[CML 015207] 水俣病を問い続けて

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2012年 2月 25日 (土) 00:23:22 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 1970年、「人類の進歩と調和」を掲げた大阪万国博覧会の熱狂の余韻が残
る大都市大阪に、突如異様な集団が表れました。

 黒地に「怨」と「水俣病死民」を染め抜いた幟旗を持ち、四国巡礼などで着る
白装束を着た水俣病患者の人々でした。大阪で開催されるチッソ株主総会に出席
するために熊本県水俣市からやってきました。
 
 一株だけであっても株主として総会で発言できるという権利を使って、水俣病
の補償を訴えようとしたのです。
 
 総会で患者達は御詠歌を歌い始めました。株主総会を、水俣病で死んだ患者た
ちの鎮魂の場にするということでした。資本主義社会のど真ん中に響く御詠歌は
荘厳で鬼気迫るものでした。そして限りなく美しいものでした。
 
 その模様は映画「水俣―患者さんとその世界」(土本典昭監督 1971年)
に描かれています。
 
 資本主義の根幹である株式会社の株主総会を、企業利益追求のために殺された
水俣病患者の鎮魂の場に変えるアイデアを考え出したのは、記録作家石牟礼道子
さんでした。
 
 天草に生まれ、水俣市で育った石牟礼さんはジャーナリストでも作家としてで
もなく、水俣で暮らす者の視点から水俣病を徹底的に掘り下げて描いてきました。
 
 「水俣病はカネで解決できるものではない」
 
と石牟礼さんは、84歳を越えパーキンソン病に苦しみながらも水俣病を書き続
けています。

 水俣病とは何なのかを、NHK教育が放送します。
 
 NHK教育
 
 ETV特集
 「花を奉る 石牟礼道子の世界」
 http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0226.html
 
 放送日:2月26日
 放送時間:午後10時〜
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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