[CML 014944] <テント日誌 2/11(土)>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2012年 2月 12日 (日) 15:26:44 JST


<テント日誌 2/11(土)>
     再稼動阻止!を掲げ、今年最初の大行動  
    ―― 経産省前テントひろば 153日目 ――

 福島原発事故発生一年目を迎える前段集会としての「全国一斉さようなら原発1000万人アクション」が、午後一時から、代々木イヴェント広場、ケヤキ並木で行われた。それに先立って、テント広場は、ケヤキ並木渋谷口で、たんぽぽ舎、反原発自治体議員市民連合、福島原発事故緊急会議、東電前アクション、全交などと連帯して、前段の前段集会を開いた。テント合唱隊結成を呼びかける若者も積極的に参加した。
 いつしか、渋谷口では、どこかの党派のびらまきなども便乗しているかのごときだった。
背景に、テント広場がそのまま移動したように、再稼動反対・テントひろばの旗が、1ダースほど立てられていた。代表格の人々は、まだひとけのない並木で、びらをまきはじめていた。フランス・レジスタンス時代の思想家、シモーヌ・ヴェイユは、晩年に「3人以上の対話は、別の力が働き、真実の対話から遠ざかる」というようなことを記していたが、これはハイデッガーの「存在と時間」の思想に通底しているのかもしれない。戦争責任論が書けたのは、ヤスパースだった。
 イベント会場に先立つ渋谷口でのメッセージの交換は、明瞭なうそ偽りの無い、みずからのキャリアを踏まえた素晴らしいスピーチの連続だった。12時に近づくと、ひとけ無かった並木通りは、200人近くの人々であふれるようなにぎわいになった。
 東電前アクションKさんは、仲間の不在を「不当逮捕」によると伝え、救援カンパの袋がまわされ、即刻、5万以上の厚い気持ちが集められた。
 すでにおそらく彼は、反権力の火の玉にされてしまったのだろう。人間回復をもっとも希求するものが火の玉に落としこめられる、これが、反体制闘争の現実といえる。しかし、彼は、復活するだろう。
 周恩来は、日本軍残留兵士をリンチしないよう厳しい命令を人民に伝えた。権力は、人をエネルギーに変換してきた。軍の、組織のためのエネルギー。戦争が終われば、人間に返してあげなさいというのが、周恩来の認識だった。われわれが戦っているのは、戦中、あるいは、戦前の権力体制なのだった。

 大江健三郎さんなどのスピーチを、群集の中で携帯椅子に座って、ひとり聞いている人を見かけた。「戦前の思想」の著者、柄谷行人さんだった。テントにきたドイツ・ジャーナりストも取材活動をしていた。ドイツ各地10箇所以上で、反・脱原発集会がこの日も催されていると聞いた。広場の向こうの歩道橋にも、びっしりひとびとが会場を覗き込んでいるのがみえる。会場では、旗の数は多く、読みきれない。
 テント広場は明治公園へのデモの隊列に参入した。1挺団500人を優に、こえている。明治公園だけで、5挺団ではなかったか。4時近く、解散地点でのビラまき、署名請願など終えたときには、小春日和もかげりをみせていた。夜、新宿から、怒りの太鼓隊などのデモもあった。
 
 夜のテントは、真剣な対話で、鈴なり状態だった。デモでの逮捕者は無いと思われる。 この一年に何をしたか、何ができたか、議論には終わりが無いようだった。現在が歴史のようだ。表現以前の歴史が、テントに渦巻いている。
                                         ( Q記 )

★お知らせとご案内

●テント全体会議  2月18日(土) 午後2時〜5時  スペースたんぽぽ
・前回1月20日の全体会議から1ヶ月、”激動”の日々を経験してきましたが、この間の報告と、テントを取り巻く状況についての認識の共有化を基にして「テントを守る」態勢やアクションをどう強化していくか。
・正念場を迎えている再稼動阻止の闘いで、テントはどういう役割を担えるのか、どのよ うな行動に取り組んでいけるのか。
 これらについて、たくさんの方々から意見、考え、提起、創意をいただければ、と思います。
 全体会議ははじめて・・・という方もどんどん参加して下さい。ここでのたくさんの人々の活発な討論が、テントのエネルギーを生んでいく源泉となるでしょう。

●テントひろば 応援の集い 「撤去すべきはテントではなくて、原発だ!」
 2月18日(土) 午後6時半〜8時半  スペースたんぽぽ
・ドキュメント「おてんとさまがみている。1/27の映像」上映
・お話 浪江町の酪農家・吉沢さん(11/3にも、1/27にもエム牧場の宣伝カーで駆けつけ、参加者の魂を揺さぶるようなお話をされた方)
・椎名さん(原発いらない!福島の女たち)、淵上さん(経産省前テントひろば)のアピール  
 参加費:1000円(上映終了後の参加者、学生、テント全体会議参加者は500円)
   



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