[CML 019353] 「福島のエートス」運動への誤解の「拡散」について~Re: 佐藤かずよし無所属・市民派(いわき市議会議員)<エートス・プロジェクト>とは何か?

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2012年 8月 19日 (日) 13:07:17 JST


どなたからのご指摘もないのですが、原発被災地の福島現地での住民たちの真摯な取り組みを、「取り返しのつかない疾病を引き
寄せ、健康を阻害させてしまう恐れを一生背負わせることになります」などと偏頗な情報に基づいて最大級の悪罵をもって一方的に
非難、中傷する行為をそのままに(無視、捨て置く)しておくことは身中の虫の落ち着きが悪いので、不肖私が指摘させていただこう
と思います。

中田氏は「福島のエートス」運動を非難するに当たって、いわき市の市議会議員の佐藤かずよしさんのブログ記事を紹介しています
が( http://gogokazuyoshi.com/ )、佐藤市議は中田氏の紹介する「<エートス・プロジェクト>とは何か?」(2012年7月18日付)という
記事を載せたすぐ後に事実上前記事を訂正する「安東量子さんから」(2012年7月21日付 http://akb.cx/E80 )という記事を掲載して
います( http://gogokazuyoshi.com/?p=1387 )。

上記記事は、中田氏が「あまりにも、無謀なことばが書かれていて信じられ」ないと極言、非難する「ある著名な女性」、すなわち当
の安東量子さんが佐藤市議宛てに送ったメールの転載ですが、安東さんを知る人からの確かな情報によれば(根拠を示すことが
できます)、佐藤市議は左記の安東さんからのメールを承けて、安東さんと直接やりとりし、「福島のエートス」運動と中田氏が紹介
するコリン・コバヤシ氏が指弾するジャック・ロシャール氏らの<エートス・プロジェクト>運動とを同一視していたことは自身の誤解
であったことを認めたとのことです。その自身の誤りを認めた上での「安東量子さんから」という記事の掲載であったでしょう。

さて、そのメールの中で安東さんは次のように書いています。

   「こちらの記事ですが、差出人のコリン・コバヤシさんの書かれていることには、大きな誤解があります。/「福島のエートス」の
   活動は、活動の経緯、また、資金面に関しても、原子力ロビーとは一切関係がありません。/なぜこのように申し上げるかと言
   いますと、福島県内で「エートス」活動を始め、行っているのは、私だからです。」 


   「行っている活動内容は、「福島県内で暮らすことを選んだ人たちの、被曝量を減らしながら暮らしていく方法を考える」ことです。
   /その一点のみで、そこに原発推進は、一切関係ありません。/また、あくまで、「暮らす事を選んだ人の被曝量を減らす」と
   いう活動目的で、そこに留まる事を強制したり、目的にするものではない、と繰り返し説明させてもらっています。/一市民に過
   ぎない私には、誰かに生活を強制するような、権利も能力もありません。/放射性物質に汚染されてしまった、それでもなお、
   愛する故郷を捨てられない、捨てたくない、という人たちを支えることを目的にしています。」

   「今回のような事態になったことについては、他の福島県内の方々と同じく、筆舌に尽くしがたい悔しさを持っています。/しかし、
   非常に残念ながら、放出されてしまったセシウムは、簡単には減っていきません。/もし、事故前の状況に戻せるならば、なん
   でもしたい。/けれど、それができないならば、そこに暮らす自分達の生活を、被曝量を極力減らしながら、自分達自身でなん
   とかできないか、ただ、その思いから始めたことです。/活動に「エートス」と名前をつけたのは、私です。/ICRPもジャック・ロシ
   ャール氏も関係ありません。」

   「ベラルーシでの活動と同じ名称を使っている、ということで、ロシャール氏が活動に興味を抱き、面識を得ることになりましたが、
   活動の主体は私であり、資金面に関しては、ずっと私を含め、活動に協力してくださる方たちの自腹で行って来、最近ようやく、
   善意の有志の方々のご寄付を募ることができる態勢を整えたところです。/透明性を確保するため、ご寄付いただいた方たち
   については、サイト上で公開させていただいておりますし、収支についても、明細を明らかにしていくつもりでおります。」

   「コリン・コバヤシさんは、原子力ロビーから巨額の資金が流れ込んで大きな活動が展開されていると、ここ、いわき、福島から
   はるか遠いパリからご覧になってお感じになっておられるようですが、現実には、資金面含め、小さな小さな、一市民の動きから
   はじまった、手作りの活動です。/活動の展開については、すべてネット上で公開されており、どなたでもご確認いただけるよう
   になっております。/ http://togetter.com/li/224772 」

「福島のエートス」運動の当事者たちがジャック・ロシャール氏らの<エートス・プロジェクト>運動とはなんの関係もない、と理知的、
論拠を持って否定していることをむりやりベラルーシでの<エートス・プロジェクト>運動と結びつけて非難することはまったく当たら
ないことです。

したがってまた、ミッシェル・フェルネックス氏(バーゼル大学医学部名誉教授)の<エートス・プロジェクト>批判を論拠にして「福島
のエートス」運動を非難することもまったく的外れなことだといわなければなりません。 



上記のような誤情報の「拡散」がいかに福島の人々の心を傷つけているか。また、福島の人たちの血の滲むような努力を無惨に足
蹴にしているか。このような誤情報の「拡散」に手を貸している人たちは自らが為している行いの愚かさ、その罪深さについて心から
反省してしかるべきでしょう。

上記のような「行い」は私が先便でご紹介した開沼博さん(福島大学特任研究員)の批判に通じるものでしょう。開沼さんは次のよう
な現地の福島の人たちの怒りを紹介していました。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-454.html

   「他地域から立地地域に来て抗議する人たちは、言ってしまえば『騒ぐだけ騒いで帰る人たち』です。震災前からそう。バスで乗
   りつけてきて、『ここは汚染されている!』『森、水、土地を返せ!』と叫んで練り歩く。/農作業中のおばあちゃんに『そこは危
   険だ、そんな作物食べちゃダメだ』とメガホンで恫喝(どうかつ)する。その上、『ここで生きる人のために!』とか言っちゃう。ひ
   ととおりやって満足したら、弁当食べて『お疲れさまでした』と帰る。地元の人は、『こいつら何しに来てるんだ』と、あぜんとする。」

このようなことでは「脱原発大連合」の結集など望むべくもないでしょう。

なお、中田氏は標題記事で「カレイドスコープ」ブログの「エートスが来てから重症患者数は原発事故直後の10倍に」という記事も紹
介していますが、この記事の紹介のしかたも紛らわしいものです。同ブログ記事には「このタイトルの「原発事故直後」というのは、
チェルノブイリ原発事故のことです」という注意書きがあるのですが、中田氏はあえてその注意書きを無視して「エートスが来てから
重症患者数は原発事故直後の10倍に」というタイトルのみを掲げています。そのタイトルだけを見れば、読者は「(福島に)エートスが
来てから重症患者数は原発事故直後の10倍に」増えた、と誤読する以外ないでしょう。中田氏はあえてそのように誤読させようとして
いるのです(あるいは自身が誤読しているのかもしれません)。こういう記事の紹介のしかたもあってはならないことです。

さらに「カレイドスコープ」ブログの記事自体の問題として、フェルネックス医師の「最後に発表したこの女医は、入院患者数を示した
表を見せましたが、86~87年頃に、あるレベルに達していたのですが、エートスがやって来てから、それが上昇し続け、重症入院患
者数は、チェルノブイリ直後に比べ10倍にもなりました」という証言を無批判かつ肯定的に紹介していますが、このフェルネックス医
師の証言でわかることは「エートスがやって来てから、それが上昇し続け、重症入院患者数は、チェルノブイリ直後に比べ10倍にも
なりました」という「事実」だけです。その「事実」が真に事実だとしても「エートスがやって来」た時期と重症入院患者数が「10倍にも」
増えた時期はたまたま符号しているだけかもしれず、「エートスがやって来」た時期と重症入院患者数が増えたこととの因果関係は
科学的、医学的にまったく明らかではありません。こうした決めつけを主観的な断定というのですが(学術雑誌の査読では決して認
められないでしょう)、その一学者の主観的な断定をさも真実であるかのように言い為す非科学的な姿勢もおおいに批判されなけれ
ばならないでしょう。


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/

━━━━━━━━━━━━Original Message Started━━━━━━━━━━━━
From: M.nakata
Sent: Thursday, August 16, 2012 3:46 PM
To: "Undisclosed-Recipient:;"@mx-list.jca.ne.jp
Subject: [CML 019290] ■佐藤かずよし無所属・市民派(いわき市議会議員)<エートス・プロジェクト>とは何か?
M.nakata です。重複おゆるしください。
メールをいつも送らせていただきありがとうございます。

(以下転送拡散歓迎)
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   ★<エートス・プロジェクト>とは何か?:●佐藤かずよし無所属・市民派(いわき市議会議員)ブログを
  ご紹介いたします。今年の6月始め頃から、ツイッター上では、
  ●福島エートスについて、この問題が上がっていました。
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特に、ある著名な女性の、このエートスに親和性のある発言については、ツイッターでかなり批判的な書き込みがどんどん流れました。

著名な女性は、放射線内部被曝について少しでも医学的理解と、子どもたちへの自分の発言が影響する責任への自覚を持ち、認識して発言されているのか、?非常に首をかしげることが続きました。

地方紙のその女性の投稿記事も、「子供の方が放射線を跳ね返す力も排出する力も強い、子供の方が遺伝子に悪影響があっても修復能力が高いなど」普通のケガと放射線内部被ばくが同類のように、あまりにも、無謀なことばが書かれていて信じられませんでした。


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また、江川詔子氏(ジャーナリスト)の山下俊一教授よりの発言と、四・五月頃から彼女の態度急変には、周りの人間が、目を見張るものがあり、話題にあがりました。原子力ムラ・エートス組織の潤沢なお金が、講演料として手渡されたのか?、、などと、やはりこの首をかしげる江川氏豹変ぶりに、文章に書き込みが流れました。

原子力ムラの空気を作る世界的な大きな運動について、エートス(習慣的、持続的な性格・習性。倫理的な態度)
運動の情報を、とにかく知り、
大人は行動を考えなければ、、、、子どもたちのしなくてもいい被曝を、加速させてしまう。

取り返しのつかない疾病を引き寄せ、健康を阻害させてしまう恐れを一生背負わせることになります。

内部被曝は、なんとかここで低くくい止めたい。子どもたちを福島から少しでも避難させたい! 日本の大人としての良識と責任が問われると、考えます。良心的なドクター
が、とにかく増えるよう願っています。

●”エートス”について、まとめて最新の情報が詳しく、今日ブログにアップされ、丁寧に書かれていますので、
ついでに、「カレドスコープ」ブログ記事をここに補足いたします。

★科学・原発関係にたいへん詳しく、誠実で人気のある「カレドスコープ」ブログさん。 





カレイドスコープ ■ 「エートスが来てから重症患者数は原発事故直後の10倍に」記事ごらんください。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/

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コリン・コバヤシ文(抜粋)

こうした原発事故の後の対応は、たしかに「放射線防護だけでなく精神的、社会的、経済的、政治的、倫理的な面から成る複雑な過程」(ロシャールの説明)だが、何より、●健康問題が中心的課題となるべきところ、●後者の精神的、社会的、経済的、政治的、倫理的な面に主題がすり替えられている。

これらの側面は、実際、福島や周辺県で、真摯に長年に渡って農業や漁業に打ち込んで来た生産者や住民にとって、感じやすい部分であり、また彼らの思いが帰郷、復興、再開に向けて思いが募っているとき、●ジャック・ロシャールの語る<住民参加型の復興>の思惑にスッポリと重なるのである。それこそが罠なのだ。

原発事故後の様々な健康障害は、実は放射能ではなく、精神ストレス、経済的、社会的な様々な原因によるのであって、●放射能によるものではない、というのが国際原子力ロビーの主要な主張なのである。

●つまり、放射能を免罪すること。これこそが,彼らの目的であり、●それは真実を覆い隠すことで成立している戦略なのである。-

-----------抜粋------------

以上<エトス・プロジェクト>を通して国際原子力ロビーは何を目指しているのか?/その1

コリン・コバヤシ

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(貼り付け開始)
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★佐藤かずよし無所属・市民派(いわき市議会議員)ブログ
http://gogokazuyoshi.com/

■<エートス・プロジェクト>とは何か?

●コリン・コバヤシ@パリさんから、福島県内で活動をはじめた<エートス・プロジェクト>とは何か?
という注意喚起のメールが届きました。以下、転載します。

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現在、福島県で動き始めている<エートス・プロジェクト>が原子力ロビーを背景にして動いている計画であるにもかかわらず、あたかも,住民が必要な、住民と対話し,住民が参加する優れた国際的な復興支援計画のように語られている事態に対して、看過しているわけにはいかないので、以下に、画像、テキストなどアップしました。

<エートス>計画の主体を担っているのは,仏原子力ロビーの仏電力公社、仏原子力庁、アレヴァ社、IRSNが創設し、運営にかかわっている、いわばロビーの民間向け窓口のNPO(原子力分野における防護評価センター)です。
このCEPNの代表ジャック・ロシャール氏は、ICRPの委員も兼任していて、ICRPの主催の会議に彼が出て来る背景が分かります。
こうしたプロジェクトによって、<善意の>大学人、研究者はことごとく利用され、原子力ロビーの目的遂行に,結局は協力していることになってしまうのです。

●<エートス>などという倫理的な言葉や美辞麗句と多額の助成金がちらつくとき、また住民が帰郷の願望と再建の念に燃えているとき、人々はそれらをつい受入れてしまうのです。
ここで,事実をもう一度確認しておくことが必要です。

@ベラルーシでの<エートス・プロジェクト>を見て来たミッシェル・フェルネックス/バーゼル大学医学部名誉教授の取材インタビュー日本語字幕付き画像
●http://youtu.be/2_oKtjnh52c

@同氏が10年前にクリラッドの機関紙22号に掲載した<エートス・プロジェクト>糾弾論考和訳
http://echoechanges-echoechanges.blogspot.fr/2012/07/blog-post_16.html

@私の<エートス>問題に関する簡単な解説コメント
http://echoechanges-echoechanges.blogspot.fr/2012/07/blog-post_409.html

@また、国際原子力ロビーのひどさは、ウラディミール・チェルトコフ監督<真実はどこに?>を御覧頂ければ、一目瞭然です。
http://www.youtube.com/watch?v=oryOrsOy6LI


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━━━━━━━━━━━━Original Message The end━━━━━━━━━━━━ 



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