[CML 021434] 東京都知事選挙候補者の開発不動産問題公約

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2012年 12月 9日 (日) 16:06:11 JST


東京都知事選挙・主要候補者の開発不動産問題についての公約やスタンスを整理した。
【再開発】
宇都宮けんじ「都心部の大規模開発を抑制し、環境重視・生活重視のまちづくりを進めます」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
トクマ「経済効果3兆円の「2020東京オリンピック」で、TOKYO再開発を」(選挙公報)
猪瀬直樹:副知事を務める石原都政は二子玉川東第二地区市街地再開発(二子玉川ライズ)など再開発を積極的に認可。住民反対運動や裁判(二子玉川東第二地区市街地再開発組合設立認可取り消しを求める訴訟など)も提起されている。
http://www.hayariki.net/7/12.htm
【住環境】
宇都宮けんじ「住環境・日照の保全など住民の意向と周囲との調和を重視します。」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
トクマ「木造密集地域を建て替えて「防災都市TOKYO」を」「「ホウキ」革命 携帯型ホウキを都民の希望者に!ゴミのない美しいTOKYOを」(選挙公報)
猪瀬直樹:副知事を務める石原都政は木造密集地域での道路拡幅を推進。木造密集地域を「近代化の歪み」と表現する(「木造密集地域という近代化の歪み、未来からやってくる震災に公助、共助、自助で備える。9/1総合防災訓練」)。

【高さ規制】
宇都宮けんじ「区市などと連携し、住居専用地区での絶対高さ制限を導入します。」
トクマ「大胆な規制緩和で、TOKYOを「超高層都市に」」(選挙公報)
猪瀬直樹:副知事を務める石原都政は規制緩和を推進。

【公共事業】
宇都宮けんじ「無駄な公共事業からの撤退の制度づくりを進めます」(選挙公報)
猪瀬直樹:副知事を務める石原都政は大型公共事業を推進。ジャーナリストの横田一氏は「著書の『日本国の研究』では公共事業のムダを指摘していたのに、変節です」と評す(「ドッチラケ都知事選 猪瀬直樹副知事 楽々当選という絶望」日刊ゲンダイ2012年11月16日)。

【道路】
宇都宮けんじ「都市計画道路を全面的に見直します」「道路予算を削減し、生活保障のための緊急財源へと振り替えます」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
トクマ「電線を地下化し、ヘリが発着できる広い道路を」「首都高速を地下に!工事費は空いた地上権の売却で」(選挙公報)
松沢しげふみ「首都圏高速道路地下化」(選挙公報)
猪瀬直樹:副知事を務める石原都政は道路建設を推進。住民反対運動が起きている。下北沢の都市計画道路の事業認可の差し止めを求めた裁判などを起こされている。

【外環道】
宇都宮けんじ「住民の立ち退きなどをともなう外環道の新規建設部分は凍結します」(選挙公報)、「外環道「その2」については都市計画決定を廃止します」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
猪瀬直樹「外環道を当初計画どおり早期に整備し、首都災害に備えよ」(「民主党は「高速道路無料化」の看板をおろせ」日経BPネット2011年12月13日)

【築地市場】
宇都宮けんじ「築地市場は日本の文化遺産 移転計画を見直します」「土壌汚染が著しい豊洲への築地市場の移転は、安全性が認められるまで凍結します」(選挙公報)
笹川たかし「築地移転は前進。内容については都議会と再検討を」(選挙公報)
トクマ「築地市場の跡地にヘリポートを」「築地市場は一部を残して、観光地として活用」(選挙公報)
よしだ重信「不安、危険、不審に満ちた築地市場移転計画の見直し」(選挙公報)
五十嵐政一「築地市場跡地と大田区羽田空港の跡地に全世界の外国人観光客誘致する為国際エンターテインメント娯楽施設の開発及び対策」
猪瀬直樹「豊洲への移転は、クルマによる物流に耐えられる効率の良いシステムと広さを確保するための、生き残りを掛けた戦略」「お寿司屋さんも、イオンに行ってネタを買えばいい」(「築地市場の豊洲移転問題〜データをもとに客観的な議論を」日経BPネット2007/10/16)

【臨海再開発】
宇都宮けんじ「臨海地区再開発を見直しします」(選挙公報)、「臨海地区開発を見直しします。臨海地区の今後のあり方については、都民や専門家の参加をえて再検討します。」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
松沢しげふみ「お台場にIR(総合型リゾート)誘致」
猪瀬直樹:副知事を務める石原都政は臨海再開発を推進。

【東京湾埋立地】
宇都宮けんじ「中央防波堤内側・外側埋立地も、都営霊園など都民のために多様な活用をはかります。」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
松沢しげふみ「東京湾埋立地に緑地公園型の都営墓地整備」(選挙公報)

【住宅】
宇都宮けんじ「都営住宅の新規建設を復活します。都営住宅応募者は年間20万人にのぼります。都営住宅の入居基準を緩和し、若年層・子育て世帯が入居できるようにします。都内の空き家を活用し、また従来の「都営住宅」を再編成して、都や区市町村が借り上げるタイプの新しい公共住宅を拡充します。」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
猪瀬直樹「若者のシェアハウスなど共生の場を重視します」(選挙公報)

【住まいの貧困】
宇都宮けんじ「東京都住宅基本条例を全面改定し、「住まいは人権」「ハウジング・プア(住宅の貧困)」をなくす」ことを、都の公的責任と規定します。」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
宇都宮氏は「住まいは人権」との立場から、ゼロゼロ物件の追い出し屋など住まいの貧困に取り組んできた。
猪瀬直樹:副知事を務める石原都政は東急不動産だまし売り裁判において東急不動産に行政指導を実施(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』「東急不動産の遅過ぎたお詫び」)。
グリーンウッド(吉野敏和)など悪質なゼロゼロ物件業者を宅地建物取引業法違反で業務停止処分にした(東京都都市整備局「宅地建物取引業者に対する行政処分について」2010年6月8日)。

【職住近接】
宇都宮けんじ「職住近接で人にやさしい中層のオフィス地域を誘導します」「都心の高層過密化・交通混雑を緩和させます」(人にやさしい東京をつくる会 政策集)
猪瀬直樹「ハワードの構想は自己完結できる機能を持った街ではなかったのだろうか。しかし、渋沢秀雄がつくった田園調布は郊外からの通勤スタイルに変わってしまう。詳細は省くが、田園都市株式会社が東急電鉄の創業者五島慶太に乗っ取られてしまったからだ。……だが、田園都市の理想は、少子高齢化時代のいま、徒歩圏内で病院や市役所に行けるエリアに集約する「コンパクトシティ」という都市モデルにも通じている。」(「田園都市づくりの理想、散る〜第一生命、大井事業所の本社機構を東京へ移転」日経BPネット2008/06/11)

【歴史的建造物】
よしだ重信「伝統的な建築物群や文化的価値の高い街の景観の保存。歴史的建造物保護・保全のための補助金の充実」(選挙公報)
松沢しげふみ「江戸城天守閣復元、日本橋の再生」(選挙公報)

【その他】
宇都宮けんじ「都有地は防災基地や緑地など、都民みんなのために活用します」(選挙公報)
トクマ「芸術家たちが公共空間を自由に活用できる「芸術都市」に」(選挙公報)
よしだ重信「米軍横田基地の騒音対策の強化と返還要求運動を推進する」(選挙公報)


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