[CML 021777] 【報告】第615日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★

青柳 行信 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2012年 12月 25日 (火) 07:51:41 JST


青柳行信です。12月 25日。

明日● 原発労災・梅田隆亮さん第4回口頭弁論 ●
日 時:12月26日(水)
場 所:福岡地方裁判所(301号大法廷)

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!電本店前ひろば第615日目報告☆
    呼びかけ人賛同者 12月43日現在 総数2681名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
      
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★ 
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
 青柳さま
また、雪になりました。
被災した方々の生活は どのようだろうかと思いました。
今日は、部屋の片づけをしましたが、なかなか思うようには
進みません。 やっと、写真パネルを押し入れに片づけたところです。

船津さんのメールにあった、除染の件、本当にごまかしのような
やり方ですね。 雨で流れ、川や地下水、海が汚染されていくのが
心配です。
あんくるトム工房
復興は、除染は 進んでいるか? http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2202
        
★ 橋本左門さん<無核無兵・毎日一首> から:
 ☆救世主(キリスト)の誕生といふこの日なれど遊び以外の行事はあるか(左門 12・25−151) 
  ※12月25日だけではなくて、毎日、被災地に、原発立地区域に救世主は
    生まれ・活動すべきです。毎日座り込みこそ、その一つである!共に!

★ 池永修(弁護士法人奔流)さんから:
「来る2012年12月26日、元原発労働者梅田隆亮さんの労災認定を求める裁判の第4回
口頭弁論が行われます。梅田さんは1979年に島根原発と敦賀原発の定期点検業務に従
事しましたが、そこでは線量計などを別の労働者に預けて作業に従事する、いわゆる
「預け」「手ぶら」が日常的に行われていました。この裁判に先立つ行政認定の段階
では、電力会社やプラント会社が提出した資料によって巧妙に隠されていましたが、
この裁判で国から提出された様々な資料により、徐々に電力会社等による大胆な被ば
く隠しの実態が浮かび上がってきました。その手口は、梅田さんが被ばく労働に従事
していたという事実そのものを記録から抹消したり、フィルムバッジそのものをすり
替えるという大胆かつ組織的なものであった疑いが生じています。12月26日の口頭弁
論では、弁護団が意見陳述を行い、国が提出した資料の矛盾点を厳しく追求する予定
です。梅田さんの裁判もついに核心に迫ってきました。ぜひ裁判所まで足をお運びく
ださい。」
● 原発労災・梅田隆亮さん第4回口頭弁論 ●
日 時:12月26日(水)
場 所:福岡地方裁判所(301号大法廷)
        門前集会: 14:00   
        入廷行動: 14:15
         裁判開始: 14:30 準備書面提出  意見陳述
         報告集会: 15:00 (裁判所内 福岡県弁護士会館)

★ 金子 譲 さんから:
【Oneness TV:12/24福岡天神「反原発活動で不当逮捕された
仲間を支援する街頭アクション」】中継アーカイブ。
http://t.co/wH91zdgo
http://t.co/96fIImDY
※メインカメラ故障のため、iPhoneによる中継で画質・音質がかなり悪くなっています。ご了承下さい。

★ Esaman さんきから:
関西弾圧連帯アクション・愛救援
http://www.youtube.com/watch?v=D7Hw0ACFE3w&list=PLs9VLjFg_TZGeBEmHU3FTb9MLc8t62v6I
脱原発・反弾圧・反排除緊急アピールin 名古屋:Esaman氏
http://youtu.be/2Np9-fkT_4Y
脱原発・反弾圧・反排除緊急アピールin名古屋:Esaman氏
http://youtu.be/wPjOq8SIQ6c

★ 前田 朗 さんから:
 ▲「若 松丈太郎『福島核災棄民―町が メルトダウンしてしまった』」
  http://maeda-akira.blogspot.jp/2012/12/blog-post_2365.html

 ▲水島朝穂(早稲田大学教授、憲法学)の「直言」です。
今回のテーマは「*政治の劣化と選挙制度――2012年総選挙2012年12月24日」。*
http://www.asaho.com/jpn/index.html
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2012/1224.html

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
今朝も冷え込んでいます。日中の最高気温も10℃に行かない予報です。いま、ほんのわずかに小雨が降っています。
さて、いつものようにネットの記事を拾います、
1.「福島に思い 学生手作り 東京・新宿アルタ前 終日ライブ・トークショー 16万人避難 1000人超す関連死」しんぶん赤旗12月24日
⇒http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-12-24/2012122415_01_1.html
記事「・・・・午前11時のスタートで、主催した実行委員会事務局長の男子学生(23)は、『福島ではいまも16万人が県内外に避難し、震災関連死は1000人を超えた。も
う一度、福島に心を寄せよう』と呼びかけました。」
「福島県から駆けつけた日本共産党の佐藤八郎飯舘村議が、『避難で家族が離散して1700世帯が3100世帯に。避難先で生きがいを失った高齢者がうつ病や認知症にかかって
いる』と報告。福島復興共同センターの樅山悟史さん(29)は』家族がバラバラになることを想像してほしい。事故は終わっていない』と訴えました。」
・・・・・この取り組み、若者ががんばって開催されているようです、期待したい。それにして家族離散で世帯数が倍に、関連死も1000人を超える、これだけの犠牲が表に出ないま
ま過ぎている・・・。
次に、その被災地フクシマ 福島民友では、クリスマスを迎えて、避難者へ対応する記事が目立ちますが、それはあくまで一時のこと、日々の苦悩は続いています、
2.「希望を託す『水耕栽培イチゴ』 相馬観光復興きっかけに」(12/24 09:55)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/1224/news9.htm
・・・・水は、その他の必要なものは大丈夫か、観光客がこないと生活が回復できない・・・。l
3.「宅地買い取り額」決定 楢葉・集団移転4地区」(12/24 08:30)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/1224/news1.html
記事「東日本大震災による津波被災地の復興で防災集団移転事業を進める楢葉町は、町沿岸部の宅地などの買い取り価格を決定、23日に、いわき市で地権者説明会を始めた。」
4.「避難家族ら『雪遊び』満喫 福島大など南会津に招待」(12/24 09:55)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/1224/news11.html
5.「屋内遊び場『ペップキッズこおりやま』開館から1年祝う」(12/24 09:55)
http://www.minyu-net.com/news/news/1224/news10.html
記事「・・・・同市などによると、施設の来館者は延べ約35万人で、約3割は市外から。放射線の影響に対する保護者の不安が根強く、屋内施設への期待感、需要は高いとい
う。」
他紙、
6.「線量も大差ないのに… 避難勧奨指定の有無で格差 南相馬」(12/24 06:10)
⇒http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121224t63007.htm
・・・・地域をわずかな違いで色分けして一層混迷します。
電力会社の動き、
7.「東電、新卒の大規模採用を断念…14年度入社」読売新聞 12月24日(月)9時16分配信
⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121224-00000223-yom-bus_all
・・・・企業が継続するには人が必要だが、明るい先が見えない企業に希望者があるだろうか。
8.「関電の役員賞与、2年連続ゼロ / 基本報酬さらに削減」佐賀新聞12月24日 19時15分? 
⇒http://www.saga-s.co.jp/news/global/corenews.0.2362370.article.html
記事「役員給与は08年度に計10億円だったが、賞与見送りと基本報酬削減により、13〜15年度は年平均8億円に圧縮する。」 
・・・・8割カットぐらいでもいいと思う、それでも飢え死にはしない十分な報酬のはずです。

今届いた朝刊では、他紙ですでに報道された次の記事が3面に、
9.「 「活断層」の敦賀、東通原発 使用済み燃料800トン」西日本電子版12月25日 03時00分 更新
⇒http://qbiz.jp/article/10113/1/%93%8C%92%CA%20%82W%82O%82O/
すぐ横に、
10.「福島第一原発事故 冷温停止一年 廃炉の道 手探り」「溶けた燃料どこに 汚染水処理も難航必至」 
・・・焦点 FOCUSとういう囲み記事です。下方に4つの原子炉の今の様子を絵図で紹介しています。記事中に「事故は収束したとは言いがたい・・・」ということばがむなしく並ん
でいます。この記事は、まだネットにありません。
またすぐ横に、8.と同様の関電役員報酬の記事が小さく報じられています。
きょうもこれだけです。

★  崔 勝久 さんから:
一足はやい初夢です
http://www.oklos-che.com/2012/12/blog-post_25.html
昨日参加した日比谷公会堂での集会の興奮が冷めやらなかった
せいでしょうか、一足はやい初夢を見ました。ご披露いたします。

★ 東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/緑の党 Greens Japan)さんから:
【関連動画】
「大飯原発 活断層はあるのか〜調査団メンバー生出演」
(BS朝日「ごごいち」、約30分)
http://www.dailymotion.com/video/xv2t5j_yyyy-yyy-yyyy_tech …
※渡辺満久さんがていねいに解説されています。
-----------------------------------------------
日弁連の意見書をご紹介します。
只野です。
日弁連では、下記意見書を公表しました。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2012/121220.html
大飯原発を停止を命じなければならない法的根拠を提示するものです。
(行政解釈では、国が、原発の運転停止を命ずる法的根拠がないとされていますが、
それが誤りであることを指摘するものです)

重要な意見書ですので、広く、拡散してください。
   −−−
関西電力株式会社大飯原子力発電所の運転停止を求める意見書
2012年(平成24年)12月20日
日本弁護士連合会

第1 意見の趣旨
1 関西電力株式会社は,自らの判断で,稼働中の大飯原子力発電所
 を直ちに停止するべきである。
2 原子力規制委員会又は経済産業大臣は,関西電力株式会社に対し
て,稼働中の大飯原子力発電所の停止を直ちに命ずべきである。

第2 意見の理由
1 はじめに
原子力規制委員会は,日本原子力発電株式会社の敦賀原子力発電所について,
原子炉建屋直下の断層が活断層の可能性が高いと有識者会合が判断したとの報告
を受け,再稼働のための安全審査をしない見通しであるとされている。これは,
事実上,敦賀原発の廃炉を決定するものであるが,後記国の指針においても,活
断層の真上に原子炉建屋などを建てることを認めておらず,これに照らして,極
めて適切かつ正当な判断であるというべきである。
一方で,関西電力株式会社大飯原子力発電所(以下「大飯原発」という。)の敷
地内の「F−6断層」については,複数の専門家が「活断層である」又は「活断
層でないとは否定できない」と述べているにもかかわらず,原子力規制委員会は,
結論を先送りし,調査の継続を決めた。その一方で,大飯原発は停止されること
なく,稼働し続けている。
そもそも,原子力規制委員会は,福島原発事故を受けて,安全指針類を改訂
中であり, これらの安全指針類は2013年7月をめどに策定し,その後に既存
の原発の適合性を審査する旨述べており,新指針に適合すると認められた後
でなければ,再稼働がされることはあり得ない。大飯原発は,原子力規制委員
会が発足する前に,国内で唯一再稼働されたものであるが,この点において,
他の原発と取扱いを異にするべき合理的な差は見当たらない。かかる事態は,
次なる原発事故災害を引き起こしかねない危険な事態であり,到底容認でき
るものではない。
以下,現行法において,原子力規制委員会又は経済産業大臣は,大飯原発を
停止させることが可能であり,むしろ,停止させなければならないことを述べる。

2 前提事実
(1) 活断層かどうかについての専門家の意見
原子力規制委員会の現地調査チームの専門家4名は,11月2日に,大飯原発の
敷地内のトレンチを調査し,「12万〜13万年前以降の地層のずれがあること
は否定できない」との認識で全員が一致したという。さらに,「地滑りの可能性
もある」という意見もあったものの,活断層であることを否定した者はいなかっ
たという。
この結果からすれば,問題のF−6断層は,「活断層である可能性はある」
「活断層でないとはいえない」という帰結になるものと思われる。

(2) 「発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手引き」について
耐震設計審査指針の運用について,2010年12月に原子力安全委員会が定めた
「発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手引き」(「手引き」)で
は,活断層かどうかについて,「調査結果の精度や信頼性を考慮した安全側の判
断を行うこと」「断層運動が原因であることが否定できない場合には,耐震設計
上考慮する活断層を適切に想定する」と定めている。
現在,原子力規制委員会では,耐震設計審査指針等の見直し作業が行われているが,
手引きにあるような「安全側の判断」は,極めて甚大な被害をもたらした(現在
ももたらしている)福島原発事故を踏まえれば,原子力発電所の安全性を考える
上では,よりいっそう貫徹されなければならない。

3 大飯原発を直ちに停止させるべき法的根拠
(1) 原子炉設置許可について
発電の用に供する原子炉は,核原料物質,核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律
(以下「規制法」という。)第23条に基づく原子炉設置許可申請に対し,同第
24条が定める基準に従って,原子力規制委員会(改正前は,経済産業大臣)に
よって,設置許可がなされる。

(2) 伊方原発最高裁判決の帰結
伊方原発最高裁判決は,原子炉設置許可処分について,「原子炉が原子核分裂の
過程において高エネルギーを放出する核燃料物質を燃料として使用する装置であ
り,その稼働により,内部に多量の人体に有害な放射性物質を発生させるもので
あって,原子炉を設置しようとする者が原子炉の設置,運転につき所定の技術的
能力を欠くとき,又は原子炉施設の安全性が確保されないときは,当該原子炉施
設の従業員やその周辺住民等の生命,身体に重大な危害を及ぼし,周辺の環境を
放射能によって汚染するなど,深刻な災害を引き起こすおそれがあることにかん
がみ,右災害が万が一にも起こらないようにするため,原子炉設置許可の段階で,
原子炉を設置しようとする者の右技術的能力並びに申請に係る原子炉施設の位置,
構造及び設備の安全性につき,科学的,専門技術的見地から,十分な審査を行わ
せることにある」とした上で,「現在の科学技術水準に照らし,右調査審議にお
いて用いられた具体的審査基準に不合理な点があり,あるいは当該原子炉施設が
右の具体的審査基準に適合するとした原子力委員会若しくは原子炉安全専門審査
会の調査審議及び判断の過程に看過し難い過誤,欠落があり,被告行政庁の判断
がこれに依拠してされたと認められる場合には,被告行政庁の右判断に不合理な
点があるものとして,右判断に基づく原子炉設置許可処分は違法」として,原子
炉設置許可処分を取り消すことができることを明確にしている。

(3) 具体的審査基準の内容について
そして,伊方原発最高裁判決にいう「調査審議において用いられた具体的審査基準」
とは,具体的には,以下のようなものを指す。
原子力安全委員会が定める指針
原子炉立地審査指針
安全設計審査指針
安全評価に関する審査指針
耐震設計審査指針(「手引き」も当然含まれる。)
安全機能の重要度分類に関する審査指針など
これらの「具体的審査基準」の前提となる科学技術水準は日進月歩であり,地震学,
地質学,地形学,耐震工学においても,それは例外ではない。
そして,伊方原発最高裁判決は,設置許可の違法判断の基準時として,設置許可時の
科学技術水準を基準とするのではなく,「現在の科学技術水準」を基準とする旨,
明言している。
これは,原子炉による深刻な「災害が万が一にも起こらないようにするため」に,
常に最新の科学的知見を,原子炉の安全性に取り入れさせることが必要という判
断に基づくものである。
そして,以上の理は,裁判にのみ妥当することではなく,当該処分をした行政庁
にも等しく当てはまる。すなわち,当該処分をした行政庁は,「現在の科学技術
水準に照らし,右調査審議において用いられた具体的審査基準に不合理な点があ
り,あるいは当該原子炉施設が右の具体的審査基準に適合するとした原子力委員
会若しくは原子炉安全専門審査会の調査審議及び判断の過程に看過し難い過誤,
欠落があり,被告行政庁の判断がこれに依拠してされたと認められる場合に,右
判断に基づく原子炉設置許可処分は違法」として,当該原子炉設置許可処分を取
り消すことができることは,当然である。
仮に,そのような確定的な判断に至らない段階であったとしても,「現在の科学
技術水準に照らし,右調査審議において用いられた具体的審査基準に不合理な点
があ」る疑いがあり,「あるいは当該原子炉施設が右の具体的審査基準に適合す
るとした原子力委員会若しくは原子炉安全専門審査会の調査審議及び判断の過程
に看過し難い過誤,欠落があ」る疑いがあり,「被告行政庁の判断がこれに依拠
してされたと認められる」疑いがある場合には,「右判断に基づく原子炉設置許
可処分は違法」である疑いがあるのであるから,当該原子炉による深刻な「災害
が万が一にも起こらないようにするため」に,原子炉設置許可処分の取消しとい
う重大な処分に比してより軽い措置というべき,運転を一時停止させる権限も,
当然に内包されているというべきである。

(4) 現行法の諸規定について
この点,規制法には,「原子炉の停止が命じられる規定はない」などという行政
解釈が示されているが,上記伊方原発最高裁判決は,当然に行政権も拘束するも
のであって,同判決の趣旨からすれば,上記行政解釈は誤りというほかない。現
に,現行の関係各法令にも,
原子力規制委員会又は経済産業大臣が,原発の運転を停止させる根拠規定がある。

ゝ制法及び電気事業法の定め

ア 規制法第36条第1項には,以下の定めがある。
「原子力規制委員会は,原子炉施設の性能が第二十九条第二項の技術上の基準に
適合していないと認めるとき,又は原子炉施設の保全,原子炉の運転若しくは核
燃料物質若しくは核燃料物質によって汚染された物の運搬,貯蔵若しくは廃棄に
関する措置が前条第一項の規定に基づく原子力規制委員会規則の規定に違反して
いると認めるときは,原子炉設置者又は外国原子力船運航者に対し,原子炉施設
の使用の停止,改造,修理又は移転,原子炉の運転の方法の指定その他保安のた
めに必要な措置を命ずることができる。」

イ 上記の規制法第36条第1項で指摘されている同法第35条第1項には,次
のような定めがある。
「原子炉設置者及び外国原子力船運航者は,次の事項について,原子力規制委
員会規則で定めるところにより,保安のために必要な措置を講じなければならない。
一 原子炉施設の保全
二 原子炉の運転
三 略」

ウ そして,規制法第35条第1項にいうところの主務省令とは,「実用発電用原
子炉の設置,運転等に関する規則」(昭和53年12月28日通商産業省令第77
号)であり,その第7条の3〜第15条において,「保安活動」に関する規定がある。 

エ また,規制法第36条第1項は,同法第35条第1項の外に,同法第29条
第2項も挙げているが,この条項は,同法第73条の規定により,大飯原発の
原子炉には適用されない。その代わりに適用されるのは,電気事業法第39条
第1項,第2項である。そして,これらの条項が定める技術基準への適合がな
い場合には,規制法第36条第1項ではなく,電気事業法第40条が適用される。

オ 電気事業法第40条は,「主務大臣は,事業用電気工作物が前条第1項の主務
省令で定める技術基準に適合していないと認めるときは,事業用電気工作物を
設置する者に対し,その技術基準に適合するように事業用電気工作物を修理し,
改造し,若しくは移転し,若しくはその使用を一時停止すべきことを命じ,又はそ
の使用を制限することができる。」と規定する。

カ そして,ここでいう経済産業省令とは,「発電用原子力設備に関する技術基準
を定める省令」(昭和40年通商産業省令第62号。以下「発電用原子炉技術基
準省令」という。)のことである。この基準は,設置許可申請に対する安全審査で
確認された事項をそれ以降(設計及び工事方法の認可以降)の規制で具体的
に確認するための基準であるが,発電用原子力設備が有するべき性能を定め
ている。

キ また,電気事業法第40条が指摘する同法第39条第1項は,「事業用電気工
作物を
設置しようとする者は,事業用電気工作物を主務省令で定める技術基準に適合す
るように維持しなければならない」と規定し,さらにそれを受けて同条第2項は,
「前項の主務省令は,次に掲げるところによらなければならない」と規定し,その
第1号には,「事業用電気工作物は,人体に危害を及ぼし,又は物件に損傷を与
えないようにすること」とある。

ク そして,発電用原子炉技術基準省令は,その第5条において耐震性,第5条
の2において津波対策(平成23年10月7日新設),第6条において流体振動に
よる損傷防止,第8条において原子炉施設の能力等,第9条において原子炉
施設の構造等についての定めを置いている。
発電用原子炉技術基準省令第5条は,安全設計審査指針の「指針2 自然現
象に対する設計上の考慮」(第1項)及び発電用原子炉施設に関する耐震設計
審査指針に対応するものであり,設置許可申請における地震に関する判断が
誤りであれば,同条に規定する「地震力による損壊により公衆に放射線障害
を及ぼさないように施設しなければならない」という技術基準に適合しない状
態になっているのである。

大飯原発が,上記基準を満たしていないこと
既に,2でみたとおり,大飯原発の敷地には,「12万〜13万年前以降の地層
のずれがあることは否定できない」と,調査に当たった専門家が全員一致して
いる。したがって,問題のF−6断層は,「活断層である可能性はある」「活断
層でないとはいえない」というものである。これは,明らかに,耐震設計審査
指針(及び「手引き」)違反であり,上記に述べた技術基準違反である。
また,原子力規制委員会は,現在,福島原発事故を踏まえて,各種安全指
針類及び技術基準を見直しているところ,これらはいまだ不存在であり,
2013年7月をめどに取りまとめることとされている。さらに,改訂された指
針類に対して,既存の原発がそれを満たしているかの確認には,更に時間
を要する。したがって,大飯原発は,電気事業法第39条第2項第1号「事業
用電気工作物は,人体に危害を及ぼし,又は物件に損傷を与えないように
すること」を満足する技術基準に適合していない。

8胸厠狼制委員会及び経済産業大臣には,裁量の余地がないこと
なお,規制法第36条第1項も,電気事業法第40条も,規定の文言上は,
「停止を命ずることができる」という定め方をしている。
しかし,原子炉に関する技術上の基準は,原子炉の安全性を担保する最
低基準であると同時に,原子炉が事故を起こした場合には,後に述べる福
島第一原発事故を見ても明らかなように,極めて多数の人たちに対して甚
大な被害を及ぼすことになる。したがって,法律の条文では「停止を命ずるこ
とができる」とされていても,原子炉が技術上の基準に合致していない場合
は,原子力規制委員会及び経済産業大臣には裁量の余地はなく,その停
止を命じなければならないものと解すべきである。特に,原子力規制委員
会は,「国民の生命,健康及び財産の保護,環境の保全…原子力利用に
おける安全の確保を図ることを任務とする」(原子力規制委員会設置法第
3条)のであるから,危険な原発を放置することは許されないものである。

(5) 改正規制法について

_正の経緯
2012年6月27日,新たに原子力規制委員会設置法が制定され,それに伴って
規制法も大幅に改正された。同改正においては,第4章に第2節「発電用原子炉
の設置,運転等に関する規制」(第43条の3の5〜第43条の3の33)という
項目を設けた。また,旧法第73条は削除された。その結果,大飯原発の原子炉
のような商業発電用の原子炉に関する技術上の基準等も,規制法の対象となった。

規制法の改正の内容

ア 新たに設けられた項目の中で,第43条の3の14本文は,「発電用原子炉設
置者は,発電用原子炉施設を原子力規制委員会規則で定める技術上の基準
に適合するように維持しなければならない」と定めている。いわゆる「バックフィッ
ト制度」といわれる制度である。これは,最新の知見を技術基準に取り入れ,既
に許可を得た施設に対しても新基準への適合を義務付ける制度である。

イ そして,改正後の規制法では,発電用原子炉施設に関し「災害の防止上支障
がないものとして原子力規制委員会規則で定める基準」(第43条の3の6第1項
第4号)及び「第43条の14の技術上の基準」に適合しないと認められた場合,
原子力規制委員会は,当該発電用原子炉施設の使用の停止等を命ずることが
できることとされている(規制法第43条の3の23第1項)。

ウ この改正は未施行(原子力規制委員会設置法の施行日から起算して10月を超
えない範囲内において政令で定める日から施行)ではあるものの,伊方原発最高
裁判決に適合するように明文化されたものであって,その趣旨は,現行法におい
ても等しく当てはまるというべきである。

4 結語
以上のとおりであるから,意見の趣旨記載のとおり,
(1) 関西電力株式会社は,自らの判断で,稼働中の大飯原子力発電所を直ち
 に停止するべきである。
(2) 原子力規制委員会又は経済産業大臣は,関西電力株式会社に対して,稼
 働中の大飯原子力発電所の停止を直ちに命ずべきである。 

○−−−−−集会等のお知らせ−−−−−○ 

● 原発労災・梅田隆亮さん第4回口頭弁論 ●
日 時:12月26日(水)
場 所:福岡地方裁判所(301号大法廷)
        門前集会: 14:00   
        入廷行動: 14:15
         裁判開始: 14:30 準備書面提出  意見陳述
         報告集会: 15:00 (裁判所内 福岡県弁護士会館)
支援カンパ: 郵便振替口座 01700−1−125911 
加入者名: 原発労働裁判・梅田さんを支える会
銀行振込:ゆうちょ銀行 一七九店(179)当座0125911

○−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−○ 
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    ★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば ★☆
           午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設)
     ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
   場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1−82 
   地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
      ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★

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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
       青柳 行信
電話:080-6420-6211
y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
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青柳  y-aoyagi at r8.dion.ne.jp


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