[CML 021296] 山本太郎の立候補に批判

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2012年 12月 2日 (日) 20:24:32 JST


俳優の山本太郎氏の衆議院議員選挙立候補表明に批判が出ている。山本太郎氏の出馬は脱原発のイメージダウンになり、脱原発陣営の足を引っ張るものと批判される。 

第一に脱原発以外に具体的な政策がないことである。報道では具体性なく、準備不足と酷評された。「具体的な政策を示せず準備不足も露呈した」「自身が脱原発以外に何をやりたいのか具体性は見えてこなかった」(村上幸将「山本太郎出馬するが…準備不足露呈」日刊スポーツ2012年12月2日)。 

脱原発だけが政治ではない。世田谷区長に当選した保坂展人氏も脱原発が話題になったが、「大型開発優先区政からの転換」など世田谷区が抱えている問題への方向性を公約で提示されたことが評価された。 

第二に立候補表明に周囲の迷惑を無視した思いつきのイメージが強く、議員を任せられそうにないことである。現実に山本太郎氏の立候補表明によって迷惑を被った脱原発候補がある。山本太郎氏は脱原発候補への支持を表明していたが、山本氏の出馬によって確認団体ビラの山本氏の推薦文掲載箇所を急遽差し替える必要に迫られた。そのために確認団体ビラの配布が遅延するという実害が生じている。これは周囲に配慮する政治家としての資質の欠如を示すものである。 

第三に山本太郎氏の放射能カルト的な傾向である。放射能カルトは放射能危険デマを拡散し、自分の意見に同意しない者を誹謗中傷する人々を指す。放射能の危険性を過大評価し、食品の放射能汚染などに神経質になり、悪徳商法のカモになる哀れな人々でもある。 

山本氏は、ある脱原発候補者のキックオフ集会にサプライズゲストとして登壇した。他の登壇者が候補者の応援に徹していたにもかかわらず、山本氏だけは瓦礫焼却の阻止など自分の考えを押し付けるKYな質問を繰り返していた。良識ある市民派は「脱原発派支持するが、放射脳お断り」というスタンスである。放射脳カルト的なイメージは政治家にとってマイナスである(林田力「放射脳カルトと一線を画す保坂区政の脱原発」真相JAPAN第115号、2012年9月7日)。 

むしろ、放射脳カルトは原発推進派が脱原発派をイメージダウンさせるために送り込んだ工作員との見方もある(林田力「石原伸晃サティアン発言の深層」真相JAPAN第119号、2012年9月25日号)。山本太郎氏の言動も脱原発のイメージダウンになり、脱原発陣営の足を引っ張る効果がある。 

第四に山本太郎氏の姉・山本利華容疑者が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された事実がある。利華容疑者は自宅で乾燥大麻などを所持したとして近畿厚生局麻薬取締部神戸分室に現行犯逮捕された。利華容疑者は、山本太郎氏と共に脱原発活動をしており、「脱原発活動の疲れでイライラしていた。気分を癒やそうと思ってやった」と容疑を認めているという。 

捜査関係者は「タレコミにより麻薬Gメンが山本容疑者の自宅に踏み込んだ際、ソファなどに乾燥大麻約1.5グラム、大麻樹脂1.7グラムが置いてあった。大麻のほかにパイプなどの吸引器も20点隠し持っていた」と述べる。 

脱原発デモ参加者は(山本太郎氏の姉の大麻取締法違反で)「脱原発の市民運動をやっている人が色眼鏡で見られないか心配」と懸念する。報道では「原発反対運動に水を差す姉弟の言動にはうんざりする向きも多い」とまとめている(「タイミングが悪かった山本太郎姉逮捕」週刊実話2012年7月24日)。 

姉の罪を弟に負わせる意図はない。脱原発運動に疲れて大麻を使用したという報道に原子力村の悪意を受け止めることもできる。脱原発運動に疲れて大麻を使用したという点に放射脳カルト的な脱原発派の問題体質が表れている。 

「放射能怖い」という放射脳カルトの中には何かを盲信しなければ精神的な安定を得られない傾向がある。何かにすがりつきたいという精神的な不安定さがある。山本太郎の姉の事件からステレオタイプな偏見を導き出すことは正しくないものの、薬物と結びつきやすい背景があることは否めない。 

現実に麻薬同様の危険性で社会問題になっている脱法ハーブ店でガイガーカウンターを販売する事例がある。脱法ドラッグを販売する輸入雑貨店REGARDS(リガーズ)では、ガイガーカウンターも扱っている。ブログの説明では「インセンス お香 喫煙器具 輸入雑貨 アロマパーティーグッズ パイプ ローチ TUNE ガイガーカウンター」と紹介する。輸入雑貨店REGARDSでは薬事法の指定薬物「JWH-018」が含まれた違法ドラッグ(脱法ハーブ)も販売していた(千葉県「指定薬物を含有する違法ドラッグの発見について」2012年8月1日)。 

輸入雑貨店REGARDSでは健康被害が問題視されている脱法ドラッグとガイガーカウンターを同列に扱っている。健康被害をもたらす脱法ハーブと、放射能による健康被害を避けるために使われるガイガーカウンターとは妙な取り合わせである。しかし、放射能の危険性を叫ぶ放射脳カルトの胡散臭さを説明するものである。 

放射脳カルトは麻薬、覚せい剤、脱法ドラッグ(脱法ハーブ)と近いところにある。放射脳カルトも脱法ハーブも何かにすがりたいという精神的な弱さに起因する。だから、脱法ハーブの購入者と放射能を気にしてガイガーカウンターを購入する人々が重なることに不思議はない。 

放射脳カルトは放射能による健康被害を喧伝するが、実は健康について何も考えていない。福島第一原発事故の放射能は直ちに健康には影響がないレベルであるが、脱法ハーブは直ちに健康に影響がある。放射能を気にせず、通常生活を送った方がはるかに健康にいい。放射脳カルトの健康志向は、有機農法などを騙る悪徳商法のカモになるだけである。 
http://www.hayariki.net/9/7.htm
第五に山本太郎氏がブログでフィリピン移住に言及していたことである。山本太郎氏のフィリピン移住意向は彼の脱原発姿勢に対する根本的な批判になる。「子ども達の未来を守ると言って反原発をしていたのではないのか。逃げ出すということは、ただ放射線が恐かったから騒いでいただけ。綺麗事を言って、本当は自分のエゴだけ」 

そもそもフィリピンに行くために飛行機に乗れば日本で生活するよりも被爆する。現実にシンポジウム「せまりくる危険から身を守る〜防災の日にみんなで考えよう〜」(2012年9月1日)では福島県郡山市では海外旅行者の被曝量が他の市民の被曝量よりも高かった。 

加えて山本氏はフィリピンで日本人村を作ることまで述べている。フィリピン人の迷惑を無視する新植民地主義である。国交断絶・鎖国的傾向を持つネット右翼よりも危険な侵略性である。残念なことに日本では権力側だけでなく、左翼にも身内に甘い二重基準が見られる(林田力「石原慎太郎支持層に届かなかった石原批判」PJニュース2011年5月9日)。そのために山本氏の考えはスルーされるが、左翼から糾弾されても不思議ではない。 

日本から逃げ出そうとする人物に政治家は任せられない。海外移住も貧困ビジネスとしての放射脳カルトの手口である。人身売買組織が自主避難支援と称して海外移住をサポートしている危険が指摘されている。 

山本氏は選挙の活動資金として寄付を呼びかけている。しかし、山本氏がフィリピン移住を表明していたことを踏まえるならば、寄付金が選挙のために使われるか、移住資金として使われないか、寄付者は検討する余地がある。 


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