[CML 021611] 12/20(木)政治討論集会「ダブル選挙後の政局はどうなるのか?」@文京シビックセンター

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2012年 12月 17日 (月) 12:05:37 JST


紅林進です。

総選挙・都知事選の選挙活動に取り組まれた皆様、本当に
お疲れさまでした。

都知事選・衆議院総選挙の結果が出ましたが、都知事選に
関しては、宇都宮さんの都知事当選を勝ち取ることができず、
石原都政後継の猪瀬の当選を阻止できなかったことは残念
ですが、石原の突然の身勝手な辞任で、しかも総選挙との
同日選という短期間の困難な中で、統一候補を擁立でき、
各地に宇都宮さんを応援する多数の勝手連ができて、市民
主導の選挙運動が展開できたのは大きな成果ではないかと
思います。

宇都宮さんの当選がかなわず、猪瀬が都知事選に当選した
ことと並んで、この選挙結果で大変心配なのは、衆議院総選挙
において、「国防軍」創設などのタカ派路線をを掲げる安倍総裁
の自民党が過半数の議席を獲得し、日本維新の会なども含めた
改憲派が衆議院の3分の2以上を占め、改憲の是非を問う国民
投票の発議ができるようになるため、9条改憲の危険が現実化
してくることです。

また原発推進政策の復活や原発再稼働の強行も心配ですが、
首相官邸前の抗議行動をはじめとする、さまざまな形の反原発・
脱原発運動は決してそれを許さないと思います。ますます大きな
抗議の声をあげてゆきましょう!

ただし自民党の圧勝といわれる今回の総選挙結果も、自民党
やその政策への積極的支持というより、民主党がマニフェスト
(公約)を破り、迷走し、果ては分裂したことに対する失望と反発
による「懲罰投票」という側面が強く、「第3極」と言われる勢力も
分立して、自民党が「懲罰投票」の受け皿として漁夫の利を得た
という側面が強いと思います。

もうひとつ注意しなければいけないのが、民意を忠実に反映せず、
誇張して表現する小選挙区制の問題です。

今回の自民党大勝の主要因は小選挙区における当選であり、
今回自民当選議席294議席のうち、実に237議席が小選挙区
における当選であり、得票数に比例する、民意をより忠実に反映
する比例区での当選は、たった57議席に過ぎません。

この小選挙区制のカラクリが前回は民主党を圧勝させ、今回は
自民党を圧勝させました。いわば選挙ごとにオセロのように議席
配分、政権が変わるのです。小選挙区制の導入にあたって、それ
を主張する人々やマスコミは、小選挙区制を導入すれば政局
が安定すると言いましたが、決して現実はそうなっていないのです。

自民党や保守勢力支持、原発推進の読売新聞ですが、その読売
新聞ですら、本日(12月16日(月)付の社説で、「選挙制度改革は
急務だ」と主張せざるを得なくなっています。(以下転載)

「それにしても郵政解散の2005年衆院選、政権交代が起きた09年、
そして今回と、獲得議席に振れの大きさに驚かせる。政党の得票率
以上に議席数に差が出るのが小選挙区制の特徴だとしても、このまま
の制度でよいのかという思いを禁じえない。
 毎回大量の議員が入れ替わるようでは政治が不安定になり、政治
主導も発揮しにくい。外交力が弱まるという弊害もある。
 今回の衆院選は、最高裁が指摘した「違憲状態」のまま実施された
ことも、忘れてはならない。
 民自公3党は、来年の通常国会で衆院選挙制度の抜本的見直しと
定数削減について、必要な法整備を行うことを合意している。
 現行の小選挙区比例代表並立制の問題点を洗い出し、中選挙区
制の復活も含めて、抜本改革に踏み切る必要がある。それが日本
の政治を立て直す道であろう。」(転載以上)

なおこの読売社説でも触れられている「定数削減」については注意が
必要で、経費削減を言うならば、議員歳費の削減でも済むわけで、
議員定数を削減することは民意の反映を奪い、大政党、現職有利に
働いて、少数政党、市民の政治参加の機会を狭めます。そして政治
主導ではなく、官僚支配を強めます。取り分け定数削減の名の下に、
比例定数を削減し、民意をゆがめる小選挙区制をより強化し、小選挙
区制に、より純化させてゆくことは許してはならないと思います。


私の関わっています市民団体「政治の変革をめざす市民連帯」(略称:
市民連帯、英語名略称:CS)と「小選挙区制の廃止をめざす連絡会」
は共催で、今回の都知事選と衆議院総選挙のダブル選挙を振り返る
「ダブル選挙後の政局はどうなるのか?」と題する政治討論集会を、
12月20日(木)に文京シビックセンターで開催します。

この討論集会のご案内を転載させていただきます。

なおこの討論集会は、『週刊金曜日』にも協賛していただいており、
『週刊金曜日』発行人の北村肇さんの協賛メッセージも下記に転載
させていただきます。



(以下、転送・転載大歓迎)

政治討論集会「ダブル選挙後の政局はどうなるのか?」

日時:12月20日(木) 午後6時30分~
会場:文京シビックセンター5階
    (地下鉄後楽園駅下車3分)
地図
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
報告:吉田万三さん(元足立区長)
    福士敬子さん(東京都議会議員)
    石渡博明さん(安藤昌益の会事務局長)
司会:矢崎栄司さん
参加費:700円
共催:政治の変革をめざす市民連帯 http://www.siminrentai.com/
    小選挙区制の廃止をめざす連絡会 http://www3.ocn.ne.jp/~syouhai/

 
(なお以下は、選挙結果が判明する前、選挙前の呼び掛け文です。)

 石原慎太郎都知事の無責任辞任により都知事選挙となり、さらに野田佳彦首相
の発意によって衆議院が解散され、12月16日にダブル選挙が実施されることに
なった。自民党総裁に返り咲いた安部晋三氏は、「憲法改正による国防軍」まで
選挙公約に盛り込んだ。都知事選は、石原氏に後継と指名された副知事と人権派
弁護士との対決となった。
 この段階では、なおダブル選挙の帰趨は定かではないが、今後の日本の政治は
どうなるのか、誰にとっても気がかりである。ダブル選挙を市民派として闘い抜いて
きた私たちは何をどう考えればよいのか、討論の場を設けました。
 ぜひ参加して意見を交わしましょう!


「ダブル選挙後の政局はどうなるか」協賛メッセージ
                          2012/12/20
                    『週刊金曜日』発行人  北村 肇


 小選挙区制さえ導入すれば二大政党制になる。そうなれば政治は安定する――。
結果はどうだったのでしょう。皮肉にも少数議員の政党が次々と誕生。政治は安定化
どころか混迷を極めるばかり。もともと、ポピュリズム政治家が横行したのも小選挙区
制のなせるわざと言われます。日々、次の選挙のことを考えざるをえず、長い目と深
い思索で社会の未来を見極めることが不可能だからです。
 来年もまた「選挙の年」になります。「中選挙区に戻したい」と願っている国会議員は
かなりいるはずです。永田町が混乱すればするほど、私たち有権者の活動により
小選挙区制を葬る道が開けます。来年が勝負の年ではないでしょうか。
 シンポジウムの成功を祈念いたします。


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