[CML 019163] 姉殺害に求刑超え懲役20年判決. 「無理解と偏見の差別的な判決」 自閉症協会などが声明

Yabuta Tohru ynntx at ybb.ne.jp
2012年 8月 9日 (木) 12:35:08 JST


藪田です。

先だっての大阪地裁判決に対し、自閉症協会、日本発達障害ネットワーク、日本児童青年精神医学会の3団体が、批判声明を出しています。目に見えない認識失調、精神障害に対し、厳罰至上主義の日本の裁判司法は、まだまだ発展途上段階といえます。 

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姉殺害に求刑超え懲役20年判決 発達障害で「社会秩序のため」
2012年7月30日 18時05分 東京新聞

 大阪市平野区の自宅で当時46歳の姉を刺殺したとして、殺人罪に問われた無
職大東一広被告(42)の裁判員裁判で、大阪地裁は30日、求刑の懲役16年
を上回る懲役20年の判決を言い渡した。

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今朝の朝日新聞の記事で
http://www.asahi.com/national/update/0808/TKY201208080507.html?ref=infoseek
「無理解と偏見の差別的な判決」 自閉症協会などが声明  asahi.com  2012年8月8日21時52分
 発達障害と認定した男性被告に対し、求刑を上回る懲役20年を言い渡した大阪地裁判決について、日本自閉症協会など3団体は8日、「障害への無理解と偏見があり、差別的な判決だ」などとする声明を、それぞれ発表した。

 3団体はほかに、患者や支援者でつくる日本発達障害ネットワークと、日本児童青年精神医学会。 
 判決は、殺人罪に問われた被告を発達障害の一種、アスペルガー症候群と認定。被告が十分に反省していないことや障害に対応できる受け皿がないことなどを理由に「許される限り長期間刑務所に収容することが社会秩序の維持につながる」などと判断していた。 (略)

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自閉症協会のホームページにはまだ声明アップしてありませんが、下の2団体では、声明が出ています。長いので各自読んでください。

自閉症協会
http://www.autism.or.jp/
日本発達障害ネットワーク
http://jddnet.jp/
日本児童青年精神医学会
http://child-adolesc.jp/
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殺人でフィンランドでは最高刑でも21年。ドイツでも25年だったと思うが、下記の記事の事件での懲役30年は、ちょっと重すぎると感じます。
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二審も懲役30年=一家5人殺傷-名古屋高裁
 愛知県豊川市で2010年、会社員岩瀬一美さん=当時(58)=ら一家5人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われた長男の無職高之被告(32)の控訴審判決が6日、名古屋高裁であり、柴田秀樹裁判長は、懲役30年とした一審名古屋地裁岡崎支部の裁判員裁判判決を支持、被告側控訴を棄却した。

 弁護側は「犯行時は心神耗弱状態で、殺意もなかった」などと主張したが、柴田裁判長は「被告は自閉症などの障害を有していたが、自らの行為の危険性を理解できないほどの混乱状態にあったとは認められない」などと退けた。

 判決によると、長年引きこもり状態だった高之被告は10年4月17日、家族にインターネットの契約を解除されたことに腹を立て、包丁で家族5人を次々と刺し、岩瀬さんとめいの金丸友美ちゃん=同(1)=を殺害。母親ら3人に重傷を負わせるなどした。(2012/08/06-17:08)
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