[CML 014803] 【報告】第292日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★

青柳 行信 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2012年 2月 6日 (月) 07:19:26 JST


青柳行信です。2月6日。

【転送・転載大歓迎】
原発とめよう!九電本店前ひろば第292日目報告
呼びかけ人(4月20日座り込みから2月5日現在総数2020名)
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
     
        <ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>
 ★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★

横田つとむ さんから:
青柳 様
やっと自分の机の上を整理することができました。
忙しさに かまけて ほったらかしにしていたのですが
どこに 何があるのか分らなくなり、とうとう やらざるを得なくなりました。
この作業で探していたものが見つかり、机の上で
他の作業も出来るようになりました。

あんくるトム工房
宇宙開発時の事故   http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/1703
 いくら管理しても 事故は起こるものだということが
 よく 判りました。

韓国在住 ひつじのショーンこと久保さん から:
こちらはちょっと気温が上がってきましたが、それでも今朝はマイナス7度でした。
8日に福岡に戻り活動を再開する予定です。 パンカフェ 「ギンズバーグ」の 
マスターが、
またパンの差し入れをしてくれると言っています。お楽しみに。 もちろん柚子 
茶もね。

291日目号の村上淑子さんの記事、大賛成です。 
実は先日、ひろば・テントの仲さんや国分さんにも話したんですが、福岡市内を 
回っていて最もがっかりすること、 
それはテントの回り以外 「反原発」の風景がない! ことです。
無関心のように見える人々の問題意識を呼び起こすには,目や耳から訴える回数 
を増やさなければ
効果が上がらないでしょう。
また、強い反原発の考えを持っていても 「自分ひとりでは何もできない」と孤 
立感、焦燥感に
悩んでいる人々も多いと思います。 そういう人にとっては「反原発」のメッ 
セージを書いたポスター、
車のステッカー、ゼッケン、腕章、バッジなどをつけた人の存在は 「ああ、こ 
こにも仲間がいる」と
心強く思えるものではないでしょうか。  先日ある女性から聞いたのですが、 
私が引いている
リヤカーにつけた 「さよなら、原発」の幟を見て涙が出そうになったのだそう 
です。  

私が言うと、非常に押し付けがましく聞こえるかもしれないと思いますが、
みなさん、どうでしょう。やりませんか? 
少し勇気が必要かもしれません。 周りからとやかく言われることがあるかもし 
れません。 
でもこのまま、テントの周りだけ、デモの時だけしか 「反原発の風景が無い」 
状態が続けば、
原発推進派の巻き返しが強くなる中 私たちの努力は泡と消えてしまいかねない 
と危惧しています。 

私がつけてるゼッケンも北九州からテントに来ている石尾さんに見習ったので 
す。 石尾さんも最初は勇気が
いったことでしょう。 でもアピールするためには人目を引かなければならない 
訳で、それは
自分の心の中の壁を破らないとできないことですね。 たやすい事ではないかも 
しれません。
でも、原発が止まらなければ第二、第三ののフクシマの悲劇が起こることは自明 
です。
自分の車、自転車、バイク、そして体を使ってアピールしましょう。 自宅の玄 
関前に 
「さよなら、原発」の幟を立てましょう。 馴染みのお店にも幟を立てるように 
働きかけましょう。 
家族はもちろん、友人知人に話をして「反原発」の世論を大きく盛り上げていき 
ましょう。

ひつじのショーンこと久保です。(2月2日分)
10日ほど前に投稿したメールが届いてなかったということで、再送したものが第 
288日目のメーリングリストに載ったので安心しました。 
昨日韓国に戻ってきました。 寒い!です。 
今日の最低気温はマイナス15度、最高でもマイナス6度でした。ひろばテントの 
皆さんも寒さに耐えて頑張っていらっしゃると思います。
うちの家族が会員になっている韓国のNP0 ナヌムムナ(分かち合う文化)のホー 
ムページに息子が投稿した記事を 
http://www.nanum.com/site/201457 でご覧ください。
ハングルは翻訳サイトを利用すれば、それなりに解読できる、かな?

今日聴いた「たね蒔きジャーナル1月24日放送分」で小出先生が玄海原発の危 
険性について語っておられました。 
その要旨は
「…運転開始後36年を経ている1号機の脆性遷移温度が98℃(2009年九電が公表) 
という意味は
圧力容器の鋼鉄製の壁が98℃以下に冷えるとガラスのように脆くなるということ。
地震などで冷却システムが機能しなくなったら、フクシマと同様の応急的冷却を 
しなければならないわけで、
それがうまくいけば温度は下がる。しかし98℃に近づくほど鋼鉄製の壁(厚さは 
15センチ位らしい)が
どんどんガラスのように脆くなっていくわけだ。そんな時に強い余震に襲われれ 
ば「ガラスの圧力容器」が
健全なままである筈がない、非常に心配だ…」

というものでした。 
この危険性は沸騰水型よりも加圧水型の方が高く、玄海原発は4機とも全て加圧 
水型です。 
これを知れば、玄海原発に近い地域で生活している人はじっとしていられない筈 
です。 
「そんな危ないものはすぐ止めてくれ!」と叫びたくなるでしょう。 
福島の悲劇は他人事ではなく、福島から遠く離れた自分たちの生活も、実は放射 
能被曝の危険と隣り合わせだったのです。
 また九電は脆性遷移温度を調べるためのテストピース(試験片 原子炉内に設 
置)2個を
廃棄したという話も聞きました。 都合の悪いデータが出たんでしょう。 
もう、何と言うか、九電はやることなすこと公的事業者としての体をなしていな 
いですね。 呆れるほかないです。
とりあえずは、3.11の集会を成功させることに全力を尽くしましょう。
                             
吉田典子さんから:
不思議に思うんですが、核兵器って戦争でもない限り、使用する機会はないもの 
ですよね?
平和時には使い道がないものを、使い切れないほど作って抱え込んでいるなん 
て、何だかとってもオマヌケ…。
時々米国の所有する核弾頭の大半には、放射性物質の代わりにポップコーンの種 
でも詰めてあるんじゃないか?なんて、思います。
そうして、チョロまかしたお金は、どちら様かの懐へ…。
核弾頭なんて余分に作っても売れるもんじゃないですしね…。
そう考えた方が私は納得しやすいです。
マジで不必要な数つくったと言われたら『米国人って判らない!』と、頭を抱え 
てしまいます。
米国の庶民様が、不要な分まで作る事に反対しなかったというのも 
『?????』です。
いや、したのかな???
米国にも貧乏庶民様はいるだろうに、他に税金まわして欲しいとこは、なかった 
んでしょうか?
国民に生活への不満がなかったんなら、不必要に沢山の核弾頭つくるお金を、
ドクター・サーブ・中村のように、外国の農業国に農業用灌漑用水路を作るのに 
出してあげた方が、
よっぽど感謝も尊敬もされて、世界平和にも貢献できたのでは?????
その方が欲しい物も、戦って取るより、安く手に入ったかもしれませんし…。
ともかく、自国より弱い国を、無理やり敵に仕立てて戦争して「I am Hiro!勝 
利!勝利!」と
言われても、感心するよりは迷惑だと思う人間の方が、多いような。
ヒーロー症候群にかかったイジメって子国家も、
パクリとタカリと違法行為で儲けて一流国になったつもりの国も、世界にとって 
は質の悪さじゃ五十歩百歩。
あー、そうだ、気候も懐も寒くて、国民の大半は飢えて震えてる国も、ありまし 
たね。
核弾頭や軍隊よりも、農業にお金使えば、鱈腹食べられるし、暖かく過ごせるのに。
日本の農民は優秀で親切だから、気候や土壌に問題があっても、頼まれればどう 
にかする方法考えて、助けてあげますよね?
それにしても…ドクター・サーブ・中村のやり方が、世界基準にならないのは、 
どうしてなんでしょう?

清水@グルントヴィ協会 さんなから:
青柳さん、こんばんは。
忙しい日々もようやく一段落し、原発関係情報を送る余裕が出てきました。
原発関連情報24です。今日は行政特集になりました。

1,原子力委員会委員長の近藤駿介氏が事故時に菅首相らに示したという最悪シ 
ナリオのファイルが、千葉県市民オンブズマン連絡会議の藤崎良次さんらの情報 
請求により明らかにされました。
http://www.asahi-net.or.jp/~pn8r-fjsk/saiakusinario.pdf

2,国会の事故調査委員会が政府の新しい原子力官庁(規制庁など)の法案に、 
まだ国会での事故の解明がなされていない段階で時期尚早であると抗議しました。
http://www.naiic.jp/wp/wp-content/uploads/2012/02/Seimei_20120202_ja.pdf
その法案の内容がこれです。
http://news.livedoor.com/article/detail/6250991/

3,福島県が除染のマニュアルを出したという記事です。
http://www.minyu-net.com/news/news/0204/news9.html
マニュアルの実物はこちらです。
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/josen_0203_gijutsusisin.pdf

4,宮本たけし代議士(共産党)が、報道されない学校給食の放射能汚染を報告 
したという記事です。
http://www.best-worst.net/news_VhzAFbkog.html
宮本氏のブログはこちら。
http://www.miyamoto-net.net/column2/diary/1328155865.html

5,産経新聞が原発立地自治体に再稼働するかどうかのアンケートを採りまし 
た。容認が三ヶ所です。玄海町が入っているのが予想どおりで笑えます。住民の 
安全より、自分の利益が大事な人ですからね。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120204/trd12020401070000-n1.htm
アンケートの結果一覧はこちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120204-00000510-san-soci.view-000

6,鹿児島県知事が再稼働の最終選択を知事と立地自治体にするよう求めていま 
す。再稼働の法的手続きは、保安院が定検終了の証書を出して、それに経産大臣 
が印鑑を押せばOKです。経産相から自治体に権限を移せというわけですが、鹿児 
島県知事は慎重派でもないので、どういう意図があるのか、疑問です。
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20120204ddlk46040616000c.html

7,福島で1月31日行われたトンデル博士の講演会のIWJによる録画です。
http://www.ustream.tv/recorded/20128110
東京・中日新聞がトンデル博士に取材した記事を書いています。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120203155612664

8,原水禁系の組織が11日に全国各地で集会やデモを企画しています。
http://sayonara-nukes.org/2012/01/0211action_a/#more-1294
 
9,農水省が小型水力発電に対し、自治体に助成金を出すそうです。小型水力発 
電は太陽光発電などより、分散型・適正技術に近いエネルギーですので、これは 
よい試みではないかと思います。太陽光は、かんたんなメカの温水器なら、適正 
技術です。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012020400182

10、福島原発周辺で野鳥が減少したという研究チームの報告です。人間への影響 
は推して知るべしでしょう。
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020301002182.html

松元 さんから:
みなさまへ 
バルセロナの童子丸開さんから、「グローバルリサーチ」の特集記事のチョスド 
フスキーによる序章の翻訳紹介ですが、フクシマ後の「隠蔽・棄民政策」とイラ 
ンをめぐる「戦争の危機」とを重ね合わせて警鐘を鳴らしています。

IAEAが、根拠のないストレステストに「お墨付き」を与えるために10名もの 
「レビューミッション」なるものを派遣するなど、「隠蔽・棄民」の東電・日本 
政府とともに公然と共犯を演じていますが、これほど世界の民衆を犠牲にする真 
の「目的」とは、何なのでしょうか。
======以下、全文転載=====
新しく次の翻訳(仮訳)をウエッブで公開しましたのでお知らせします。
外国に住んでおりますと、少なくとも原子力(核)や放射能の話題になると、 
人々の日本に対する非常に厳しい視線を感じざるを得ません。別に何かの専門家 
でない近所の普通の人たちでも放射能の話題には敏感です。実際に、大病院の腫 
瘍科に通う人に聞くと、近ごろやけに30〜40代くらいの若い世代の通う人数 
が増えているそうです。子供のころにちょうどチェルノブイリ事故があったので 
すね。

疫学的な因果関係については何ともわかりませんが、比較的影響の軽かったスペ 
インでもこの状態であり、日本の放射能に対する認識は厳しいです。昨年10月 
に、放射線量の高い栃木県茂木にあるサーキットで世界的なオートバイレースが 
開かれ、若いスペイン人の選手が大勢行ったのですが、多くが最後まで嫌がって 
おり、こちらの人も顔をしかめていました。おそらくこの世界レースの開催には 
相当に政治的圧力があったと思います。こちらのニュースによれば国連の機関 
(間違いなくIAEA)が「大丈夫」と太鼓判を押したそうです。
その一方で一月になって、廃村寸前に追い込まれていた過疎の村が、核廃棄物処 
理場の受け入れを決めました。そしてそのニュースが流れたとたんに、職を求め 
る人々の履歴書が何千通も村役場に届きました。いまスペインは22%を越す失 
業率、特に若い人たちの半分に職場がありません。悲しい現実です。

童子丸開
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://doujibar.ganriki.net/fukushima/A_Nuclea_%20War_without_a_War.html
Global Research Online Interactive Reader
フクシマ:戦争なき核戦争 語られざる世界規模の放射能危機

 カナダ、オタワ大学経済学教授ミシェル・チョスドフスキーは、ネオリベラル 
(新自由主義)経済によるグローバリゼーションが人類にもたらす災厄について 
警告を発するために、ウエッブサイト『グローバルリサーチ(Global 
Research)』を立ち上げ運営している
人物です。昨年後半以来、今まで同誌に寄せられた論文をテーマ別にし、特に注 
目すべき記事を集めて1冊の本のように章と項目に分けて配列して、Online 
Interactive
Reader(I-Book)という特集を作っています。
 そしてこの1月25日に、そのOnline Interactive Readerの第3集として、 
Fukushima: A Nuclear War without a War: The Unspoken
Crisis of Worldwide Nuclear Radiation(フクシマ:戦争なき核戦争: 語ら 
れざる世界規模の放射能危機)を発表しました。

 以下にお見せするのはその「序章」とも言えるI-Book No.
3の紹介の和訳(童子丸開による仮訳)で、原文は次です。
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=28870
GLOBAL RESEARCH ONLINE INTERACTIVE READER SERIES
Fukushima: A Nuclear War without a War: The Unspoken
Crisis of Worldwide Nuclear Radiation
Michel Chossudovsky (Editor) I-Book No. 3, January 252012

 ここに書かれている内容は特に目新しい情報を含むものではなく、一部に首を 
ひねる箇所もあるのですが、福島事故に関する注目すべき英語情報を一堂に集め 
たシリーズとして注目されます。外国人の目からですが、フクシマを多方面から 
の視点で眺め総合的にとらえる企画として重要なものかもしれません。
 このチョスドフスキーによる「序章」の下には、各章と各項目に当たるグロー 
バルリサーチ誌の記事(ビデオを含む)の一覧が載せられています。ここでは和 
訳に続いて、リンクの付いた見出しと著者(ビデオ出演者)、一部に簡単な内容 
紹介の付いたリストを載せておきます。ただし全て英語のままです。これを全て 
和訳できれば良かったのでしょうが残念ながら困難です。

 その各記事の著者(ビデオ出演者)には、アーニー・ガンダーソン、クリス・ 
バズビー、ヘレン・カルディコット、ミチオ・カクなど、日本人がよく知ってい 
る人々の名も多く見えます。そしてその中に日本人ジャーナリスト島津陽一の名 
が現れます。
 島津氏については注釈【3】にも書いているのですが、「福島原発内で秘密の 
核兵器開発が進められており、その隠蔽工作のために初期の対応が遅れたのでは 
ないのか」という推定を英文記事で発表した人です。

 チョスドフスキーもこの「序章」の中でこの推定について触れているのです 
が、私としては肯定も否定もできません。もしそれが事実であったとしてもそれ 
は国家機密であり隠ぺいした者たちが証拠を残すとは考えられず、また島津氏が 
確実な情報源をつかんでいたとしてもそれを公表することは出来ないでしょう。 
しかし日本の原子力政策についての現在までの歴史的な経過や、福島事故が起 
こって以来の状況を参考にするなら、そのような仮定が成り立つ可能性も考えら 
れます。また原子力対策本部が議事録を作成しなかった問題についても、何かそ 
のような重大な機密事項が関係しているのかもしれません。

 なお、訳した部分の原文はこのページの終わりに貼り付けておきます。
(2012年2月3日、バルセロナにて、童子丸開)
************************************

■フクシマ:戦争なき核戦争 語られざる世界規模の放射能危機
ミシェル・チョスドフスキー  2012年1月25日

●序文
 世界は危機的な十字路に立っている。日本のフクシマ災害は世界規模の放射能 
危機の最前線となっている。
 この日本の危機は「戦争なき核戦争」として描かれている。著名な小説家であ 
る村上春樹はこう語る。
   『今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。私たち日本人自身が 
そのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、自らの国土を汚し、自らの生活を破 
壊しているのです。』
 放射能は、この地球という惑星の生命を危険にさらすものだが、地方レベルの 
犯罪シーンやハリウッド・スターの興味本位なゴシップ記事といったほんの些細 
な大衆の関心事との比較で、トップニュースになっていない。

 福島第一原子力発電所事故の長期にわたる悪影響はいまだ十分に評価されてい 
るとは言いがたいが、それは1986年のウクライナのチェルノブイリ事故に関 
わるものよりもはるかにずっと深刻なものである。チェルノブイリはほぼ100 
万人の死者を出したのだ。(次を見よ:New Book
Concludes - Chernobyl death toll: 985,000, mostly from
cancer Global Research, September 10, 2010, また次を見よ: Matthew 
Penney and Mark Selden  The Severity of the
Fukushima Daiichi Nuclear Disaster: Comparing Chernobyl
and Fukushima, Global Research, May 25, 2011)

 さらに言えば、皆の目が福島第一原発に釘付けにされていた一方で、日本と国 
際社会の両方で、ニュース報道は東電(東京電力)福島第一原子力発電所におけ 
る2番目の惨事の衝撃について十分な認識を持ち得なかったのである。
 日本でも欧米でも、いいかげんな政治的見解は福島の危機は封じ込められたと 
いうものである。しかしながら現実は全く異なる。福島3号機から漏れていたプ 
ルトニウムは明らかにされなかった。ヘレン・カルディコット博士によると 
「100万分の1グラムのプルトニウムが体内に入れば癌をひき起こす」。
 2011年5月の世論調査で、日本人の80%以上がこの核事故についての政 
府の情報を信用していないことが明らかになった。(
Fukushima: Japan's Second Nuclear Disaster, Global
Research, November 10, 2011からの引用)

●日本での打撃
 日本政府は「この原子力(核)の危機の重大さの度合いが1986年のチェル 
ノブイリの災厄に匹敵する」と認めることを余儀なくされてきた。しかしなが 
ら、これは酷い皮肉なのだが、この日本の権威者たちによる暗黙の了解が、地球 
規模の放射能汚染の一過程を導く明らかにより大規模な惨劇に対する隠蔽の一部 
であると分かってきたのだ。

『チェルノブイリが膨大な前例の無い災厄であったわけだが、それは一つの原子 
炉で起こり急速にメルトダウンを起こしたものに過ぎなかった。いったん起こっ 
てしまえば、それは、10万人の労働者を使って作られたコンクリートの石棺で 
覆うことが可能だった。福島には崩壊しつつある4400トンもの核燃料棒があ 
り、それはチェルノブイリでの放射性物質の総量などはるかに見劣りさせてしま 
うほどのものである。』( Extremely High Radiation Levels in Japan:
University Researchers Challenge Official Data, Global
Research, April 11, 2011)(写真:2011年3月、福島は津波に襲われた)

●世界規模の汚染
 太平洋への高濃度放射能汚染水の放出は、地球規模で進行する放射能汚染の引 
き金となる可能性がある。放射性物質は日本での食物連鎖で検知されたばかりで 
なく、カリフォルニアでも放射能を含んだ雨水が記録されている。

『福島の周囲の海と大気に流された有害な放射性物質が、様々な食物連鎖(たと 
えば海藻、甲殻類、小魚、大型の魚、そして人間へ、あるいは土壌、草、牛肉と 
牛乳、そして人間へ)の各段階で集積される。体内に入れば、イニシャル・エ 
ミッターと呼ばれるこれらの物質は、甲状腺、肝臓そして脳といった特定の器官 
に移動し、高濃度のアルファ線やベータ線、そして(または)ガンマ線で少量の 
細胞を被曝させ続け、そして長い年月の間で癌を発生させる。』(Helen 
Caldicott, Fukushima: Nuclear
Apologists Play Shoot the Messenger on Radiation, TheAge,  April 26, 2011)

北アメリカ西岸への放射能の広がりが偶然に知られるようになった一方で、初期 
の新聞報道(APとロイター)は、「外国の情報源を引用して」わずかに次のよ 
うに述べただけだった。「微量の放射性の粒子がカリフォルニアに届いたが、人 
間の健康に影響を与えるものではない」と。

『それらの通信社によれば、名の知れない情報源が国連の包括的核実験禁止条約 
機構によって運営される観測地ネットワークのデータにアクセスしている。
…米国原子力規制委員会のグレッグ・ヤツコ委員長は木曜日(3月17日)にホ 
ワイトハウスのレポーターに、同委員会の専門家たちが「米国本土あるいは他の 
全ての米国領土で、有害となりうる放射能レベルについて何の心配もしていな 
い」と語った。』
(図表3つ:2011年3月、放射能の広がり)

●人々の健康に対する災厄、経済的打撃
 明らかになるのは十分に組織化されたカモフラージュである。日本での人々の 
健康に対する災厄、水の汚染、農地と食物連鎖、そしてもちろん拡大する経済 
的・社会的影響は、日本の指導者たちの包括的で意味深長なやりかたの中で、決 
して十分には認識されていないし告知されてこなかった。
 国民国家としての日本は破壊されてしまった。国土と領土内の水は汚染されて 
いる。国の一部は居住不可能である。高濃度の放射能が東京首都圏で記録されて 
いる。そこには3900万人(2010年)(同年のカナダの人口3400万人 
より多い)が住んでいるのだ。食物連鎖が日本中で汚染されていることを示す証 
拠がある。

 法的な限度を超える放射性セシウムが静岡市の製茶工場で検出されたが、そこ 
は福島第一原子力発電所から300キロメートル以上も離れているのだ。静岡県 
は日本で最も有名な茶の産地である。
 ある東京の茶販売店は静岡県に対して、静岡市から運ばれてきた茶の中に高レ 
ベルの放射能が検出されたと告げた。福島原発事故の後、茶葉と製茶の放射能汚 
染は東京付近の幅広い地域で発見されている。( 5 More Companies Detect 
Radiation In
Their Tea Above Legal Limits Over 300 KM From Fukushima, June 15, 2011を 
見よ)

 日本の産業・工業の基盤は打撃を受けている。この国の輸出は落ち込んでし 
まった。東京の政府は1980年以来始めての貿易赤字を告げた。
 商業メディアが生産活動の進行に対する計画停電と電力不足の打撃に小さく視 
点を絞っている一方で、この国のインフラと産業基盤の明らかな放射能汚染に関 
するもっと大きな問題はタブーとされる。(工場、機械、設備、建物、道路など 
を含む。)2012年一月に発表された記事では建設業で用いられる建築資材の 
放射能汚染が指摘されている。(FUKUSHIMA: Radioactive Houses and Roads in 
Japan. Radioactive Building Materials Sold to over 200 Construction 
Companies, January 2012を見よ)

 経済産業省による"Economic Impact of the Great East
Japan Earthquake and Current Status of Recovery"【注1】と題する「隠ぺい 
レポート」は「経済的な回復」を既成事実として紹介している。それは同時に放 
射線の問題を拭い去っている。労働力と国家の産業基盤に対する放射能の影響は 
述べられていない。このレポートは東京と福島第一原発との距離が230kmの 
オーダーであり、東京での放射能レベルが香港やニューヨークより低いと述べて 
いる(同レポート15ページ)。この記述は確証的な根拠に基づくものではな 
く、また独立した調査による東京の放射線値(下の地図を見よ)と明白に矛盾し 
た形で作られたものである。最近の展開では、総合警備保障(株)が「東京とそ 
の周辺4県での放射線量測定の家庭向け出張サービス」という儲かる商売を立ち 
上げている。

 市民の測定による放射線レベル地図【注2】は、放射能が東京以北の日本の幅 
広い地域で山地の地形と風向きを反映して複雑なパターンを描いていることを示 
している。東京は地図の下部の中央にある。
(放射能レベル地図)
 放射線の限度はブルーの0.1マイクロシーベルト毎時以上から始まる。赤は 
5.0マイクロシーベルト毎時と、市民の放射線限度量の50倍である。子供が 
大人よりも放射能の影響を受けやすいため、こういった結果は汚染の可能性があ 
る地域に住む幼い子供を持つ親にとって大きな心配となっている。
SOURCE: Science Magazine

 根本的な疑問は、日本で作られて輸出される工業製品と部品の大群が -- それ 
にはハイテク部品、機械類、電子機器、自動
車類などが含まれるのだが -- 汚染されているのかどうか、ということだ。日本 
の自動車産業は危機に陥っている。自動車産業の大部分が中部日本にあるのだ 
が、日産のエンジン工場は福島第一発電所から42kmのいわき市にある。日産 
の労働力は影響を受けているのか? エンジン工場は汚染されているのか? そ 
の工場は、およそ20万人が避難した政府の言う「避難地域」からは、 
10〜20kmの範囲にあるのだ。(下の地図を見よ)
(福島原発周辺の地図)

●核(原子力)エネルギーと核戦争
 日本の危機は同時に、核(原子力)エネルギーと核戦争との間にある語られざ 
る関係を公開のものにしてしまった。
 核(原子力)エネルギーは国民の経済活動ではない。それは、いわゆる防衛請 
負企業によってコントロールされる核兵器産業の付属物なのだ。核(原子力)エ 
ネルギーと核兵器の背後にある膨大な企業的利益は重なっている。
 この危機が絶頂にあった日本で、「核(原子力)産業と政府機関は日本にある 
民間の原子力発電所の中に隠される核兵器研究施設が発見されることを防ぐため 
に緊急の行動をとっていた」。 (島津陽一, Secret Weapons Program Inside 
Fukushima Nuclear Plant? Global Research,  April 12, 2011を見よ)【注3】

 メディアと政府の両方による放射能被害に対する自分勝手さは、原子力(核) 
エネルギー産業に関わるものであると、同時に核兵器の使用にちなむものである 
ことは注目されるべきだ。そのどちらの場合でも、放射能の健康に対する破滅的 
な衝撃は一致して否定される。広島原爆の6倍に上る爆発力を持つ戦術核兵器 
は、ペンタゴンによって「周辺の一般住民にとって安全である」と告げられてい 
るのである。【注4】
   米国・NATO・イスラエルによるイラン攻撃で起こりうる結果についての 
無関心が政治的なレベルで表明されてきた。そこでは「一般住民に安全な」戦術 
核兵器が核武装をしていない国に使用されるのだ。

 このような行動は「考えもしなかったこと」を結果としてもたらすかもしれな 
い。中東と中央アジアの広大な地域を覆う核ホロコーストである。しかしなが 
ら、核の悪夢はたとえ核兵器が使用されなくても起こりうる。イランの原子力 
(核)施設に対する通常兵器による爆撃は、幅広い放射性物質の降下を伴うもう 
一つの福島タイプの災厄を作り出すのかもしれない。(より詳しくは、ミシェ 
ル・チョスドフスキーの次の記事を見よ:Towards a World War III Scenario, 
The Dangers of
Nuclear War, Global Research, Montreal, 2011)

●福島Online Interactive I-Book Reader:戦争なき核戦争
 公権力による隠ぺいとメディアの情報操作キャンペーンのために、このOnline 
Interactive Readerにある記事とビデオリポートの内
容は、広範な公衆に対しては広まってこなかった。(下にある記事の一覧を見よ)
 この福島Online Interactive Readerには、分析的そして科学的な記事、ビデ 
オリポートと同様に、短いニュースリポートと研究データの内容が含まれている。

 パートIは、福島核事故がどのように起こったのかに焦点を当てる。パート 
IIは日本での健康被害と社会的な打撃に関するものである。パートIIIは 
「隠される核の破局」、つまり日本政府と企業メディアによる隠ぺい工作に注目 
する。パートIVは世界的に広がる放射能に照準を絞り、そしてパートVでは、 
世界の原子力(核)エネルギー産業の福島事故への関わりを見直すことにする。

 止むことのないメディアの情報操作に対面して、この放射能の危険に関するグ 
ローバルリサーチOnline I-Bookは、メディアの沈黙を破り大衆の
注意を喚起し、一方で同時に、各国政府とメディアと核産業の係わり合いに対し 
ての指摘を行おうとするものである。
 我々は声を広げるように読者に呼びかける。
 我々は総合大学や単科大学、高等学校の教師に対して、この福島Interactive 
Readerを学生たちに読ませるように求める。

ミシェル・チョスドフスキー 2012年1月25日

【以下はグローバルリサーチ誌に載せられている 福島Interactive
Readerの内容だが、一つの日本語訳を除いて、全て英語の情報である。また今後 
この内容は増えていくだろう。】
 省略

脚注 
【1】このリンク先は確かに日本の経済産業省の英語版発行物のようで、表題は 
「東日本大震災と最近の回復基調」と訳せるのだが、現在のところ、この日本語 
版を見つけることができない。こちらの朝日新聞の記事にはその内容の一部が書 
かれているようだ。(朝日新聞、2011年6月29日http://www.asahi.com 
/special/10005/TKY201106290136.html)まさかとは思うが、英語版だけがウ 
エッブ上で公開されているのだろうか? 

【2】これを「市民の測定による」としたのは、グローバルリサーチ誌の誤認で 
あろう。この地図を作ったのは確かに民間の団体(個人?)nnistarだが、測定 
値は国や自治体によるものを元にしている。
 この地図は、こちらの2011年6月19日付アメリカ経済ニュースBlogに載 
せられているものと同じと思われる。
  http://uskeizai.com/article/210682103.html#more
 しかし現在では、nnstarによって、色を変えて測定地点も格段に増やして次の 
地図が作られている。
  http://www.nnistar.com/gmap/fukushima.html 

【3】島津陽一氏は日本ではほとんど知られていないが、元ジャパンタイムズ・ 
ウィークリー編集長で、香港を拠点に活動しているジャーナリストである。また 
北京にある英語情報誌BON(Blue Ocean Network)でもニュース解説を行って 
いるよう
だ。BONについてはビデオサイトはBON-TVを見る方が分かりやすいかも 
しれない。
 この「福島原発内で秘密の核兵器開発が進められており、その隠蔽工作のため 
に初期の対応が遅れたのではないのか」という島津氏の推定については、次の中 
国系の情報をご覧いただきたい。
 米メディア:日本には民用プロジェクトを軍事転用する伝統がある
 日本人ジャーナリストが驚くべき推測告白 福島原発で核兵器開発 

【4】これに関連して、ミシェル・チョスドフスキー著『アングロ・アメリカの 
テロ戦争:概観』を参照のこと。ここに、2003年にはすでに広島原爆の3分 
の1から6分の1程度の「ミニ・ニューク」が、通常の戦闘場面で使用される戦 
術兵器であると米国上院が決議したことが書かれている。 
【英語原文】省略
(以上、転載終わり)
           
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★「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)
ホームページ:http://no-genpatsu.main.jp/index.html
 原告・サポーターを募集しています。(九州以外の方もO.k)
 原告(第1陣)1704名、1月31日佐賀地方裁判所へ訴状を提出。
 原告第2陣の提訴は3月12日予定。 
 連絡先:090-9071-7963(椛島・かばしま弁護士)

★  フクシマ〜フクオカ、核なき未来へ
   さよなら原発! 3・11 福岡集会
3月11日(日)13:30集会開始 14:30デモ出発
集会場所: 須崎公園  福岡市中央区天神5丁目8
   地図: http://tinyurl.com/6od2twa
主 催: さよなら原発! 3.11 福岡集会実行委員会
連絡先: 原発とめよう!九電本店前ひろば
    090-1324-8588(ひろば)080-6420-6211(青柳)
     福岡市中央区渡辺通2丁目1−82 
 地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html

第2回実行委員会
日 時:2月7日(火)18:30から21:00
場 所:福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

第3回実行委員会
日 時:2月28日(火)18:30から21:00
場 所:福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)
連絡先:090-1324-8588(ひろば・テント)080-6420-6211(青柳)

★《九州・沖縄・韓国に住む市民による さよなら原発ネットワーク》 
  ホームページ: http://www.goodbye-nukes.com

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