[CML 013996] 2012年 去年今年貫く棒の如きもの

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2012年 1月 1日 (日) 14:16:08 JST


去年今年貫く棒の如きもの

             高浜虚子 

新年のあいさつのことばとして今年も虚子の上記一句を引用させていただこうと思います。
私にとって「貫く棒の如きもの」とはなにか?

♪沖のごんぞうがョ 人間ならばョ 
          蝶々とんぼも鳥のうちェ〜
                   (若松民謡)

と唄われたあのごんぞうたちの声。
(弊ブログ「プロフィル」をご参照ください。 http://mizukith.blog91.fc2.com/ )

私は幼い頃にこのごんぞうたちへの差別(それは「貧困」というものに対する根底的な差別。私の父や母への
差別でもありました)は決して許さない、と誓いました。それが私にとって「貫く棒の如きもの」です。
その声はあの三池炭鉱労働者の声にも重なります。

2011年12月19日付けの西日本新聞に「荒木栄没後50年」を伝える以下のような記事が掲載されていまし
た。

■「がんばろう」100人熱唱 荒木栄没後50年へ(西日本新聞 2011年12月19日)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/278490

「1960年の三池争議で労働者を鼓舞した「がんばろう」を作曲した大牟田市出身の荒木栄(1924−62)の
歌を歌う集いが18日、大牟田市有明町のレストラン「だいふく」で開かれた。来年没後50年を迎えることから、
荒木と交流のあった市民たちが企画。かつての炭鉱労働者や荒木ファンなど約100人が20曲余りを歌い上
げた。/荒木は、三井三池製作所で働きながら職場に合唱団を組織。三池労組員として「うたごえ運動」の先
頭に立ち、多くの労働歌を作曲した。(略)没後50年になる来年10月の20、21日には「九州のうたごえ祭典」
を大牟田市で開催する予定・・・」

私は10月に大牟田市で開催されるという「九州のうたごえ祭典」に参加したいと思っています。そして、できう
れば男声四部合唱の一員としてあの荒木栄の「地底のうた」を歌いたいと思っています。その歌声は私の耳
にいまでもくっきりと残っています。

こういう歌です。頁の中ほどにある「地底のうた」(PIANO版)をクリックして聴いてみてください。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/gabuku/utagoemidi/utagoemidi.htm

この「地底のうた」を下記のような合唱の歌声で聴きたい。また歌ってもみたいのです。

「沖縄を返せ」: http://www.youtube.com/watch?v=kmigP1jacbY

下記に歌詞を貼りつけておきます。

歌詞の中に「三井独占!」「アメリカ帝国主義!」という労働者の怒りの言葉が自然に織り込まれています。
懐かしい時代。それとも(思想的に)単純な時代というべきか?

少なくとも私には懐かしい時代です。上記のような「怒り」の言葉が労働者の口から自然と衝いて出る時代が
あった、と。

時代は進歩しているのか? 後退しているのか? 私には後退しているようにしか見えません。

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組曲「地底の歌」(作詞/作曲 荒木栄)

■序章 合唱
有明の海の底深く 地底にいどむ男たち
働く者の火をかかげ 豊かな明日と平和のために
   たたかい続ける 革命の前衛 炭鉱労働者
■第一章 テノール独唱・合唱
前奏
1 眠った坊やのふくらんだ 頬をつついて表に出れば
   夜の空気の冷え冷えと 朝の近さを告げている

2 「ご安全に」と妻の声 渡す弁当のぬくもりには
   つらい差別に負けるなと 心をこめた同志愛
間奏
夜は暗く 壁は厚い
   だけれど俺たちゃ負けないぞ
   職制のおどかし恐れんぞ あのデッカイたたかいで
会社や、ポリ公や、裁判所や、暴力団と・・・
男も女も、子供も 年寄りも
   「ガンバロウ!」の歌を武器に
  スクラムを武器に 闘い続けたことを忘れんぞ
間奏
夜の社宅の眠りの中から
あっちこっちからやってくる仲間
悲しみも喜びも分け合う仲間
  闇の中でも心は通う 地底に続くたたかいめざし
  今日も切羽(きりは)へ 一番方(かた)出勤
■第二章 合唱
前奏
1 崩れる炭壁(たんぺき) ほこりは舞い 汗はあふれ
  担ぐ坑木 肩は破れ 血は滴る
  ドリルはうなり 流れるコンベア 柱はきしむ・・・ ・・・
   独占資本の合理化と
   命をかけた闘いが夜も昼も
間奏
2 暗い坑道 地熱に焼け ただようガス
  岩の間から 滴る水 頬をぬらし
  カッターはわめき 飛び去る炭車 岩盤きしむ
   「落盤だァー」「埋まったぞー」
   米日反動の搾取と
   命をかけた闘いが 夜も昼も続く・・・ ・・・
■第三章 バリトン 重唱
前奏
落盤で殺された 友の変わり果てた姿
狂おしく取りすがる 奥さんの悲しみ
   幼児(おさなご)は 何にも知らず 背中で眠る
   胸突き上げるこの怒り この怒り

ピケでは刺し殺され 落盤では押し潰され
   炭車のレールを地で染めた仲間

労働強化と保安のサボで 次々に仲間の命が奪われてゆく

   奪ったやつは誰だ! 「三井独占!」
   殺したやつは誰だ! 「アメリカ帝国主義!」
奪ったやつを 殺したやつを
許さないぞ 断じて許さないぞ
■第四章 合唱
前奏
1 おれたちは栄えある 三池炭鉱労働者
  団結の絆 さらに強く
  真実の敵打ち砕く 自信に満ちた闘いを
     ■足取り高く すすめよう

2 おれたちは栄えある 三池炭鉱労働者
  スクラムを捨てた 仲間憎まず
  真実の敵打ち砕く 自信に満ちた闘いの
     ■手を差しのべよう 呼びかけよう

3 おれたちは栄えある 三池炭鉱労働者
  弾圧を恐れぬ 不敵の心
  真実の敵打ち砕く 勇気に満ちた闘いで
     ■平和の砦 かためよう
     ■かためよう
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東本高志@大分
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