[CML 015263] 【YYNews】■ 小沢一郎氏インタビュー全文「消費税と政界再編」朝日新聞2012年2月24日

山崎康彦 yampr7 at mx3.alpha-web.ne.jp
2012年 2月 27日 (月) 12:19:31 JST


 杉並の山崎です

いつもお世話様です。

朝日新聞は2009年3月3日の東京地検特捜部によるでっち上げ強制捜査[西
松建設虚偽記載事件]以来[政治とカネ]で小沢一郎民主党元代表へのバッシ
ング報道を繰り返してきましたが、突然2月24日の朝刊一面に小沢一郎元代表
の独占インタビューを掲載しました。

朝日新聞はこの間の敵対的な小沢バッシング報道を総括も反省もせず、何事も
なかったかのようにインタビュー記事を掲載しています。

朝日新聞が[誤りを誤りとして認め二度と同じ誤りを繰り返さないために自己批判する]
というジャーナリズムの基本が全くなっていない厚顔な新聞だということがわかります。

朝日新聞が小沢氏への態度を[敵対]から[融和]に突然変更したのは、2月17日の
小沢裁判第14回公判で、東京地裁大善文男裁判長が検察が作成した石川議員の供述調書
をすべてを証拠採用せず、石川議員への検事の取り調べを「強力な利益誘導」と「圧力」が
あったと断じ[こうした捜査は組織 的なものだったとも疑われる」 と検察当局を手厳しく
批判したことが関係していると思われます。

朝日新聞は4月26日に予定される一審判決で小沢氏が無罪になる可能性が出てきたため、
慌てて小沢氏のインタビューを掲載して、検察の言い分だけ でなく小沢氏の主張も掲載して
います、というアリバイづくりを狙ったものだと思います。

このインタビュー記事全文を[日々坦々ブログ]様より転載させていただき、朝日新聞を
購読していない多くの方々にお送りいたします。

*■小沢一郎氏インタビュー全文「消費税と政界再編」朝日新聞2012年2月24日*

[日々坦々ブログ]様より転載

http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-5105.html#more
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消費税と政界再編

このまま選挙なら

民主党は惨敗だ

安定政権作らねば

民主党の小沢一郎元代表が衆院の解散・総選挙前の政界再編の可能性に踏み込んだ。

消費増税に執念を燃やす野田佳彦首相に再考を促しつつ、折り合えなければ民主
党に見切りをつけることも辞さない構えだ。 

一方で刑事被告人として自らの判決を4月に控える小沢氏。民主党政権は視界不
良になってきた。

小沢一郎・民主党元代表に聞く

――政権交代から2年半。政治が機能していません。なぜですか。

「まだ日本では民主主義が定着してない、成熟していないということだ。国民以
上の政治家は出ないというからね。
2009年8月総選挙での政権交代は変化を嫌う日本国民にとっては大変な決断
であり、夢をかけたんだと思う。でも民主党は期待に応えるだけの資質 を
身につけていなかった。『任重くして』ということかな」

――自民党を離党して19年。細川政権で小選挙区制を決めたのは政権交代可能な
政治体制をつくることでした。それが失敗だったという指摘がありま す。

「それは全くの間違いだね。中選挙区制は日本人的なぬるま湯の仕組みだが、対
照的に小選挙区制は一番政権交代のしやすいシステムだ。
自分たちの代表を一人選んで自分の意思表示をきちんとするという意味で、その
目標と意義は全然変わっていない。
民主党から人心が離れている中、まともな政党ならすぐに政権を取れる制度だ」

―― 鳩山政権は8カ月余で倒れました。幹事長として鳩山由紀夫首相に「身を引
こう」と説得したのですか。

「そう。どっちかと言えばね。役員会でも『参院選が戦えない』という議論が出
てきて、参院の皆さんがわいわいとなったので『とにかく待て。首相と
話をする』と言った。
我々のこと(政治とカネ)が参院選に悪影響を与えちゃいかんということで、辞
めることにした。最終的には『首相の決断』ということにしなければ ね。
残念ながら、辞めても辞めなくても同じ結果だったけれど」

―― 東日本大震災では地元の岩手が被災しました。すぐに沿岸の被災地に入るべ
きではなかったですか。

「それは本質的な問題ではない。情緒論だ。まず復興予算を手当てするのが僕の
役割だ。現に知事はしょっちゅう来て、話をしている」

――「震災3 カ月で菅内閣不信任案に賛成しようとした理由は。

「僕は原発が水素爆発した直後から『メルトダウンしている』『全ての情報を公
開しろ』と言い続けてきた。政府が認めたのは何ヵ月も後だ。
そういう隠蔽体質、役所も含めてきちんと整理できなかったのはトップの責任に
なる。何よりも国政選挙(参院選)に負けたのに辞めなかった。
首相が何人目などというのは関係ない。選挙の責任者が負けても居座るのは、議
会制民主主義に禍根を残す。これらのことで(菅内閣は)国民の信頼を
失っていた」

―― 震災から1年。原発の見直しの機運が失せています。

「原発はあくまでも過渡的エネルギーだ。新しいエネルギー開発に全力をあげて
こなかったことは、我々も反省すべき点だが、今ここで放射能を完全に
封じ込めないと日本の将来はない。
政府は『収東宣言』を出したが、何が収束したのか。避難した人たちが帰ること
ができるのかどうかさえ明言しない。こんな無責任な政治はない」

――自由貿易論者なのに環太平洋経済連携協定(TPP) への参加を批判してい
ますね。なぜですか。

「日米首脳会談の首相発言をめぐって日米で発表が食い違ったように、米国への
発言と国内への説明を使い分けてはいけない。両方から信頼を失う。
そのこと自体がもはや、交渉の当事者能力がないということを露呈している。難
しいことはできるだけ米国に任せた方がいい、という考えが根底にある からだ。
米軍普天問基地の移設問題もそうだが、日本がどういう役割を果たすかを明示し
ないと米国と対等に話せない。その交渉能力と体制が問題なんだ」

■  ■

「行政のムダを省こうと言って政権を取った。それがどうなったのというのが国
民の疑間でしょ。だから人心が離れて大阪の橋下君にお株を奪われ た」=22日、
東京都港区

―― 野田佳彦首相は消費増税に突き進んでいます。

「国民に税負担を強いる前にやることがある。
自民党と同じ制度に乗っかったまま、『カネがない。だから増税』では国民は理
解しない。税と社会保障の一体改革と言うが、社会保障の青写真は全く
示していない。
それで消費増税では筋道が通らない。国民は絶対に賛成しない」

―― でも日本は借金まみれです。どうするのですか。

「予算編成は自民党時代と同じ各省の積み上げ方式で、政策の優先順位は全く
入っていない。補助金と政策経費など優先順位をつけることのできる予算 が
毎年三十数兆円はある。
いらないものを廃止すればよい。統治機構を根本から変えて申央集権体制から地
域主権体制へと抜本改革すれば、二重二重の行政のムダを省ける」

――首相が消費増税を掲げて衆院を解散するとの見方もあります。

「全員道連れにして自殺するような行為だ。現実に支持率がどんどん落ちてきた
ら、やれるものではない。ただ、首相は何とか(消費増税が)いけると
思っているのではないか。気楽にしているようだから」

――では消費増税法案には反対するのですか。

「何もせずに消費増税というのは国民の理解を得られない。だから賛成できない」

――閣議決定を阻止すると。

「どう判断するかはそのときだ。消費増税大綱だって(法案化に向けた)条件が
付いている。国会はうまくいかないのではないか。
野田さんが気付いてい初心を忘れずにもう一度努力してくれることを、私は最善
の策として望んでいる」

――野党が野田内閣への不信任案を提出したらどう対応しますか。

「まだ考えていない。そもそも法案さえできてない。ただ、今の姿勢を続ければ
国民の支持を完全に失う。リーダーはやっていけない」

――野田首相に会ってアドバイスする考えはありますか。

「僕は助言する立場ではない。(党員資格停止で)党大会にも呼ばれていない。
党費だけは払わされているけどね」

――仮に選挙になった場合は。

「やってみたら、惨敗だ。私が先頭に立って戦って勝ち取った政権だから、何と
か成功させたいんだが、今年やっても来年やっても、このままでは民主党は
勝ち目がない。心配なのは、過半数を取れる政党がなくなることだ。そうなったら、
何も決められずに、日本は大混乱に陥る。そこへ大不況が来たら悲劇だ」

―― それを避けるには。

「民主党が変わらずに(消費増税へ)突っ込むことになれば、民主党内閣、民主
党自身の終わりだ。国家が混乱しない方策を考えないといけない」

―― どんな方策ですか。

「野田首相が解散するしないではなく、国民の支持がなくなり、国民が『選挙
やって出直せ』となってくる。9月までには解散・総選挙になる」

―― 民主党がダメなら、政界再編を考えるんですか。      ヽ

「民主党がどうなるかによる。選挙前にやらないとダメだ。選挙で安定した過半
数の政権ができる結果を出すようにしないといけない。
とにかく、国民が一番支持できる政権をつくらなければならない。なかなか大変だ」

――党を割ることもありますか。

「歌を忘れたカナリアはいらないんじゃないの“僕らはまだ歌を忘れずに歌って
いる。野田さんがもう一度考えを変えてピシッとしてくれることを望 む」

■  ■

―― このところ大阪市の橋下徹市長がすごい勢いです。

「彼は小泉(純一郎元首相)的な大衆を引きつける力と、小泉氏にはない理念的
なものの考え方を持っている。かなりの人物だと思う」

――橋下市長率いる大阪維新の会の「船中八策」は。

「見せてもらったが、『決定でき責任を負う民主主義・統治機構』
『自立する個人、自立する地域、自立する国家』という主張は全く同感。我が意
を得たりだ。旧体制を壊して新しい仕組みをつくらないと本当の改革が
できないという考えも全くその通りだ」

――小沢さんのグループが維新の会と連携する可能性はありますか。

「まだ解散まで少し時間がある。ハハハ」

――17日の公判で、小沢さんの関与を示す元秘書らの供述調書が証拠不採用にな
りました。先が見えてきたと思いますか。

「全部終わってから話す。まだ刑事被告人の立場だからね」

―― 国会での説明責任を果たすべきだという声は根強いです。

「司法の場にあるのに立法府が干渉するのはおかしい。東京地検特捜部が2年間
も強制捜査をやって、徹底的に調べた。国会の質問どころではない。
聞きたければ検察庁に行って聞いてもらいたい」

―― 今年70歳を迎えられますね。最後の仕事は何ですか。

「政権交代で議会制民主主義のレールは敷けたと思っていたが、どうもうまくい
かない。
民主党がダメでも自民党がしっかりしてまた政権を取る力があれば、民主党をた
たき直してまた挑戦すればいいが、自民党もおかしくなっている。
政権党だったからそれらしく見えただけなのか。困ったもんだねえ。政権交代を
前提とする議会制民主主義を定着させ、あとは次の世代にたいまつを引 き渡す。
そのためにいい年して、もうちょっと頑張らなければと思っている」
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(転載終わり)

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