価を主として測定しやすいガンマ線に頼っています。しかし、内部被曝では、ベータ線やアルファ線の方がガンマ線よりはるかに大きな影響を与えます。政府と東電は、ベータ線を放出するストロンチウム90や、アルファ線を放出するプルトニウム239などの測定をほとんど行っていません。彼らは、内部被曝の特性とその健康影響を意図的に無視し続けています。

その背景には、アメリカの核戦略や原発推進政策があります。これらの政策の影響下で組織された国際放射線防護委員会(ICRP)などの機関は、広島・長崎原爆の放射性降下物による被曝影響を無視した放射線影響研究所の研究に依存し、日本政府は福島原発事故の被曝に関しても、「100mSv以下では病気を引き起こす有意な証拠はない」とするなど、事実を覆い隠し、被曝限度に高い線量値を設定して、市民のいのちを守ろうとはしていません。

いま求められているのは、核兵器政策や原発推進政策に影響された研究ではなく、内部被曝を含めて、被曝実態に基づいた放射線による人体影響の真に科学的な研究を推進することです。これは国際的・全人類的課題です。そして今、福島の原発事故の被害について、市民の立場に立った民主的で科学的な対応が求められています。市民にとって必要なのは、被曝を防ぐ食品・食料対策と被害の補償、放射能にさらされない生活・労働環境などです。市民の安全に生きる権利が認められるべきで、そのためには、放射線被曝に関する正しい知識を持った主権者としての市民の力を確立しなければなりません。

このような状況において、内部被曝に重点を置いた放射線被曝の研究を、市民と科学者が協力しておこなうために、標記(仮称)のような研究会を組織して以下のような活動を行うことを呼びかけます。

2011年12月20日


活動内容:
•(1)内部被曝に重点を置いた放射線による被曝影響の科学的研究。
•(2)放射線影響に関する研究体制の形成に関する政治的・歴史的経緯の研究。
•(3)事実と実態に基づく放射線影響に関する研究体制の構築。 



•(4)若手研究者の参加を促す活動。
•(5)(1)〜(3)に関する学習会・研究会と市民を対象にしたシンポジウムの開催。
•(6)(1)と(2)に関する研究成果の論文著書の紹介と出版。 



•(7)政府行政および諸機関と市民社会への提言。
•(8)プレス・リリース・記者会見・ウェブ等によるメディアへの情報提供。
•(9)上記の活動を推進する体制づくりなど。

入会案内
•内部被曝研へのご入会を案内しています。入会にあたっては、会則をご覧下さい。
•【正会員】入会申込
•【学生会員】入会申込
•【賛助会員】入会申込

====当会サイトより=====

●肥田舜太郎 内部被曝問題研究会への思い
http://www.acsir.org/hida_shuntaro.php

●事務局:田代真人「市民と科学者の内部被曝問題研究会」結成への動き他
http://www.acsir.org/news.php?1

●入会案内
http://www.acsir.org/join.php

●寄付のお願い
http://www.acsir.org/donation.php

(以上転載)




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パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
〒004-0841  札幌市清田区清田1-3-3-19
TEL/FAX : 011-882-0705
E-Mail : y_matsu29 at ybb.ne.jp
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