[CML 015144] 【報告】第308日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★

青柳 行信 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2012年 2月 22日 (水) 07:19:13 JST


青柳行信です。2月22日。

明日、2月23日(木)午後1時に、九州電力に対し、
 福岡市天神の九電本社に集合して公開質問状を提出します。
 「原発再稼働に関する公開質問状」を出して、
 九電の考え方を明らかにするよう要求していく予定です。
皆さんご参加よろしくお願いします。

【転送・転載大歓迎】
原発とめよう!九電本店前ひろば第308日目報告
呼びかけ人(4月20日座り込みから2月21日現在総数2045名)
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】2月21日3名。
        野中美知代    長田修一  匿名1名
       
★さよなら原発! 3・11 福岡集会
       ブログ:http://0311fuk.blog.fc2.com/

         <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>
 ★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★

★ 横田つとむ さんから:
青柳 様
お疲れさまです。
夕方から 雨になりましたね。

寒さがいくぶんか和らいだので よかったです。

あんくるトム工房
動いているのは 後 2つ  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/1723

    明日も 雨かなあ。

★ ひろば 上條 さんから:
<テント報告>
朝から3.11の準備でテントを外れました。
帰ってきて昼食をとっているときに、森部聡子さんが
来訪。比較的に時間に余裕があるのは土、日曜日と
いうことで、なかなかテントに来れなかったようです。
久留米からKさんが3.11集会のチラシをテントひろばに取りに来ました。
青柳さんからメールが毎日届くこと、テントひろばという原発に反対する闘いが
あることで、Kさんは励まされると言っていました。

15時から「さよなら原発!3.11福岡集会」のステージ班の
会議がテントひろばでありました。15時という時間だったからか
参加人数が少なかったです。

夕方から雨でしたが、弱い雨だったのでテント片づけはさほど
苦にはなりませんでした。しかし、雨は嫌ですね。

★ 堀内徹夫 さんから:
青柳様
連日の行動に敬意を表します。
本日、夕刻より、須崎公園の周辺に3・11集会ポスターを
9店舗の外側や内側の壁に貼らせていただきました。
やっぱり対話が大事です。頑張りましょう。

★ 吉田典子 さんから:
大飯原発を再稼働させようとしている人達の事は『大飯喰らい』と呼びましょう。
喰らおうとしているのは、米の『飯』ではなく、万物の『命』ですが…。
それにしても、公害病を蔓延させて責任を取るまいと頑張った人達と、原発が事 
故っても責任を取らなくてもいいように、あらかじめ仕組んで始めた人達の精神 
構造は、根が全く同じだ、と思うのです。
変わったところと言えば、起した事の内容も時期も登場人物も違うのに、後者が 
しっかり前者の失敗から学んで、抜け目のなさが増してるとこです。
長い目で見れば、自身の子孫にも類が及ぶような事は、しないで済ますべきとい 
う点を、経験から学んで欲しかったものですが…。
そして、対する脱原発側の精神構造…相手への対し方も、きっとあまり変化がな 
いのです。
相手への見方を変えれば、もっと有効な脱原発活動も、思い付けるのではないか?
相手の精神構造を理解しない事には、相手がしている事も変えられないのではな 
いか?
と思うけど、私は未だに、どこをどうすればいいのか、解りません。
話を戻せば、関西大飯原発のある大飯町の町立大飯中学校の音楽室は、音響効果 
の高さが日本一という設備だそう。
体育館や各教室は冷暖房完備。
茶室まであり。
そんなこと珍しくないってですか?
これ20年前に出版された本に書かれている話です。
「生徒は減ってるのに、設備だけ見学されて感心される」とは、当時の校長先生 
のお話。
原発が見える温排水垂れ流しの海で海水浴する子供達に、危険を警告した写真 
は、30年以上前の81年8月のもの。
原発から流れ出る温排水を利用して、ハマチ・タイ・ヒラメの養殖に励み、大都 
市に出荷していた(る?)という報告もあり。
東京電力福島第一原発の太平洋側で穫れた刺身用のホッキ貝や魚類、小学校の松 
葉から、コバルト60やマンガン等の放射性物質が検出されたのも『今年』では 
なく38年前『74年7月』の事。
国の調査ではなかったので、すぐに『原子力安全委員会』によって、安全宣言が 
出されたそうですが…。
『地図絵本 日本の食べもの』で見ると、女川原発の近くの海は、魚貝海藻類の 
宝庫です。
これらは、事故が起こった今、どういう状態になっているんでしょう?
各地の海辺の原発については、事故る何十年も前から、子供達に向けて怖い現実 
を報告する本が、出されていたのです。
私達が気付かなかっただけで、何十年も海に垂れ流され続けた放射性物質は、既 
に害を振りまいているのでしょう。
事故途上の現在、ぜひ各地の海辺の原発の温排水の検査を、との事、私も同感です。
実態がわかれば食べられない物が増えるだけというのが恨めしいですが…。
更に詳しく知りたい方は【岩波ジュニア新書194『これが原発だ カメラがと 
らえた被爆者』樋口健二著  91年発行】をお読み下さい。

★ 清水@グルントヴィ協会 さんから:
青柳さん、こんばんは。
19日はお世話になりました。なんで私のような何もしていない者が話すのか疑問 
でしたが、まぁ酒の席でのたわいない与太話ということと理解しました。みなさ 
んで盛り上がるのにお役に立てたなら幸甚です。
さて、原発関連情報30です。

1,国会事故調査委員会の寺坂前保安院院長への質疑応答の書き起こしです。官 
僚答弁そのもので、ほとんど内容がありません。
http://genpatsu173.blog.fc2.com/blog-entry-1006.html

2,あちこちでめずらしく評価されている斑目原子力安全委員会委員長のストレ 
ステストについての見解です。二次評価が終わらないと再稼働の安全性は判断で 
きないとしていますが、官房長官は斑目委員長の判断は直接は関係しないとして 
います。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012021802000031.html
これについて、後藤政志さんが解説しています。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65791050.html

3,その大飯原発再稼働に対して、国会議員たちが閣僚に国会の事故調査委員会 
の判断を待つよう署名を提出しました。
http://tanakaryusaku.jp/2012/02/0003720

4,福島県で、医師の流失が止まらないという記事です。原子力の専門家以外で 
は、彼らが一番知識をもっていますから、当然でしょう。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/02/17/kiji/K20120217002650120.html

5,事故当時評判になった福島原発行動隊のホームページです。
http://svcf.jp/basic-principles-of-svcf
本来の目的である福島第一原発炉内での作業が、政府、東電の許可が降りず、実 
現できていないことに焦燥感を抱いているようです。
http://svcf.jp/news

6,市民による自主的な放射能測定グループの全国ネットワークが形成され、会 
議をしたという記事です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012022002000018.html

7,前にお知らせした南相馬市の高濃度の黒い物質について、新聞も採りあげま 
した。
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022001001450.html

8,日弁連が、福島原発被害者援護の特別立法を要求する声明を出しています。
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2012/opinion_120216.pdf

9,省エネ法改正で、電力会社に情報公開の義務が加わるという報道です。電力 
会社は夏のピークカットにかんしては省エネをいいますが、ふだんは省エネをさ 
れると売り上げの減少になるので、あまり熱心ではありませんでした。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012022101001154.html

10、20日に報道陣が福島原発に入りましたが、それについてのIWJの動画です。
http://www.ustream.tv/recorded/20576103
新聞記事はこちら。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120221t63014.htm

11、19日に神戸で行われた今中哲二さんの講演会の報告です。
http://portirland.blogspot.com/2012/02/219.html

12、ドイツ映画「第四の革命」の監督と田坂広志氏(前内閣官房参与)との対談 
です。
http://www.alterna.co.jp/8404

13、デンマークについては去年11月にNHKが放送したものをご覧下さい。
ここに出てくるウフェもプレーベンもよく知ってます。
http://www.dailymotion.com/video/xm9kyf_20111110-yyyyyyyyy-yyyyy-yyyy_news

14、3月11日にドイツ、グローナウの集会に参加すると前にも書きましたが、そ 
の主催者のウド・ブッフホルツからメールが来ました。89年に私が行ったことを 
しっかり覚えてくれてました。昨年4月の復活祭デモ(動画あり)には15,000人 
参加したとのことで、今回も同じくらい集まりそうです。
http://www.ostermarsch-gronau.de/
私以外にも日本人の参加はあり、女性が一人スピーチする予定だそうです。福島 
の方かどうかは不明です。また、小林カズヒコさんという東京在住の方が精力的 
にドイツをまわり、講演活動をしているとのこと。昨年11月のグローナウでの模 
様の動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=QVFWJr9qqF0
小林さんはハンブルクに23年住んでいたとのことで、ドイツ語が流暢なので、ド 
イツへのスポークスマン的な役割をされているようです。最初に小林さんを紹介 
しているのが、ウドです。

★ 中島眞一郎(原発なしで暮らしたい・熊本)さんから:
原発の再稼働に反対し、脱原発をめざす皆さんへ
間もなく2011年3月11日の福島事故から一周年を迎えますが、関西電力の高浜
原発3号機が定期点検のために2012年2月20日夜運転を停止し、2012年2
月21日から西日本地域(九州、四国、中国、関西、中部、北陸の5電力会社 )の
すべての原発が停止しました。

これで、原発で稼働しているのは54基のうち北海道電力の泊原発3号機(北海道)
と東京電力の柏崎原発6号機(新潟県)の2基のみ、西日本地域はすべての原発が停
止しました。
   熊本映画(脱原発・沖縄)上映会
 2012年2月18日(土)午後6時すぎから午後10時すぎまで、「熊本映画上
映会 −沖縄・原発この国の二大国策を考えるー」が、熊本市内の浄土真宗の法泉寺
本堂で、法泉寺と法泉寺仏教青年会主催で開かれました。上映作品は、 『脱原発い
のちの闘争』、『恨ハンを解いて浄土を生き』の2作品で、この映画2作品の上映の
間に西山 正啓監督のトークもありました。浄土真宗の僧侶や門徒,原発や沖縄問題
に関心のある市民の方など、60名ほどの参加がありました。

西山監督の熱いトークの後で、私も脱原発めぐる状況などについて少し話をさせてい
ただきました。閉会後に、本堂で 西山監督を迎えてのキムチ鍋を囲んで、翌日をま
たいでの交流会がありました。

熊本県阿蘇郡内の自治体の議会での「廃原発・自然エネルギーへの転換を求める」
意見書の採択
 このとき、熊本県阿蘇郡内から参加された浄土真宗の僧侶の方から、「阿蘇郡内の
市町村のなかですでに3つの自治体の議会で、『原発を廃止し、自然エネルギーへの
転換を求める』意見書が可決採択されていること、今年3月議会でさらに同様な意見
書を議決する自治体の数を増やすために活動されていることを知らされました。

 私の知り合いの外国人から、「福島原発事故のような深刻な事態が起きているの
に、日本はどうしてこんなに平穏なのですか」と不思議そうにいわれ、また九州内
で、原発立地点からの距離が一番遠い地理関係なのか、他県に比べて熊本県内は、脱
原発の運動が弱いと感じていますが、熊本県内でも保守性が強く、政争の激しい阿蘇
郡内の自治体の議会で上記のような意見書が採択されている事実に驚かされました。
表面上の動きは少なくて、ゆっくりとではあれ、脱原発や廃原発を求める動きは確実
に日本社会に浸透しています。

 大飯原発3−4号機の再稼働をめぐる攻防

3・11福島原発事故を受けて脱原発への筋道をつけられるかは、昨年7月の玄海原
発の再稼働をめぐる攻防に引き続き、今年3月―4月の関西電力の大飯原発3−4号
機の再稼働をめぐる攻防が焦点になりつつあります。

原発の再稼働を目指す勢力は、昨年の関電ストレステストの報告書提出、経済産業省
の原子力安全保安院の了承、IAEA(国際原子力機関)の了承を2012年1月中
に終え、3月中に原子力安全委員会の承認、そして、地元自治体(立地県知事や県議
会、立地町村の町長や町議会の承認)の同意、首相と3閣僚による了承という手続き
をへて、早ければ、全原発54基すべてが停止する4月−5月にも、まず関西電力の
大飯原発3−4号機の再稼働をもくろんでいます。

原子力安全委員会の「反乱」(?)

しかし、原発再稼働をめざす勢力のこのシナリオも、ほころびが見え始めました。2
012年2月20日 、斑目春樹原子力安全委員会委員長は、「ストレステストにつ
いて、一次評価だけでは安全委が要求する安全確認が終わったことにならない」と述
べました。この見解が原子力安全委員会の結論となれば、政府は、原子力安全委員会
がその安全性を確認・了承しないまま再稼働に突き進むことになり、再稼働に地元の
了承をえることや政府が決断をするのはより困難となります。

斑目委員長発言は、定例委員会後の記者会見でなされており、委員長個人の見解とい
うより委員会全体の雰囲気を表していると思われ、原子力安全委員会の本来業務を果
たすものですが、これまで、原子力安全委員会が、事務方の経産省官僚のおぜん立て
に異を唱え、その期待される結論を覆したことはなく、もし発言通りとなれば「反
乱」といえます。そして、原子力安全委員会の了承を与えず、地元同意を与えなけれ
ば、政府の原発の再稼働の決断を事実上断念に追い込むことができます。

昨年7月の玄海原発再稼働の目論見が阻止されたことに引き続き、今年春の大飯原発
の再稼働の目論見を阻止できれば、54基すべての原発が停止する状態が実現され、
また、電力が原発がなくても足りていることも証明され、停電なしで、少なくとも、
民間や政府や国会の事故調査委員会の結論がでそろい、政府のエネルギー政策や原子
力政策の転換の内容が定まってくる2013年春ごろまでの全原発の停止が可能とな
りえます。

★ 河内謙策 さんから:
         裁判官会同(続)

 私たちは、「IK原発重要情報(73)」で、1月28日付『朝日新聞』を引用する形 
で、最高裁判所が、原発訴訟の審理につき、裁判官の研究会(裁判官会同(かい 
どう))を開催したことをお知らせし、これは非常に警戒すべきだということを 
訴えさせていただきました。

 これに対し、今度の原発事故は裁判官にも衝撃を与えているはずであるから、 
私たちの考えは考えすぎだ、という見解も表明されました。しかし、裁判官に衝 
撃を与えているとは思いますが、その衝撃が従来の裁判所の見解を覆すにいたっ 
ていると考えるのは、あまりにも甘すぎるといわざるを得ません(私たちの知っ 
ている限りでは、裁判官会同で問題になったような大型事件(原発訴訟を含む) 
で、裁判官会同の論理を克服し、最高裁までいって勝利した例はゼロです)。も 
ちろん、私たちは、私たちの運動と世論の力によって裁判官を変える可能性があ 
ることを否定はしません。しかし、それは非常に厳しい道であることを私たちは 
覚悟しなければならないと思います。(従来の裁判官会同がどのように威力を発 
揮していたかについては、新潟日報の以下の記事を参照してください。)
http://www.niigata-nippo.co.jp/jyusyou/report/07_05.html

   私たちの見解に対し、私たちの見解をもっと説明してほしい、
という意見も寄せられました。私たちが、今回の原発訴訟の今後の進展について 
警告を発した根拠は、〆嚢盧枷十蠅蓮⇔豹甘、中立的な判決を出すとは限らな 
いこと、国の進路や労働事件・公害事件などの重大事件については、従来、大企 
業より、行政よりの判決を出してきたこと、原発訴訟については、最高裁レベ 
ルで住民側が勝利した例が一例もないこと、裁判官会同などは最高裁の下級裁 
判官統制の一手段になっており、その結果、裁判所は最高裁を頂点にした一種の 
官僚機構・ヒエラルキーになっていること(守屋克彦『日本国憲法と裁判官』日 
本評論社、には、最高裁の意に反する裁判官に公安調査庁が尾行をしたことがあ 
るというショッキングな事実が記載されています)、ず2鵑虜枷輯渦馥韻如伊 
方原発訴訟最高裁判決を今後の原発訴訟の審理の指針にすることを事実上(!) 
決めたことにより、これに反する判決を出すことがきわめて困難になること、です。
 そこで、法曹関係者以外の人に分かりにくい、上記い砲弔い胴垢棒睫世靴討 
ることにします。やや専門的な話になって恐縮です。

 原発訴訟・判決についての最高裁の従来の論理には、いろいろな問題点があり 
ますが、その最大の問題は、原発の設置の取り消しなどを争う行政事件において 
も、運転の差し止めを求める民事事件においても、原発が危険でないという立証 
責任を原発設置企業や国に負わせず、逆に原発が危険だという立証責任を住民側 
に負わせた点にあります。

 ここで立証責任という言葉を理解していただく必要があります。
 立証責任(挙証責任、証明責任とも言います)とは、「裁判をするにあたって 
裁判所又は裁判官がある事実の有無につき確信を抱けない場合(真偽不明、non 
liquet)、その有無を前提とする法律効果の発生ないし不発生が認められること 
により被る、当事者一方の不利益のことをいう」(Wikipedia)とされています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%BC%E6%98%8E%E8%B2%AC%E4%BB%BB

  やや分かりにくいと思いますが、具体例で考えると分かります。
たとえば、AとBの間でXという事実があるかないかが争われているとしま 
す。AはXという事実があると言い、BはXという事実が無いといって争って 
いるとします。裁判では、AもBも、おそらく証拠を出して争うでしょう。し 
かし、AもBも、その証明には完全に成功しなかったとします。判決はどうな 
るのでしょうか。素人の人は、裁判官はAを勝たせるか、Bを勝たせるか、直 
感で判決を出す、と考えますが、そうではありません(裁判では直感が一切働 
かないか、という難しい問題は、ここでは棚上げにします。圧倒的多数の裁判 
官はイデオロギーでも判断しません	)。立証責任によって判断するのです。A 
にXという事実があることの立証責任があるとすれば、Aに立証責任があるにも 
かかわらず、Aの立証は成功しなかったのですから、Aの敗訴になります。
 裁判と言うのは、最終的には、当事者のどちらが正しいかの判断ですが、それ 
に至る過程は、非常にたくさんの事実の争いの積み重ねですから、立証責任がど 
ちらにあるかが非常に重要な問題になるのです。ある場合には、それだけで訴訟 
の行方が決まることもあるのです。

 原発訴訟についての最高裁の現在の見解は、伊方原発訴訟の最高裁判決だとい 
われており、今回の裁判官会同でもそれを確認しています。
 伊方訴訟最高裁判決は次のように言います(最高裁平成4年10月29日・民集46 
巻7号1174頁)。要点を抜粋します。
 裁判所の審理、判断は「被告行政庁の判断に不合理な点があるか否かという点 
から行われるべきであって」、その「主張、立証責任は、本来原告[住民側]が負 
うべきもの」である。
 「被告行政庁の側において、まず、原子力委員会若しくは原子炉安全専門審査 
会の調査審議において用いられた具体的審査基準ならびに調査審議の判断の過程 
等、被告行政庁の判断に不合理な点のないことを相当の根拠、資料に基づき主 
張、立証する必要があり、被告行政庁が右主張、立証を尽くさない場合には、被 
告行政庁がした右判断に不合理な点があることが事実上推認される。」
 後段の文章を読むと、行政庁が敗訴となるケースもあるかのような表現になっ 
ていますが、「まず」という言葉に注目してください。文字通り、「まず」なの 
です。「まず」といわれた国の方の立証は簡単にパスされ(立証することは簡単 
なのです)、住民側に苛酷な立証が求められるのです。それは、住民の側に偏見 
を持たなくても、論理上、「本来原告[住民側]が負うべき」だから当然だと言う 
わけです。その結果、住民のおかれた状態から考えて(通常、住民には原発の中 
は分からないし、それを調べる時間も金もありません)、住民が立証に成功する 
ことは極めて困難です。したがって、伊方判決の論理は、住民敗訴の方程式にな 
るのです。

 伊方訴訟最高裁判決が出る以前は、裁判所は必ずしも上記のような論理に従っ 
ていた訳ではありません。このことを知ることによって、上記最高裁の論理が法 
律解釈の誤った一例に過ぎないことが一層明瞭になると思います。

 たとえば、伊方原発1号炉設置許可取消請求訴訟で、松山地裁は昭和53年4月25 
日に以下のように判決しています(『判例時報』891号38頁)。
 被告[国]が安全審査資料をすべて保持していること、多数の専門家を擁してい 
ることから、「当該原子炉が安全であると判断したことに相当性があることは、 
原則として被告の立証すべき事項である」
 福島第2原発1号炉設置許可処分取消請求訴訟で、福島地裁は昭和59年7月23 
日に以下のように判決しています(『判例時報』1124号34頁)
 司法判断の対象となる内閣総理大臣の「合理性の立証は被告[国]が負担すべき 
であると解するのが公平であり、条理上も妥当である」

 伊方原発訴訟最高裁判決が出された後も、志賀原発2号機運転差し止め訴訟一 
審判決(有名な井戸判決です)は、平成18年3月24日、以下のような論理で最高 
裁に抵抗しました(高裁、最高裁段階で逆転されたことは周知のとおりです)。
 「原告[住民]が、[まず、原発の運転によって]具体的危険があることを立証し 
なければならない。そして、原告がそのことを相当程度立証すれば、被告[電力 
会社]において、なお安全であることを立証しなければ、[裁判所は]具体的危険 
があることを推認する[ことになる]。」
 「本件においては、[原告が]想定を超えた地震動によって過酷事故があること 
を相当程度立証した。[そして]これに対する被告の反証は成功していない。[し 
たがって被告の敗訴は免れない]」

 以上のとおり、最高裁の採用している伊方原発の論理は、地域住民の原発訴訟 
にかける思いを反映した下級裁判所の論理を排除・否定することによって確立し 
たものです。また、その論理は、一見中立的な法解釈の形をとっていますが、実 
質は、原発企業擁護、国の立場擁護の反民衆的な論理にほかなりません。
更に、何よりも最高裁判所をはじめとする日本の裁判所が「原子力村」の一員で 
あったことは、今日では、事実により明らかになっているとおりです。
 したがって、伊方原発の論理を克服することは、けっして絶望的ではないと思 
います。しかし、そのためには原発訴訟に取り組んでいるものの覚悟と知恵を寄 
せ合った新たな実践・闘いが求められていると思います。また、原発訴訟に取り 
組んでいない人々との関係をどうつくりあげていくのかという点での新たな実 
践・闘いが求められていると思います。
 私たちは、裁判官会同の論理をどう克服していくかにつき、
全国的な広範な討論が一日も早く始まるよう、心から期待しています。

●○●
★ フクシマ〜フクオカ、核なき未来へ
   さよなら原発! 3・11 福岡集会
3月11日(日)13:30集会開始 14:30デモ出発
ブログ:http://0311fuk.blog.fc2.com/
  集会場所: 須崎公園  福岡市中央区天神5丁目8
   地図: http://tinyurl.com/6od2twa
主 催: さよなら原発! 3.11 福岡集会実行委員会
連絡先: 原発とめよう!九電本店前ひろば
    090-1324-8588(ひろば)080-6420-6211(青柳)
:プログラム
スプレーアーティストのYASUKIさんの出演決定の記事を
ブログに更新しました。
http://0311fuk.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

チラシ設置場所
http://0311fuk.blog.fc2.com/blog-category-5.html
「このお店(など)にもチラシを置きました!」という情報をお持ちの方は、
ホームページ掲載の許可をお店(など)に取っていただいた上で、
「店名/業種/住所/電話番号/HP」の情報を0311.fukuoka at gmail.com
までお寄せください。随時、更新していきます。

◆ダウンロード(チラシなど)
ハガキサイズの白黒チラシも作成しました。
http://0311fuk.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

第3回実行委員会
日 時:2月28日(火)18:30から21:00
場 所:福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)
連絡先:090-1324-8588(ひろば・テント)080-6420-6211(青柳)

★「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)
ホームページ:http://no-genpatsu.main.jp/index.html
 原告・サポーターを募集しています。(九州以外の方もO.k)
 原告(第1陣)1704名、1月31日佐賀地方裁判所へ訴状を提出。
 原告第2陣の提訴は3月12日予定。 
 連絡先:090-9071-7963(椛島・かばしま弁護士)

★《九州・沖縄・韓国に住む市民による さよなら原発ネットワーク》 
  ホームページ: http://www.goodbye-nukes.com

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  ★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば★☆
    Twitter フェイスブック ミクシー等で拡散よろしくお願いします。
    ★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば ★☆
    午前10時から午後5時(土・日曜・休日は閉設)
    ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
   場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1−82 
   地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
   ★☆(ひろば・テント 090-1324-8588) ☆★

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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
          青柳 行信
電話:080-6420-6211
y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
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青柳  y-aoyagi at r8.dion.ne.jp


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