[CML 021462] 大阪で相次ぐガレキ反対運動逮捕者のこと

泥憲和 n.doro at himesou.jp
2012年 12月 10日 (月) 17:54:21 JST


 BCCで複数のMLに送信します。

 私が参加している毎週金曜日の関電姫路支店前行動のMLに以下の文章を投稿しました。 

 運動のあり方について、今一度考え直すべき点がないかどうか、振り返っていただきたいと思ったからです。
 ご批判を賜りたいと存じます。

 なお、あらかじめ申し上げておくと、私は姫路で逮捕者救援カンパを呼びかけており、自分も些少ですがカンパしております。

◇◇◇

 大阪の相次ぐ逮捕について、みなさんと意見が一致するかどう分かりませんが、自分の意見を述べておこうと思います。

 下地先生たちの逮捕は、明らかな違法逮捕だと思います。
 不退去罪や威力業務妨害罪にあたる行為が事実だったとしても、せいぜい罰金刑です。 


 現行犯以外で逮捕する必要があるとは思えません。
 運動を萎縮させる目的があるのは確かです。
 しかし必要以上にビビることはありません。
 外形的に違法でなければ相手は手出しできないのだから。

 此花区の逮捕も、下地先生の逮捕も、その点で脇が甘かったと思います。
 此花区のように誰でも立ち入ることが出来る場所であっても、建物内でスピーカーを使って大声を上げた同様の事例で、右翼の在特会6名が逮捕されたのは最近です。
 下地先生の場合も、ただ移動しただけで逮捕するだろうかと疑問でしたが、駅構内をスピーカーを使って宣伝しながら移動したのですね。
 こちらが「移動しているだけ」と主張しても、私有地である駅構内でスピーカーを使い、駅員から注意もされているのですから、外形的には違法になります。
 おそらく裁判で有罪になるでしょう。
 駅員の注意があった時点でやめておれば、そこに和解が成立したと見なされ、違法行為によって生じたはずの鉄道会社の被害が消滅したことになって、逮捕できなかったはずです。

 私たちが訴える目的は、市民に理解を広げることですよね。
 役所の中で太鼓を鳴らして騒いだり、駅構内で駅員ともめることが、運動の前進に寄与する行為であるかどうか、私としては疑問に思います。
 これは逮捕の当不当とは別の事柄です。

 姫路支店前のやり方が違法行為に認定される余地はないと思われます。
 周辺居住者から騒音について注意されればメガホンを肉声に変えるなどの対応をしており、その後苦情はないので、難しい言い回しですが、「黙示の和解」が成立していると見なせます。
 改めて苦情が来れば、つっぱねないでこれまでどおり、その都度ていねいに対応しましょう。
 要は市民社会の常識をベースに運動しようということです。

 私は駅構内というのは一種の広場として民衆に開放すべき空間だろうと個人的に考えています。スピーカーを使ったら直ちに違法であるという見解には立ちません。
 しかし自分の意見がそのまま社会的合意事項ではないこともわきまえています。
 社会の意見は多様なので、誰もがそこで自由にスピーカーで宣伝しながら歩いたら秩序が保てないという見解にも一理あります。
 まして駅構内は鉄道会社の私有財産でもあるので、そこを広場として開放させるには、それなりに順序を踏んだ民衆の要求運動が必要でしょう。
 少数の人間による実力行使でもって風穴を開けられるとは、とても思えません。

 まとめます。

 私は言論の自由を大切にしたいので、私と相容れない意見であっても、その意見を唱える自由を守る立場に立ちます。
(註:姫路の運動の中で、私はガレキ広域処理反対に同調できないことを明らかにしています)
 言論の当否は脇に置いて、言論を圧殺する行為に対してたたかいます。
 けれども言論の唱え方というものもあって、たとえ言論の自由があるとはいえども、非常識な行為を擁護するわけにいかないので、此花区の人たちや下地先生のとった方法には同調しません。
 だからといって、運動の方法が間違っていたらどんな過酷な刑罰を加えてもかまわないと言わんばかりの弾圧は許せないと考えています。



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