[CML 014098] <テント日誌 1/5(木)>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2012年 1月 6日 (金) 21:51:32 JST


<テント日誌 1/5(木)>
   年末〜年始の怒濤の日々が過ぎてひっそりと
   ―― 経産省前テントひろば 117日目 ――

1月5日(木) 晴れ。穏やかな一日。

 年末〜年始の怒濤の日々も昨日の餅つき大会をもってひとまず終え、今日のテントはひっそりと、ゆったりした時間が流れている。
 朝日新聞の特別報道部の記者が取材にくる。この記者氏が言うには、朝日は社説で脱原発を打ち出して以降、原発問題での取材は随分自由になり、関連記事も多くなったとのことである。
 読み手の側の評価はいろいろあるだろうが、現場記者の実感はこのようである。その実感がどのように紙面に表現されていくのか、見守りたい。

 そういえば、朝日は元旦の新聞のトップ記事で、原子力安全委員会の委員達が原発メーカーの三菱重工等から、5年間にわたって巨額の献金を受け取っていたことをスクープした。その1人が、「ストレステストに係わる意見聴取会」の司会進行役をしている岡本孝司東大教授である。しかも審査対象の多くは三菱重工製造の原子炉だという。阿部・山口を含めた3名までが利益相反者によって占められているそうだ。
この3名は即刻ストレス委員を辞任せよ!というのは至極当然のことであろう。
意見聴取会は1月6日にも開催される。
                                 ( Y・T )
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新年餅つき大会のレポートが、当日の責任者の方から届いているので、昨日の報告と重複するところもあるが、より真に迫っているので掲載します。

今日は餅つき、波乱の1日だった。
経産省はこのところ、そこが弱点とみたか火気使用についてうるさく言ってくる。
この点に関しては、右翼の放火云々の懸念もあり、我々も厳しく自主管理を行っている。夜間には不寝番をおき、発電機もカセットボンベ型にし、ガソリン使用はやめた。 

ストーブもカセット型だ。
さて、プロパンを使う餅つきはどうするか。三つのテントが並ぶ狭いテントひろばに、その余地はない。 担当者鳩首の上、もち米を蒸かすのは近くの日比谷公園でやることにした。
午後1時すぎ、最初の蒸篭が届き餅つき開始。搗き手は体力抜群サミーこと広瀬君だ。 

彼は手並み鮮やかな鍋奉行を兼ねる。
餅つきは暮れにやるのが一般的だが、新しい年を迎えてお隣さん方へ「今年もよろしく」と挨拶しとくのもよろしかろうということで1月4日となった。

お隣さん方とは、経産省、外務省、財務省に農水省である。1月4日は官庁街も仕事は
じめ、黒ずくめの官僚集団が通りを埋める。女性職員の華やかな和服姿はほとんど見
られない。大震災、原発事故への自粛の表れなのだろうか。
今日の餅つきに参加したあるフリージャーナリストが問いかけてきた。
「テントで遊び事していると批判する人もいるかと思われますが」
「そうねー。餅を搗いて、仲間うちだけではなく、通りがかりの人や、隣近所などにふるまうというのはきわめて人間的でオープンだという表明でもあるわけで。テントの精神だということかなー。」

初臼に威勢のいい掛け声がかけられているその頃、日比谷公園では思わぬ事態が進行
していた。誰の迷惑になりようもない公園の一角での炊飯になんと丸の内署の警官多数が警備課長を先頭に押しかけてきたという。
彼らによれば、「110番が何度もあったから」だという。嘘も休み休み言え。正月早々そんなことで110番するひま人がいるか。
とはいうものの、公園での炊事は中断のやむなきに至り、急遽西新橋のO弁護士事務所をお借りして急場をしのぐこととなった。

一方、テントひろばでは「未来を孕むとつきとおかの女たちのテント村行動」の椎名さん、事務局のひまわりさん、東電前アクションの園さん、テントひろばの代表として正清さんの4名がアンコやきな粉餅を盛ったお皿を手に、お隣さんがたへの新年の挨拶に向かった。

 結果、挨拶状は各省共受け取った。お餅は受け取らないので置いてきた。経産省は例の課長が置いたお餅を持って慌てて追いかけてきた。外務省は外の門から一歩も中へ入れようとしない。農水省は警備担当者ではなく秘書課の課長が降りてきて、椎名さんの挨拶にもそれなりの対応だった。
各省の対応の違いに原発との距離感が表れているようだ。
餅つきはその後順調に経過、昔取った杵柄組やひまわりさんなども参加、トン汁などの炊き出しもあり、テント前は終日賑わった。 
                                          (T.E)



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