[CML 014064] Re: 自分がされて嫌なことは人にしない?

hagitani ryo liangroo at yahoo.co.jp
2012年 1月 5日 (木) 16:09:23 JST


萩谷です。訂正が続いてすみません。

下記の文中「キリスト教徒は教会組織によってすいしんされてきたものをさしま
す」とあるのは、「キリスト教とは教会組織によって推進されてきたも のをさ
します」の誤りです。

(12/01/05 16:01), hagitani ryo wrote:
> 前田さん、日本の「フェミニズム」という言葉の意味は上野千鶴子だけで決まる
> のですか?
> どうもこれは冗談がすぎませんか。
> かれこれ40年以上前に、バートランド・ラッセルの伝記のなかでフェミニズム
> という言葉に出会って以来、その本の中で使われている意味でこの言葉 を使っ
> てきた者としては、ひどい違和感があります。
>
> イスラム教が女性差別的だというのは、前田さんが係わっているアフガンにいい
> 例があります。バングラデシュでもモロッコでもそんな例はあります。 キリス
> ト教圏では、フェミニズムや唯物論の影響で、女性差別をやめようという方向を
> 教会も取り入れてきたので、日本ではそれが本来のキリスト教だ と思う向きも
> あるが、本来のキリスト教は性差別的です。なお、教会組織はパウロに始まるも
> ので、キリスト教徒は教会組織によって推進されてきたも のをさします。
>  イスラム圏と言っても、イスラム教じたいが単一ではないのですが、その一分
> 派であるバハイ教の教祖アリ・カーンが両性平等を唱えて、殺害された 例もあ
> ります。
>  イスラム教はその面ではあきらかに遅れています。というのも、女児は生まれ
> たらすぐ殺していいとされていたようなアラブの世界でモハメッドは女 性の地
> 位の改善に努めた・・という事実から、イスラム教徒は、女性に関する問題はも
> はや改善を要しないという結論を引き出しているからです。もし 改善を要する
> とすれば、最後の預言者モハメッドのしたことは不十分だったと言うことになっ
> てしまうからです。
>  以上のような理解でまちがってるでしょうか?
>  これに答えるのは、たぶん宗教学のイロハを講義することになるんでしょうね。
>
> (12/01/05 13:44), maeda at zokei.ac.jp wrote:
>> 前田 朗です。
>> 1月5日
>>
>> 熊田さん
>> 萩本さんこと萩谷さん
>>
>> 「これ以上議論に応じる気はない」なんて言わずに、もう少し応酬してもいいの
>> に(笑)。
>>
>> 本筋から離れるかもしれませんが、2点だけ。
>>
>> 1)フェミニズムの定義
>>
>> フェミニズム:男性の視線を意識した女性がパンティのデザインや色彩に凝るこ
>> と、およびその思想を指す日本語。男性中心主義を批判してきた欧米諸国の
>> Feminism とは何の関係もない。日本を代表するフェミニストと長年自称してき
>> た上野千鶴子がその著書「スカートの下の劇場」で日本に普及した言葉。ポルノ
>> や欲望の言葉として定着し、これに安心した男性長老研究者が上野を称賛して数
>> 々の賞を与えるとともに、東京大学教授に招へいした。男性による女性支配を強
>> 化・延命するために絶大の影響力を発揮し、20世紀末葉頃まで用いられたが、
>> 今では死語と化している。
>>
>> 2)宗教と女性
>>
>> 「イスラム教は女性差別的だ」というのは明らかに歪んだ偏見です。
>>
>> 第1に、キリスト教や儒教や仏教も、ある意味で「女性差別的」です。
>>
>> 第2に、1990年代に国連人権委員会の「女性に対する暴力特別報告者」だっ
>> たラディカ・クマラスワミさんは、当時の国連報告書に、「宗教はすべて女性を
>> 尊重する一面と女性を差別する一面を有する」という趣旨のことを書いています。
>> いま手元にありませんが、私たちが翻訳したクマラスワミ「女性に対する暴力」
>> (明石書店、2000年)に収録されているはず。どの宗教も男性中心主義的で
>> あり、だからこそ、
>> 男性に都合のいい時は女性を尊重するのです。なお、宗教と女性については、大
>> 越愛子「宗教と女性」が参考になります。
>>
>>
>>
>> ----- Original Message -----
>>> 熊田です。
>>>
>>>  萩本さん、あなたは私の言っていることを全く理解なさっていません。私は、
>> 「男女共同参画局の元トップ」が、「人間関係のゴールデン・ルール」は「自分
>> がされて嫌なことは人にしない」ことだと主張し、しかもそういう主張をした本
>> が大ベストセラーになったことを指して、「フェミニズムのエリート主義的な部
>> 分と新自由主義の共犯関係」と指摘しているのです。「自分がされて嫌なことは
>> 人にしない」ことを「人間関係のゴールデン・ルール」にすることは、「新自由
>> 主義に適合した日本的なライフスタイル」です。この点については、詳しくは拙
>> 著「男らしさという病?」(風媒社、2005年)の第5章「官僚制消費資本主義社
>> 会の宗教倫理のセラピー化」をお読み下さい。高い社会的地位にある女性は批判
>> するべきではない、と萩本さんがお考えだとすれば、そのことこそが「女性差別」
>> なのではありませんか?
>>> なお、申し訳ありませんが、これ以上萩本さんとの議論に応じる気はありませ
>> ん。
>>> 熊田一雄(愛知学院大学文学部宗教文化学科准教授)
>>> はてなダイアリー http://d.hatena.ne.jp/kkumata/ 
>>>
>>>
>>



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