[CML 019287] 【“負債"が世界を支配している! 私たちは、借金しているのではない。金融資本主義によって、借金させられているのだ! 欧州で話題のベストセラー! 】マウリツィオ・ラッツァラート (著), 杉村 昌昭 (翻訳) 『〈借金人間〉製造工場――“負債"の政治経済学』作品社

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2012年 8月 16日 (木) 14:32:50 JST


「“借金/負債"とは何かを、古代ギリシャから現代までの歴史をさかのぼり考察し、現在では、グローバル資本主義による個人・社会への支配装置として機能していることを明らかにした、欧州で話題のベストセラー」

 まさにジュビリー・サウス(南側の債務帳消し運動)などが主張してきた「債務とは北が南を支配するための道具である」というテーゼが文字通りグローバル化し、今やグローバル資本主義の下で北側諸国を含めて全世界の民衆が債務奴隷化させられている現状を告発しています。

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〈借金人間〉製造工場――“負債"の政治経済学 [単行本]
マウリツィオ・ラッツァラート (著), 杉村 昌昭 (翻訳) 

単行本: 232ページ
出版社: 作品社 (2012/6/20)
言語 日本語
ISBN-10: 4861823900
ISBN-13: 978-4861823909
発売日: 2012/6/20

内容紹介

“負債"が世界を支配している! 私たちは、借金しているのではない。金融資本主義によって、借金させられているのだ! 欧州で話題のベストセラー! 現在、国家の“負債"も、個人の“借金"も、世界的に急増しつづけており、国家財政にとっても、私たちの人生にとっても、最大の脅威となっている。では、なぜ“負債/借金"は、それほどまでに増大しつづけるのか? 本書は、今ヨーロッパで注目される社会学者・哲学者が、経済学から、ニーチェ、ドゥルーズ/ガタリ、フーコーの哲学までも駆使しながら、“借金/負債"とは何かを、古代ギリシャから現代までの歴史をさかのぼり考察し、現在では、グローバル資本主義による個人・社会への支配装置として機能していることを明らかにした、欧州で話題のベストセラーである。

本書は、現在、最も世界的な注目を集めている問題をあつかっている。とくに興味深いのは、それを表層的な経済問題の議論を超えて、ダイナミックに歴史的に考察を深めていることである。哲学者にして社会学者でもある著者にとって、社会的なもののパラダイムは、象徴的交換ではなくて、“債権者/負債者"の関係にほかならない。 「各個人を、借金を背負った経済的主体に変えること」――これが、我々が現在生きている経済システムである。“借金人間"(ホモ・デビトル)こそが“経済的人間"'(ホモ・エコノミクス)の新たな相貌である、と著者は喝破する。“借金人間"である我々は、住居を得る権利を持っているのではなく、住宅ローンの権利を持っているだけである。教育を得る権利を持っているのではなく、学歴を得るために奨学金を組む権利を持っているだけである。

現在の経済システムにとって、負債(借金)は、社会的コントロールの願ってもない道具である。それは“人々の未来を所有する"ことを可能にするからである。つまり“人々の予測不可能な行動"をあらかじめ封じ込めることができる。そして、“借金は返済するべきだという倫理を製造すること"の背後に、著者は“罪悪感の製造"を見る。著者は、マルクス、ニーチェ、フーコー、ドゥルーズ/ガタリなどを援用しながら考察を深める。最も刺激的なのは、現在、われわれは、負債と永遠に手を切ることができないというところだろう。これは、著者のテーゼの中で最も注目すべき指摘であるが、人類の歴史において“負債(借金)"とは、太古の社会では“有限"なものであったが、近代化の過程で“無限"なものへと移行し、さらに金融資本主義の誕生によって、けっして完済することのない“借金人間(ホモ・デビトル)"が創り上げられていったというものである。こうして我々は、借金を背負い返済しつづける“現代のシジフォス"となったのである。――『ル・モンド』

内容(「BOOK」データベースより)

私たちは、借金しているのではない。金融資本主義によって、借金させられているのだ。なぜ私たちは、ローンのために働くのか?なぜ国家は、債務のために緊縮財政に追い込まれるのか?それは、金融資本主義とは、“負債”によって、私たちを奴隷化し、支配するシステムだからである。

【著者略歴】
マウリツィオ・ラッツァラート(Maurizio Lazzarato)1955年生まれ。パリ在住の社会学者、哲学者。非物質的労働、労働者の分裂、社会運動などについての研究を行なう。また、現在、世界的な広がり見せる、反貧困・反格差社会を求める市民・労働者の活動の理論的な指導者でもある。邦訳書に『出来事のポリティクス』ほか。 

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