[CML 015156] 【YYNews】■[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より:十[税金]

山崎康彦 yampr7 at mx3.alpha-web.ne.jp
2012年 2月 22日 (水) 15:34:45 JST


 杉並の山崎です

いつもお世話様です。

西郷隆盛は[自分で自分を世に残す]ことをしたがらなかったために、著書を一
冊も残していません。[西郷南洲翁遺訓]は幕末の戊辰戦争で薩摩軍と戦った
庄内藩(現山形県)の元藩士たちが明治になって西郷隆盛との交流の中で彼が
語った言葉をまとめたものです。

今回ご紹介します西郷隆盛が語る[税]には民から税金を無慈悲に搾り取る
[悪代官や奸臣の類]がでてきます。国民の大反対にもかかわらず消費税増税に
突っ走る野田民主党政権の政治家や財務官僚や世論誘導する大手マスコミの醜い姿を
言い当てています。

*■[話し言葉で読める西郷南洲翁遺訓]より: 十[税金]*

国は、民の財をいく分か吸い上げて、そのカネをもって運営されます。税金は、
国家を現実に成り立たせる絶対のものである。

しかるに、税金は多ければ多いほどよいかというと、じつはそうではない、むし
ろ逆である。

税金は軽ければ軽いだけ、そのぶん、国は豊かになるのです。何故なら、税金が
わずかで済む分、それだけ民が豊かになるからです。国民の財が豊かであるこ
とそこ、国力を養成する基本なのです。

この基本は常に忘れられてはならぬ。
なるほど、確かに国家が多難にして、多くの税が集まらなくては困るという場面
も、あろう。だがそれでも、[出来る限り軽く]という租税の基本は、 守らな
ければなりません。

[お国の事業が難儀しておる。お国が立ちいかなければ、困るのは民だ。だか
ら、多くの税を納めよ]__といった上からの脅しは許されぬ。そのまま安易
な打開策しか採れぬような政府は、おのれの無策無能ぶりをさらけ出しているよ
うなものである。

租税の法とは、したがって無闇に改めては、いけないのです。

しかし、ギリギリまでやり繰りしてそれでも足らぬ、どうあっても税収を増やな
ければやっていけないーといった場合も、あります。

そんな身体窮まった時には、せめて富める者からより多く納めさせるようにせね
ばならない。すなわち、元々貧しい者に税のシワ寄せをうけさせることだけは、
避けるのです。

私は先達の歩んだ歴史から学んで、こうした主張を訴えている。良く古今の史実
を見てごらん。

人の正しき道が行われていない時代が、どんな歴史にもあります。国が乱れ、民
が生きる希望を失っている時代である。

そんな時代に国の財政が逼迫すると、必ずや、心の腐ったこざかしい悪代官や奸臣
の類が、用いられます。

こういったヤツらは、人の道を知らず人々を苦しめるのに躊躇がないから、巧み
に民から搾りあげる。民の暮らしを踏むにじることで一時の窮乏をまぬがれようと、
安易に画作するのです。

すると、乱れた時代には国の指導者の目も曇っておるから、そんなケダモノと変
わぬ卑劣漢を、財政右腕に優れた良臣であるかのように扱ってしまう。
そうして、ますます権力を与えて好き放題にさせる。

奸臣は増長して、もっと民から搾りあげようと、あらゆる卑劣な手を使う。法を
勝手にあらため、暴力で民を脅し、虐げ、民の命を奪うのである。

ことがここまで至ってしまっては、もはや民も耐え切れなくなります。民もまた、
理不尽な重税から何とか逃れようとする。つまり、アレコレと脱税の 方法を生み
出すのです。

すなわち、民までもが奸臣どもと変わらぬ卑劣な人間になりさがってしまうのです。

重い税が、民を人の道から踏み外させてしまうのです。これは、何たる罪であり
ましょう。

政府は民から税を搾ろうと、あらゆるヒレツな手を使い、民は税から逃れようと、
あらゆる姑息な手を使う。

一つの国の中で上下が騙し合い、欺きある用になります。こうなると、[官]と
[民]は敵同士となって、互いに憎しみ合いさえするようになる。

そして最後にはどうなるか。

民の愛国心はすっかり冷え、国そのものから離れてしまうのです。
結局は、本当に取り返しのつかなぬ破綻を迎えます。
国は滅びます。

だからです。

いかに財政が苦しくとも、[民から搾り上げればそれで良い]といった考えを持
つことは、国の上に立つ者には決して許されぬのです。

それを肝に銘じたうえで財政に立ち向かうならば、税を収める民に納得してもら
える租税のありようというものが、きっと見えてくるのです。

(引用終わり)








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