[CML 015328] 言葉をつぶす人、言葉をつくる人(1)

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2012年 2月 29日 (水) 09:20:28 JST


前田 朗です。
2月29日

このMLでは、言葉をつぶして喜ぶ人が多いようです。

言葉に対する考え方が根底から違うので、そういう人と議論しようとは思いませ
ん。

日本語には男女差別的な言葉や語法がたくさんあります。父兄もそうですが、強
姦、嬲るのようなひどい例もあります。そうした表現を取り上げて一つ一つつぶ
そうという動きもあります。「強かん」と書け、とか。

それはそれで結構ですが、もう少し前向きに、「女」の文字を使ったよりよい表
現を工夫するほうがずっと生産的であり、文化的です。嬲るの逆パターンで、い
い意味の漢字を作るとか。

男女差別だけでなく、さまざまな局面で、新字を造字し、新しい表現を作ること
のほうが生産的で、文化的です。

私は最近、あるミニコミの連載で、必要があって、造字しました。まだ出ていま
せんが。

まだれに夏で「厦」という字があります。「カ」と読みますが、「井上ひさし」
と無理やり「ひさし」と読む人もいます。

まだれに春、まだれに秋、まだれに冬、まだれに季節の季という文字はありませ
んので、つくりました。ここでは書けませんが、そのうちあるミニコミに登場し
ます。いま「井上ひさしの遺言」を書いて、ちょうど終わったところです。続き
の文章で造字しました。

ではまた。






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